カーテンレールにはレーンが1本の「シングル」とレーンが2本の「ダブル」の2種類があります。
このうちシングルのカーテンレールは、ドレープカーテンかレースカーテンのどちらか1種類だけを使用したい場所に適しています。
この記事ではおしゃれで機能的な『シングルカーテンレール10選』や『シングルカーテンレールの活用法』についてご紹介していきます。
目次
シングルカーテンレールのメリット
カーテンレールといえば、レーンが2本ある「ダブル」がお馴染みですよね。
ダブルは窓側にドレープ(厚手)カーテン、室内側にレースカーテンというように、2種類のカーテンを組み合わせて吊るしたいときに使います。
一方で「シングル」のカーテンレールはというと、レーンが1本なので吊るすことができるのはドレープカーテンかレースカーテンのどちらか1種類のみです。
シンプルな造りで壁からの出っ張り感も少なく、すっきりした窓辺に仕上がることが特徴です。
また、同じシリーズで比較するとダブルよりもシングルの方がお値段がリーズナブルというメリットもあるので、「外から見えにくい場所だし、カーテンはドレープ(レース)だけで十分!」という場所におすすめです。
シングルカーテンレールの設置が適している場所
シングルカーテンレールが適しているのは、次のような窓や場所に当てはまるときです。
- 出窓
- 小窓
- 曇りガラスの窓
- ブラインドを併用している窓
- 高層マンション
- 広いお庭のある家
- 外からの視線が気にならない場合
出窓ではレースカーテン用のカーテンレールを窓の形に沿わせ、それとは別にドレープカーテン用のカーテンレール(シングル)を別途手前に取り付けることがよくあります。
小さな窓や曇りガラスの窓などはドレープカーテンのみで対応することも。
また、高層マンションや広いお庭のある家にお住まいの場合は屋外から室内の様子が見える心配が少ないため、目隠し用のレースは吊るさずに日除け目的でドレープカーテン(もしくはケースメントカーテン)のみを使用する人も多いようです。
その他「レースカーテン+ブラインド」という組み合わせのときも、カーテンレールはシングルでOK!
ブラインドは天井や窓枠に直接取り付けられるのでレーンは1本だけで十分です。
カーテンレールはシングルの方がすっきりした印象になるでしょう。
窓だけじゃない!シングルカーテンレールの活用法
シングルカーテンレールはカーテンを吊り下げる以外にも幅広い場面で活躍します。
小物や観葉植物をディスプレイするポールや、部屋の間仕切りとして取り付けるのもおすすめ。
レーンが1本だけのシンプルな造りだからこそ、アイディア次第でいろんな使い方が楽しめますね。
◇カーテンレールに小物をディスプレイ
おしゃれな雑貨屋さんやカフェでよく見かけるのが、ポールに吊り下げるタイプのディスプレイです。
シングルのカーテンレールを天井に取り付け、お気に入りの小物や観葉植物をS字フックで吊るして飾りましょう。
インスタ映えしそうな素敵なコーナーが完成します!
※カーテンレールの許容耐荷重以内におさまるようにしてください。
※天井取り付けにしたい場合は、専用ブラケット(取り付けパーツ)が必要です。
◇天井付けにしてお部屋の間仕切りに
- 2人で使っている子供部屋を真ん中で区切りたい。
- テレワーク(在宅勤務)なので、仕事をする場所とリラックスする場所をわけたい。
そんなときは、カーテンを空間の間仕切りに使ってみませんか。
1レーンのシングルカーテンレールなら、すっきりシンプルな印象に仕上がります。
窓に使用する場合よりも幅が必要なので、ブラケットの取り付け位置に関係なく開け閉めできる「ブラケットスルー」がおすすめ。
※天井取り付けにしたい場合は、専用ブラケット(取り付けパーツや大窓用のランナー)が必要です。
※設置場所の下地の強度を確認して取り付けましょう。専門業者への依頼をおすすめします。
シングルカーテンレールを選ぶときの4つのポイント
シングルカーテンレールを選ぶときのポイントを4つご紹介していきます。
ポイント①伸縮式なら窓幅に合わせて調整できる
細いパイプと太いパイプを組み合わせた仕様になっている伸縮式カーテンレールなら、ご自宅の窓幅に合わせてサイズを微調整できます。
カーテンレールの両サイドは窓枠からそれぞれ10~15㎝ほどプラスになるように長さを調節して取り付けましょう。
小窓の場合は、ネジ穴不要で取り付けできるつっぱり式のカーテンレールもおすすめです。
カーテンレールが伸縮式でない場合は、窓枠外側寸法より20~30㎝ほど長めのサイズで探しましょう。
当店ではお好きな長さにカットできる「レールカット対応」の商品もご用意しています。
ポイント②窓辺をおしゃれに演出!アイアンや木製のカーテンレールが人気
カーテンレールの素材選びにもこだわりましょう。
木製やアイアン製のおしゃれな装飾カーテンレールも豊富に揃っています。
ヴィンテージスタイルや北欧スタイルなど、お部屋のコンセプトに合わせて上手に選んでくださいね。
アイアン素材のカーテンレールは開閉時に音が気になることも。
なるべく音を軽減したいなら、樹脂パッキンがついているタイプがおすすめです。
レールの角を落とした丸形タイプのカーテンレールもオシャレです。
ポイント③光漏れを防ぐ技ありキャップ
カーテンレールを横から見るとよくわかるのですが、窓とカーテンの間にはほんの少し隙間がありますよね。
遮光性の高いカーテンを使用していると、このわずかなすき間から漏れる光が気になってしまうことがあります。
サイドの隙間をカバーする機能性キャップやリターン縫製を上手に活用しましょう。
ポイント④開け閉めの静音性
カーテンを開閉するときにシャーッと響く音が気になりませんか?
なるべく静かに開閉したいならカーテンレールの「静音性」を基準にして選びましょう。
一般的なカーテンレールと比較して騒音レベル(dB)が20dB以上少ないカーテンレールもあります。
※約10dB音が小さくなると、人間の耳には約半分のボリュームに感じられます。
一般的なカーテンレールより操作音を15%カットしてくれる、こちらの静音タイプも人気です。
まとめ
この記事では「シングルカーテンレールを選ぶときのポイント」や「おすすめのシングルカーテンレール」をご紹介してきました。
激安価格のシンプルなカーテンレールをはじめ、アイアンや木製など素材にこだわったもの、ランナーの静音性や光漏れを防ぐキャップなど機能面こだわったものなど、カーテンレールはとても充実したラインナップが揃っています。
カーテンレールがおしゃれなデザインだと、カーテンとの組み合わせを考えるのも楽しくなりますね。
お部屋全体のコンセプトをイメージしながら、雰囲気にマッチするものを選びましょう。