ブラインドのホコリ、手あか、油汚れ。使っているうちにだんだんと目立ってきますよね。
「シャワーで丸洗いしてきれいにしたい」と思っていませんか?
雑巾で拭き掃除するより簡単だし、汚れがすっきり落ちそうですよね。
ですが残念ながら、ブラインドは通常洗うことができません。
ただし「浴室タイプ」「耐水タイプ」など、水に強い仕様のブラインドなら丸洗いOKなものもあります。
まずは商品の説明書をよく読み、洗えるタイプであることを確認した上で正しくお手入れしましょう。
この記事では『簡単4STEP!ブラインドの洗い方』『洗えないブラインドの掃除方法』について、くわしく解説していきます。
目次
「浴室タイプ」「耐水タイプ」なら丸洗いできる可能性あり
まずはじめにお伝えしたいことがあります。
それは「ブラインドは基本的には洗えないもの」であるということです。
シャワーをさーっとかけて洗い流したらきれいになりそうですが、水分がメカ部分に入り込むとサビなどの原因になってしまいます。
ただし「浴室タイプ」や「耐水タイプ」など一部のブラインドの中には洗えるものもあります。
ブラインドを洗う際には、必ず商品説明書のお手入れ方法を確認してから行うようにしましょう。
4ステップで簡単!ブラインドの洗い方を解説
さて、ここからが本題!
ブラインドの洗い方について、くわしく解説していきます。
※注意※
こちらでご紹介するブラインドの洗い方は、あくまで一例です。
ブラインドのお手入れをする際は商品の説明書に従い、自己責任のもとお手入れしていただくようお願いいたします。
ブラインドの洗い方手順
①ブラインドを取り外し、浴室の床に広げる。
ブラインド本体を壁から取り外し、浴室へ運びます。
平らな場所に広げましょう。
浴室の椅子など邪魔になりそうな物は、あらかじめ別の場所に移動させておくと◎。
ブラインドの外し方は商品によって異なりますが、ブラケット(取り付けパーツ)で固定している場合は引っかけているツメを外しましょう。
②中性洗剤をつけた柔らかいスポンジで、スラット(羽根)の両面を洗う。
中性洗剤をつけたスポンジや布でスラット(羽根)を洗います。
研磨作用があるメラミンスポンジなどを使用すると、スラット(羽根)の塗装を傷つける可能性がありますのでご注意ください。
洗剤には素材を傷めにくい中性洗剤がおすすめです。
住居用のスプレータイプ、おしゃれ着の洗濯用中性洗剤、台所用洗剤などを使用します。
スラットにカビがはえている場合には、弱アルカリ性のスプレー式洗剤(住居家電用洗剤)を活用してもいいでしょう。
③シャワーやホースで水をかけ、すすぎ洗いする。
洗剤の成分が残らないよう、すすぎ洗いは入念に。
スラット(羽根)の表面がすすげたら、ひっくり返して裏面をすすぎます。
※シャワーの水圧が強くなりすぎないよう、ご注意ください。
④乾いた布で軽く水を拭き取り、風通しのよい場所に吊るす。
ブラインドの水気を乾いた布で拭き取ります。
スラットの角度を水平に調節し、風通しのよい場所に吊るして乾かしましょう。
水分が残っている状態が長時間続くと、サビやカビの原因になるのでご注意ください。
ブラインドコードの洗い方手順
スラット(羽根)の昇降操作に使用するコード(紐)は、手垢がつきやすく汚れが目立つ場所。
ブラインド本体は窓に設置したままの状態でも昇降コードだけを取り外して洗うこともできるので、洗剤や歯ブラシを使ってきれいにしましょう。
①操作コードを取り外す
コードイコライザーは操作コードに付属しているパーツのことです。
※コードイコライザー
コードを洗いたいときは、コードイコライザーからコードを取り外して洗いましょう。
(※コードの取り外し方は商品の仕様によって異なります。)
②薄めた中性洗剤にひたし、つけ置き洗い
中性洗剤を規定量に薄め、5分ほどつけ置き洗いします。
③汚れが気になる場所は歯ブラシで部分洗い
頑固な汚れは、歯ブラシを使って部分洗いするのがおすすめです。
カビがはえている場合には、カビ取り洗剤(繊維に使用できるタイプ)を活用しましょう。
④すすぎ洗い後、よく乾かす
洗剤をすすぎ洗いし、風通しのよい場所に干してよく乾燥させます。
ブラインドを洗うとき3つの注意点
ブラインドを洗うときは、次の3つの点に注意しましょう。
注意点① 塗装を傷つける洗剤は使わない
洗剤は素材を傷めにくい中性洗剤がおすすめです。
研磨作用のあるクレンザー、レンジ・換気扇用洗剤(アルカリ性)、酸性洗剤は塗装がはがれる恐れがあるので、使用しないでください。
漂白剤は塩素系・酸素系のどちらも使用不可です。
脱色及び黄変する可能性があるので、ご注意ください。
注意点② スラット(羽根)を折らないよう、丁寧に扱う
ブラインドのスラット(羽根)は一度折り曲がってしまうと元に戻りません。
掃除の際にはスラットを壁にぶつけたり、スラットの上に物を落としたりしないよう気をつけ、丁寧に扱いましょう。
注意点③ ゴム手袋の着用する
金属製のスラット(羽根)は思いのほか鋭利です。
素手で掃除していると、何かの拍子に手指を切ってしまうことがあるのでご注意ください。
ケガを防ぐため、ゴム手袋を着用して作業にあたることをおすすめします。
丸洗いNGブラインドの掃除方法
ご自宅のブラインドが「洗えない」タイプだった場合は、丸洗い厳禁!です。
ブラインド上部のヘッドボックス(メカ部分)はスチール製であることが多く、水分が付着すると錆びの原因になってしまいます。
スラット(羽根)の汚れが気になるときにまずハンディモップでほこりを取り除き、洗剤液に浸した雑巾で拭き掃除をしましょう。
雑巾の代わりに軍手を活用するのもおすすめです!
◇軍手を使用した掃除方法
洗剤液に浸した軍手でスラットを指ではさみ、左右に動かしながら汚れを拭き取りましょう。
このやり方なら、汚れが残りやすいスラットの重なり部分も漏れなくきれいに仕上がります。
スラットの表面・裏面の両方を、一度にお手入れできるのがうれしいですよね。
そのほか、ブラインド専用の便利なお掃除グッズも販売されています。
丸洗い不可のブラインドをお掃除する方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「ブラインド掃除の手順」「便利なお掃除グッズ」について解説しているので、ぜひご覧ください。
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柔軟剤でほこりを予防!掃除が楽になる裏技
この前ブラインドを掃除したばかりなのに、すぐにホコリが溜まる!
特に黒やブラウンなどの濃い色のスラットは、白っぽいホコリがよく目立ちますよね。
どうしてこんなにホコリがくっつくのか。
その原因はブラインドに発生している静電気かもしれません。
柔軟剤つきの雑巾で除電すれば、ホコリ汚れの蓄積を防ぐことができます。
★ブラインドの除電方法★
- 柔軟剤を水で薄める。(パッケージの規定に従って希釈する。)
- 雑巾を柔軟剤液に浸し、そのまま乾かす。
- 月に1回程度、2の雑巾を使ってブラインドをから拭きする。
「掃除が面倒・・・」な人には、丸洗いOKのブラインドがおすすめ
浴室やキッチンの勝手口など、汚れやすい場所に取り付けるなら「丸洗いできるブラインド」が便利です。
びっくりカーペットの「パティオ 浴室タイプ」は錆びにくく耐久性に優れた素材を使用。
全50色の豊富なカラーバリエーションをご用意しています。
突っ張り式で穴あけ不要なので、ネジ穴を開けられないタイル壁の浴室にも最適!
◇汚れにくい『フッ素コートタイプ』ならお手入れ楽々!
汚れが落ちやすくなるコーティングが施された「フッ素コート」ならお手入れ簡単。
油汚れや水アカなど頑固な汚れもサッと落ちるので、ちょこっとお掃除するだけでいつでもきれいがキープできます。
びっくりカーペットではブラインドの無料サンプルをご用意しております。
実際にスラット(羽根)を手に取り、色合い・質感をお確かめください。
まとめ:正しい洗い方でブラインドをきれいにしよう
ブラインドのお手入れ方法は商品によって異なります。
一般的には”丸洗い不可”であることが多いので、そのような記載があった場合には拭き掃除で対応しましょう。
無理やり洗うとサビの原因になることがあるので、ご注意ください。
ただし「浴室用」「耐水タイプ」と明記されたブラインドは”丸洗いOK”なタイプかもしれません。
洗えることが確認できたら窓から取り外し、浴室の床など平らな場所に広げ、中性洗剤をつけたスポンジを使用して洗いましょう。