窓にブラインドを設置したいけど、窓枠や壁に穴をあけるってハードル高め・・・ですよね。
ネジ穴って一度あけたら戻せないので、失敗がゆるされない感があります。
だけど『つっぱり式ブラインド』なら、穴あけ不要で簡単に取り付けることができるんです。
ブラインドに憧れるけど、「ネジ穴あけないといけないならあきらめよう。」って思ってたあなた!
是非『つっぱり式ブラインド』ご検討ください。
この記事では『穴あけ不要!つっぱり式のブラインド』についてご紹介します。
「ご購入前のチェックポイント」や「実際の取り付け方法」をわかりやすくまとめました。
目次
つっぱり式のブラインドとは?
つっぱり式のブラインドとは、その名のとおり「つっぱる形式」で取り付けるブラインドのことです。
カフェカーテンとかつるすときに便利な「つっぱり棒」ってありますよね。
(100円均一やホームセンターで売ってるやつです。)
基本的な仕組みとしては、あのつっぱり棒と同じです。
窓枠の大きさにあわせて伸縮し、内側から外側にむけて力を加えることで固定することができます。
言葉で説明するよりも、写真の方がわかりやすいですね。
こんなやつです。↓
ブラケット(パーツの一部)にバネがはいっていて、伸縮する仕組みになっています。
ぎゅっと縮ませてから、窓枠内に入れ込む。
伸縮部分は、このようにカバーで目隠しすることができます。
なので、見た目もスマート。
普通のブラインドと何ら変わりなく見えますね。
つっぱり式ブラインドのメリット
つっぱり式ブラインドのメリットは、次の2点です。
- 穴あけ不要
- 賃貸物件でも取り付けることができる
とくに「ノンビス仕様で穴あけ不要」というメリットは大きいです!
ノンビス仕様で穴あけ不要
ビスとは、ネジのこと。
そして『ノンビス仕様』とは「ネジいらないよー!」ってことです。
つっぱり式のブラインドは、ネジ、キリ、ドリル?など、特別なDIY工具は一切不要。
ささっと、取り付けることができます。
実際に当店の女性スタッフがやってみたところ、なんと10分ほどで取付け完了しました。
10分ですよ、10分。
は、はやい・・・。
(※取り付け方法については、のちほど詳しく解説しますね。)
賃貸物件でも取付しやすい
ノンビス仕様で穴あけ不要ってことは、賃貸物件でも取付けしやすい!ですよね。
そもそも賃貸物件って、ネジ穴NGってイメージがありませんか?
立ち退きの際に、原状復帰の費用を負担すれば問題ないともいわれますが・・・(※詳しくは専門家にご確認ください。)
私にはできない・・・かなー・・・?(個人の見解です。)
大家さんの反応が気になるし、原状復帰の費用をいくら請求されるかドキドキするし。
そもそも『壁や木枠に穴をあける』ということを、人生でやったことがない。←小心者。
お借りしている賃貸物件で初トライ!する勇気がありません。
ということで、普通のネジが必要なブラインドだったら設置をあきらめていたでしょう。
だけど、つっぱり式だったら・・・賃貸でもできる!!
穴をあける罪悪感もありません。
ということで、賃貸物件のにお住まいの方にイチオシです。
『つっぱり式ブラインド』はこんな場所におすすめ
ここからは、つっぱり式のブラインドが取り付けしやすい場所について説明します。
つっぱり式のブラインドがおすすめなのは、以下のようなエリアです。
- タイル壁など、ネジがあけられない場所
- 遮熱・遮光対策をしたい場所
- 小窓
- 水回り部分
それぞれ詳しく解説していきますね。
タイル壁などネジ穴があけられない場所
キッチンの窓枠がタイル使用だったりすると、ネジ穴ってあけられないですよね。
だけど『つっぱり式ブラインド』なら、ネジ穴を開けられない場所でもブラインドを設置することができます。
和室などで木枠を傷つけたくない場所にも便利ですよ。
遮光・遮熱対策をしたい場所
つっぱり式のブラインドは、窓枠内に設置します。
なので、カーテンレールが窓枠についているタイプでなければ、カーテンと併用ができるんです。
「お気に入りの天然素材のカーテンは、非遮光だから夕日が眩しい!」
「薄手のカーテンだから、夏になると日差しが暑い…。」
など、カーテンだけだと心もとない場所にも遮光性・遮熱性をプラスすことができますよ。
もちろん、カーテンのない窓に遮光・遮熱対策として取り付けるのもおすすめです♪
小窓
カーテンレールのついていない小窓の目隠しをしたいと考えていませんか?
つっぱり式のブラインドなら、カーテンレールがなくても設置できますし、窓枠や壁を傷つける心配もありません。
また、窓枠内に取り付けできるので小窓をスッキリと見せることができます。
人通りの多い場所にある小窓には、ぜひつっぱり式のブラインドを活用してくださいね。
水回りの窓
キッチンや浴室などの水回りは、錆びついてしまう可能性があるためビス(ネジ)止めで設置することが難しいです。
つっぱり式のアルミブラインドはネジを使わずに設置できるので、水回りの窓にもお使いいただけますよ。
羽根の角度を調節できて目隠し効果の高いブラインドは、お風呂や脱衣所の目隠しにもピッタリですね。
水回りでブラインドを使用するときは、錆びついてしまわないよう、耐水性の高い浴室用ブラインドをご活用ください。
つっぱりブラインドの取り付けが難しい場所
ネジ不要で簡単にとりつけられる『つっぱり式ブラインド』。
なんて便利な神アイテム!賃貸物件の強い味方!なんだけど・・・
どんなパターンでも対応できるわけではありません。
幅広サイズがほしいときや設置方法にこだわりがある場合は、つっぱり式ブラインドではできないときがあるので
ご注意ください。
次に『つっぱりブラインドの取り付けが難しい場所』をまとめたので、あらかじめチェックしておきましょう。
窓の幅が大きい場合
つっぱり式ブラインドは、製作できるサイズ幅が決まっています。
当店では、MAXで幅160cmまでです。
(※幅151~160cm×高さ201~250cmサイズの製作は不可です。ご注意ください。)
一般的なアルミブラインドも(天井や壁にネジで固定するタイプ)サイズに制限はありますが、2つ3つとつなげて設置することができます。
つまり、300cmの窓に150cm幅のブラインドを”2分割でつけることができる”ということです。
だけど、つっぱり式ブラインドはこの手が使えません。
ですから、幅が大きい窓(当店の場合幅160cm以上)には取り付けることができないんです。
窓枠や壁がなく、つっぱる場所がない場合
つっぱり式ブラインドなので、窓枠や壁などつっぱって固定する場所がないと設置ができません。
つっぱり棒をイメージするとわかりやすいと思うのですが、両端の壁や木枠に圧をくわえることで固定していますよね。
何もないところでは、設置できません。
「穴あけ不要だ、やったー!」と喜んでブラインドを買ったけど、よく考えたら「どこに取り付ける?」なんてことにならないように気を付けましょう。
つっぱる場所としては、上のバー(ブラケット)が収まる程度の幅あれば大丈夫です。
例えば、当店のつっぱり式ブラインドは、上のバー(ブラケット)を固定する受け皿の横幅が23㎜となっています。
つまり取り付け場所としては、少なくとも23㎜以上の幅が必要という事になります。
窓枠より大きく覆いたい場合(いわゆる正面付けは無理)
※ご注意ください※
つっぱり式ブラインドは正面付けで設置することはできません。
ブラインドの『正面付け』とは?
『正面付け』とは、ブラインドを窓枠よりも大きなサイズにして、窓全体をおおうスタイルです。
つっぱり式ブラインドでは、この取り付け方法は選べません。
※つっぱり式ブラインドは『天井付け』で取り付けることができます。
ブラインドの『天井付け』とは?
『天井付け』とは、窓枠の内側にブラインドをおさめるスタイルです。
すっきり、シンプルな仕上がりが特徴です。
つっぱりブラインドは『天井付け』の取り付けのみ可能です。
接着部に凹凸や汚れがある場合
つっぱり式ブラインドには『ブラケット受け』というパーツがあります。
これです。↓
ブラインドを設置するには、この『ブラケット受け』を粘着シートで窓枠などに貼りつける必要があります。
つまり、何がいいたいかと言うと・・・
「粘着シートがひっつかないところには、設置できないんです!」ってことです。
粘着シートがうまくつかない場所とは?
粘着シートがうまくつかない可能性がある場所とは、こんなところです。
- 凹凸のある壁紙、土壁、砂壁、ベニヤなどざらつきのある場所。
- 汚れや水分が付着している場所。
このような場所では粘着シートの粘着力が低下し、ブラインドが落下する恐れがあります。
わが家もざらざらの壁があるのですが、普通の両面テープすらくっつきません。
カレンダーすらつけられない。(うーん、なかなか制限があります。)
ということでつっぱり式ブラインドを検討しているのなら、あらかじめ取り付け箇所の確認をしておきましょう。
粘着シートがぴったり貼れる、フラットな場所ならOKです。
そうそう、貼る前に油分やほこりなどの汚れをしっかり取り除くことも忘れずに!(シートの粘着力が低下するので。)
また、水分が乾ききってから貼り付けるようにしましょう。
つっぱり式ブラインド選びの5つのポイント
ここからは、つっぱり式のブラインドを選ぶときの5つのポイントについて解説します。
ブラインドの種類(縦型・横型)
バーチカルブラインドには羽根が垂直に並んでいるバーチカル(縦型)ブラインドと、羽根が横向きに並んでいるベネシャン(横型)ブラインドの2種類があります
バーチカルブラインド(縦型)
バーチカルブラインドとは、縦向きの羽根が並んでいるブラインドのことです。
水平方向の日差しを遮ることが得意なので、西日対策として使われることがあります。
また左右に開閉するため、大きな窓でも比較的取り付けしやすいです。
残念ながら、現在のところバーチカルブラインドにつっぱり式はございません。
(私のリサーチ不足だったらごめんなさい!)
バーチカルブラインドは重量があるため、つっぱることが難しいんです。
ネジ穴をあけずにバーチカルブラインドを設置したい方には『ワクラクプレート』がおすすめです。
穴のあいたプレートを窓枠に挟み込み、プレートの穴にブラインドのネジ穴を固定します。
壁を傷付けずに正面付けができるので賃貸にもオススメ!木枠レール取付けプレート
『ワクラクプレート』
意匠登録出願中!壁にネジを打たずにロールスクリーンなどの正面付けが可能。光漏れ対策としても
ベネシャンブラインド(横型)
ベネシャンブラインドとは、横向きの羽根が並んでいるブラインドのことです。
一般的に『ブラインド』というと、ベネシャンブラインドを差すことが多いですね。
ベネシャンブラインドには、つっぱり式タイプも対応しています。
サイズや機能性の種類が豊富なので、インテリアや過ごし方に合わせてお選びいただけますよ。
ここからは、ベネシャンブラインドを中心に解説していきます
機能性
ブラインドには遮光・目隠しなどもともと備わっている機能もありますが、使う場所に合わせて特殊な機能が施されたものもあります。
- 遮熱タイプ
- 耐水・ウォッシャブル
- 防汚
- フッ素加工
西日の強い場所には遮熱タイプがおすすめです。
浴室などの水回りには、耐水性の高いブラインドを選びましょう。
キッチンなど汚れやすい場所にはフッ素加工付きの汚れに強いブラインドがおすすめですよ。
使う場所に合わせて、ブラインドの機能を選んでみてくださいね。
素材
ベネシャンブラインドは、素材によっても特徴が変わります。
ここでは、代表的な『アルミ製』『木製』の2種類を紹介します。
アルミ製
アルミ製のブラインドは燃えにくく、水や錆びに強いため、キッチンや浴室などの水回りにも設置できます。
木製のブラインドに比べると軽いので開閉操作もしやすいです。
アルミブラインドと言うと無機質なイメージが強いですが、ご安心ください。
ブラインドはカラーバリエーションが豊富なので、アイボリーやホワイトなどお部屋になじみやすい色のブラインドもありますよ。
木製
天然木を使用した木製ブラインド(ウッドブラインド)は、ナチュラルな風合いが魅力です。
天然素材は静電気が発生しにくく、ほこりが付着しづらいため日ごろのお手入れも楽になりますよ。
ただ、天然木を使ったウッドブラインドは重量があるため、現在のところ、つっぱり式には対応していません。
ナチュラルなブラインドをお探しの場合は、木目プリントのアルミブラインドがおすすめですよ。
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操作
ブラインドは操作方法も豊富です。
ここでは、『コード&ロッド式(ポール式)』『ワンポール式』『ループコード式(ドラム式)』『電動式』の4つの操作方法を紹介します。
コード&ロッド式(ポール式)
コード&ロッド式は、昇降操作をコードで、羽根の角度調整を操作棒(ロッド)でおこなう操作方法です。
ポール式とも呼ばれています。
操作がシンプルでわかりやすく、多くのブラインドで使われている操作方法です。
ワンポール式
ワンポール式は、羽根の角度調節をおこなう操作棒に、昇降コードが内蔵されている操作方法です。
すっきりとスマートな見た目が魅力です。
また、浴室など眼鏡をはずしている場所でも、昇降コードが探しやすいというメリットもあります。(経験者談)
ループコード式(ドラム式)
ループコード式とは、ブラインドの昇降操作と羽根の角度調節を1本の操作コードでおこないます。
軽い力で開閉操作できるため、ウッドブラインドに多い操作方法です。
大きな窓や、ウッドブラインドなど重いブラインドを操作するときはループコード式を選びましょう。
電動式
リモコンを使って、開閉操作と羽根の角度調節をおこなうことができるリモコン回転式操作。
複数のブラインドを同時に開閉できるタイプもあります。
遠い場所にある窓でも操作することがで、吹き抜け窓に取り入れる人も多いですよ。
実際に取り付けてみました
実際に、つっぱり式ブラインドを取り付けてみました。
作業工程をご紹介しますね。
とっても簡単なので、10分ほどの作業で完了しました。
(1)粘着シートを1枚はがします。
(2)「ブラケット受け」の裏側に粘着シートを貼ります。
こんなかんじ!
(3)赤い剥離紙をはがします。
(4)「ブラケット受け」を窓枠にはりつけます。(※このとき、ブラケット受けの向きにご注意ください。)
くっついた!これでOKです。
(5)ブラケットカバーを取り付けます。(すぽっとはめるだけ。)
(6)先ほど窓枠にとりつけたブラケット受けに、伸縮する側をあてがいます。
続いて、反対側もブラケット受けにはめましょう。
伸縮部分をぐっと縮ませてから、取り付けます。
両方はまりました!
(7)専用レンチ(同梱されています)でナットをしっかりしめます。
そして、ブラケット本体をつかんで上下左右にゆすりましょう。
しっかりと固定されているか確認します。
(※もし確実に固定されていない状態だと、製品が落下して思わゆ事故をまねく可能性があります。)
(8)さいごにブラケットカバーをスライドさせて、つっぱり部分を目隠ししましょう。
うん、これでスマート!
取付け完了しました~~~。
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つっぱり式ブラインドは落ちてしまう?原因と対処法
「つっぱり式のブラインドを試してみたいけれど、落ちてしまわないか心配!」と言う方もいるのではないでしょうか?
つっぱり式のブラインドは、規定通りに採寸・取り付けをおこなえば、ちょっと力を加えたくらいでは落ちる心配はありません。
逆に言えば、採寸方法が間違えていたり、取り付け方法を違っていたりすると、落下してしまう可能性があります。
例えば、当店のつっぱり式アルミブラインドは、窓枠内寸から-1cmした幅・丈が注文サイズです。
採寸サイズが間違えていると、窓枠に収まらなくなるので水平に採寸をおこなってくださいね。
窓枠上部と下部で幅が微妙に違うことがあります。
手が届きやすい窓枠下側でつい採寸してしまうことがありますが、正しく採寸するならブラインドをつっぱる場所で採寸をおこなう方が安心ですよ。
また、取り付けるときはブラインドが水平になっているか確認しましょう。
突っ張り棒を使えばブラインドを手作りできる?
「市販の突っ張り棒を使ってブラインドを手作りできないかな?」と思っていませんか?
ブラインドは構造が複雑なので、素人が手作りするのはかなり難易度が高いです。
羽根の部分はともかく、昇降操作や開閉操作をおこなうメカ部分は仕組みを知っていても作成するのは難しいと思います。
また、ブラインドの手作りキットなどもあるのですが、品数が少ないのでつっぱり式に対応しているとも限りません。
突っ張り棒を使ってDIYしたいときは、カフェカーテンなど仕組みがシンプルな目隠しを使うことをおすすめします。
つっぱり棒で取付け可能!小さな窓の目隠しに♪ナチュラルな風合いのカフェカーテン
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ナチュラルテイストの綿100%。カーテンと同じ素材で作れるカフェカーテン!
まとめ
つっぱり式ブラインドは穴あけが不要で、賃貸物件に住んでいる人でも手軽にブラインドを取り付けることができます。”2分割しての取り付け”や”天井付け”にすることができませんので、取り付けられるかどうかは事前によく確認しましょう。
当店女性スタッフが実際に取り付けをした際も10分程で上手に付けることができました。
「つっぱり式ってことは、すぐに落下するんじゃないの?」と心配になるかもしれませんが、100円均一のつっぱり棒のように頻繁に落ちるようなことはありません。
窓枠がゆがんでいる、通常の操作以上の負荷をかけたなどのアクシデントがない限り、安心してお使いいただけます。
「ブラインドに憧れるけど、ネジあけるのはちょっと・・・」と思っていたあなたに!
ぜひおすすめしたいアイテムです。