Sカーペットのサイズ選びで失敗する理由ってなんでしょうか?
その答えは、”確認不足”&”イメージ不足”です。
「だいたいこれくらい」というおおよその感覚でサイズを決めてしまうと、思っていたより「大きすぎた!」「小さすぎた!」という後悔につながることがあります。
大事なのは、まずしっかりと採寸すること。
そして、カーペットを「どの場所に敷いて、どのように過ごしたいのか?」をよく考えてイメージすることです。
この記事ではカーペットサイズの選び方について、くわしく解説していきます。
目次
失敗しない!カーペットサイズの選び方とポイント
カーペットのサイズを決めるときって迷いますよね。
いきなり『何cm×何cm』っていわれてもどれくらいの大きさなのか、ピンとこないって人も多いのではないでしょうか。(かくいう私がそうです。)
服を試着してサイズを決めるようにカーペットもお部屋に敷いて吟味できたら一番いいんだけど、現実的にはむずかしい・・・。
ということで、カーペットのサイズを選ぶときはにはあなたの”イメージ力”をフル活用するしかありません!笑
まず、「どこに敷くか?」を決めて必要箇所の採寸をきっちり行いましょう。
そして、「いつ」「誰が」「どのように」「何をするために」カーペットを敷きたいのか?
カーペット購入後の使用場面をじっくりイメージしながら選んでいきましょう。
カーペットのサイズ選びで大切なポイントは、次の3つです。
カーペットはサイズの表記がまぎらわしいところがあるので気をつけましょう。
【ポイント①】 採寸しよう
カーペットのサイズ選びをするうえで欠かせないこと。
それはお部屋・家具・購入予定カーペットの採寸です。
採寸によるサイズ確認をせずに購入してしまうと、思っていたより「小さかった」「大きかった」という後悔につながります。
敷きたい場所をしっかり採寸したうえで、購入予定のカーペットやラグのサイズを検討しましょう。
また、お部屋の採寸をせずに「〇畳用」という表記だけを頼りにサイズ選びをすると、失敗しやすいので注意しましょう。
たとえば「6畳の部屋に敷くから、6畳サイズのカーペットでOK?」というと、実は必ずしもそうじゃないんです。
この辺りがちょっとややこしいので、ご注意ください。
【注意点】畳の大きさは地域によって違う
畳のサイズって地域や建物によって規格がちがうんです・・・!
こちらをご覧ください。↓
これは畳のサイズを規格ごとにまとめた表です。
例をあげてお話すると、同じ「6畳」であっても江戸間なら「261㎝×352㎝」ですし、本間なら「286㎝×382㎝」だということです。
その差はなんとよこ25㎝、たて30㎝にもおよびます。
・・・って、けっこうちがいますね!?
ということは、江戸間サイズの6畳カーペットを購入して本間6畳のお部屋に敷いたら”寸足らず”という悲劇が起こります。
つまり何が言いたいかというと、お部屋の畳数を基準に、カーペットサイズ選んじゃだめだよ!ってことなんです。
実際に私も、「引っ越し前と引っ越し後の畳のサイズがちがうバージョン」を経験したことがあります。
同じ6畳の部屋だからインテリアの配置をそのままにできると思ってたら、転居先の方せまかった・・・。
市内での引っ越しだったので畳のサイズは同じだろうとタカをくくり、油断していました!
ということでちょっと手間だとは思いますが、畳数はあてにせずメジャーでお部屋の採寸をしてから購入サイズを検討しましょう。
【ポイント②】柱のでっぱり問題を考えよう
突然ですが、カーペットを敷く予定のお部屋のすみっこに、
柱のでっぱり、ありませんか?
カーペットをお部屋の隅までしっかり敷きこむ予定なら、このでっぱりにどう対応するかも考えておきたいものです。
選択肢としてあるのは次の3つ。
- 大きめサイズを買って、でっぱり部分を折り返す。(あるいはセルフカット。)
- 小さめサイズを買って、端に余白を残す。(カーペットで端までおおわない。)
- カット加工ができるサイズオーダーカーペットを注文する。
1のケースでセルフカットする場合は、【カットOK】のカーペットを選びましょう。
普通のカーペットを切ってしまうと、遊び毛やほつれの原因になります。
2のケースはあえて床材が見せるスタイル(センター敷きといいます↓)。お部屋のサイズより一回り小さめサイズを選びます。
その際、壁の凸凹を考慮してサイズを決めるとすっきりおさまります。
もし「部屋の床面が見えないようにしたい。」「カーペットでおおい隠したい。」という希望があるなら、3のカット加工サービスがついたカーペットを注文するのがおすすめです。
カット加工つきなら、柱のでっぱりやドアの開閉など「ここは10㎝凹ませて」「ここは斜めにカットして」など、お部屋にあわせて細かくオーダーすることができるので、ピッタリきれいにカーペット敷きこめます。
当店では無料でカット加工できるカーペットもございます。
気になる方は、ぜひ当店にお問い合わせください。
【ポイント③】サイズ感をイメージしよう
カーペットのサイズってどうやって決めたらいいのか迷いますよね。
数字で何㎝×何㎝っていわれても、なかなかイメージがわかないものです。
購入してから「大きすぎて圧迫感がある。」とか「小さすぎて必要なスペースをカバーできなかった。」なんてことにならないように慎重に考えましょう。
使用場面をイメージしよう
カーペットのサイズを選ぶときには、
「どのスペースに敷いて、どのように過ごしたいか?」をしっかりイメージすることが大切です。
たとえば、
「ワンルームの一人暮らしマンションで、ローテーブルの下にカーペットを敷いて食事や勉強をしたい。」のであれば、ローテーブル+座るスペース分のスペースがいりますよね。
ベッドや棚などほかの家具も近くにあるなら、家具の下まで敷きこむかどうか?もあわせて考えておきましょう。
一人暮らしでおすすめなのは、これくらいのサイズです。↓
一方、「ファミリー向けのリビングで、ソファで過ごす時間が多い。」という場合はこちらのサイズがおすすめです。
「ファミリー向けのリビングで、3人掛けのソファの前にカーペットを敷いてそのスペースで子供が遊んだり、ゴロゴロ寝転がってくつろぎたい。」という場合は、こちらのサイズがおすすめです。
- 子供がおもちゃで遊んでいるとき、どれくらいのスペースを使っているか?
- 寝転がっても手足がはみでないようにするためには、どれくらいの幅が必要か?
など、日頃のお部屋での過ごし方とてらし合わせて決めましょう。
迷ったら「ソファで過ごす時間が長いか?(→約140×200㎝がおすすめ)」「床で過ごす時間が長いか?(約200×250㎝かこれ以上のサイズがおすすめ)」を基準に選んでもいいですね。
模造紙を敷いてみるとイメージしやすい
カーペットのサイズを選ぶときにおすすめなのは、『模造紙や新聞紙を敷いてイメージする』という方法です。
購入したいカーペットが決まっているなら、それと同じサイズに模造紙を切って実際にカーペットを敷きたい場所に置いきます。
そして、ちょっと後ろにさがって眺めてみましょう。
きっと「これじゃ全然足りない!」とか「この扉を開け閉めするときに邪魔になる。」とか、実際に敷いてみてはじめて気づくことがあると思います。
ほかにも、購入予定のカーペットのサイズにあわせて床にテープを貼ってみるのもおすすめです。
実際のサイズを目で見て確認しておくと、失敗が少なくなりますよ。
お部屋別カーペットの選び方
続きまして、カーペットサイズを【リビング】【ダイニング】【ベッドルーム・キッズルーム】の3パターンに分類してご紹介します。
お部屋のタイプによって何がちがうのか?というと『配置されている家具』の種類がちがいます。
たとえば、リビングならソファ、ローテーブル、テレビボードなど。
寝室ならベッドやデスクなどが主に配置されるアイテムでしょう。
ですからお部屋ごとに種類がちがう家具とのかね合いも考えながら、カーペットサイズを選ぶことが大切です。
①リビング(ワンルーム)のカーペットサイズ
リビングにカーペットを敷くなら、ソファ、テレビボード、ローテーブルなどを配置してサイズを検討しましょう。
【例①】ソファーに座っている時間がメインの場合。
→約140×200㎝がおすすめです。
カーペットの上にセンターテーブルを設置しても、周りに座るスペースを確保できます。
また、センターブルを置かない場合はカーペットの上で寝転がってくつろぐこともできます。
【例②】ソファーも置くけど床ライフも満喫したい場合。(寝転がってくつろいだり、子供がおもちゃで遊ぶなどの一家団欒をしたい場合。)
→ゆったりサイズの約200×250㎝以上がおすすめです。
当店で一番人気があるのがこちらのサイズです。
②ベッドルーム(寝室)のカーペットサイズ
ベッドルーム(寝室)や子供部屋(キッズルーム)では、お部屋の主役はベッドや学習机ですよね。
机の椅子の下やベッドの足元をカバーするスタイルか?
はたまた、机やベッドの下にカーペットを敷きこむスタイルか?
それによっても必要なサイズはちがいます。
→江戸間3畳(約176×261㎝)がおすすめです。
【例②】学習机やベッドの下にカーペットを敷きこみたい場合。
→江戸間4.5畳(約261×261㎝)がおすすめです。
③ダイニングのカーペットサイズ
ダイニングのカーペットサイズはちょっと特殊です。
なぜって”テーブルに椅子を入れた状態”ではなく、”椅子をひいて腰をかける想定”でサイズを選ばないといけないからです。
ではどうやってサイズを決めたらいいかというと、椅子側に両側約75㎝くらいの余裕をもたせるのが◎。
ダイニングテーブルの大きさだけ採寸して、カーペットサイズを決めちゃわないように気をつけましょう。
→江戸間3畳(約176×261㎝)または、ちょっとゆとりをもたせた江戸間4.5畳(約261×261㎝)がおすすめです。
食べ物や飲み物をこぼしてしまったとき、フローリングをしっかりカバーできるように大きめサイズにしておくと安心ですね。
(ダイニングのカーペットには、はっ水機能がついたものや、塩化ビニール素材のフロアマットがおすすめです。)
色味や素材によってもイメージがちがう!
同じサイズでも、カーペットの色味や素材によってイメージは異なります。
一般的に赤や黒などの濃い色は、実際に敷いてみると思っているより存在感が大きいことがあるので注意しましょう。
反対にアイボリーやベージュ、ライトグレーなどの薄い色は、お部屋が広く見えるメリットがありますが、あまり白っぽすぎると落ち着かない印象になるかもしれません。
お部屋全体のインテリアコーディネートを考えながらバランスよく選びましょう。
また、毛足の長いふわふわのシャギーラグはボリューム感があるのでインテリアのアクセントおすすめ。毛足が短いシンプルなカーペットは広範囲に敷いてもすっきり仕上がります。
数字の上では同じサイズであっても、色や素材によってカーペットがお部屋における存在感はちがいます。
できれば購入前にサンプル生地を請求して、実際に手にとって確認しておけると安心です。
候補にあがっているカーペットのサンプルを複数注文して、見比べて選んでもいいですね。
当店ではサンプルを無料でお届けするサービスをおこなっています。(サンプル対応は一部商品に限ります。あらかじめご了承ください。)
どうぞお気軽にご注文下さい。↓
まとめ
カーペットのサイズ選びで大切なのは、一にも二にも”採寸”です!
畳数だけを頼りに決めてしまうと、失敗のもとになるので注意しましょう。
ちょっと手間はかかりますが「お部屋の採寸」「配置する家具の採寸」をしたうえで、カーペットの購入サイズを決めましょう。
また、カーペットを敷いてどのように過ごしたいのか?もよくイメージしておきましょう。
ソファの足元をカバーしたり、インテリアのワンポイントでとりいれたいならコンパクトなものでOK。
カーペットの上でペットとたわむれたり、家族団らんしたり、寝転がって雑誌や本を読んだりしたいなら、大きめサイズがおすすめです。
カーペットを購入してから、
- 思っていたより「小さかった!」「大きかった!」
- 壁の凹凸のせいできれいにおさまらない。
とならないように、一つひとつよく確認してサイズを決めましょう。
※カーペットのサイズ選びで迷ったら、お気軽にお問い合わせください。
当店ではお電話でのご相談もおうけしております。