シミや日焼け、そばかすなどの肌トラブルを招くこともある『紫外線』。
外出するときには日傘や日焼け止めクリームで対策をしていても、室内にいるときは意外と忘れがちになってしまいますよね。
紫外線は窓ガラスをすり抜けるため、部屋の中でも日焼けしてしまうことがあるんです。
日焼け止めクリームを塗ることで紫外線対策はできますが、お部屋の中にいるときぐらい素肌で過ごしたいですよね。
レースカーテンやロールスクリーンなど、窓周りアイテムを工夫することでお部屋の紫外線は予防できますよ。
本記事では『室内でも紫外線対策が必要な理由』と『室内でできる日焼け止め対策』を紹介します。
目次
日焼けの原因となる紫外線の種類
日焼けの主な原因は、太陽から降り注ぐ『紫外線』にあります。
英語で『UltraViolet』と呼ばれていることから『UV』と省略されることもありますね。
紫外線には『UV-A』『UV-B』『UV-C』の3種類があります。
▼紫外線の種類と特徴▼
UV-A | 地表に降り注ぐ紫外線のほとんどがUV-Aです。 長時間浴びると日焼けやシワやタルミなどお肌に影響があります。 窓ガラスや雲を通り抜けて降り注ぎます。 |
UV-B | オゾン層に遮られて減少するものの、一部は地表に届きます。 UV-Aよりも強力で、肌の炎症・シミなど皮膚や目に悪影響を及ぼします。 |
UV-C | 波長の短い紫外線で、オゾン層などに遮られてほとんど地表に届きません。 |
日焼け対策で重要なのは、『UV-A』『UV-B』です。
特にUV-Aは窓ガラスをすり抜けてしまうため、室内にいるときにも紫外線対策が必要になります。
紫外線は季節に関係なく降り注ぐ
紫外線対策と言うと、夏のイメージが強いですね。
ですが、量に違いはありますが、季節に関係なく1年通して紫外線は降り注いでいるんですよ。
太陽から降り注ぐ紫外線の量は3月ごろから徐々に増していき、7-8月にピークを迎えます。
冬場は紫外線量が少なくなりますが、油断は禁物。
雪は紫外線を反射しやすいため、雪が積もっていると太陽と地上の両方から紫外線が注がれていることになります。
また、紫外線は雲や窓をすり抜ける性質があり、曇りの日も晴れの日の80%ほどの紫外線量があるそうです。
雨の日や曇りの日も紫外線対策は必要という事ですね。
オールシーズン通して紫外線対策は必要という事ですね。
窓辺の紫外線量は屋外の約80%
「家の中なら日焼け止めを塗らなくてもいいや!」と油断していませんか?
窓際の紫外線量は屋外の約80%ほどだそうです。
紫外線は窓ガラスをすり抜ける性質があり、紫外線のほとんどが室内に入り込んでしまっています。
窓際にある家具や床が変色しやすいのは、窓からの紫外線を浴びやすいからなんですね。
また、窓から離れると紫外線量は減っていき、部屋全体の紫外線量は屋外の10~30%ほどになるそうです。
日当たりの良い部屋、窓の近くで過ごす時間が長い方は要注意!
屋外だけでなく、室内にいるときにも日焼け対策はしっかりしていきたいですね。
室内で日焼けするとどうなる?
紫外線を浴び続けると、人の身体はもちろん家具や床にもダメージを与えてしまいます。
それは室内に入り込む紫外線も例外ではありません。
ここでは、紫外線が室内に入り込むことによる2つの影響について解説します。
身体への影響
日焼けと聞いてまず考えられるのが、人の身体への影響ですよね。
紫外線はビタミンDを生成して骨や歯を作ったり、殺菌作用があったりと言ったメリットもあります。
ですが、紫外線を浴びすぎると人体に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
紫外線を浴びると、日焼けやシミ、シワなどを起こしてしまうことがあります。
その他、ドライアイや目の痛みなど、目にダメージを与えてしまうこともあるそうです。
家具・インテリアへの影響
紫外線は、実はインテリアにも悪影響を与えることがあるんです。
紫外線を多く浴びると、床や家具なども日焼けしてしまうことがあります。
日焼けしてしまうのは人肌だけではないんですね。
床やテーブル、タンスに使われることが多い木材は、日焼けすると色が濃くなったり薄くなったりと変色してしまうことがあります。
また、木材の表面にささくれやひび割れが起きることがあります。
ラグやカーペット、カバーなどに使われるの布製品も、日焼けしやすいので注意が必要です。
紫外線によって退色・変色してしまうことがあります。
家具が傷まないためにも、紫外線対策はしっかりと行っていきましょう。
室内の紫外線対策は、日焼け止め以外の方法も必要
紫外線対策と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「日焼け止め」ではないでしょうか?
お肌に塗ることで手軽に紫外線によるダメージを予防できますよね。
ですが、室内のUV対策をする場合は、日焼け止めだけでは不十分なんです。
室内に降り注ぐ紫外線は、人体だけでなく家具や床にも影響を与えています。
また、赤ちゃんは大人よりもお肌がデリケート。
たとえ紫外線が気になっても、日焼け止めを長時間塗り続けるのは気が引けますよね。
大人でも毎日ずっと日焼け止めを塗っているとお肌にストレスを感じる方が多いのではないでしょうか。
素肌ですっきり過ごすためにも、室内の紫外線対策は日焼け止め以外の方法も並行して考えていきましょう。
お手軽!室内でできる紫外線対策方法
紫外線は窓を通って室内に入り込みます。
裏を返せば、窓の紫外線対策をしっかりおこなっていれば、室内では日焼けを気にせず過ごせるという事です。
室内でできる紫外線対策には、以下のような方法があります。
■室内でできる紫外線対策
- UVカットレースカーテンを使用する
- 遮光カーテンを使用する
- UVカットのロールスクリーンを使用する
- 家具の位置を窓から1m以上離す
- カーテンを長めの丈に設定する
- UVカット機能付きのガラスフィルムを貼る
それぞれ詳しく紹介していきますね。
UVカットレースカーテンを使用する
手軽に日焼け止め対策を行うのであれば、UVカットカーテンがおすすめです。
UVカットカーテンの仕組みは、商品によって違います。
■UVカットレースカーテンの仕組み
- 光沢のある糸で光を反射させる
- 繊維の密度を高めることで隙間を減らす
- 紫外線を反射する特殊な生地を使用する
UVカットレースは可視光線(目に見える光)は取り入れてくれるので、室内の明るさを保ったままUVカットできるのがメリットです。
UVカット率は、お部屋での過ごし方に合わせて選ぶようにしましょう。
▼UVカット率の目安▼
UVカット率90%以上 | 紫外線カット効果が非常に高いですが、レースらしい透け感は少ないです。UVカット効果重視で選びたい方におすすめ。 |
UVカット率80%以上 | ほど良い紫外線カット効果となっています。紫外線カット効果とレースの透け感や風合いのバランスよく両立させたい方におすすめです。 |
UVカット率80%未満 | 紫外線カットの効果はやや低めです。デザインや他の機能を優先したい方に。 |
紫外線を防ぐ効果があるのは、UVカット率80%以上のレースカーテンです。
しっかりと日焼け対策をしたい方はUVカット率90%以上のレースカーテンを探しましょう。
光沢のある生地を使って太陽の光を反射するミラーレースカーテンは、太陽の熱を反射することで遮熱効果も発揮します。
部屋が暗くなり過ぎないようにしたい方は、光を取り込む採光レースカーテンを使いましょう。
UVカットレースカーテンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
遮光カーテンを使用する
紫外線だけでなく、太陽の眩しさや暑さが気になる方は遮光カーテンを取り付けましょう。
遮光カーテンは、紫外線だけでなく可視光線(目に見える光)など全ての光を遮ることが可能です。
遮光カーテンは遮光具合によって完全遮光・1級遮光・2級遮光・3級遮光の4等級に分けられます。
▼遮光カーテンの等級による違い▼
完全遮光(遮光率100%) |
周りの状態がわからない |
1級遮光(遮光率99.99%以上) |
人の表情が識別できない |
2級遮光(遮光率99.80%以上) |
人の表情がわかる程度 |
3級遮光(遮光率99.40%以上) |
人の表情はわかるが、作業するには暗い |
完全遮光のカーテンなら外からの光を100%遮ることが可能です。
日光の眩しさも軽減してくれるので、西日が気になる場所や部屋を暗くしておきたい寝室には遮光カーテンをつけておくと良いでしょう。
UVカットのロールスクリーンを使用する
縦長の窓や、横に広がっている高窓など、カーテンが適していない窓もありますよね。
カーテンが取り付けにくい窓にも設置しやすいのが、UVカット機能付きのロールスクリーンです。
非遮光のUVカットロールスクリーンなら、室内に優しく光を取り込みつつも紫外線はしっかりカット♪
ロールスクリーンはレースカーテンのような透け感がないため、プライバシーをしっかりと守ってくれます。
ヒダがなくすっきりとしているので、お部屋を広く見せることができますよ。
家具の位置を窓から1m以上離す
お部屋の中でも、窓際は特に紫外線が入り込みやすい場所です。
家具の日焼け止めをしたいときは、できるだけ家具や寝具を窓際から離れた場所に置くようにしましょう。
窓から1m以上離れると、紫外線量は屋外の10%まで下がりますよ。
カーテンを長めの丈に設定する
カーテンの丈が短いと、下から光が漏れてしまい床が日焼けしやすくなります。
特に小窓や腰高窓は下から光が漏れやすいため注意が必要です。
腰高窓のすぐ近くにベッドがある場合は、下からの光で目が覚めてしまうこともあるかもしれません。
腰高窓に取り付けるカーテンは、窓の下枠よりも15cm以上長い丈のカーテンを取り付けましょう。
大きな掃き出し窓の場合は、カーテンを床まで垂らして使用するパドリングスタイルもおすすめです。
UVカット機能付きのガラスフィルムを貼る
今あるカーテンをそのままに、紫外線対策をおこないたい場合は窓ガラスフィルムを貼り付けましょう。
カーテンなどに比べて費用が安いため、手軽に紫外線対策をしたい方におすすめです。
透明タイプやすりガラスタイプ、柄物などデザインが豊富で、窓のアレンジとしてもお楽しみいただけます。
※凹凸ガラスや複層ガラスには貼り付けできないことがあります。あらかじめ商品の注意事項をご確認ください。
紫外線対策におすすめのUVカットアイテム6選
ここからは、当店おすすめ!UVカット機能が付いた窓周りアイテムをご紹介します。
驚異的!UVカット率99%のレースカーテン『ガード』
当店最高のUVカット率を誇るレースカーテン『ガード』。
透け感を抑えた厚みのある生地が、紫外線や外からの視線をしっかりと遮ります。
生地が2枚重ねになっていることで、高い紫外線カット効果と遮熱断熱効果を発揮します。
厚手の生地でも室内が暗くなりにくい採光機能付き♪
高機能なレースカーテンが欲しい方にぴったりの1枚です。
UVカット率92%のレースカーテン『エルフィン』
紫外線カットレースカーテンには、なんとカット率90%以上のものもあります。
レースカーテンらしい柔らかな風合いや透け感は少ないですが、その分紫外線をしっかりカットしてくれます。
UVカット効果が高いので、日焼け止めを塗るのが難しい赤ちゃんのいるお部屋にも最適ですね。
当店のUVカットカーテン『エルフィン』は、遮熱機能付き!
紫外線だけでなく、太陽の暑さもカットしてくれますよ。
【UVカット率92%】カーテンお急ぎ便!窓辺の省エネ対策におすすめの高機能日本製レースカーテン
『エルフィン 』
お急ぎ便!うれしい丈つめ無料!高機能UVカット・遮熱断熱・遮像効果・花粉対策レースカーテ
UVカット率80%レースカーテン『フェイト』
UVカット率が80%を超えてくると、生地に少し厚みも出てきます。
UVカットだけでなく、断熱性や遮像性などの便利な機能が付いているレースカーテンもありますよ。
ほど良い厚みと透け感を両立したカーテンです。
昼間リビングで過ごすことが多い方や、リモートワークで過ごすお部屋の窓に最適です。
お部屋を明るくキープする採光レースカーテン『ストープ』
UVカット率が高いカーテンは生地に厚みがあるため、光を通しにくくなります。
そのため、お部屋の印象が薄暗くなってしまうかもしれません。
採光レースカーテン『ストープ』は、UVカットをしつつも外の光を拡散してお部屋の隅々まで明るくしてくれます。
上の写真を比べてみると、採光レースカーテンの方がお部屋に光が多く差し込んでいますね。
紫外線をカットしながらも、お部屋に光を採りこむことができる採光カーテン。まさに最高!(あ、言っちゃった…。)
リビングなど明るさもUVカット機能も欲しい場所には、ぜひ採光レースカーテンを取り付けましょう。
【100サイズから選べる】UVカット率85%!防炎・遮熱機能付きの夜外から見えにくい採光レースカーテン
『ストープ』
UVカット率85%・遮熱・遮像・防炎・採光・ウォッシャブル!多機能な日本製レースカーテン
紫外線対策に!『ファスト スリムつっぱりロールスクリーン 非遮光タイプ』
UVカット機能付きのロールスクリーン『ファストシリーズ スリムつっぱりロールスクリーン 非遮光タイプ』。
ロールスクリーンは高窓や細長い窓など、小さな窓でも取り付けることができる汎用性の高いアイテムです。
ネジ穴不要のつっぱり式なので、賃貸住宅や壁に傷をつけたくない窓にも安心して取り付けいただけます。
日差しの明るさは欲しい方におすすめの非遮光タイプです。
【賃貸OK】ネジ穴不要で設置できる!UVカットの日本製つっぱりロールスクリーン
『ファストシリーズ スリムつっぱりロールスクリーン 非遮光タイプ』
1mm単位でオーダーできる!激安日本製スリムつっぱりロールスクリーン
裏地付き完全遮光カーテン『リトリートプラス』
裏地付きの完全遮光カーテン『リトリートプラス ブラウン』。
光を100%遮ることのできる完全遮光カーテンで、室内を真っ暗にすることができます。
ホームシアターを楽しみたい方、日中も部屋を暗くしておきたい方におすすめです。
裏地付きで遮熱断熱効果が非常に高いため、省エネ対策にも役立ちますよ。
断熱率64.9%で節電対策にもオススメ!ヘリンボンの織柄が美しい、裏地付きの日本製ドレープカーテン
『リトリートプラス ブラウン』
完全遮光+防音効果も。裏地付きで遮熱断熱効果と保温効果がアップした高機能カーテン
まとめ
この記事では、インテリア専門店の視点からできるお部屋での日焼け対策について解説してきました。
屋外の約80%の紫外線がお部屋に入り込んでいます。
紫外線を浴びると人肌だけでなく、家具やフローリングも日焼けしてしまうため、室内でも紫外線をしっかりしていきましょう。
室内の紫外線対策を行うなら、UVカットカーテンがおすすめです。
日焼け止めクリームのように毎日塗る必要もなく、お部屋にサッと取り付けるだけで簡単に紫外線対策ができちゃいます。
しっかりUVカットしたい場合は、UVカット率80%以上を目安にカーテンを探してみましょう。
お部屋の暗さが気になるときは『採光』機能付きのレースカーテンがおすすめです。
この夏は、UVカットレースカーテンでお家の中の日焼け対策をばっちり行っていきましょう!