赤ちゃんや小さい子供、ペットのいるご家庭では食べこぼしや粗相など、何かと床に水分のあるものをこぼしてしまうことが多々ありますよね。
できるだけ家の中をきれいに保ちたいけれど、毎日毎日床をごしごしと隅々まで雑巾がけをする余裕もないのが現状です。
そんな時におすすめなのが、防水カーペット です。
今回は防水カーペットの便利な使い方と注意点、進化した機能についてご紹介します。
目次
防水カーペットのメリット
- 床の汚れ・キズ防止 拭き取りが簡単
- 掃除機が楽
- ダニや埃が繊維に溜まらない
床の汚れ・キズ防止 拭き取りが簡単
やっぱり一番のメリットは 床の汚れやキズの防止 にあります。
防水機能が備わっているだけのことはあり、汚れ落ちは抜群!
ジュースやワインなどをこぼしても、サッと拭きとるだけで大体の汚れを取ることができます。
こぼしたことに気が付かず、時間が経ってベトベト・カピカピなんて時は、多めに水分を含ませた布で ごしごし拭くことができます。
普通のカーペットですと、汚れを落とそうとして擦ってしまうことで逆に繊維の奥にまで汚れを浸透させてしまう恐れがありますが、防水カーペットならその心配はありません。
また、椅子やテーブルなどの家具で床を傷つける心配も随分軽減できます。
賃貸などでフローリングを保護したい場合に最適 ですね!
掃除機が楽
ほとんどの防水カーペットは、毛足がないツルっとした表面か、毛足のあるものだとしてもごく短いものです。
そのため掃除機のヘッドが毛足を吸い込んでしまったり、ロボット掃除機のブラシに毛が絡まるということがありません。
日々のお掃除をいかに楽にするかというのも、重要なポイントですよね。
ダニや埃が繊維に溜まらない
先ほども述べましたが、防水カーペットは毛足がないかごく短いものが主流です。
ですので、万が一ダニがいる場合や埃っぽいお部屋での利用だとしても、防水カーペットの表面にそのゴミがくっつきにくく、溜まりにくいという特性があります。
防水カーペットのデメリット
- 床との隙間に水分が入ってしまうと乾きにくい
- 縁のテープ部分は汚れるかも
- 固いと感じる場合もある
床との隙間に水分が入ってしまうと乾きにくい
水を通さないという利点にどうしてもついて回ってしまうのが、防水カーペットの下(裏面)に水分が入ると乾きにくいというのがあります。
繊維に染み込まないため、いつまでも湿った状態になりカビの原因になりかねません。
ジュースやお酒などが入り込み、それを放置してしまうとギトギトにこびりつく可能性もあります。
もし防水カーペットの下に何かが流れてしまったら、すぐに拭きとって乾かすことが必要です。
縁のテープ部分は汚れるかも
また、防水カーペットの多くは縁がテープで加工されています。
このテープ部分はカーペットの主要部分とは素材が異なり、物によっては汚れが付きやすかったり落ちにくかったりする可能性があります。
固いと感じる場合もある
毛足がない・短いことの反面、どうしても「ふんわり」とか「もっちり」とかそういった触感に起因する弾力感は少ないです。
クッション性がゼロということはありませんが、毛足の長いラグのような繊維を感じる手触りは期待できません。
そう言った意味で固さを感じるかもしれませんね。
ふわふわ好きの方には防水カーペットは向かないかもしれませんので、実物を見るかサンプルを取り寄せて、感覚を確かめてからの購入が吉です。
防水カーペットのサイズ選び
防水カーペットも通常のカーペットやラグなどと同じようなサイズ感で売られています。
ダイニングで利用することが多いので、ダイニングテーブルとイスの組み合わせを例にしてみます。
ちょっと大きめが◎
ダイニングチェアを引く分の余裕を持って防水カーペットを選びましょう。
窮屈感がないようにするには、テーブルから75cmくらい余裕を取ります。
さらに言うならば、75cmと言わずもっと余裕があったほうが床面の保護はしやすくなります。
飲み物をこぼしてしまったときに水滴が遠くまで飛んでしまったり、液体が表面を伝って外へ流れ出るなど、防水カーペット外へ何かがこぼれるなんてこともあり得ます。
「もうちょっとだけ防水カーペットが大きければ…!」
なんてことは意外と多いので、もし可能なら一回りでも二回りでも大き目を検討してみてください。
防水カーペットサイズの目安
実は豊富だった防水カーペットの独自機能
防水カーペットには撥水性以外にも、実は色んな機能を備えているものがあります。
ただただ水分を弾くだけという先入観は捨てて、欲張りに選んでみてください。
【抗菌&防カビ加工】
まとめ
防水カーペットは床の汚れ・キズ防止になり、何かこぼしてもサッと拭けるのでお手入れが楽です。
しかしその高い防水性から、防水カーペットの下(裏面)に水分が入ってしまうことには注意が必要です。
また、床の保護を優先するなら、防水カーペットは大き目を選ぶほうが無難です。
特にダイニングで使用する場合は、椅子を引く分を加味してサイズを選びましょう。
最近の防水カーペットは、撥水性に加えその他にも機能が豊富になりました。
抗菌防カビや消臭など、あって邪魔にならない機能ばかりなので、防水以外の機能性にも目を向けてください。