フローリングに何を敷けば良いのか迷っていませんか?
ラグ、敷き詰めカーペット、マット、タイルカーペットなど敷物の種類はたくさんあります。
この中で自分に合ったものを探すのって大変ですよね。
最近の敷物は、暮らしに優しい便利な機能が充実しています。
生活スタイルに合わせて最適なものを選べば、安心でリラックスできる空間づくりに役立ちますよ。
カーペットの使用するときに気になることを、いっしょに紐解いていきましょう。
この記事では、フローリングで使用する敷物の選び方について詳しく解説していきます。
目次
フローリング の上には敷物が必要?

床をフローリングのままにするか、敷物を敷くか迷んでいる方は意外に多いようです。
引っ越しや新築などのタイミングでカーペットの導入を検討している場合、途中でチェンジすることになると色々と手間が増えてしまいます。
できることなら、家具を搬入する前に決めておきたいですよね。
結論から言うと、フローリングの上には敷物を敷いておく方が快適に過ごしやすいです。
カーペットやラグをはじめとした敷物には、床のクッション性を高める効果があります。
また、毛足のあるカーペット・ラグはフローリングに比べて防音性や断熱性も高いです。
- 床でくつろいで過ごしたい
- 床に座ったり、寝転がったりしたい
- 赤ちゃんや高齢のご家族、ペットが安全に過ごせるようにしたい
こんな希望があるときには、フローリングの上に敷物を使ってみましょう。
フローリングの上に敷くものは何が良い?
フローリングの上に敷くものと言えば、『カーペット』『ラグ』『タイルカーペット』『クッションフロア』『フロアタイル』などが一般的です。
まずは、それぞれのメリット・デメリットに比較してみたいと思います。
▼フローリングに適した敷物の種類▼
| 種類 | 特徴 |
カーペット![]() |
3畳以上の大きな敷物 〇防音性・断熱性が高い 〇クッション性が高い ×丸洗いは難しい ×サイズ探しが大変 カーペット一覧>> |
ラグ![]() |
3畳以下の小さな敷物 〇デザインが豊富 〇丸洗いしやすい 〇敷き替えが簡単 ×ズレることがある ラグ一覧>> |
タイルカーペット![]() |
1辺40~50cm程度のタイル状の敷物 〇部分洗いできる 〇サイズや形が自由 ×敷くのが少し大変 ×ズレることがある タイルカーペット一覧>> |
クッションフロア![]() |
毛足がないシート状の床材 〇防水性が高い 〇フローリングに近い見た目 ×破れることがある ×粘着タイプは跡が残る クッションフロア一覧>> |
フロアタイル![]() |
毛足がないタイル状の床材 〇固くて丈夫 〇フローリングに近い見た目 ×隙間から水が入る ×粘着タイプは跡が残る フロアタイル一覧 |
カーペット

お部屋全体に敷き詰めて使うカーペットは、豊富なデザイン・機能性が魅力です。
部屋全体に敷き詰めることで、防音性や断熱性を高めることができます。
お部屋全体を広くカバーできるので、歩行時の足腰への負担軽減や転倒時のケガ予防としても活躍してくれますよ。
サイズオーダーカーペットなら、部屋の凹凸や開閉部分に合わせてぴったりサイズに敷き詰めることができます。
ホテルの一室のような、上質な空間を演出してくれますよ。
敷き詰めカーペットのデメリットは水で丸洗いするのが難しいことです。
小さいお子さんやペットのいるご家庭の場合は、はっ水・防汚加工付きなどお手入れしやすい商品を探してみてください。
▼おすすめカーペット▼
ラグ

3畳以下で部屋の一部を覆う敷物をラグと言います。
インテリアのアクセントとしても使われるラグは、とにかくデザインが豊富です!
カーペットに比べて面積が小さく扱いやすいことから季節ごとに敷き替えることもできます。
床をおしゃれにアレンジしたいときは、季節性やトレンドを意識したラグをぜひ敷いてみましょう。
洗濯機洗いできるものもあるので、ラグを清潔にしておきたい方にもおすすめです。
その反面、ラグは滑り止めがついていないとスベることがあります。
ずれが気になるときは、ラグ用の滑り止めや下敷きを活用しましょう。
▼おすすめラグ▼
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タイルカーペット

一辺が40~50cm程度のパネル状になっているのが、タイルカーペットです。
タイルカーペットの魅力は、お手入れがしやすいこと。
汚れた部分のみを取り外して洗ったり、買い替えることができます。
また、サイズや形状を自由に調節できることもタイルカーペットの魅力のひとつ。
廊下やキッズスペースなど限られたスペースにぴったり敷き込むことができますよ。
タイルカーペットのデメリットは、小さなタイルを1枚1枚敷き詰める手間がかかってしまうことです。
また、部屋全体に敷き詰めない場合、カーペットがズレてしまうことがあります。
クッションフロアのデメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
▼おすすめタイルカーペット▼
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優れた撥水力で、お子様やペットのいるご家庭にも。お部屋に合わせて敷き詰めできるタイル型!
クッションフロア

クッションフロアは毛足のないシート状の床材のことです。
部屋一面に敷き詰めることで、手軽に床の模様替えをすることができます。
毛足のあるカーペット類に比べて圧倒的に防水性が高いのが特徴です。
水が染み込まず拭き取ることができるため、トイレトレーニング中のお子さんや、ペットのいるご家庭から特に人気となっています。
椅子が引っ掛かる心配がなく、防水性が高いことからダイニングラグとして活用される方も多いですよ。
粘着シールで固定するタイプのクッションフロアは、床面に跡が残ってしまうことがあるため注意しましょう。
賃貸住宅の床には、貼るだけタイプのクッションフロアがおすすめです。
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フロア全体に敷き詰めてフローリングに!フリーカット出来るはっ水&抗菌加工クッションフロア
フロアタイル

フロアタイルは毛足のないタイル状の床材のことです。
木目調や石目調など様々なデザインがあり、お部屋の模様替えアイテムとしても人気があります。
クッションフロアに比べて硬さがあるため、土足で歩く玄関の土間や、重い家具の下に敷いても使用しやすいです。
一方、フロアタイルはタイル同士の隙間から水分が入ってしまうことがあります。
濡れてしまったときは速やかに拭き取るようにしてください。
フロアタイルのメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
▼おすすめフロアタイル▼
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フローリングに敷くならカーペットがおすすめ!

敷物専門店の立場から言わせていただきます。
フローリング(床)の上に何を敷くか迷ったときは、カーペットがおすすめです!
カーペットはインテリアとしておしゃれなだけでなく、足腰の負担を軽減したり、やわらかな肌触りで心身をリラックスさせてくれたり、騒音を軽減するなどの効果があります。
部屋中のどこを歩いても、ふっくら柔らかした踏み心地のお部屋って理想的ですよね。
人に優しい床材なので、健やかで安心な暮らしを実現させてくれますよ。
ここでは、フローリングにカーペットを敷くメリット・デメリットについて解説していきますね。
床にカーペットを敷くメリット

ここからはカーペットのメリットについて、くわしく解説していきますね。
クッション性に優れている
カーペットは表面に空気の層があり、クッション性に非常に優れた床材です。
ですから万が一転倒したときにも、衝撃を和らげてくれる効果があります。
床が硬いと転倒時の肘やひざ、頭部への衝撃が大きく、ケガや死亡に至るケースもあるので、安全のためにカーペットを活用することをおすすめします。
足腰にかかる負担を和らげてくれますし、座ったり寝転がったりしたときも、からだ全体をやわらかく受け止めてくれるので、お尻や肘が痛くなりにくいです。
カーペットを敷くと小さなお子さまや高齢者の方の転倒事故や、ペットの股関節脱臼の予防につながります。

小さな子どもさんや高齢者の方は、何でもない場所で転倒してしまうことがあります。クッション性に優れたカーペットは衝撃を和らげてくれるので、フローリングよりも安全な床材です。
リラックス効果が高い
カーペットは繊維特有の優しい肌触りと、柔らかな踏み心地が魅力。
なんだか安心しますよね。
床がカーペットだと人の心は落ち着き、リラックスできるのだそう!
カーペットが敷かれている部屋では、フローリングの部屋に比べてα波(リラックスしている状態で現れる脳波)が多くなるという研究結果があり、ゆっくりくつろぎたい場所には、ぜひ取り入れてほしいなと思います。
リラックスだけでなく、集中力を高め学習効果をUPさせる役割も期待できるので、書斎、子ども部屋、オフィスなどでもおすすめです。
そういえば私は子どもの頃、視聴覚室や音楽室が好きだったけど、床がカーペットだったからリラックスできたのかもなぁと思ったのでした。
また、冬でも足元の暖かさをキープできることもカーペットのメリットです。
空気層があるので素足で触れてもひやっとした冷たさを感じにくく、身体への負担を減らして快適に過ごせます。
足の裏と床との接触温度の差により、発生するヒートショック(心筋梗塞・脳梗塞・脳卒中)などが急増している昨今なので、カーペットで健康面に配慮した環境づくりを心がけましょう。
階下への騒音対策になる
集合住宅のトラブルNO.1は「騒音」です。
特に小さなお子さまやペットを飼われているご家庭では、階下にご迷惑をかけていないか、気になるのではないでしょうか。
子どもに静かにするように注意して、「はい、わかりました!」と聞いてくれるなら苦労はないけど、元気いっぱいなのでそれをセーブするってなかなか難しいですよね。
「ああ~階下の人に気兼ねなく、のびのび暮らしたい!」そう思ったら、ぜひカーペットを活用しましょう♪
カーペットの表面は空気の層を含んだ繊維の層になっているので、衝撃音の一部を軽減してくれます。
防音対策用のカーペットでなくても、1枚敷くだけでも階下へ伝わる音はずいぶん和らぎますよ。
しっかり騒音対策をしたいときには、防音機能つきのカーペットや、パイルが長いカーペットや厚手のカーペットがおすすめです。
子育てで一番大事なのは、お母さんの心のゆとり。
ストレスを減らすための工夫は、どんどん取り入れていきましょう!
床にカーペットを敷くデメリット

フローリングにカーペットを敷くときのデメリットには、どんなことがあるのでしょうか?
掃除がしにくそうとか、ダニの温床になりそうなどなど、心配に感じることもありますよね。
ここからは、カーペットにまつわるモヤモヤポイント&解決方法について、くわしく解説していきます。
汚れがシミになる
ジュースやお醤油をうっかりこぼしてしまったとき、フローリングならささっと拭き取れるけど、カーペットだとシミになってしまうことがありますよね。
拭いても拭いても汚れが取れない。
しかもけっこう目立つところにある~!ショック・・・
カーペットを日常で使っていると、こんな悲しい経験をしたことがあるのではないでしょうか?

特に敷いているのがリビングやダイニングの床の場合は、飲み物をうっかりこぼしてしまうことも多いですし、日々の汚れがだんだんと蓄積されていくイメージがありますよね。
カーペットの優しい肌ざわりも好きだけど、あえてフローリングにされている方の中には「汚れるのが嫌」「お手入れが大変」という理由が多いです。
だけど、それは昔の苦い経験が尾を引いているとも言えます。
最近のカーペットはひと味ちがいます。
防汚加工、はっ水加工をはじめ、汚れがつきにくく落ちやすい機能性カーペットも豊富に揃っています。
例えばはっ水加工のカーペットなら、コーヒーをこぼしても繊維が水をはじくので、ささっと拭き取るだけできれいになります!
これなら汚れやすい場所に敷くときも安心ですね♪
夏は蒸し暑く感じる?

カーペットは夏は暑苦しく感じることがありますよね。
特にナイロンやポリエステルなどの化学繊維を使用したカーペットは吸水性が低いので、まるで床の上にビニールシートを敷いたような状態になってしまうことも。
カーペットの上で座ったり、寝転んだりする時間が長い場合には、さらっとした肌ざわりにこだわって選びましょう。
通年で使用したいときにおすすめなのが、ウールのカーペットです。
ウールとは羊の毛のこと。
湿度を調整する「調湿効果」にも優れているので、汗のベタベタが気になる夏でも快適なので、通年使用にぴったりです。
実は私も昨年からウールカーペットを使っているのですが、夏でもさらふわ♪な肌ざわりに感激しています。
湿度を吸って蒸れにくくしてくれるので、足裏が気持ちよく、カーペットの上をやたら素足で歩きまわっています。
しかも!ウールには汚れがつきにくく、落としやすいという特徴があります。
もし汚れが気になりそうなら、ベージュやグレーなど薄汚れやシミが目立たない色味を選ぶと、よりきれいな状態をキープできますよ。
夏に汗をかいたときのベタベタ感が気になる!という人は、ぜひウールのカーペットを活用してみてくださいね♪
ダニの温床になりそう?

「カーペット=ダニの温床」こんなイメージを持っていませんか?
もし本当に、カーペットがダニの繁殖を促すのだとしたら、使いたくなくなっちゃいますよね。
だけど、これって実は誤解なんです。
アレルギーの原因になるダニは布団などの寝具で発生する割合が圧倒的に高く、床の素材がカーペットなのか、フローリングなのかはあまり影響していないという研究結果が報告されています。
むしろカーペットには、歩行時に空気中に舞い上がるハウスダストの量を抑える効果(舞い上がるハウスダストの量は、フローリングの10分の1)があるので、室内の空気をクリーンに保ち、健康的な暮らしをサポートする役割があります。
もちろん、こまめな掃除や空気の入れ替えは、床材の種類に関係なく大切です。
日頃から清潔に保てるように心がけましょう。
ダニやハウスダストが気になる方は、防ダニ加工付きのカーペットをお選びください。
汚れにくいラグ・カーペットの選び方
「カーペットを床に敷くと、汚れちゃわないか心配」という方は、次の4つのポイントを参考にして選びましょう♪
①濃い目の色や、トーンの低い色を選ぶ

薄い色だと汚れが目立ちやすいです。
真っ白よりもくすみ系の色や、濃い色のラグを選ぶ方が汚れてしまっても目立たずにすみます。
床など空間の下側にあたる場所は、落ち着いたトーンの色にした方が全体に落着きのある印象に仕上がりますよ。
②定期的な買い替えを想定して選ぶ
ずっと使い続けるのではなく「汚れてきたら数年で買い替える」というように、購入するときに使用する期間を考えておくのがおすすめです。
そうすると汚れても「あと1年で買い替えるし、いいか~」みたいに思えるので、寛容でいられますし、そのときの気分や流行に合わせてデザインを楽しめます。
③お手入れしやすいカーペットを選ぶ

防汚・はっ水機能のあるカーペットなら、汚れに強い!
うっかりコーヒーこぼしちゃった!という場面でも、ささっと拭き取れば大丈夫。
ダイニングやリビングなど汚れやすい場所で使用する場合には、ぜひ防汚・はっ水機能のあるカーペットを選びましょう。
また、サイズが3畳以下程度のラグであれば手洗いや洗濯機洗いできるものもあります。
「水でじゃぶじゃぶ洗ってきれいにしたい!」という方は、洗えるラグを探してみた方が良いかもしれません。
④お手入れしやすいタイルカーペットにする

タイルカーペットとは1枚当たりの面積が小さく、汚れた箇所だけ外して手洗いOKできます。
大きなカーペットだと丸ごと洗うのは大変だけど、タイルカーペットなら1枚ずつ外して洗えるので、お手入れラクラク♪
小さなお子さまやペットがいるご家庭では、大人だけのご家庭と汚れ方がちがいます。
「こ、この汚れは、じゃぶじゃぶ洗いたい」なんてことがたくさんあるので、広いスペースに敷き込むときにはタイルカーペットがイチ押しです!
床にタイルカーペットを敷く注意点と敷き方

一辺が40~50cm程度のパネル状になっているのが、タイルカーペットです。
タイルカーペットの魅力は、簡単に取り外しができること。
汚れた部分のみを取り外して洗ったり、買い替えることができます。
一片が小さい分乾きやすいので、万が一汚してしまったときもお手入れがしやすいです。
また、サイズや形状を自由に調節できることもタイルカーペットの魅力のひとつ。
ハサミでカットできるものも多く、廊下やキッズスペースなど限られたスペースにぴったり敷き込むことができますよ。
滑り止め付きがおすすめ
タイルカーペットのデメリットは、小さなタイルを1枚1枚敷き詰める手間がかかってしまうことです。
また、部屋全体に敷き詰めない場合、カーペットがズレてしまうことがあります。
タイルカーペットは1枚の生地面積が小さくて重量も軽いので、フローリングの上を滑ってズレることがあります。
お部屋の一部に敷くときはズレやすいため注意が必要です。
安全性に考慮して、裏面に滑り止め加工がされたタイルカーペットを選びましょう。
購入枚数の計算が必要
オーだカーペットは、お部屋と同じサイズで注文すればぴったり敷き込むことができます。
一方、タイルカーペットは1辺が50~60cmの正方形です。
そのため、お部屋に合わせて『何枚のタイルが必要か』計算する必要があります。(京間や江戸間など畳の種類によって面積が若干違います)。
■タイルカーペットの必要枚数の計算例
6畳(360×270cm)の部屋に1辺50cmのタイルカーペットを敷き詰める場合…。
お部屋の縦向きの辺(360cm)に必要なカーペットの枚数は7.2枚(=8枚)となります。
また、横向きの辺(270cm)に必要なカーペットの枚数は5.4枚(=6枚)です。
この2辺に必要なカーペットの枚数を掛け合わせると8枚×6枚=48枚となります。
また、家具の下にタイルカーペットを敷き込むのか、部屋の角の形や柱の有無によってタイルカーペットの必要枚数は違ってきます。
タイルカーペットを購入する前に、タイルカーペットを敷く場所をメジャーで測って出来るだけ正確な面積を確かめてから、必要枚数のタイルカーペットを購入してくださいね。
ドアの開閉部分の隙間をチェックする
タイルカーペットの厚みとドアの開閉部分の隙間にも注意してください。
タイルカーペットの厚みがドア下部と床の隙間よりも大きいと、ドアの開閉がうまくできないことがあります。
また、タイルカーペットの端が何かの拍子に捲れてしまって、ドアに接触してしまうこともあります。
タイルカーペットの厚みと隙間の大きさをあらかじめ採寸しておくようにしましょう。
ドアの開閉に干渉する場合は、ドアの付近にはタイルカーペットを敷かないようにしてくださいね。
タイルカーペットの貼り方
タイルカーペットは1辺が50~60cm程度しかないため、お部屋全体に敷き込む場合は数十枚のタイルを貼る必要があります。
カーペットやラグに比べると敷き詰め作業が面倒に感じられるかもしれませんが、タイルカーペットの貼りつけ作業自体は意外と簡単です。
ベッドサイドやキッズスペースなど敷きたい場所に欲しい枚数だけ設置すれば基本的にはOK!とっても簡単ですね。
部屋全体に敷くときは、フローリングを丁寧に掃除したら中央線を引き、内側から外側に向かって貼り付けます。
タイルカーペットには向きがあるため、「流し貼り」と「市松貼り」のどちらかで敷いていくと良いでしょう。
▼「流し貼り」と「市松貼り」の見本▼

「流し貼り」とは、順目貼りとも呼ばれる敷き方で、タイルカーペットの向きを全て揃えて敷きます。
キレイに並べるとタイルカーペットの境目が判りづらくなるので、一枚のカーペットのように見せることができます。
「市松貼り」とは、隣り合わせたタイルカーペットの向きを90度変えて敷きます。
タイルカーペットのパイルの向きが横と縦で交互に敷き、パイルの方向で模様ができるので無地や同色のタイルカーペットを敷く時に使われます。
タイルカーペットの中には、裏面にパイル(毛並み)の向きがわかるように矢印表示が印刷されている物もあるので、パイルの向きがわからない場合はタイルカーペットの裏面を確認してみてください。
タイルカーペットの詳しい敷き方は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
フローリングにカーペットを敷くときのデメリットは、汚れが目立つ、蒸し暑く感じることがある、ダニの温床になりそうなイメージがあるかもしれません。
でも実は、誤解されていることも多いのです。
時代とともにカーペットも進化しているので、今の暮らしにちょうどいい、使いやすいものを探してみてくださいね。
汚れにくいカーペットや、夏でもさらっとした肌触りのカーペット、防ダニ加工つきのカーペットなどもあるので、暮らしのニーズに合わせて機能や素材を選びましょう。
カーペットは素足でも心地よく過ごすことができ、心身にリラックス効果をもたらしてくれる、人にも動物にも優しい床材です。
集合住宅で気になる騒音対策にも役立ちます。
フローリングのお部屋には、ぜひカーペットを敷いてみてください♪























