畳の上に敷かれることの多い上敷き。
「一体何のために敷いてるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
上敷きは畳を保護したり、カーペット代わりに洋室に敷くこともできる便利なアイテムなんです。
この記事では、「上敷きのメリット」と「選び方のポイント」について詳しく解説していきます。
目次
上敷きとは
上敷きとは、い草を使った敷物のことです。
畳の上に敷いて、畳を保護するために使います。簡単に言うと畳カバーのようなものです。
上敷きは両面使うこともでき、畳を張り替えるよりも安価です。
なので、「小さい子供がいて畳が汚れそう!」という方や、日当たりの良い部屋で畳の日焼けが心配な方に人気です。
また、洋室にさっと敷けば、あっという間に和の雰囲気に早変わり!
フローリングにカーペットの代わりとして敷く事もできちゃいますよ。
上敷きに使われている「い草」は、生活臭やホルムアルデヒドを吸収・分解する効果があるため、天然の空気清浄機とも呼ばれています。
赤ちゃんやシックハウス症候群が心配な方でも安心してお使いいただける素材なんです。また、い草は吸湿性にも優れているので、夏の蒸し暑さを和らげてくれます。
フローリングでも足元がベタつかず、快適に過ごすことができますよ。
上敷きを使うメリット
ここでは畳に上敷きを使うメリットをご紹介いたします。
畳の日焼け・汚れを防止できる
畳に上敷きを敷くことで、畳の日焼けや汚れを防止してくれます。
普段は汚れ防止に上敷きを使い、来客があるときには畳でおもてなしするというのが一般的だと言われています。
シミや汚れができてしまったときも、「敷き替えれば大丈夫!」と思えるだけで安心感が全然違いますよね。
畳のように、業者を頼んで敷き替えてもらう必要がないので楽チンです。
上敷きがクッション代わりにもなるので、テーブルやタンスなど重い家具を置いたときの傷予防もできますよ。
小さいお子様がいて畳が汚れるのが心配な方は、保険のつもりで敷いておくと安心です。
畳が汚れたり、傷ついたりしないためにもぜひ畳の上には上敷きを敷いておきましょう。
コンパクトで持ち運びやすい
上敷きは、畳と違いこのように薄く折り畳むことができます(↑)。
そのため、使わない時には折りたたんで収納できるので便利です。
収納しやすいので、夏場だけ使いたいという方でも使いやすいですね。
手軽に敷き換えができるので、畳カバーとして敷いておけば、畳を敷きかえるよりも簡単に和室をリフレッシュできますよ。
リバーシブルで経済的
ラグは片面しか使えないですが、上敷きは基本的に両面使うことができます。
(※滑り止めがついているものや、布地が貼られているものは片面しか使えません)
上敷きはリバーシブルで使えるので、とっても経済的なんです。
表面が日焼けしてしまっても、裏返すだけで畳替えしたようにスッキリきれいになります。
うっかり汚れてしまったときにも安心ですね。
高品質な上敷きだと、両面で約5年以上使えるものもあるそうですよ。
【失敗しない】上敷き選びの3つのポイント
上敷き購入したいけど…。
い草の産地やデザイン、サイズなど何を基準に選べばよいのか難しいですよね。
ここでは、上敷きを選ぶときの3つのポイントを解説していきます。
購入してから「思ってたのと違う!」と後悔しない選び方を一緒に確認していきましょう。
サイズ
上敷き選びで一番気をつけてほしいのが、サイズ選びです。
というのも、上敷きは一般的に「1畳」「2畳」という単位でサイズ展開されていることが多いですが、実は「江戸間」「本間」など、地域によって畳のサイズは違うんです。
そのため、6畳のお部屋だからと言って6畳と表示されている上敷きがピッタリ敷けるとは限らないんです。(ガーン)
特に畳カバーとして和室に敷く場合は、サイズを間違えると敷けなくなってしまいます。
畳の部屋に敷くときは、畳の枚数を数えるだけでなくメジャーで部屋の大きさを測るようにしましょう。
上敷きも畳サイズだけでなくセンチまで確認するほうが賢明です。
サイズ間違いのないよう、注意しましょう。
江戸間と本間の違い
畳のサイズには大きく分けて3つあります。
関東中心に使われている「江戸間」、中部地方中心に使われている「中京間」、そして西日本中心に使われている「本間」です。
本間は「京間」と呼ばれることもあります。
それぞれのサイズ目安は下記の表を参考にしてください。
ぴったりサイズがなかなか見つからない!という方におすすめしたいのが、当店のサイズオーダー上敷きです。
1cm単位でサイズをオーダーすることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
素材
上敷きは、ほとんどが「い草」と呼ばれる素材でできています。
い草以外にも、ポリプロピレンなどの化学繊維をい草と同じように編んだ「PPい草」もあります。
天然素材である「い草」はナチュラルな風合いや、優しい香りが魅力です。
ですが、天然素材のためほど良く換気をしないとカビが生えてしまうこともあるため注意が必要です。
畳の上に敷く場合は、抗カビ加工が施された上敷きを選ぶと良いでしょう。

「い草」を選ぶときは、産地も重要です。
中国産い草よりも収穫が1ヶ月ほど遅いため芯が太くしっかりしています。
長持ちする上敷きが欲しいときは、丈夫な国産い草がおすすめです。
リーズナブルに上敷きを購入したいときは、中国産い草を探してみましょう。
お手入れのしやすさで選ぶなら、「PPい草」がおすすめです。
ポリプロピレンは化学繊維なので、カビの心配もいりません。
汚れても丸洗いすることができるので、ペットと一緒に暮らしている方にもおすすめです。
デザイン
上敷きは通常、無地のものが一般的です。
柄付きのものは「花ござ」と呼ばれています。
和テイストのものが一般的ですが、最近では花柄や幾何学模様、アジアンテイストなど幅広いデザインの上敷きが登場しています。
フローリングに敷きたい方や、和モダンテイストのお部屋を目指したい方は、ぜひおしゃれなデザインの上敷きを探してみましょう。
色やテイストを吟味しながら、お部屋のイメージと照らし合わせて選んでみてくださいね。
びっくりカーペットおすすめ!上敷き6選
ここからは、当店びっくりカーペットおすすめの上敷きをご紹介いたします。
「国産のい草にこだわりたい!」「おしゃれなデザインがいい!」「お手入れしやすい撥水付きがいい!」など、ニーズに合わせて幅広くご用意しておりますのでとっておきの1枚を探してみてくださいね。
国産!高品質上敷き
国産のい草を使って、日本の職人が丁寧に織り上げた純国産の上質な上敷き。
国産のい草は、中国産のい草に比べて中身がしっかり詰まっているため、約1.5倍も長持ちすると言われています。
また、芯が太くコシがあるので、踏んだときと弾力があります。
国産ならではの高い品質をご堪能いただけるでしょう。
おしゃれな花ござ
無地だと物足りない!という方におすすめなのが花ござです。
花ござは「織」で柄を表現するため、独特の風合いが楽しめます。
両面で色が反転するので、気分に合わせてお好みの色を選んで楽しむこともできますよ。
丸洗いできる!PPい草上敷き
撥水加工付きで、水に強いのがポリプロピレンを使用した上敷きです。
汚れてしまっても、水でジャブジャブ丸洗いできちゃいます。
ペットや小さいお子様がいて汚れが心配な方でも使いやすいですね。
丸洗いでき、地面からの熱を和らげてくれるので、アウトドアでも使いやすいです。
私も小さい頃は、夏になると玄関先にゴザを敷いてよくスイカを食べていました。
価格もリーズナブルなので、手軽にい草の雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
当店びっくりカーペットの上敷きを、もっと見たい方はこちら!(↓)
まとめ
上敷きについて解説してきました。
上敷きとは、い草を使った敷物のことです。
畳の上に敷いて、畳を保護するために使います。
また、フローリングを和室仕様にするときにも便利です。
上敷きを選ぶときは、「サイズ」「素材」「デザイン」をこだわって選んでいきましょう。
特にサイズ選びは注意が必要です。
江戸間、本間でサイズが違うのでサイズ間違いのないように気をつけましょう。
上敷きは和室にも洋室にも気軽にお使いいただけるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。