カーテンレールは目の届かない場所にあるので、知らないうちに汚れが溜まってしまいがちですよね。
あなたのお家のカーテンレールは、大丈夫ですか?
カーテンレールはほこりだけなら、ささっと拭くだけできれいになりますが、油分を吸着した頑固なこびりつき汚れに進化してしまうと、お掃除には工夫が必要です。
ギドギド汚れをするんと落としたいときには、『セスキスプレー』や『蒸しタオル』が活躍しますよ。
この記事では『カーテンレールの掃除方法』について、詳しくレクチャーしていきます。
実施する際には各ご家庭の状況に照らし合わせ、自己責任のもと行ってください。
目次
カーテンレールの汚れの正体は「ほこり+油分」
カーテンレールは視界よりも高い位置にあるので、汚れが見過ごされがちですよね。
ほこりだけならさっと拭くだけできれいになりますが、油分がプラスされるとベタつきのある、頑固な汚れへと進化してしまいます。
特にキッチン・ダイニング・リビングのカーテンレールは要注意です!
調理や食事をすると目には見えない油分が空気中を漂い、ほこりが油分を吸着してギドギド汚れになってしまうのです。
まずは汚れをしっかり落として、それから定期的にお手入れすることを心がけていきましょう。
カーテンレールが汚れる場所をチェック!
カーテンレールで汚れが気になる場所といえば、どんなところがあるのでしょうか?
いっしょにチェックしてみましょう。
まずはカーテンレールの上側ですよね。
カーテンレールは天井と平行に取り付けられているので、上側にはほこりが溜まりやすくなっています。
さらに、レールの隙間やブラケット(カーテンレールを取り付けているパーツ)の中が汚れていることもあります。
カーテンレールの掃除頻度&タイミング
- カーテンレールって、いつ掃除するの?
- どれくらいの頻度で掃除すれば、きれいをキープできるの?
いざ掃除しようと思ったら、こんな素朴な疑問も湧いてきますよね。
ここからはカーテン掃除をする、おすすめのタイミングについて解説していきます。
①掃除しようと思ったとき
カーテンレールはこまめに掃除していれば、それほど汚れが溜まることはありません。
少しほこりがついている程度なら、ハンディモップでささっと拭くだけ。2秒で掃除が完了!します。
『こまめに、ちょこっと』を心がけて掃除することが大切です。
ハンディモップを使っている方は、交換のタイミングのときに、古いモップでカーテンレールや窓のサッシを掃除してから捨てるようにしてもいいですね。
気づいたときに、ささっと掃除するのがおすすめです♪
②カーテンを洗濯したとき
カーテンを洗濯したら、ついでにカーテンレールも掃除しましょう。
カーテンをあらかじめ外してから掃除すると、「カーテンレールに溜まっていたほこりが舞い、カーテンについちゃった!」なんてこともありませんし、普段はカーテンで隠れている場所もすいすいお掃除できますよね。
カーテンの洗濯頻度は使用環境や生地の素材にもよりますが、1年に3~4回程度が目安です。
コットンやリネンなどの天然素材のカーテンは、ほこりが付着しにくいので、洗濯の頻度を少なくしてもいいでしょう。
ちなみに私は季節のかわり目に、カーテンを洗濯しています。
「すっかり春の陽気だな~」→「そろそろカーテン洗おう」みたいな感じです。
カーテンを洗ったら、カーテンレールもいっしょに掃除しましょう。
③週1回の窓掃除の日に
掃除は曜日ごとに場所と時間を決めて、習慣化しておくのがおすすめです。
たとえば、月曜日は玄関、火曜日はキッチン、水曜日は水回り、木曜日は床や窓、金曜日は書類、金銭管理、土曜日は予備日というように、あらかじめ割りふっておくと、「今日はどこ掃除しよう?」と迷うことなく、溜め込むこともなく、スムーズに始められますね。
カーテンレールは週に1回の窓掃除の日にチェックすると決めておくと、覚えやすいですね。
見えない場所にあるので、定期的にチェックしましょう。
カーテンレールの掃除方法
ここからはカーテンレールの掃除方法について、くわしく解説していきます。
軽い汚れの段階なら、ほこりを掃除機で吸いとったり、ハンディモップでひと拭きするだけでもきれいになります。
油分を含んだ汚れの場合は、『セスキスプレー』や『レンチン蒸しタオル』を上手に活用しましょう。
4ステップで簡単にお掃除できるので、ぜひトライしてみてくださいね。
実施する際には各ご家庭の状況に照らし合わせ、自己責任のもと行ってください。
用意するもの
[汚れがひどい場合]→セスキ炭酸ソーダ、スプレーボトル、計量カップ、かき混ぜ棒
掃除の手順
ステップ① カーテンを外す
丁寧に掃除したいときには、カーテンをカーテンレールから外しましょう。
カーテンレールのほこりが落ちてカーテンに付着したり、スプレーの成分がカーテンにかかるのを防ぎます。
ステップ② モップでほこりをふき取る
カーテンレールの上側に溜まっているほこりを、ハンディモップでささっと拭きとります。
(掃除機で吸ってもOKです。ノズルをレールにぶつけないように注意しましょう。)
はたきでパタパタすると、ほこりが空気中に舞ってしまいます。
ほこりを掃除するときには『濡らさない』『舞わないように、そっと取り除く』を心がけるとスムーズです。
ステップ③ セスキスプレーを吹きかけ、雑巾で拭く
ベタっとしたほこりが蓄積している場合には、セスキスプレーが活躍します。
セスキスプレーはアルカリ性のナチュラル洗剤なので、油汚れに対して高い洗浄力を発揮します。
汚れが気になるところに吹きかけ、雑巾で汚れを優しくふき取りましょう。
油汚れの掃除には、『蒸しタオル』もおすすめです。
水ですすいだタオルをしぼり、レンジに10秒ほどかけるとほかほかになるので、それを使って拭き掃除をしましょう。
頑固な汚れがゆるんで、落としやすくなります。
ステップ④ 仕上げに水拭きをする
セスキスプレーを使ったら、丁寧に水拭きをしましょう。
スプレーの成分がカーテンレールに残らないように、雑巾でしっかり拭きとります。
カーテンレールを掃除するときの注意点
カーテンレールを掃除するときには、次のことに注意しましょう。
注意点① 足元を安定させる
足元がぐらつかないように、不安定な場所での作業は避けましょう。
『キャスター付きの回転いすにのって掃除』は危険なので、絶対にしないでください。
カーテンレールを掃除するときには、動かない椅子や踏み台を使いましょう。
注意点② カーテンレールの変形・落下を防ぐ
カーテンレールの掃除のポイントは『優しく少しずつ』。
一度に全部をきれいにしようとすると、ゴシゴシこする手に力が入りがちです。
一か所に負荷がかかるとレールが変形したり、壁から外れたりすることがあるので、くれぐれも注意してください。
注意点③仕上げの水拭きを丁寧に
洗剤やセスキスプレーを使ったときには、必ず仕上げに雑巾で水拭きをしましょう。
カーテンレールに成分が残らないように、丁寧に行いましょう。
汚れがするんと落ちる!セスキスプレー
カーテンレールにこびりついた、ギドギド汚れ。
ほこりに油分がプラスされ、長い時間が経過しているものだと、なかなか頑固です。
そんなときには、油汚れによくきく『セスキスプレー』を活用してみましょう。
ここからは、セスキスプレーのつくり方をご紹介していきます。
セスキ炭酸ソーダとは
セスキ炭酸ソーダとは、自然界から生まれたナチュラル洗剤の一つです。
人にも環境にも優しいお掃除アイテムとして、注目を集めています。
アルカリ性の洗剤なので、油汚れ、汗、皮脂などのたんぱく質汚れに効果的で、頑固なこびりつきもするんと落ちますよ。
セスキ炭酸ソーダはスーパー、ドラッグストア、100均、ネットなどで手軽に購入することができます。
粉末のほかにも、スプレーも販売されています。
カーテンレールはもちろん、窓や網戸、キッチンの換気扇の掃除やぬいぐるみの洗濯など、普段の暮らしの中で活躍する場面がたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね。
セスキスプレーのつくり方
セスキの粉末(セスキ炭酸ソーダ)は水に溶けやすい性質があるので、スプレーにしておくと便利に使えます。
※一度つくったものは、2~3ヶ月保存できます。
用意するもの
水:500ml※濃度は汚れ具合で調節します。
セスキ炭酸ソーダと水をかき混ぜて、スプレーボトルいれれば出来上がり♪
汚れが気になる場所にしゅしゅっと吹きかけて、お掃除しましょう。
カーテンレールのパーツ(部品)は交換できる
カーテンレールのランナー(レールについている輪っかのパーツ)やフック(カーテンをランナーにひっかけるパーツ)の汚れや黄ばみが気になるときには、思い切って新しいものに交換しましょう。
新しいパーツは、100均やホームセンターで購入できますよ。
何年も使っていると、汚れだけでなく劣化による破損も気になってくると思うので、これを機に買い替えを検討してもいいかもしれませんね。
まとめ
この記事ではカーテンレールの掃除方法について、くわしくレクチャーしてきました。
カーテンレールは少しほこりがついている程度なら、ハンディモップでさっと拭くだけで十分きれいになります。
目が届きにくい場所にあるので、いつのまにか蓄積していますよね。
ほこりが油分を含むと、けっこう手ごわいです・・・。
こびりつき汚れに困ったら、スプレーや蒸しタオルを上手に活用してお掃除しましょう。
油分にはアルカリ性の洗剤がおすすめです。
掃除のときに力を入れすぎると落下や変形をまねく恐れがあるので、優しくお手入れしてくださいね。