気が付けば窓ガラスに結露・・・
日当たりが悪くて常にジメジメ・・・
そんな窓辺にず~~っとかけっぱなしのカーテン、大丈夫ですか?
いつも見えているドレープカーテンはさておき、窓ガラスに近いほうのレースカーテンを見てみてください。
特に裾の方に、黒いポツポツはついていたりしませんか?
それって、黒カビ ですよ!
そのまま放っておくと、もちろん体にも悪いですし、どんどんカビが増えていってしまいます。
今回はカビが発生しがちなレースカーテンのカビ取りについてご案内いたします。
毎日吸い込む空気、クリーンにしちゃいましょう!
目次
洗濯表示タグを見て洗えるかどうか事前チェック
まずは、レースカーテンの洗濯表示タグを確認します。
洗濯機で通常の洗濯処理ができる。 | |
手洗いによる洗濯処理ができる。 | |
洗濯処理はできない。 |
出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
- 洗濯桶の中に何か数字が書かれていれば洗濯機洗いOK
- 洗濯桶と手が書かれているマークは、手洗いOK
- 洗濯桶の上にバツ印がついているマークは自宅での洗濯NG
となっています。
洗濯機洗い・手洗いできるレースカーテンであれば、自宅でのカビ取りが可能です。
上限の温度を確認
もう一度、洗濯表示を見ましょう。
液温は40度を限度とする。 洗濯機で通常の洗濯処理ができる。 |
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液温は30度を限度とする。 洗濯機で弱い洗濯処理ができる。 |
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液温は30度を限度とする。 洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる。 |
出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
40とか50とか、マークの中になんらかの数字が入っていると思います。
これは洗濯に使って良い水温の上限が記載されています。
この画像の例だと、上限は40度ですね。
沸かしたてのお風呂のお湯だとオーバーしてしまうご家庭もあるかな~といった温度でしょうか。
シャワーを最高温度にしてジャーっとお湯をかけるとたぶん上限を超えてしましますね。
生地が傷んだり縮んだりする可能性があるので、この上限を事前に確認しておくことはとっても大切です。
漂白剤が使えるかどうか
この記事では「レースカーテンはつけおきで楽チンにカビを落とそうよ!」という方向で書いております。
ということで、漂白剤を使用してカビ取りできるかどうかは非常に大事なポイントです。
何でもかんでもカビキラーをぶっかけよう!というのは危険な行為です。
面倒かもしれませんが、洗濯表示をちゃんと見ましょう!
塩素系・酸素系漂白剤による漂白処理ができる。 | |
酸素系漂白剤による漂白処理ができる。 塩素系漂白剤による漂白処理はできない。 |
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漂白処理はできない。 |
出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
洗濯桶のマークの横に三角形がありませんか?
これが漂白剤についての表示となります。
- シンプルな三角マークなら、漂白剤OK
- 斜めに2本線が入っている三角マークなら、酸素系漂白剤が使える
- バツ印が付いているなら、漂白剤はダメ
バツだったら絶望するしかないのかというとそうではないので、とりあえず洗濯表示の内容を踏まえて、次のステップに参りましょう。
まずはブラシで払う
洗濯表示をこれだけ確認しておきながら恐縮ですが、つけおきの前にもうひと手間加えましょう。
レースカーテンの表面に付いているカビをブラシで払い落とします。
決してごしごし擦らないでくださいね。
生地の繊維が傷んでしまいます。
つけおきのステップに進む前に、簡単に振り落とせるカビだけでも減らしておきます。
もし繊細なレース生地の場合などは、このステップは飛ばしても大丈夫です。
つけおき洗いをしてみよう
いよいよつけおきです!
- レースカーテンを取り外し、フックもすべてレースカーテンから外します。
- カーテンが浸かるくらいのバケツを用意します。
大きいバケツがない場合は、洗面所や浴槽を利用することもできます。 - 洗濯表示にあった数字より低い温度のお湯をバケツに張ります
- 漂白剤、またはつけおき用の洗剤を溶かします(※種類については後述)
- レースカーテンをゆっくり漬けて、あとは放置!
つけおきに使える漂白剤
洗濯表示で漂白剤がOKな場合、つけおきに漂白剤を使うとカビが落ちやすくなります。
「こんなにうちのレースカーテン白かったのね・・・!」ってなります。
漂白処理がNGのカーテンに漂白剤を使ってしまうと、逆に黄ばんでしまったりするので絶対にやめておきましょう。
【塩素系】
- ハイター 衣料用漂白剤:洗浄力高めでオススメ
- 衣料用ブリーチ:お安くてたっぷり使えます
めっちゃくちゃ禁断の方法ですが・・・
キッチン用の漂白剤やお風呂のカビ取りスプレーなんかはやっぱり強力です。
通常の使用方法ではないので、完全に自己責任でちょこっと試してみると、もしかすると根強いカビに対抗できたりするかもです。
捨て身の戦法ですので、最悪レースカーテンが傷む可能性を考慮してくださいね。
【酸素系】
- ワイドハイターEX:浄力は優しめですが、幅広く使えます
- オキシクリーン:人気のつけおき漂白剤。ブクブクに泡立てるのがポイント
塩素系よりマイルドなので、失敗が少ないです。
塩素の独特の臭いが苦手な方も、酸素系だとマシなのでこちらから試してみると良いと思います。
つけおきに使える洗濯洗剤(漂白剤以外でのつけおき)
- ドライニング 衣類用つけおき洗剤
- つけおき洗剤茂木和哉
漂白剤の使用ができないカーテンでも、専用の洗剤でかなり汚れを浮かすことができます。
重曹を使っても良いです。
つけおき後の洗濯方法
つけおきで汚れを浮かせた後、つけおきの水を捨てて汚れ落ちをチェックしてください。
カビが落ちていれば、洗濯機か手洗いで仕上げ洗いを行います。
もしカビが落ち切っていない場合は、気になる部分だけ優しく揉んで汚れを押し出してください。
それでも落ちない場合は、仕上げ洗いの後にもう一度つけおきをして様子を見ましょう。
↓つけおき後の洗濯方法は過去の記事で詳しく紹介しております。
どうしてもカビが落ちないときは買い替えも視野へ
長くカーテンを使い続けると、黒カビだけでなく、黄ばみや糸のほつれなどの経年劣化も見られるようになります。
カビ以外の汚れも見られるときや、カーテンが破れている場合は思い切って買い替えも視野に入れましょう。
カーテンの寿命は5年程度なので、「5年以上使っているか」を目安にするとわかりやすいですよ。
日ごろからカーテンを清潔に保てるように、洗濯できるレースカーテンを選ぶと安心ですね。
まとめ
レースカーテンのカビは洗濯表示に従った洗濯方法で取り去りましょう。
ごしごし擦ったり、使ってはいけない漂白剤を使用したりすると、かえって生地を傷めます。
レースカーテンに合った漂白剤・洗剤を使い、ぬるま湯でつけおきするのが一番楽で傷みにくい方法です。
やり過ぎないように注意しながら、レースカーテンをカビを撃退しましょう!
正しくお手入れすることで、レースカーテンを長く清潔にお使いいただけますよ。