ごぶらんおり
Gobelin weave
カーペットの織り方の一種でゴブラン織りがあります。ゴブラン織りは平織りの仲間で、豪華で繊細な柄をカーペットに描くことができます。
ゴブラン織りの起源は15世紀のフランスでゴブラン家によってタペストリーの製造に用いられた技法です。ゴブラン織りの「ゴブラン」もゴブラン家が名前の由来となっています。
日本にもつづれ織りというゴブラン織りと似た技法が存在しており、古くはエジプトなどから世界中に技法が広がったと考えられている。
ゴブラン織りでは模様を描くときに太い糸が使われていることから重厚感と高級感のある見た目のカーペットになります。
その見た目の上品の良さは王侯貴族が自分たちの屋敷や城の壁のタペストリーとして飾って楽しんでいたことも納得できる見た目です。
また、ゴブラン織りのカーペットはデザイン性の高さだけでなく機能性にも優れていて、タフテッドのようにパイルを使っていないため遊び毛がやほこりが出にくく、毛足の密度が高いのでお手入れもやりやすいといったメリットがあります。