素材感にこだわった無地のカーテン。
だけど、いざ取り付けてみると「シンプル過ぎてちょっと物足りない・・・」と感じたことはありませんか。
そもそも、賃貸物件でタッセルをかけるフック(房掛け)がなくて困ってる!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなときには「タッセルの選び方」を工夫してみましょう。
タッセルには雰囲気をグレードアップさせるおしゃれなデザインのものや、房掛けなしで取り付けられるマグネット式やワイヤータイプなど品揃えが充実しています。
この記事では『賃貸でもOK!タッセルの束ね方』や『おしゃれなタッセル』をご紹介していきます。
目次
カーテンを留めるアレの名称は「タッセル」
カーテンを留めるアイテムの名称、知っていますか?
普段のよく使う言葉ではないので、なかなか出てきませんよね。
答えはずばり「タッセル」です。
タッセルとは?
タッセルの由来はラテン語で「留めるもの」を意味する”Tassau”。カーテンを束ねる帯状や紐状のアイテムをさします。
タッセルの本来の意味は「房」ですが、日本では「カーテンを束ねてくくるもの」をさすのが一般的です。
カーテン生地の共布(同じ生地)でつくることが多いですが、組み紐、金属、クリスタルなど幅広い素材を用いたラインナップが充実しています。
タッセルってナゼつけるの?2つのメリットを解説!
さてさて、タッセルを使用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
とどのつまりタッセルは生活必需品ではないので、あってもなくてもよいわけです。
それでもあえてタッセルを取り付ける理由には、「①デザイン面」「②機能面」の2つのメリットがあります。
1. タッセルのデザイン面のメリット
カーテンをタッセルで束ねると、きちんと感のあるおしゃれな印象に仕上がります。
大ぶりのお花モチーフやナチュラルな麻ひもなど、窓辺に華やぎをプラスしたり、お部屋のコーディネートのポイントとして活用するのもおすすめ。
それにタッセルを使ってカーテンをきれいに整えると気持ちのうえでもしゃんとするというか、背筋がのびる感じがしますよね。
2. タッセルの機能面のメリット
昼間外からの視線はカットしつつ、適度に風を通したいときにはタッセルが役立ちます。
ドレープカーテンを端に寄せているだけだと風にあおられて広がって(閉じて)しまうので、タッセルを上手に活用しましょう。
レースカーテンのみをひいて、ドレープカーテンはタッセルで束ねる方法がおすすめです。
レースカーテンがふわふわそよぐ光景って、眺めているだけで癒されますよね。
春秋のお天気がいい日には、是非取り入れてほしいスタイルです。
安いタッセルを探してる?実はおまけでついてくるかも
- カーテンは別に新調する予定。
- カーテンを束ねられたら、おしゃれでなくてもいい。
- シンプルでお手頃価格のタッセルを探している。
このような場合には、タッセルをわざわざ別売りで購入する必要はないかもしれません。
なぜかと言うと・・・
『カーテン購入時におまけでついてくる可能性大』だからです。
新品のドレープ(厚手)カーテンを購入すると共布のタッセルが付属しているケースが大半です。
(※当店でカーテンをご購入していただいた場合にも、タッセルをお付けしています。)
おまけでついてくるなんて、知らなかった!という方も多いのではないでしょうか。
共布のタッセルは「カーテンとお揃いの布のタッセルが欲しい」という方にはもちろん「カーテンを留める機能を果たしてくれるなら、何でもいいから欲しい」という方にとっても朗報ですよね。
ドレープカーテンを新調する際にはタッセルが付属しているかどうか?をまず確認しましょう。
賃貸物件に専用フックがない!タッセルは使えないの?
”賃貸物件あるある”といえば「房掛けないやん事件」です。←関西弁
房掛けとはタッセルを引っかける専用フックのことですが、賃貸だとこの房掛けがついてないパターンが多いですよね。
私もこれまでいくつかの賃貸物件に住んだことがありますが、半分くらいの割合で房掛けはついていませんでした。
せっかく「ナチュラル感のある麻ひもタッセルがかわいい」「モチーフのついているタッセルにしたい」と思い描いていても、部屋に房掛けがついていないんじゃ話がふり出しに戻ってしまいます。
※房掛けとは・・・コレです。↓
房掛けはDIYで取り付けることもできますが、ネジを使用するタイプは大家さんと要相談です。
粘着シールで固定するタイプもありますが、個人の経験上あまりおすすめできません。よく落ちます。汗
カーテンって軽そう見えるけど、房掛けには思いのほか重量がかかるのかもしれませんね。
また退去時に取り外す際、壁紙ごとはがれてしまうなどのトラブルが発生する場合があるので注意が必要です。
(ちなみに房掛けの位置ですが、床から3分の1程度の高さに取り付けるとバランスがよく見えます。)
ということで・・・房掛けを取付けようと奮闘するよりも、房掛けなしでOKなタッセル(マグネット式など)をさがす方がスムーズだと思います!
このタイプなら別の場所に引っ越すことになっても、房掛けのあるなしに関わらず末永く愛用することができますよ。
専用フック(房掛け)なしでもOK!【カーテンの留め方】3つのバリエーション
タッセルを引っかける専用フック(房掛け)がないとカーテンは束ねられないの?というと、そんなことはありません。
房掛けなしでも単体で束ねられるタッセルがあります。
ここからは房掛けなしでもOK!なタッセルとして、「マグネットタイプ」「ワイヤータイプ」「タイバック」の3種類をご紹介していきます。
①ペタっとくっつくマグネットタイプ
房掛けなしで使用できるタッセルとして主流なのが「マグネットタイプ」です。
お花や貝殻などのモチーフにマグネットが埋め込まれているので、近づけるだけでぺたんとくっつきます。
結んだり巻き付けたりする手間が不要なので、頻繁に開け閉めしたい場所にもおすすめ!
止め方を工夫すれば、カーテンの開閉具合も調整できます。
使わないときは端っこにペタンとくっつけておけば邪魔にならないですよ。
◇②くるくる自由な形に♪ワイヤータイプ
ワイヤー入りのタッセルなら、自由自在に形を変えて束ねられれます。
上(↑)の写真のように一方向にくるくる巻き付けることもできますし、下(↓)の写真のように”結んでいる風”に仕上げることもできます。
巻き方次第で個性的にアレンジできるのが魅力なので、おしゃれに楽しみましょう。
ワイヤータイプは束ねるときにくるくる巻きつける必要があるので、ワンタッチで留められるマグネットタイプと比較すると少し手間?に感じるかもしれません。
◇まとめてきれいなかんざし風
こちらは留めパーツにクシをさして束ねる、めずらしいタイプのタッセルです。
まるで髪につける「かんざし」のようなデザインですよね。
優美で趣のあるディティールがなんともおしゃれな逸品です。
リネンやコットンなど、素材感のあるシンプルなカーテンとコーディネートしても◎。
形やカラーによっても雰囲気はガラリと変わります。↓
タッセルをアレンジしてお部屋をおしゃれに演出
ここからは、実際にカーテンタッセルを使ったアレンジ方法を紹介します。
実際に取り付けるところをイメージしながら見てくださいね。
カーテン上部をたるませて優雅な窓辺に
タッセルを留めたあと、カーテンの上部をたゆませるとエレガントな印象に仕上がります。
厚手のカーテンだとアレンジが難しいので、非遮光カーテンなど薄い生地のカーテンでトライしてみてください。
写真のように、レースカーテンを室内側に取り付けるフロントレーススタイルもおすすめですよ。
マグネットタッセルなら、カーテンを少し開いたまま束ねることができます。
上から差し込む日差しが気になるときには、日よけとしても活躍してくれますよ。
カーテンの裾をたくし上げて『バルーンシェード風』に
カーテンの裾を上に向かってまとめ上げるアレンジもおすすめです。マグネットタイプやクリップタイプのタッセルを使うときれいにまとまります。
バルーンシェードのような、ふんわりとしたボリュームのある裾がおしゃれですよね。
柔らかな生地のレースカーテンでトライしてみましょう。フェミニンで甘い印象に仕上がりますよ。
タッセルにぶら下げるワンポイントチャームも人気
タッセルを使いこなせるか不安な方は、タッセルに取り付けできるワンポイントチャームはいかがでしょう?
タッセルに通すだけなので、難しいアレンジも必要ありません。
窓辺にさりげなく可愛さをプラスしてくれますよ。
理想のカーテンタッセルを選ぶポイント
タッセルはカーテンの印象を大きく左右するアイテムです。
たかがタッセル、されどタッセル。
買ってから後悔しないためにも、タッセルはしっかり吟味して選びましょう。
ここからは、カーテンタッセルを選ぶためのポイントを解説します。
房掛けの状態を確認する
カーテンの房掛けの形状によって、取り付けできるタッセルは変わってきます。
まずは、カーテンの房掛けの状態を確認しましょう。
極端に高い位置や低い位置などに房掛けが設置されている場合は、タッセルを使用した時に思っていた仕上がりにならないことがあるので注意しましょう。
また、房掛けがない場合は、マグネットタイプやワイヤータイプなど、房掛けを使わずにまとめられるタッセルがおすすめです。
部屋のスタイルに合わせる
「一目惚れして買った服が、持っている服と合わなくて全然着られなかった」という経験はありませんか?
タッセルでも、同じようなことが起こりやすいので注意が必要です。
「このタッセル、かわいい!」と衝動買いしそうになったら、まずどの部屋に取り付けるかイメージを膨らませましょう。
部屋やカーテンとの相性を吟味してからタッセルを購入すると、失敗が少なくすみますよ。
部屋の用途や使う人のことを考慮する
極端な話ですが、物置部屋のカーテンにタッセルを取り付けても、カーテンのアレンジを楽しめないですよね。
タッセルを購入するときは、部屋の用途やカーテンの開閉頻度なども考慮しておきましょう。
タッセルを取り付けるなら、長い時間過ごすリビングやダイニング、インテリアのアレンジを楽しみやすい個人の部屋がおすすめです。
子供部屋のカーテンにタッセルを取り付けるときは、誤飲してしまわないか、ひもで遊んだりしないかなど、安全面にも考慮してくださいね。
毎日使うことを意識して選ぶ
カーテンやタッセルは毎日使うため、使い勝手が良いかどうかも重要です。
着脱に時間がかからないか、カーテンに引っ掛かってしまうような突起部分がないかなども見ておきましょう。
おしゃれなタッセル特集!おすすめ12選
ここからは【びっくりカーペット】おすすめ!おしゃれなタッセルをご紹介していきます。
個性的でかわいらしく、眺めているだけで心ときめく逸品が揃っています。
無地のシンプルなカーテンにもデザイン性の高いタッセルを組み合わせると、見違えるようにおしゃれに仕上がりますよ。
他ではあまり見かけないインポートデザインのタッセルもあるので、こだわり派のあなたにもおすすめです。
◇エレガント風タッセル
窓周りに高級感をプラスしてくれるおしゃれなエレガントタッセル。
◇個性派デザインのタッセル
パッと目をひく、おしゃれな個性派デザインのタッセルたち。
クリスタルやハートなどのかわいいモチーフデザインや、鮮やかなカラーを楽しみましょう!
シンプルな無地デザインのカーテンとも、相性ぴったりです。
◇かわいいディズニー柄タッセル
ディズニーデザインで可愛い窓辺を演出!
タッセルなら、さりげなくディズニーデザインを取り入れられますよ。
まとめ
タッセルは別売りでわざわざ購入しなくても、ドレープカーテンを新調したら付属しているパターンが多いです。
「カーテンを留める」という機能は、共布タッセルでも十分果たしてくれるでしょう。
窓辺のワンポイントとしておしゃれなタッセルを取り入れたい場合には、麻・ストーンなどの素材にこだわっても◎。
花や貝殻などのモチーフ使いで個性的な雰囲気に仕上げてもおしゃれですね。
お気に入りのタッセルを見つけて、お部屋のグレードアップをめざしましょう。