カーテンを束ねている帯状の布。
このアイテムはタッセルという名前です。
昼間、開いているドレープカーテンを端でくるりとまとめるために使います。
タッセルで一番メジャーなのは、ドレープカーテンと共布(同じ生地)でつくられた舟形のタイプです。
それ以外にも、リボン、組みひも、チェーン、クリップ、クリスタルなど、タッセルにはほんとにたくさんの種類があります。
あなたもお気に入りのタッセルを見つけて、窓辺をおしゃれにアレンジしちゃいましょう。
今回は「タッセルの使い方」「アレンジ方法」「かわいいタッセル特集」をお伝えしていきます。
目次
カーテンを束ねる布の名前はタッセル
カーテンをくるんと束ねているこのアイテム。
名前は「タッセル」といいます。
カーテンフック(房掛け)にかかっている、輪っかつきの布のことです。
(布以外にもリボン、組みひも、チェーンなどがあります。)
タッセルをひっかけるカーテンフック(房掛け)は、窓枠付近・左右に一つずつついています。
高さはだいたい、カーテン上部から3分の2、カーテン裾から3分の1くらいのところです。
カーテンフック(房掛け)はこれです。↓
ドレープカーテンには付属していることが多い
ドレープカーテンを購入すると、だいたいカーテンと同じ生地(共布)でつくられたタッセルがセットでついてきます。
なので、新しくカーテンを購入するときに「タッセルも別で用意しなくちゃ!」とあわてて買わなくても大丈夫。
まずは、購入するドレープカーテンにタッセルが付属しているかどうか?を確認してみましょう。
ちなみにその昔、私がはじめて自分でカーテンを買ったときは、タッセルがおまけでついてくるなんて知りませんでした。
なので「このカーテンだったら、このタッセルがいいかなー?」「かわいいいのは、けっこう高いなぁ・・・。」なんて考えていたわけですが、いざカーテン買ったらタッセルがついてきたー!(うれしい誤算)
何かと物入りな時期だったので、付属タッセルをありがたく使わせていただいたことを覚えています。
そんなお得感のある付属タッセルですが、ひとつ注意点があります。
それは「柄物カーテンの場合は、柄の出方が一定でないことがある」ということです。
タッセルはカーテンと同じ生地(共布)でつくられていることが多いですが、通常は「生地のどの部分をタッセルに使うか」を指定することはできません。
ですから、
- カーテン生地のこの柄の部分をタッセルにしたい。
- 付属している2つのタッセルの柄をぴったり同じにそろえたい。
という希望をかなえることは、難しいでしょう。
もしも、付属タッセルの柄配置のズレがびみょーに気になる!という場合は、単品販売のタッセルをおすすめします。
組みひもやクリスタルタイプのものであれば、柄の違いが気になることはありませんし、インテリアのワンポイントにもなるのでおすすめです!
レースカーテンには通常付属していない
ドレープカーテンにはセットでついてくることが多いタッセル!
ですが、残念ながらレースカーテンには付属していません・・・。
タッセルは通常、1つの房掛け(フック)に対して1つで事足ります。
レースカーテンとドレープカーテン(厚地)のダブル使いだからタッセルも2つ必要!というわけではないんですね。
ということで、タッセルはレースカーテンには付属していません。
レースカーテンといっしょにタッセルもほしいなってときは、別売りタッセルをご検討ください。
タッセルの使い方
ところで!「タッセルってどうやって使うの?」と思っている方そこのあなた。
遅くなっちゃいましたが、これからタッセルの使い方をご紹介しますね。
といっても「タッセルの使い方はこうでなければならない」というちゃんとした決まりがあるわけではなく、カーテンが束ねられればそれでOKです。
房掛け(フック)に輪っかをかける
タッセルは、房掛け(フック)に輪っかをひっかけて使います。
↓具体的にはこんな感じ。
- タッセルの片方の輪っかを房掛けにとおす。
- タッセルでカーテンの外側をぐるりとかこって束ねる。
- タッセルのもう片方の輪っかを房掛けにとおす。
はい!これで完了!
よく見かけるカーテンの姿になりました。
房掛け(フック)がない場合。
引っ越した先で「よーし!タッセルでカーテンを束ねよう」と思ったら、「あれ?タッセルかける場所がない?」というパターンもあります。
カーテンはタッセルがないと使えないというわけではなく、開けたときに端によせておくだけでもかまいません。
なので、そのまま放置でも大丈夫。
ですが、やっぱりタッセルで束ねている方が見た目がきれいですし、窓から風がふいても乱れないので便利です。
タッセルを使いたいけど房掛け(フック)がない場合は、ホームセンターへ行きましょう。(もしくはネットショッピング)
ネジで取り付けるタイプや、粘着テープで貼り付けるタイプなど、いろいろな房掛けが売っていますよ。
(※賃貸住宅の場合は、ネジ取り付けはNGです。そのほかのカーテンフック(房掛け)も取り付けても大丈夫か、大家さんと相談しましょう。)
また、マグネットタイプのタッセルなら房掛け(フック)がなくても使用できるので便利です!
通常はカーブしている方を下に
ドレープカーテン生地と同じ布でつくられる共布タッセルは、一般的にこのような舟形をしています。
下の方がすこーしふくらんでカーブしているのがわかりますか?
舟形といわれるだけあって、たしかに舟みたいな形をしていますよね。
上下逆にしても転覆はしないけど、いちおうこの向きで取りつけるのがタッセルの正しい使い方です。
そもそも「タッセルはどうしてこんな形をしているのか?」と気になるところですが・・・どうでしょうか。
あくまで私個人の見解ですが、ふんわりとカーテンにそってまとめるために、直線よりもなだらかなカーブがあった方が見た目がよかったからかなぁ?と思います。
共布では舟形が一般的ですが、タッセルにはロープ、リボン、金属類など様々なものでつくられていて、その形状は統一されているわけではありません。
タッセルは、カーテンを束ねられればOK!みたいです。
なので、舟形が多いのはデザイン面でしっくりきたのが理由なのかなー。(※あくまで個人の考察です。)
別売のタッセルを使うのもおしゃれ
カーテンを束ねることが目的なら、付属のタッセルで十分その役割を果たしてくれます。
ですが、タッセルはおしゃれな窓辺を演出してくれるアイテムでもあります!
別売りのタッセルをお好みで組み合わせて、インテリアのワンポイントにしてみませんか?
せっかくの素敵なデザインカーテンも、昼間端によせている状態だと存在感があんまりないなーってとき、ありますよね。
カーテンを購入するときには広げて眺めて選びますが、いざ使い始めるとカーテンを閉めて使うときは、思っているより少ないものです。
ということで、昼間の窓辺におしゃれ感がほしいときは別売りタッセル窓際がおすすめです!
カーテンと同じ生地(共布)のタッセルはあまり目立たない存在ですが、別売りタッセルは小さくてもしっかり個性をアピールしてくれます。
なぜかというと「カーテンと異素材だから」。
カーテンと違う素材だからこそカーテンと同化することなく、さりげないワンポイントになるんです。
カーテン生地と×麻ひも、クリスタル、造花飾り、金属など、いろいろな素材との組み合わせを楽しんでみましょう!
別売りタッセルは、インテリアショップや通販(ネットショップ)で購入することができます。
たいていカーテンが売っているお店には、タッセルも売られているので、カーテン売り場をのぞいてみてくださいね。
当店では、ナチュラルテイストのカーテンにピッタリな、麻ひもタッセル(インドから輸入したハンドメイド商品)を数多くとりそろえています。
こちらのタッセルは、素朴でナチュラルなのに、長いフリンジがエレガントな印象です。
綿やリネンのカーテンとの組み合わせが「絶妙かわいい!」ので、ぜひのぞいてみてくださいね。
アイデア次第!タッセルの代用アイデア
タッセルはわざわざ買わなくても、アイディア次第でいろいろ楽しめます。
たとえば、身近なアイテムでいうと「リボン」や「ロープ」。
タッセルでなくてもカーテンを束ねて結べば、きれいにまとまります。
アレンジ例を2つご紹介します!
カーテンにリボン・・・もう発想からしてメルヘンですね!女の子らしい。
ただし、カーテンを開け閉めするたびに結びなおさないといけないのは、ちょっと面倒かもしれません。
リボンに輪っかと大きめの飾り(造花など)をつけて、飾りを輪にとおすスタイルでとめるなど、ひと手間加えると使いやすくなりますね。
アイディア次第で、手作りのお気に入りタッセルができますよ。
お花つきタッセルも憧れますよね~!
こちらは当社取り扱い商品です。
アートフラワーに付属のリボンをつけると、タッセルとして使えるようになっています。
まとめ
今回は、タッセルエトセトラについてお伝えしました!
タッセルはあると便利ですし、おしゃれなアクセントにもなります。
ちょっとお部屋の模様替えをしたいな、今のカーテンに飽きてきたなってときに、タッセルで新鮮さをプラスしてみてはいかがでしょうか。