フロッケのタータンチェックって?　その種類とは‼

前回はタータンチェックの歴史についてお伝えしました。
伝統的な服やその柄というのは、歴史上で重要な意味や役割を担っていたことが多いです。

私達が何気なく着ている服装にもいろんな意味があるかもしれませんよ。
前回に引き続き今回も、タータンチェックについてお伝えします。
今回は、タータンチェックの種類についてです。

まず、タータンは時と場合によって使い分けられています。
日常で使われるクランタータン、正装用のドレスタータン、スポーツや狩猟を行う時に着用するハンティングタータン、喪に服する時に使うモーニングタータンなど、一つの家で様々なタータンを持っていました。

一つの家紋しか持っていない日本人からすると、少しわかりづらい感覚ですね。
それらの他にも、軍隊の制服としてブラックウォッチというのもあるようです。
これは現在も使われています。
また、タータンの色使いは身分によって制約されていました。

農民や兵士が1色、貴族は4,5色、王族は7色と使える色が決まっています。
それだけでなく、パープルは王族のみが使える色のようです。
その他にも、族長とその家族しか着用できないチーフタータン、王族専用のロイヤルタータンなど、身分専用のタータンも存在していたとされます。

今回は、タータンの種類についてご説明しました。
フロッケのように、チェック柄が使われているモノを選ぶ際には、使われている色の数やその種類にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
選ぶ楽しみが増えること間違いなしです。