あそびげ
繊維くず
遊び毛とは、カーペット・ラグなどの敷物から発生する「綿ぼこり」のようなもののことです。
ウールやアクリルなどの紡績糸(スパン糸)は、長さ5~15cmの短い繊維を束ねて1本の糸にしているので、敷物として使用するうちに切れたりほどけたりすることがあり、それが集まって遊び毛になります。
また製造過程で表面のパイル(毛)を切り揃えたときに、内側に細かい繊維がまぎれ込むことがあります。
新品のときは目立たないのですが、使用してから歩いたり掃除機をかけたりするうちに、内側に埋もれていた繊維がだんだんと浮き上がり、遊び毛になることもあります。
これはカーペットの製造過程において避けられない現象であり、製品の不良ではありません。
遊び毛が発生するピークの時期は、使用を開始してから約2~3カ月ほど経過した頃。
気になるときには掃除機をゆっくりかけて(ごしごしこするのは厳禁)、遊び毛を取り除きましょう。
赤ちゃんはハイハイをしているときに口から繊維が入るケースもあるため、カーペット・ラグを敷く場合にはナイロンなどの遊び毛の少ない合成繊維を選ぶことをおすすめします。