防犯対策で大切なのは「室内の情報を外にもらさないこと」。
空き巣犯罪者の多くは、侵入する家の下見してから犯行におよぶといわれています。
犯人はそこに住んでいる人の性別、人数、年齢層、生活スタイルなど、私たちが気づかないうちにチェックしているそうです。
こ、こわいですね・・・。
だからこそ、防犯上でのカーテン選び方・使い方はとても大切です。
今回は「カーテンでできる防犯対策」&「機能性レースカーテン(ミラー効果・遮像性など)の種類」についてご紹介します。
目次
防犯のためにカーテンは閉めておく?開けておく?
防犯対策におけるカーテンの役割はとても重要です!
なぜなら、犯人が外にいながら簡単に入手できるのが「窓からの情報」だからです。
犯人は次の項目をあらかじめチェックしたうえで、狙う家を決めるといわれています。
- 家族構成(人数、性別、年齢層など)
- 生活スタイル(留守にしている時間帯、曜日、頻度など)
とくに気をつけなければいけないのが、「ひとり暮らしの女性」「高齢者だけの世帯」「留守が多い家」などです。
犯人にこのような情報を把握させないように、しっかり対策する必要があります。
では、具体的にはどのような方法があるのでしょうか?
カーテンでできる防犯対策として「日中の場合」「夜間の場合」「長期間留守にする場合」の3つのパターンにわけてまとめみました。
日中の場合
日中はあなたが家にいても留守にしていても、レースカーテンだけ使用することをおすすめします。
「窓から中が見えないように警戒して、ドレープ(厚地)カーテンをしきっぱなしにしている」という方がいるかもしれませんが、これは大きなまちがいです。
たしかに、ドレープカーテンンを使用していると室内の様子は見えにくいですが、日中も夜もずっとしきっぱなしにしていると、留守にしていると判断されてしまいます。
これでは「いま、家にいませんよ」「留守にしていることが多いですよ」という情報を、自分から犯人に差し出しているようなものです。
何より、家にいながらドレープカーテンをしきっぱなしにするというのは、閉塞感があってリラックスできませんよね。
- レースカーテンだけでは外から透けて見えるので心配。
- しっかりプライバシーを守りたい。
というあなたには「ミラー効果」「遮像性」などの機能が充実しているレースカーテンがおすすめです。
夜間の場合
夜間はレースカーテンとドレープカーテンの両方を使用をしましょう。
電気をつけると室内の方が屋外よりも明るくなるので、外からとてもよく見えます。
自分の家を外から眺める機会はなかなかないと思うので、一度どんなふうに見えているのかチェックしてみるといいですね。
きっと「えっ!こんなに筒抜けなの!?」とびっくりすると思います。
帰宅直後のタイミングに要注意
なかでも気をつけてほしいタイミングは、家に帰ってきた直後です。
カーテンを閉めずに、食事や着替えをしていませんか?
気持ちがホッとしているタイミングなので、なかなか防犯にまで気がまわらないとは思いますが、犯罪者はそういうスキをついてきます。
できれば、室内の電気をつける前にカーテンをすべて閉め切ってしまうのが得策ですね。
長期間留守にする場合
旅行や出張など、長期間にわたって家を留守にする場合はどうすればいいでしょうか?
「大型連休には空き巣の被害が増大する」というデータもあり、空き巣がいかに長期の留守を狙っているかということがわかります。
より慎重に対策を考えたいですよね。
長期間留守にする場合は日中留守にする場合と同じく、レースカーテンだけ使用することをおすすめします。
本当なら日中はレースカーテン、夜間はドレープカーテンと開閉するのが一番いいことですが、留守中はできませんよね。
ということは「昼にドレープカーテンをしいていること」と「夜にドレープカーテンをしていないこと」を天秤にかけ、防犯上どちらがいいか選ばないといけません。
この場合、避けたいのは「昼にドレープカーテンをしきっぱなしにしていること」の方ではないでしょうか。
なんといっても、昼は屋外が明るく、周囲の様子が観察しやすい状況。
ドレープカーテンを閉めっぱなしにしていると、悪目立ち!!してしまいますよね。
それが何日にもわたって続けば、空き巣にとって“狙いやすい家”であることにはまちがいありません。
光を取り入れたい、換気したい時はレースカーテンを活用
レースカーテンには、次のようなメリットがあります。
- 自然光を取り入れることができる。
- 風通しがよい。
- 外からの目隠しになる。
対してドレープカーテン(厚地カーテン)は、外からの目隠し効果は抜群ですが、風が通りずらく、閉塞感がありますね。
日中室内で過ごすときは、レースカーテンを上手に活用しましょう。
レースだけでも中が見えにくいミラーレースカーテン
レースカーテンだけど、しっかりプライバシーを守ってくれるのが『ミラーレースカーテン』。
「ミラーレースカーテン」とは?
「ミラーレースカーテン」とは、カーテンの表面(屋外側)に光沢のある特殊な糸を使用して、外からの視線を遮るレースカーテンのこと。
「カーテンの表面にベールのようなミラー(鏡)で、可視光線(ものを見る光)を跳ね返す」と表現するとわかりやすいでしょうか?
そして、次のような特徴があります。
- 屋外から室内の様子が見えづらい。
- 室内から屋外の様子は見える。
マジックミラーと同じ原理ですね!
プライバシーを守る機能付レースカーテンでありながら、1枚800~というお手頃な価格帯も人気の理由です。
ミラーレースでも光沢を片面だけにしたナチュラルな風合いのものあり
ミラーレースカーテンの多くは、光を反射させるという性質上、カーテン生地の表面に光沢感があります。
お部屋のインテリアをナチュラルテイストでまとめたい方にとっては、違和感があるかもしれませんね。
そんなあなたにぴったりなのが、ナチュラルな風合いに仕上げたミラーレースカーテンです。
こちらはレースカーテンのお部屋側(表面)は光沢感をおさえ、やわらかい雰囲気に仕上げています。
また、レースにすこし模様が入っているタイプもおすすめです。
無地だとのっぺりとしてしまいがちですが、ほんのりとストライプや花柄などの模様が入っていると、立体感があってすてきですよ。
夜も透けにくい遮像レースカーテン
プライバシー保護の強い味方、ミラーレースカーテン!ですが、実は弱点があります。
それは「夜に室内の照明をつけてしまうと効果がなくなる」ということ。
ミラーレースカーテンは、太陽光を反射して室内の様子を見えにくくする機能です。
ですから、暗い夜になると残念ながら通常のレースカーテンと同じく、透けてしまいます。
でも、心配ご無用!夜は「ドレープカーテンを閉める」ことで外からの視線をシャットアウトすることができますね。
暗くなってきたらドレープカーテンを閉めることを習慣にしましょう。
「夜も見えづらいレースカーテンがほしかったのに…。」と思っているあなたには、昼夜を問わず高いプライバシー性をキープする「遮像レースカーテン」を検討してみましょう。
「遮像レースカーテン」とは?
「遮像レースカーテン」とは、昼も夜も室内の人影などが透けたりうつったりしにくくするレースカーテンのこと。高機能素材を使用し、カーテンの織りの密度を高めているため、しっかりした生地感であることが多いです。
もし防犯性を重視したいのであれば、「ミラー効果&遮像効果」の両方をあわせもったレースカーテンを選ぶといいですね。
ただし、遮像性の高いカーテンは、繊維が密になっているぶん次のようなデメリットもあります。
- 自然光もさえぎってしまうため、お部屋の中がうす暗くなりがち。
- 通常レースと比べて風通しがやや劣る。
- 閉塞感を感じやすい。
(※ひとくちに「遮像レースカーテン」といっても、商品によって特徴はさまざまです。ここではおおよその傾向をまとめました。)
また、これらの遮像カーテンのデメリットを解消する新素材、“ウェーブロン”を採用した商品も登場しています!
採光レースカーテンなら閉めていても明るい
「採光レースカーテン」とは?
「採光レースカーテン」とは「遮像・UVカット・遮熱断熱」などの機能をそなえつつ、室内に自然光をふんだんに取り入れる機能もあるレースカーテンのこと。
これまで昼も夜も透けにくい機能があるレースカーテンは、自然光も遮ってしまうため、お部屋の中がうす暗くなってしまう傾向にありました。
「遮像性」と「採光性」は両立しにくい機能だったんです。
ところが!新素材“ウェーブロンプラス(帝人ファイバー開発)”の「採光レースカーテン」なら、「プライバシーを守りつつ、お部屋の中を明るく快適に!」を実現することができるようになりました。
しかも、採光レースにはお部屋全体に光を拡散させる効果があるので、ふつうのレースカーテンを使っているときよりも明るくなるんです。
採光レースカーテンなら、外からの視線を気にすることなく、お部屋の中でも“日向ぼっこ”ができちゃうかも。
レースカーテンこそ透け感をサンプルで確認しよう
ここまで、たくさんの種類のレースカーテンをご紹介してきました!
気になる商品はあったでしょうか?
「ほしい商品があるけど、やっぱり実物を見てから買いたいな~」という方は、当社のサンプル無料サービスをご利用ください。
商品の透け感・色合い・質感などを、実際に手にとって確認したうえで、お気に入りを見つけてくださいね。
まとめ
防犯を考えるときに大切なのは「プライベートな情報を漏らさないこと。」です。
ドレープ(厚地)カーテンだけでも外からの視線を遮ることはできますが、留守がちな家だと判断されてしまいます。
何より日中もドレープカーテンをずっと閉めてるのは、気分が滅入りますよね~。
ですから、
- 日中はレースカーテン
- 夜はレースカーテン+ドレープカーテン
というように、使いわけしましょう。
朝時間がなくても!夜疲れていても!面倒でも!カーテンを開け閉めする。
このひと手間があなたを犯罪から守ってくれるはずです。
ミラー効果や遮像性の高い『機能性カーテン』もぜひ検討してみてください。