真っ白だったはずのレースカーテン、よくよく見てみると薄汚れてきていませんか?
「そういえば、洗ったことなかった」という人は、今こそ洗いどきです!
今回は「レースカーテンを洗うときの注意点」や「シワなくきれいに洗うコツ」をお伝えします。
思ってるよりずっと、簡単にサクサクできるので、気軽にやってみましょー!
目次
レースカーテンを洗う頻度
レースカーテンを洗う頻度としておすすめなのは、年に2~3回のペースです。
長いあいだ洗わずに使っていると、うす汚れたり、ほこりっぽくなったり、カビがはえてしまうことだってあります。
かといって、1カ月に1回洗っていると、洗濯で生地がいたんでレースカーテンの寿命が縮まってしまいますね。
ということで、ほどよく清潔にキープできる年に2~3回くらいの頻度で洗濯するのがおすすめです。
レースカーテンを洗濯する目安
レースカーテンは、年に2~3回、少なくとも年に1回は洗濯するようにしましょう。
ということは、わかりやすく年末の大掃除には洗うようにしておくといいですね。
- 年に2回洗う→6月・12月
- 年に3回洗う→4月・8月・12月
というように、あらかじめ洗う月を予定しておくとわかりやすいです。
レースカーテンの洗濯頻度は使用状況でちがう
先ほど「レースカーテンは年に2~3回洗うのがちょうどいいよー!」というお話をしましたが、これはだいたいの目安です。
洗濯の頻度はレースカーテンを使用しているお部屋の環境によってちがいます。
たとえば、
- なんでも口にいれちゃう赤ちゃんがいる。
- 室内飼いのペットがいる。
- 喫煙者がいる。
- 冬場結露しやすい窓だ。
これらの状況にあてはまる場合は、頻度にこだわらずに「汚れが気になったら洗う!」を習慣にするといいですね。
「忙しくてなかなか洗う時間がない!」というときは、リビングやキッチンなど、汚れやすい場所のカーテンを優先的に洗いましょう。
クリーニングに出してもいいですね。
レースカーテンを自宅で洗えるかチェック
毎日洗濯している洋服やタオルとちがって、レースカーテンを洗うときってちょっとドキドキしますよね。
レースカーテンは素材がうすくて繊細なので、「やぶけないかな?」「ひきつらないかな?」「縮まないかな?」といろいろ心配になっちゃいます。
だけど、きちんと洗濯表示を確認したうえで、洗い方のコツをマスターすれば怖がらなくて大丈夫!
わざわざクリーニングに出さなくても、自宅で簡単に洗濯できますよ。
とにかく洗濯表示を見よう!
まずは「レースカーテンが自宅で洗えるのかどうか?」をチェックしましょう。
確認してほしいのは、レースカーテンについている洗濯表示です。
カーテンの裏側(縫い目がある側)を見てみましょう。
端っこの方に洗濯表示が記載されたタグがついていると思います。
洗濯表示とは、どうやって洗濯するのがOK?NG?がひと目でわかるように説明した記号のことです。
このような桶のマークがついていたら、洗濯機で洗濯できます!(楽ちんだ、やったー!)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
ちなみに桶の中に書かれている数字は、お湯の温度です。
例の場合だと、40℃より熱いお湯では洗わないでくださいねーっていう意味です。
手洗いで選択できるのはこのマーク。
そして、このマークは洗濯NGを意味します。
レースカーテンの素材・種類によっては、洗濯できないものもあります。
レースカーテンを洗う前の下準備4ポイント
自宅で洗濯ができることが確認できたら、丸めて洗濯機へ投入!!ではなく・・・。
ちょっと下準備をしておくと、きれいに洗濯することができます。
ポイントは次の4つです。
- 天気のいい日に洗濯する。
- 裾などの部分汚れ、カビをチェックする。
- カビがはえていないかチェックする。
- ネットに入れる。
レースカーテンを洗濯するなら、よく晴れた日がいいですね。
わが家では、カーテンを洗った日は窓を全開をにして乾かしています。
(乾くまで時間がかかると、雑菌が繁殖して生乾き臭の原因になってしまいます。)
レースカーテンの部分洗いが必要なところがないか、あらかじめチェックしましょう。
掃き出し窓(屋外へ出入りできる大きな窓)なら裾。
腰窓(小さな窓)なら窓枠周辺がとくに汚れやすいです。
また、冬場結露でぬれてしまうと、窓との接触面にカビ(ポツポツした黒カビ)が生えやすくなります。
そして、レースカーテンの洗濯で一番大事なのは「ネットに入れて洗うこと」です。
これをするかしないでは、仕上がりが雲泥の差!です。
くわしく解説していきますね。
繊細なレースを傷めないためには洗濯ネットを使う
とっても繊細なレースカーテン。
洗濯で心配なのが、レースカーテンの生地を傷めてしまうこと。
とくにひっかかってやぶけてしまうのは、絶対に避けたいですよね。
洗濯ネットを使う3つの理由
- レースカーテンどうしの摩擦による傷みの軽減
- 洗濯層とレースカーテンの摩擦による痛みの軽減
- レースカーテンの型崩れの軽減
洗濯物は、洗濯機の中で勢いよく撹拌されています。
そのまま入れてしまうと、回されたり伸ばされたりして、型崩れをおこしやすくなります。
また、レースカーテンどうしの摩擦(生地と生地がこすれあう)でいたんだり、ゴミ、ほこり、糸くずなども付着します。
これらのトラブルをあらかじめ防いでくれるのが、洗濯ネットです。
ネットのサイズも重要!
洗濯ネットは、中に入れる洗濯物の容量(カサ)にあったものを選びましょう。
小さすぎるとギュウギュウ押しこまないといけませんし、重なる部分が多く、汚れの落ちも悪くなります。
さらに困るのは、苦労してネットの中に入れてもチャックを閉じるときにレースカーテンをかんじゃった!ってパターンです。
進むことも戻ることもできない、一番つらい膠着状態がつづきます。
ひ、悲劇・・・。
逆に大きすぎると、ネットの中でレースカーテンが動いてシワになりやすくなるので、こちらもNG。
だけど、レースカーテンを洗うのに「ネットが大きすぎる!」というパターンはあまりないかもしれませんね。
とにもかくにも、レースカーテンをネットに入れて洗いたいからといって、手持ちの小さいネットを無理矢理入れるのだけはやめましょう!
レースカーテンにぴったりサイズのネット
レースカーテンを洗うときには、ぴったりサイズのネットが必須です。
カーテンが入るような、大きなネットがない!というときは、新しく買いましょう。
カーテン以外にも寝具やラグを洗うときなど、いろんな場面で活躍します。
ひとつあればとっても便利!です。
レースカーテンの乾かし方とシワの伸ばし方
洗濯が完了したら、次は乾かしましょう!
シワにならないきれいな干し方のコツもお伝えしますね。
レースカーテンの乾かし方
お洗濯後のレースカーテンは、カーテンレールに直接吊り下げて自然乾燥させる方法がおすすめです。
なぜって、楽だからです。(大事!)
だけど楽だからだけじゃなくて、ほかにもちゃんと理由があります。
- レースカーテンを干す場所の確保をしなくてもいいから。
- レースカーテンに洗濯ピンチでとめたあとがつかないから。
ということで、レースカーテンはカーテンレールに直接つるして乾かしましょう。
洗濯が完了したら、濡れたままの状態ですぐにフックを取りつけます。
つけるときにちょっと膝がしめるけど、気にしないで。笑
フックの取り付けが完了したら、そのまま勢いにのってカーテンレールにフックをかけていきます。
全部ひっかけられたら、窓はフルオープン!
このまま自然乾燥させれば、レースカーテンの洗濯完了です。
※注意ポイント
カーテンレールにレースカーテンを吊るして乾かす場合、短い時間でも洗濯機で脱水をかけておきましょう。
びしょびしょの状態でつるしてしまうと、ポタポタしたたる水滴が壁や床についてしまいます。
床や窓のサッシが水浸しになり、色あせや腐食の原因になってしまいます。
また、水分を含んだカーテンの重みはカーテンレールの耐荷重を超えてしまう可能性があります。
レースカーテンの伸ばし方
洗濯したあとのしわくちゃなレースカーテン。
どうすればきれいに伸びるでしょうか?
気になる部分があるときは、両手でレースカーテンをはさんでぱんぱんたたくと、ちょこっときれいになります。
くっきりシワがついてしまった場合は、乾いた後にアイロンをかけましょう。
※アイロンをかけるときは、あらかじめ洗濯表示を確認してください。
※水分を含んだ状態でアイロンをかけると、通常よりも温度があがり繊維を傷めてしまいます。アイロンをかけるときは、完全に乾いていることを確認しましょう。
そして、カーテンに限らずどんな洗濯ものもそうですが、シワを伸ばす努力よりも、シワをつくらない工夫の方が100倍手簡単です。
シワをつくらない工夫はこの2つ。
- 脱水時間を短めにする。
- 洗濯が終了したら、すぐに干す。
私の感覚では、レースカーテンの脱水は1分もかければ十分です。
なんなら、1分待たずに止めているかな?
(※適度な脱水時間は、レースカーテンの生地や洗濯機によってもちがうので、ご自身でチェックしてくださいね。)
脱水しすぎてシワシワになったのをもとに戻すのは大変ですから、短い時間からスタートして、様子をみながら時間をのばしていきましょう。
形状記憶加工レースカーテンがおすすめ
シワにならない工夫をすれば、大きなシワがくっきり残ることはないでしょう。
ですが、細かい洗濯ジワがつくのは避けられないかも・・・。
かといって、全体にアイロンがけすると、シワはのびてもカーテンのウェーブものびちゃいそうですね。
第一、全部のレースカーテンにアイロンをかけるのは大変です!
そこでおすすめなのが、あらかじめ形状記憶加工がされたレースカーテンです。
お洗濯をくりかえしても、シワになりにくいのでお手入れが楽ちん。
- カーテンの洗濯ジワが気になる。
- いつでもきれいなウェーブをキープしたい。
という方には、おすすめです。↓
まとめ
レースカーテンの洗うのは、実は簡単です。
身構えなくても大丈夫!
ただし、ネットは必ず使用してくださいね。
ほつれやいたみの原因になりますので、気をつけましょう。