なぜかめくれやすいのが、カーペットの角(かど)です。
くるんと丸まってめくれたカーペットだと、歩くときに引っかかってしまい危険です。
ですが、カーペットのめくれを防ぐ方法は、いくつかあります。
カーペットがめくれ上がった時の直し方も合わせて、こちらでみていきましょう。
目次
カーペットのめくれを防止する方法とは?
実は、カーペットのめくれ防止アイテムを使わなくても、食品用ラップフィルム(以下ラップ)でめくれを防げます。
- ラップを長めに出して、半分に折ります。
- くしゃくしゃにならないように、カーペットの四隅にそーっと忍ばせます。
たったこれだけで、カーペットのめくれ防止が可能です。
ラップの粘着性が滑り止めの役割を果たしてくれるから、とても便利です。
カーペットのサイズが大きい場合は、間隔をあけて角の周辺に数か所ラップを敷いても良いでしょう。
ただし簡易的な方法のため、数週間に1回のペースでこまめにラップの交換を行ったほうが良いです。
もし長期にわたって使用するのであれば、次の3種類のアイテムのいずれかを検討しましょう。
1.滑り止めテープ
カーペットと床をくっつける、滑り止めテープです。
両面テープのようにカーペットに貼るだけで、簡単に使えます。
四隅に貼るだけでも効果があり、めくれ防止に役立つアイテムです。
2.滑り止めシート
滑り止めシートは、ラップと同様の手順でセットできるめくれ防止グッズです。
カーペットからはみ出さないような大きさにカットして、カーペットの四隅にセットしましょう。
薄手のカーペットにクッション性をプラスするなら、滑り止め付きマットがおすすめです。
3.滑り止めパッド
床面とカーペットの両方にテープ跡が残りにくい、滑り止めパッド。
滑り止めテープや滑り止めシートと同じく、カーペットの四隅に貼るとめくれを防げます。
④スベリ止め付きカーペットを購入する
これからラグを買うという方は、スベリ止め付きのラグを選ぶという方法もあります。
スベリ止め付きのラグなら、カーペットがめくれ上がるのを防ぐだけでなくズレ防止の役割も果たしてくれます。
カーペットがめくれ上がった時の直し方とは?
簡易的な方法としては、めくれ上がったほうの逆側に丸めてみましょう。
たいてい表側の角がめくれると思いますので、ロールケーキのように裏側に小さくクルクル丸めます。
何度か繰り返すと、比較的もとの状態に戻ります。
もしカーペットの下が畳ならば、「カーペット画鋲(がびょう)」と呼ばれるピンを使いましょう。
また、カーペットがめくれ上がった時の直し方では、次の方法もおすすめです。
- めくれ部分の裏側を濡れタオルで拭いて、細かいほこりを取る
- めくれ部分の裏側に、吸盤タイプの「カーペット固定シート」を貼る
- カーペットの上に当て布をして、アイロンもしくはドライヤーで温める
- 温めたら、すぐに本などの重しを乗せる
- カーペットが冷えるまで、そのまま放置しておく
アイロンで温めることで、吸着材が柔らかくなります。
また、冷えた時に上から圧力がかかっていると、カーペット固定シートの吸盤がしっかりとくっつきます。
カーペットのめくれを直すために、粘着テープを使ってみるのも1つの方法です。
しかし、粘着力が強すぎるとカーペットと床にノリ跡が付いてしまいます。
粘着テープを取り入れる際には、程良い粘着力の製品を選びましょう。
カーペットのめくれを防止するおすすめの粘着テープは?
良い粘着テープの条件とは、次の3つのポイントがあります。
- 適度な粘着力を持っており、ノリ跡がつかない
- 長さが十分にある
- カーペット以外にも使いみちがある
これらの特徴について、以下で詳しくみていきましょう。
①表と裏の粘着力の違いに注目する
カーペット用粘着テープの中でも、表と裏で粘着力の強さが違うものがおすすめ です。
こういった製品では、「床面にはやさしく、カーペットにはしっかりと粘着する」を重視しています。
品質の良くない粘着テープだと、すぐに粘りが出てきてカーペットと床の両方にダメージを与えてしまいます。
粘りを除去するのは大変な作業のため、口コミを参考にしながら高品質のものを探しましょう。
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②長さがあれば、大きなカーペットでも安心!
粘着テープの長さは、短いものだと3m、長いものだと10mほどあります。
四隅に貼るだけなので、お好みの長さを選ぶと良いでしょう。
ただ、お部屋に大きなカーペットを敷いてあるのであれば、長いタイプの粘着テープがおすすめです。
めくれ防止を目的として粘着テープを貼る場合、貼り替えの必要がでてきます。
大きなカーペットほど一度に使う量が多く、次使うときに途中でなくなるとストレスを感じてしまいます。
繰り返し使うことを想定して、長さがある粘着テープを選んでみてはいかがでしょうか?
③食器棚など、カーペット以外の家具にも使える
粘着テープの製品によっては、カーペットと畳の間、重ね敷きしたカーペットとカーペットの間など、使用できない場所があります。
逆に、「カーペットの重ね敷きに最適」や「食器棚の滑り止めにもOK」といった製品もあります。
さまざまな場所で使える粘着テープのほうが、使い勝手が良いのでおすすめです。
まとめ
カーペットがめくれてしまっても、ある程度の状態までは戻せます。
また、めくれ防止の方法やアイテムもさまざまであり、工夫すればいくらでも対策できます。
とはいえ年月の経ったカーペットでは、めくれを防ぐのがむずかしくなるものです。
めくれがなかなか解決しないのであれば、いっそのことカーペット自体を買い替えてみるのも良いかもしれません。
今回お伝えしたやり方を参考にしつつ、カーペットのめくれと上手に向き合いましょう。