「キッチンマットって本当に必要?」と疑問に思ったことはありませんか?
キッチンの足元に敷いて使う、キッチンマット。
床の汚れや傷を防止してくれて便利な一方で、「洗濯が面倒だから敷かない」という意見もよく耳にしますよね。
実際のところ、キッチンマットは敷かなくても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、『キッチンマットのメリット&デメリット』と『キッチンマットが必要か迷ったときのチェックポイント』を解説していきます。
目次
キッチンマットは必要?メリット&デメリット
キッチンマットは、汚れ防止以外にも実は様々な役割を果たしているんです。
まずは、キッチンマットのメリットとデメリットをご紹介します。
キッチンマットを敷くメリット
キッチンマットの主なメリットは以下の5つです。
床の汚れ防止
キッチンマットの一番のメリットは床が汚れるのを予防してくれることです。
キッチンの床に落ちた水や油汚れがスリッパの裏についてしまうと、料理をしてあちこち歩いている間に、汚れがキッチン全体に広がってしまいます。
キッチンマットが汚れを吸収してくれることで、床やスリッパが汚れてしまうことを予防できます。
床の傷防止
布製のキッチンマットや、中にウレタンが入っているタイプのキッチンマットにはクッション性があります。
そのため、鍋やフライパンなど重たい調理器具を落としてしまったときに、床が傷つくのを予防してくれますよ。
足腰の負担軽減
キッチンで料理をするときは、硬いフローリングに同じ姿勢で立ちっぱなしになるので、知らず知らずのうちに足腰に負担がかかってしまいます。
クッション性のあるキッチンマットを敷くことで、足腰の負担を軽減することができますよ。
床からの冷え予防
キッチン周りは冷暖房設備がないことも多いため、冬場はひんやりとしていますよね。
床がフローリングだと、寒さがダイレクトに足元に伝わってきます。
キッチンマットを1枚敷くことで、床の冷たさを和らげることができます。
インテリアアクセントになる
料理や洗い物をするキッチンは、一日の中でも長い時間を過ごす場所。
だからこそ、インテリアもこだわりたいという方も多いのではないでしょうか?
キッチンマットは、デザインも色も豊富なためインテリアのアクセントとしても活躍してくれます。
キッチンマットを敷くデメリット
キッチンマットの主なデメリットは以下の3つです。
キッチンマットのお手入れが面倒
キッチンマットを敷くということは、キッチンマットもお手入れしなければなりません。
衛生的に使うために、定期的に洗濯やお手入れをするのが面倒だと感じる方もいるようです。
シミや汚れが目立つ
水や油が床につかないよう受け止めてくれるキッチンマット。
裏を返せば、キッチンマットはそれだけ汚れやすいということですよね。
そのため、お手入れを怠るとシミや汚れが目立つだけでなく、不衛生になってしまうこともあります。
キッチンマットが滑るとストレス
料理中はキッチンの中をあちこち歩き回りますよね。
滑り止めがついていないキッチンマットだと、歩いているうちにキッチンマットがずれてしまうことがあります。
キッチンマットの滑りは、滑り止めシートを併用することである程度改善できますよ。
キッチンマットを敷いた方が良い?
迷ったときのチェックポイント
「キッチンマットがあった方が便利そうだけど、いちいち洗濯するのは面倒かなぁ…」
「キッチンマットを敷かないと、やっぱり床が汚れやすいのかなぁ」
と、キッチンマットを購入するかどうか悩んでいる方もいると思います。
キッチンマットを敷くかどうか迷ったときは、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
ポイント①毎日拭き掃除ができるか
キッチンマットがないと洗濯する手間は省けますが、フローリングが水や油で汚れてしまうため定期的な拭き掃除が必要になります。
床に落ちた水や油汚れを踏んでしまうと、歩くたびに汚れが広がってしまうので、できるだけ毎日行う方が衛生的です。
キッチンマットの洗濯頻度は月に1~2回と言われているので、拭き掃除をする方がお手入れの頻度が多くなりますよね。
月に数回の洗濯を取るか、毎日の拭き掃除を取るか…。う~ん、悩ましい!
毎日の床掃除が面倒だな…と思う方は、お手入れ頻度が少なく済むようキッチンマットを敷きましょう。
逆に、床の拭き掃除が苦ではないという方は、キッチンマットを敷かなくても良いかもしれません。
ポイント②頻繁に料理をするか
料理をよくする方は、キッチンマットを敷くのがおすすめです。
「揚げ物のときだけ新聞紙を敷くから、キッチンマットを敷かなくても大丈夫。」と思った、そこのあなた!
実は、揚げ物以外の料理のときにも油は床にハネてしまいます。
とくに炒め物は、揚げ物以上に油がハネることもあるそうです。(ひぇ~…。)
なので油汚れ防止を徹底するなら、揚げ物のときだけでなく料理をするたびに新聞紙を敷かなければなりません。
ですが、料理をするたびに新聞紙を広げて敷くのは正直面倒ですし、新聞紙の上を歩くたびにクシャッとずれてしまうのもストレスですよね…。
手軽に油汚れ対策をするのであれば、敷きっぱなしにできるキッチンマットに軍配が上がりそうです。
ポイント③床を傷つけたくないか
床の汚れは新聞紙などで代用することができますが、床の傷はキッチンマットを敷く方が予防しやすいです。
「床に傷をつけたくない!」という方は、厚みのあるキッチンマットを敷いておきましょう。
鍋や水筒など重いものを落としたときの衝撃を吸収してくれます。
とくに、賃貸住宅などでは、床の汚れや傷が少ないと敷金が多く返ってくるケースもあります。
キッチンマットがあると、傷だけでなく汚れも予防してくれるので、退去するときの掃除が楽になるというメリットもありますよ。
【これで快適!】お手入れしやすいキッチンマット選び方
すでにお気づきかもしれませんが、キッチンマットのデメリットは『お手入れ』に関するものがほとんどです。
細長い形状をしているとはいえ、キッチンマットって意外と大きいですもんね。
洗濯して重たくなったキッチンマットを「よいしょ!」と抱えて干しているうちに、「敷かない方が楽かもしれない!」とついつい考えてしまいます。
キッチンマットを敷いて快適に過ごすためには、キッチンマットはお手入れしやすいものを選びましょう。
ここからはお手入れしやすいキッチンマットの選び方を解説します。
洗濯機洗い可能なタイプにする
お手入れのしやすさで選ぶなら、『洗濯機で洗える』キッチンマットがおすすめです。
手洗いしなくても、スイッチ一つできれいにできるのでお手入れの時間が圧倒的に短くなります。
トイレマットやお風呂マットなど、他のマット類と週末にまとめて洗うなどルーティンを決めておくのも良いですね。
雨の日が続いても気兼ねなく敷き替えられるよう、洗い替え用のキッチンマットも用意しておきましょう。
拭けるタイプにする
お洗濯が面倒だと感じる方は、拭けるタイプのキッチンマットを選びましょう。
おすすめは、『塩化ビニル素材』を使ったキッチンマットです。
水や油が染み込まず、汚れてもサッと拭くだけできれいにできますよ。
分割して敷く
お手入れしやすさを重視するなら、シンクやコンロの前など、汚れやすい部分にだけ玄関マットを敷くという方法もあります。
ユニークな海外風のインテリアを彷彿とさせる敷き方ですね。
キッチンマットだと汚れたときに全部洗う必要がありますが、玄関マットなら汚れたマットだけ部分的に洗うことができます。
キッチンマットより小さい玄関マットは洗いやすく、早く乾くので、お洗濯の負担も少なくすみますね。
割高になってしまうこともありますが、そのぶんお手入れはぐんと楽になりますよ。
まとめ
この記事では、「キッチンマットのメリット&デメリット」と「キッチンマットが必要なとき」について解説してきました。
キッチンマットのメリットは以下の通りです。
- 床の汚れ防止
- 衝撃の吸収
- 足腰の負担軽減
- 床からの冷え予防
- インテリアアクセントになる
キッチンマットのデメリットは、「洗濯が面倒」「汚れやシミが付きやすい」などお手入れに関することが多いです。
「洗濯機で洗えるタイプを選ぶ」「分割で取り付ける」など、お手入れしやすい工夫をしましょう。