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カーテンの寿命は何年?見極め方と長持ちするお手入れ方法を専門店が解説
カーテン

カーテンの寿命は何年?見極め方と長持ちするお手入れ方法を専門店が解説

びっくりカーペット

カーテンを窓に一度吊るすと数年は同じカーテンを使い続ける、というご家庭が多いのではないですか?

新居に引っ越してきたときに購入したカーテンを今でもそのまま使っている、という人もいらっしゃるかもしれません。

でも、カーテンに寿命があることはご存じですか?

長年カーテンを窓に吊ったままにしておくと、カーテンの生地が色褪せたり、カーテンの裾に黒カビが繁殖したりなど、カーテンが劣化します。

一般的にカーテンの寿命は約5年と言われています。

5年経過したカーテンは買い替えの時期になるのですが、あまりカーテンの寿命について考えたことはないと思います。

また、一部のカーテンの中には窓に10年以上吊るしていても大した劣化もなく使い続けているという話を耳にしたことがあるかもしれません。

本当にカーテンの寿命は5年なのか、今回はカーテンの寿命から、カーテンが劣化してしまう原因とカーテンを長持ちさせる方法について解説したいと思います。

カーテンの寿命が5年って本当?

カーテン

一般的に「カーテンの寿命は約5年」という考え方があります。

でも、一般家庭で使われているカーテンの中には10年以上使われているカーテンも珍しくありません。

なぜ、カーテンの寿命が5年といわれているのか、そもそもカーテンはどうして劣化するのでしょうか。

カーテンが劣化する原因

一般的にカーテンの寿命は約5年と言われています。

カーテンが劣化する原因はいくつかあります。

  • 太陽光(紫外線)にさらされる時間が長い
  • 結露などの湿気でカーテンの生地が傷む
  • 黒カビが繁殖する
  • タバコのヤニや調理で出た煙による汚染

など

普段生活していて気づかないだけで、カーテンはこれだけの負荷にさらされています。

特に太陽光による劣化が一番激しく、長年同じカーテンを使って太陽光にさらされる期間が長くなればなるほどカーテンの劣化も進行します。

また、タバコのヤニや料理をしたときに発生する油を含む煙(水蒸気)などがカーテンに付着して汚染されることで、カーテンの劣化が早まることがあるようです。

お手入れをしていないカーテンは劣化が早くなります。

結露などでカーテンの裾が汚れて、適切なお手入れをせずに放置していると黒カビが繁殖してカーテンが傷んでしまうケースもあります。

このように、複数の原因が重なってカーテンの劣化は進行していきます。

カーテンの寿命は、太陽光とほこりや汚れなどが原因で約5年ほどですが、日頃のお手入れをすることである程度延命することが可能です。

カーテンの寿命は素材によって違う

カーテンの生地には、大きく分けると天然繊維と化学繊維の2種類があり、使われている生地の素材によってカーテンの寿命に若干の違いがあります。

天然繊維のカーテンの寿命

カーテンに使われる天然繊維には、コットン・リネン・ウール・シルクの4種類がよく使用されます。

自然風味の生地と色合いをカーテンとして使うことができるので、天然繊維を使ったカーテンはおしゃれな窓装飾にピッタリです。

一方で、天然繊維は太陽光の影響を強く受けるため、カーテンとして使った場合に日焼けや色落ちなど傷みやすいという特徴があります。

そのため、天然繊維の風合いを楽しみたいために、天然繊維のカーテンを選んだ方は、早い段階でカーテンの交換を考えたほうがいいでしょう。

化学繊維のカーテンの寿命

カーテンに使われる化学繊維には、ナイロン・ポリエステル・アクリル・レーヨンなどがあります。

化学繊維のカーテンの場合、天然繊維のカーテンと比べて寿命が若干長くなります。

でも、レーヨンは水に弱いという性質があり、レーヨンを使ったカーテンを洗濯すると、布が縮んだり染色された色が落ちる場合があります。

レーヨンは水に弱いので梅雨の湿気でカーテンが傷むこともあります。

レーヨン以外の化学繊維を使ったカーテンは湿気や汚れなどに耐性がある(天然繊維と比べて)ので、天然繊維のカーテンよりも痛みにくいという特徴があります。

カーテンを吊るす場所の環境によって寿命が違う

カーテンを劣化させる一番の原因は太陽光(紫外線)、というのは先に解説した通りです。

このカーテンが受ける太陽光の量と、カーテンを吊るした場所の環境によって、カーテンの寿命に違いがあります。

環境の違いとは、カーテンを吊るした窓が南向きか北向きかで、太陽光を受ける量がまったく違います。

同じカーテンを同じ年月で使用したとしても、太陽光に晒される時間の長い南向きの窓に吊るされたカーテンの方が早く寿命を迎えます。

また、リビングと寝室でも、カーテンの寿命に違いが出ます。

リビングは家族が生活のメインとする場所なので、窓とカーテンが頻繁に開け閉めされ、料理をした時に出る油を含む水蒸気など、カーテンを劣化させる要因が複数あります。

一方で寝室のカーテンは、人の動きは小さく、空気の汚れも少ないため、カーテンが汚れる要因がリビングよりも少なくなります。

たまに耳にする、「10年以上同じカーテンを使っている」という話で登場するカーテンは、カーテンを吊るした場所の環境がカーテンを劣化させる要因の少ない場所だったから、平均より長い寿命になったと考えられます。

カーテンの寿命を見極めるポイント

カーテンの寿命を見極めるポイントをいくつか解説します。

カーテンに使われている素材、ドレープカーテンとレースカーテンなどカーテンの種類によって若干の違いはありますが、カーテンの寿命は意外と簡単に見極めることができます。

見極めポイント.1「カーテンの色褪せ」

寿命を見極めるポイントで一番わかりやすいのがカーテンの色褪せです。

カーテン全体を見て、元のカーテンの色から変色している箇所が複数見つかったら、カーテンの寿命だと思っていいでしょう。

特に、太陽光がよく入る部屋の窓に取り付けたカーテンには注意が必要です。

太陽光によって色褪せが出てまだら模様になっているようなら、5年経っていなくても早めにカーテンを交換することをおすすめします。

見極めポイント.2「カーテンの汚れ」

少し見極めが難しいポイントになりますが、カーテンの汚れをチェックしてください。

カーテンの汚れとは、カビなどがカーテンの表面と裏面の両面に発生していないか確かめます。

また、カーテンの裾部分は窓に溜まった結露などの水滴が付着してカビの繁殖しやすい場所です。

カーテンの裾を注意深く観察して、黒ズミなどが見つかった場合は、カビの可能性があります。

もしも、カーテンに黒カビが発生してしまって、洗濯しても黒カビを洗い落とすことができなかった場合は、カーテンの寿命と考えていいでしょう。

そして、カーテンを開け閉めしたときに手垢汚れが残る場合があります。

カーテンをよく掴む場所は手垢汚れがないか確認しましょう。

ただ、カーテンの色がブラックやブラウンなどの暗い色のカーテンだと汚れを目で確認できない場合もあるので注意してください。

見極めポイント.3「カーテンの手触り」

 

家のカーテンを触ってみて、カーテンの手触りから寿命を見極めることができます。

窓に取り付けた直後の新品カーテンの手触りは、カーテンに使われている素材による違いはありますが、化学繊維ならつるりとした肌触りに、天然繊維なら素材の味を感じられる手触りを感じ取ることができます。

カーテンが劣化すると、この手触りが少し変化します。

例えば、カーテンには家の外からのほこりの侵入を防ぐという役目がありますが、ほこりが多く付着したカーテンを触ると、どこか粉っぽい手触りを感じ取ることができます。

他にも、リビングの窓に吊るしたカーテンにタバコのヤニや料理の油が付着していた場合は、カーテンを触ると「ねとっ」とした手触りを感じることがあります。

ヤニや油汚れは、普通に洗濯しても汚れが落ちない場合があるので、そんな場合はカーテンをクリーニングに出すか、寿命とあきらめてカーテンを買い替えることをおすすめします。

見極めポイント.4「カーテンのほつれ」

カーテンのほつれが目立つようならカーテンを交換することをおすすめします。

犬や猫などのペットと一緒に暮らしているご家庭では、ペットがカーテンを傷つけてカーテンがほつれてしまうことがあります。

カーテンのほつれは目で確認することができる大きさの物から、一目では確認できない小さなほつれもあります。

例えば、カーテンの縫い糸が太陽光や紫外線によって劣化してほつれてしまうことがあります。

特に、カーテンの布の素材と違う種類の縫い糸を使っているカーテンでは、布より縫い糸のほうが劣化するスピードが速い場合があるので注意が必要です。

小さなほつれを放っておくと、何かの拍子に爪などを引っ掛けてしまい、ほつれが大きくなってしまう危険がありますので、ほつれが見つかった時点でカーテンの交換を考えたほうがいいかもしれません。

カーテンを長持ちさせるお手入れのやり方

カーテンを長持ちさせるお手入れのやり方について解説します。

お手入れのやり方は難しい方法ではなく、ご家庭で簡単に実践できる方法をご紹介します。

カーテンの日頃のお手入れ

モップをもってラグ、カーペットの掃除方法を考える人

カーテンを日頃からお手入れしておけば、カーテンの寿命を延ばすことができます。

カーテンのお手入れは普段のお掃除のなかで、ほんの10分程で簡単にできます!

  • カーテンレールやカーテンのほこりを大まかに落とす。
  • カーテンに付着した汚れやほこりを落とす(または拭き取る)。
  • サッシに溜まった結露や汚れを拭き取る。

カーテンのほこりや汚れを落とすには、掃除機や化学モップのどちらでもOKです。

カーテンレールに手が届きにくいなら、先端を延ばせる化学モップがあるとお手入れが楽ちんになります。

このお手入れはカーテンを吊るしたまま水を使わずにできるので、お掃除の手間も少なく、時間をあまりかけずにお手入れすることができます。

スタッフ

お手入れのポイント!

カーテンのお手入れは「カーテンレール」→「カーテン本体」→「窓のサッシ」の上から下へ順番にお手入れをしましょう!

カーテンのお手入れの頻度は、簡単なお手入れなら週1回でOK!難しい場合は隔週など無理のない範囲でお手入れを行ってみてくださいね。

カーテンの洗濯

日頃のお手入れでは落とせないカーテンの汚れは洗濯で落としましょう。

カーテンの洗濯をする前に、カーテンの洗濯表示を確認してください。

洗濯不可 家庭洗濯NG

カーテンの洗濯表示に上記の表示があった場合、家庭での洗濯ができないカーテンですので、絶対に洗濯をしないでください。

家庭で洗濯できるカーテンは下記の表示のあるものです。

40度限度
洗濯機「標準」
40度限度
洗濯機「標準」
30度限度
洗濯機「弱」
40度限度
手洗い

この表示があるカーテンが家庭洗濯が可能なカーテンです。

カーテンの洗濯する場合は、この洗濯表示の確認をしてから洗濯を行ってください。

カーテンを洗濯機で洗う

カーテンを洗濯機で洗うために、カーテンレールから取り外したら、まずはカーテンに付着したほこりを大まかに落としましょう。

次に以下の手順で洗濯を行います。

①.カーテンからフックを取り外す。

カーテンフックが付いたまま洗濯すると、カーテンの布を傷つけたり、洗濯槽に傷が入る場合があるので、必ずフックを外してから洗濯を行ってください。

②.カーテンを蛇腹(ジャバラ)折りで洗濯ネットに入れる。

カーテンをそのまま洗濯槽に入れるのではなく、洗濯ネットを使えばデリケートなレースカーテンが洗濯で傷んだり毛玉などのゴミが付着するのを防いでくれます。

③.洗濯表示に従って洗濯機の「洗い方」を調節する。

洗濯表示が「弱」もしくは「手洗い」とある場合、洗濯機の洗濯コースを「ドライコース」(または「おしゃれ着コース」)に設定してください。

④.洗剤を入れて洗濯する。

カーテンの洗濯に使う洗剤は、洗濯用中性洗剤、もしくはおしゃれ着用の柔軟剤が配合された洗剤を使用します。

漂白剤入りの洗剤は、カーテンの汚れがひどい場合に使うことがありますが、カーテンの中には漂白剤が使えない物があるので、こちらも洗濯表示を確認してから漂白剤を使用してください。

スタッフ

カーテンを洗濯するポイント!

カーテンの洗濯頻度は「ドレープカーテンなら年末の年1回」「レースカーテンなら梅雨入り前と年末の年1~2回」ぐらいの頻度で洗濯しましょう。

カーテンを手洗いする

カーテンを洗濯機で洗っても落ちない汚れについては手洗いで汚れを落としてから洗濯機で洗う必要があります。

落ちにくい汚れとは、カーテンの裾などに発生した「黒カビ」などの汚れです。

黒カビは、洗濯機で洗っても落ちないので、部分手洗いでカビを落とします。

カーテン カビ

画像のようにカーテンのカビが繁殖している部分を、ぬるま湯(40度以下)を満たした風呂おけに漂白剤を入れて浸します。

しばらくつけ置きを行ったあと、風呂おけからカーテンを取り出して、やさしく水洗いで漂白剤をすすぎ落します。

スタッフ

カーテンの手洗いのポイント!

漂白剤は衣類に使う「酸素系漂白剤」を使いましょう。また、漂白剤の使えないカーテンがあるので洗濯表示を必ず確認してから漂白剤を使ってください!

カーテンの干し方

カーテンを洗濯したあとは、カーテンレールに吊るして乾燥させます。

吊るしたとき、洗濯でシワになっている部分は手で軽く延ばしてあげると、乾燥した後の仕上がりがきれいになります。

また、カーテンを干すとき、直接日光が当たらない場所で陰干しをしてください。

水分を含む濡れた状態のカーテンに直接日光が当たると、カーテンの布が傷むので部屋干しするときも、日中で太陽の光が当たらない風通しの良い部屋でカーテンを干しましょう。

スタッフ

カーテンを干すときのポイント!

カーテンに洗濯シワが残ってしまったら、霧吹きなどでカーテンを少し湿らせたあと、手でシワの箇所を延ばしてやるとシワを直すことができます!

カーテンを買い替えるならびっくりカーテンがおすすめ!

カーテンの寿命が近づくということは、カーテンの遮光性、UV加工や抗菌・消臭加工などの機能が低下しています。

カーテンの機能が低下してきたと感じたら、カーテンの買い替え準備をはじめましょう。

ここでは買い替えにおすすめのカーテンをいくつかご紹介したいと思います。

ドレープカーテン

おしゃれなお部屋にコーディネートするなら、ドレープカーテンにこだわってみませんか?

デザイン性と機能性に優れたドレープカーテンをご紹介します。

豊富なカラーラインナップでお部屋の目的やインテリアのコンセプトごとにカーテンカラーを選べます。

理想のコーディネートがあるのでしたら、カーテンからお部屋の模様替えをしてみませんか。

引っ越しや転居で新しくカーテンを探している方、カーテンを出来るだけ早く取り付けたいという方に翌日発送のドレープカーテンはいかがですか。

既成カーテンでもサイズを指定することができるので、お急ぎで窓枠ピッタリサイズのカーテンをお求めの方におすすめです。

人気の北欧インテリアコーディネートが再現できる、おしゃれな北欧モダンデザインのドレープカーテンです。

北欧モダンデザインのカーテンを豊富に取り揃えています。お部屋のイメージにマッチした柄のドレープカーテンを探してみてくださいね!

レースカーテン

レースカーテンは外からの紫外線を遮ったり、外から室内が見えなくしたりと重要な役割を果たしています。

レースカーテンを取り付けることで普段の生活をより快適にすることができますよ。

こちらはカーテンに求める機能が沢山詰まったレースカーテンでその名の通り”パーフェクト”な機能性を備えています。

遮像性、遮熱断熱、UVカットに手洗い洗濯可能でお手入れも簡単な多機能レースカーテンです。

レースカーテンにデザイン性を求めている方に、ボタニカルデザインの美しいこちらのレースカーテンがおすすめです。

デザイン性が高くても洗濯機で洗濯が可能なレースカーテンなので、色褪せや生地が縮むといった心配はありません。

窓にナチュラルな質感を取り入れたいという方に、天然繊維を使ったレースカーテンがおすすめです。

リネン混のこちらのカーテンは、麻の素朴な風合いと洗濯機で洗えるお手入れのしやすさを兼ね備えています。

まとめ

ここではカーテンの寿命とカーテンが寿命を迎えているかを見極める方法について解説しました。

カーテンの寿命は、太陽光とほこりや汚れなどが原因で約5年ほどですが、日頃のお手入れをすることである程度延命することができます。

日頃のお手入れは簡単にほこりや目立つ汚れを落とすだけでも効果があります。

それでも、カーテンの機能性の低下を感じたら、新しいカーテンに買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

びっくりカーペットスタッフ

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この記事を書いたのは…

WEBライター歴が10年ありますが、インテリア業界は1年目の新人です。

夢は自分の部屋に好みのインテリアソファを置いて、そこでくつろぎながら読書することです。

休日はウォーキングに出かけるのが趣味になりました。
歴史物の書籍が好きで、戦国時代を題材にした本をよく読みます。
ウォーキングのついでに戦国時代の城跡を見に少し遠くまで出かけることも。

最近は早起きして早朝ウォーキングにも挑戦しています。

インテリア業界は未経験ですが、読みすくて有益な情報をコラムで紹介していけるよう頑張ります。

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