SNSをチェックしていると、レースカーテンのみでコーディネートされたお部屋をよく見かけますね。
開放的でおしゃれに見える一方、使い勝手はどうなのか気になったことはありませんか?
この記事では、窓装飾プランナーがレースカーテンのみで過ごすメリット&デメリットと、レースカーテンのみで過ごす場合におすすめのカーテンを紹介します。
目次
レースカーテンとは?
レースカーテンとは、薄手で透け感のある生地でできたカーテンのことです。
レースカーテンはほど良い透け感あり、光を取り込みつつ、景色を楽しんだり換気したりすることができます。
厚手カーテン(ドレープカーテン)と2枚セットで使われることが多いですね。
レースカーテンは機能面だけでなくインテリア性も高めてくれますよ。
★カーテン小話★
レースカーテンの本当の名前
薄手のカーテンを一般的にレースカーテンと呼ぶことが多いですが、建築用語では薄手のカーテンを総称して「シアーカーテン」と呼んでいます。
じゃあ「レースカーテンって何なの?」って話ですよね。レースカーテンは、シアーカーテンの一種で、編んで作られた薄手のカーテンを言います。
この記事では、わかりやすいように「シアーカーテン」ではなく「レースカーテン」として紹介していきますね。
レースカーテンのみ使うメリット&デメリット
レースカーテンのみのお部屋は、明るくすっきりとした印象がありますね。
ここでは、レースカーテンのみを使うメリットとデメリットを紹介します。
レースカーテンのみで使うメリット
レースカーテンのみを使う主なメリットは以下の通りです。
- 窓辺を開放的に演出できる
- デザインカーテンに挑戦しやすい
- お手入れしやすい
それぞれ詳しく解説していきますね。
窓辺を開放的に演出できる
レースカーテンだけでコーディネートすると、外から光が差し込む明るいお部屋にすることができます。
また、レースカーテンは生地が薄いので、広く開放的に見せることができますよ。
束ねたときもドレープカーテンのような厚みがなく、すっきりと軽やかな印象に♪
デザインカーテンに挑戦しやすい
無地だとすっきりとした印象になるレースカーテンですが、実はデザインカーテンも人気なんです。
レースカーテンは柔らかな透け感があるので、大胆なデザインやカラーでも主張しすぎません。
窓辺に優しいアクセントを加えてくれますよ。
折りたたむとコンパクトに収納できるので、季節に合わせてレースカーテンを付け替えてみるのもよさそうですね。
お手入れしやすい
レースカーテンは、ドレープカーテンよりも軽くてお手入れがしやすいです。
薄手で洗いやすく、ドレープカーテンよりも早く乾かすことができますよ。
ドレープカーテンよりもリーズナブルな価格なので、劣化してきたときに買い替えやすいのも嬉しいですね。
レースカーテンのみで使うデメリット
一方、ドレープカーテンを使わないことでデメリットも発生してしまいます。
- 外から部屋が見えてしまうかも?
- 遮熱断熱性が低くなる
- 昼間に室内を暗くできない
それぞれ順番に解説していきますね。
外から部屋が見えてしまうかも?
レースカーテンのみで過ごす最大のデメリットは、室内の様子が外から見えてしまうことです。
特にくもりの日や夜間など、部屋の方が明るい時間は要注意!
カーテンの素材や機能によっては、お部屋の中が丸見えになってしまうことも…。
人通りの多い道路に面した窓から室内の様子が見えてしまうと、空き巣などの犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。
防犯やプライバシー保護のためにも、何かしらの目隠し対策をおこないましょう。
レースカーテンの夜の透け具合についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
遮熱断熱性が低くなる
薄手のレースカーテンは、ドレープカーテンに比べると遮熱断熱性が低いです。
そのため、外からの暑さや寒さがダイレクトに伝わってきます。
遮熱性や断熱性が下がると、エアコンの効きも悪くなりやすいです。
お部屋を快適な温度に保ちたいときは、遮熱断熱機能のついたレースカーテンを選ぶようにしましょう。
朝・昼間に室内を暗くできない
レースカーテンは光を取り込んでくれるというメリットがありますが、光を遮ることは難しいです。
日中過ごすリビングで使用するときには問題ありませんが、寝室で使うとしたらどうでしょうか?
朝日を防ぐことが難しいので、夏場は早朝5時に目が覚めてしまいそうですね。
また、ホームシアターをするときなど日中にお部屋を暗くしたいときにも、レースカーテン1枚では心もとないです。
お部屋での過ごし方をイメージして、レースカーテンのみでも支障がないかじっくり検討してくださいね。
レースカーテンのみで快適に過ごすポイント
レースカーテンの選び方・取り入れ方に気をつけることで、レースカーテンのみで使うデメリットをある程度克服できますよ。
ここからは、レースカーテンのみでも快適に過ごすためのポイントを解説します。
機能
まずは、レースカーテンのみで過ごす場合におすすめなレースカーテンの機能を紹介します。
遮像
レースカーテンだけで過ごす場合は、遮像機能のあるカーテンを選ぶようにしましょう。
遮像とは、昼も夜も透けにくいカーテンのことです。
レースカーテン1枚でもプライバシーをしっかりと守ってくれますよ。
ミラーレースカーテンも外から見えにくくする機能ですが、夜は外から見えてしまうので注意しましょう。
遮熱断熱
室内外の熱の出入りを遮断してくれる遮熱断熱機能付きのレースカーテン。
夏の暑さや冬の寒さを和らげ、お部屋を快適な環境にしてくれます。
採光
機能性の高いレースカーテンは、厚みがあるため室内が暗くなりやすい傾向があります。
特殊な繊維を使用した採光レースカーテンなら、外からの光を室内に拡散してくれるのでお部屋の明るさをキープすることができますよ。
取り付ける場所
レースカーテンのみで快適に過ごすには、取り付ける場所も大切です。
ここでは、レースカーテンのみでも過ごしやすい場所を紹介します。
リビング
家族で過ごすリビングにレースカーテンのみを使えば、開放的で明るい印象にすることができます。
夜に食事をとったり寛いだりする場合は、遮像カーテンを選びましょう。
マンションの高層階
マンションの高層階であれば、外からの視線が気にならないのでレースカーテンのみでも使いやすいですね。
マンションは窓からの景色がきれいなので、眺望も楽しみやすいレースカーテンは相性が良いです。
サイズ
レースカーテンは、通常ドレープカーテンよりも1~2cm短い丈で注文します。(ドレープカーテンの裾からレースカーテンが見えないようにするため。)
ですが、レースカーテンのみ使うときに短い丈で注文してしまうと、裾から冷気や熱気が入り込んでしまいます。
せっかくレースカーテンが主役なのに、寸足らずになってしまうのももったいないですよね。
なので、レースカーテンのみで取り付ける場合は、通常のレースカーテンよりも1~2cm長めの丈(ドレープカーテンと同じ丈)で注文しましょう。
レースカーテンのみで使う場合の、カーテン丈の決め方を紹介します。
大きな掃き出し窓の、カーテン丈の決め方は以下の通りです。
カーテンレールの輪っか(ランナー)から床までの長さ-2cm=注文丈
小窓や腰高窓のカーテンは、以下の丈で注文します。
カーテンレールの輪っか(ランナー)から床までの長さ+15cm=注文丈
この他、カーテンの裾が床につくほど長くしたパドリングスタイルもおすすめです。
既製カーテンだと丈が合わない場合は、サイズオーダーのカーテンで注文しましょう。
遮像レースカーテンのおしゃれなコーディネート5選
ここからは、当店の遮像レースカーテンを使ったコーディネートを紹介していきます。
当店の遮像レースカーテンは幅直し・丈直し無料!
既製品並みの価格で、窓にぴったりサイズのカーテンを注文できます。
遮像レースカーテンで、おしゃれと機能性を両立させちゃいましょう!
すっきりとしたホワイトインテリア
アイボリー系のレースカーテンを使った、ナチュラルなホワイトインテリア。
無地のレースカーテンをお部屋になじませたいときは、壁の色とレースカーテンの色を揃えましょう!(サンプルで実物をチェックすると安心!)
壁とカーテンが一体化することで、お部屋を広く見せる効果も期待できますよ。
モダンインテリアに軽やかさをプラス
レースカーテンは、モダンインテリアに取り入れるのもおすすめです。
軽やかなレースカーテンなら、ドレープカーテンよりもスッキリとした印象に♪
ウェーブデザインやストライプ柄など、シンプルな模様があるレースカーテンだと空間に遊び心が生まれますね。
ボタニカル柄レースでナチュラルに
カーテン上部にボタニカル柄が描かれたレースカーテン。
白を基調としているのでお部屋になじみやすく、さりげなくインテリアのアクセントになります。
観葉植物をカーテンレールから吊り下げているような、ナチュラルな雰囲気をお楽しみください。
ボタニカルガーデンをお部屋に!リーフ柄でエレガントな雰囲気なレースカーテン
『ウェルデ レース』
機能性もデザイン性も◎UVカット・遮熱・遮像・洗濯機で丸洗いもできちゃうレースカーテン
淡いデザインでさりげなくアクセント
外からの光で淡く模様が浮かび上がるのがおしゃれですね。
さりげないリーフ柄が、ナチュラルなインテリアとよく合います。
プリントの柄とは違った優しい風合いなので、「柄物は嫌だけど、無地だとちょっと物足りないなぁ」という方におすすめです。
日常に大好きなキャラクターを…
ドレープカーテンだと勇気がいるキャラクター柄も、レースカーテンなら挑戦できそうですね。
プーさんのカラーである黄色や赤が、さりげないアクセントになっています。
リビングや子供部屋にもおすすめの一枚です。
レースカーテンと併用して使いたいおしゃれなアイテム
窓の安全性や機能性が欲しい場合は、レースカーテンと他のアイテムと併用して使う方が便利です。
レースカーテンと一緒に使いやすいアイテムを紹介します。
レースカーテンをダブルで使う
レースカーテンを2枚掛けて使うことで、1枚で使うよりも遮像性や断熱性を高めることができます。
ふんわりとしたレースカーテンの風合いを損ねず使えるのが嬉しいポイント。
レースカーテンが透けやすいという事に変わりはないので、どちらか一枚は遮像カーテンを選んでくださいね。
ロールスクリーン×レースカーテン
遮光ロールスクリーンなら、夜に室内が見えないようにすることができます。
ロールスクリーンは巻き上げるとコンパクトに収まるので、日中レースカーテンで過ごしているときに気にならないですよ。
つっぱり式なら、窓枠内に設置できてレースカーテンにも干渉せずお使いいただけます。
【賃貸OK】遮熱断熱・1級遮光機能付きつっぱりロールスクリーン
『ファストシリーズ 日本製つっぱりロールスクリーン1級遮光タイプ』
1mm単位でオーダーできる!激安日本製つっぱりロールスクリーン
オーニング×レースカーテン
オーニングなど、窓の外から目隠しや遮熱対策ができるアイテムもおすすめです。
外から目隠しできるので、室内はレースカーテンのみでも快適に過ごすことができます。
ただ、庭やベランダのない窓には使えなかったり、マンションだとサンシェードやオーニングを禁止している場合もあるので注意が必要です。
オーニングを使う場合は、設置しても大丈夫か事前にチェックしておきましょう。
ドレープカーテン×レースカーテン
安定感があって使い勝手が良いのは、ドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせ。
必要に合わせてドレープカーテンとレースカーテンを使い分けることができるので、利便性が高いです。
外から室内が見えないようにしたいときは、遮光カーテンを選びましょう。
まとめ
この記事ではレースカーテンのみで過ごすメリット&デメリットと、おすすめのレースカーテンを紹介してきました。
レースカーテンのみを使うと、開放的で明るいお部屋にすることができます。
一方、室内の様子が見えやすくなってしまうため、レースカーテンのみで過ごす場合は遮像レースカーテンを選ぶようにしましょう。
安全・防犯面を重視する場合は、ドレープカーテンやロールスクリーンなど他の窓周りアイテムとの併用も検討してくださいね。