カーテンフックってどうやって取り付ければいいのか、ちょっと迷いますよね。
とくに「これから一人暮らしをはじめます」という人にとっては、あまり馴染みのない作業かもしれませんね。
- カーテン生地のどこにフックを差し込むの?
- 中央の磁石パーツにも2つ穴があるけど、どっちに通したらいいの?
- 余ったランナー(フックを通す輪っか)はどうしたらいいの?
などなど、いろいろ疑問に思うことがあるでしょう。
この記事では『カーテンフックの付け方』について詳しくご紹介していきます。
カーテン専門店スタッフとしてはもちろん、これまで何度もカーテンのつけ外しをしてきた主婦としての見解もプラスしてお伝えします。
目次
カーテンフックの付け方!簡単3ステップ
さっそくですが、カーテンフックの付け方を写真付きでご紹介します。
やり方はとっても簡単!カーテンフックの取り付け方法は以下の3ステップです。
■カーテンフックの付け方■
- フックをカーテン生地に差し込む
- フックをカーテンレールに取り付ける
- 端っこの固定ランナーに通して完了!
手順に沿って詳しい方法を解説していきますね。
①カーテンフックをカーテン生地に差し込む
カーテン上部の筒状になっている箇所に、カーテンフックを差し込みましょう。
ココです。↓
あやまって違う場所に入れると外れたり、破れたりしてしまうのでよく確認して下さい。
下から上へ向かって奥までフックを入れます。
②カーテンフックをカーテンレールに取り付ける
先ほど装着したカーテンフックをカーテンレールに取り付けます。
輪っか状のパーツ(ランナー)に一つひとつ通していきましょう。
ちなみにどちらの端から通していくかはお好みですが、個人的には中央端から順番に引っかけていくのがおすすめです。
(余ったランナーを端に寄せられるので。)
中央のランナーには穴が二つあることもありますが、これはどちらに取り付けても構いません。
真ん中の隙間をなるべく少なくしたいなら、中央よりの穴に通しましょう。
特に遮光カーテンなど屋外からの光を遮る目的で使用している場合には、中央で生地がぴったりと重なる方がベターです。
③端っこの固定ランナーに通して完了!
最後は端っこにある固定ランナー(動かない輪っかの金具)に取り付ければ完了です。
予備ランナーは端っこに寄せて、一番端のフックを固定ランナーに通します。
(予備ランナーはとばして残しておきましょう。)
カーテンフックのAフックとBフックの違いは?
カーテンフックには「Aフック」と「Bフック」の2通りあります。
この2つ、どうちがうのでしょうか。
それはカーテンレールへの取り付け位置です。
カーテン生地の上部をどの位置にしたいかによってフックの選択が異なります。
Aフック:カーテンレールを見せるように取り付ける。
Bフック:カーテンレールを隠すように取り付ける。
カーテンレールを隠すように取り付けるBフックの方が位置が上になるので、Aフックよりも数㎝長い丈が必要になります。
ですが最近はフックの位置をセルフで調整できる「アジャスターフック」が主流。
こちらはカチカチと上下に移動させることでAフックとしてもBフックとしても使用できるのでとても便利です。
アジャスターフックは最大4㎝ほど裾の位置を調節できるので、丈が長すぎたり短すぎたりする場面でも役立ちます。
(調整可能な長さはフックによって異なります。)
カーテンフックの取り付ける3つのコツ
カーテンフックの取り付けは簡単にできます!
ただしフックの数が多かったり、高い位置に手を伸ばして取り付ける必要があったりで意外と時間がかかります。
特に洗濯や引っ越しでは、一度に何枚もつけ外しが必要な場面ですよね。
1窓で4枚ありますから(両開き・レースありの場合)全部やるのはちょっと大変。
これはまじめにやってたらダメなやつですね。
スピーディーに進めていくための工夫を考えてみましょう。
ここからはカーテンをサクッとスムーズに取り付ける方法をご紹介していきます。
【コツ①】アジャスターフックははじめに位置を揃えるべし
丈の長さの調節に便利な「アジャスターフック」。
フックの位置を上下にカチカチ移動できる優れものなので、丈を「短くしたい」「長くしたい」という場面で役立ちます。
ところがこのアジャスターフック、位置を揃えておかないと丈が揃いません。
カーテンレールから取り外す際などに意図せずフックの位置がズレることもあるので、取り付ける前にチェックしましょう。
まずアジャスターフックを2か所ほど取り付けてカーテンレールに装着し、実際の丈感を確認します。
「これでよし!」という丈を見定めたら、全てのフックの位置をまとめて揃えましょう。
この作業をし忘れ、カーテンレールに取り付けた状態で上下させると腕がつりそうになります!笑(経験談)
【コツ②】余りのランナー(フックを通す金具)は端に寄せる
カーテンに装着したフックを通す金具をランナーと言います。
カーテンレールに付属している小さな輪っかたちのことです。
カーテンを横へ引っ張るとこのランナーがシャーっと動き、カーテンの開閉ができる仕組みになっています。
ランナーは大抵、破損したときの予備としてカーテンフックよりも多めに用意されています。
余ったランナーは基本的にはそのまま余らせておけばOKです。
特にどうするかという決まりはありません。
一つ飛ばしに取りつけてもよし、端っこに寄せてもよし。
ちなみに私は、固定ランナー(一番端っこの動かないランナー)側に余りランナーを寄せるスタイルが気に入っています。
こうしておくと開閉のたびに余りランナーが動くことがなく大人しい気がします。
中央から順番にフックを通して余ったランナーは端に寄せ、最後のフックを固定ランナーに引っかけましょう。
【コツ③】洗濯のときはフックを分類する
ここからはちょっとマニアックなお話なのですが、洗濯でカーテンフックをつけ外しするならドレープカーテン用とレースカーテン用が混ざらないように分類しておきましょう。
カーテンによってフックの位置や形状が違うので、なるべく同じもので揃えておく方が気持ちがいいです。
外すときに「ドレープカーテンフックの山」「レースカーテンフックの山」というようにわけておくと、取り付けのときにもスムーズです。
カーテンフックが足りない!?別売りはどこで売ってる?
あなたはこんなことで困っていませんか?
- カーテンフックが壊れた!
- カーテンフックが足りない!
フックが一つ足りないだけなら使えないこともないけど、やっぱりちょっと不格好なのが気になりますよね。
新しいフックを補充したいけど問い合わせや取り寄せが億劫で、フックなしのまま使用している人も多いのではないでしょうか。
だけど、カーテンフックの入手は思っているよりずっと簡単です。
ダイソーなどの100円均一、ホームセンター、ネットなどで手ごろなお値段で購入できるんです。
わざわざ購入店で同じものを取り寄せるなどの手間をかける必要はありません。
身近なところで低価格のものを揃えましょう。
それにしても・・100均でも売ってるなんて驚きですよね。
カーテンフックはプラスチック製の小さいパーツなので、数が足りなくなるのはよくあるトラブルなのかもしれません。
まとめ
この記事ではカーテンフックの付け方についてご紹介してきました。
カーテンフックを取り付ける手順は以下の3ステップです。
- フックをカーテン生地に差し込む
- フックをカーテンレールに取り付ける
- 端っこの固定ランナーに通して完了!
カーテンフックを取り付けるときのコツは次のとおり。
- アジャスターフックははじめに位置を揃える
- 余りのランナー(フックを通す金具)は端に寄せる
- 洗濯のときはフックを分類する
我流も織りまぜたちょっとマニアックな内容でしたが、カーテン取付けの際のご参考になれば幸いです!