ご自宅の玄関に玄関マットを敷いていますか?
何となく玄関マットを使っているという人もいれば、掃除の邪魔になる玄関マットは必要ないという人もいます。
日本は欧米と違って靴を脱いで家に上がる習慣があるため、靴底についた泥や砂を玄関マットで落とすといった意識は低くなります。
そのため、玄関マットの必要性が低いように感じられるのは仕方がないのかもしれません。
でも、本当に玄関マットは必要ない物なのでしょうか?
今回は、玄関マットの必要性を確かめるために、玄関マットのメリット&デメリットの解説と玄関マットのおしゃれな使い方について解説したいと思います。
目次
玄関マットは必要?玄関に敷く意味とは
玄関マットを敷く意味は、主に2つ。
- 玄関の汚れを軽減する
- おしゃれな玄関を演出する
家の外から泥や砂・ホコリを家に入れないため、玄関の汚れを軽減するために玄関マットを敷きます。
換気や帰宅時に玄関を開けると、風だけでなくホコリやチリ、花粉なども入ってきてしまうことがあります。
そんなとき、玄関マットが汚れをキャッチしてくれると、家の中をきれいに保つことができますね。
欧米では靴を履いたまま家の中に入るため、玄関マットで靴の汚れを落とすと言う役割もあります。
ですが、日本の玄関は土間と上がり框で境界が分けられているため、あまり必要性を感じられないかもしれませんね。
上がり框(かまち)とは
上がり框は日本の玄関や土間において、屋内と屋外の境界となる段差に取り付けられる横木のこと。
日本では家主が玄関の上がり框の上に座って来客を出迎えたり、その場で来客と会話するなどコミュニケーションの場として使われてきました。
また、玄関は家の顔であり、お客様をお出迎えする場所でもあります。
お客様へのおもてなしの意味を込めて、玄関におしゃれなマットを敷いておく方も多いようです。
玄関がおしゃれだと、家に帰るのが待ち遠しくなりそうですね。
風水における玄関マットの役割
風水では「玄関マットを敷いた方が良い!」とよく聞きますね。
風水に置いて、玄関は運気が入ってくる重要な場所だと言われています。
そのため、玄関はいつもきれいにしておくことが大切なんだとか。
玄関マットは、ホコリやゴミだけでなく玄関に入ってきた悪い気もキャッチしてくれるそうです。
風水を意識して玄関マットの色を選ぶことで、良い気を取り込み運気をアップさせることができますよ。
風水で玄関マットを選ぶ方法についてはこちらをご覧ください。
なんで玄関マットはいらないの?玄関マットのデメリットを解説
玄関マットは玄関の汚れを落とすために必要なものだと説明しましたが、これは靴を履いたまま家に上がる欧米の生活スタイルに合わせた役割です。
一方、日本では日本の玄関は土間と上がり框で境界が分けられおり、玄関で靴を脱ぐ習慣があります。
欧米に比べて玄関が汚れることが少ないことから、玄関マットが必要ないと感じられるのかもしれません。
上がり框(かまち)とは
上がり框は日本の玄関や土間において、屋内と屋外の境界となる段差に取り付けられる横木のこと。
日本では家主が玄関の上がり框の上に座って来客を出迎えたり、その場で来客と会話するなどコミュニケーションの場として使われてきました。
また、玄関マット不要派さんの意見の中にはこんなものもありました。
玄関マット不要派の人の声
「掃除機で掃除しようとしたとき玄関マットがめくれて掃除の邪魔になる」
「玄関マットが汚れると洗濯がメンドクサイ…」
「ホコリや砂で汚れた玄関マットを洗濯機で洗いたくない」
「髪の毛などが絡まった玄関マットは洗濯が大変」
玄関マット不要派の人の多くが、玄関マットのお手入れに関する不満を持っているようです。
確かに、ホコリや砂・泥などで汚れてしまった玄関マットは洗濯するのが面倒です。
特に泥汚れは乾いた泥を叩いて落としても、玄関マットの繊維の奥に泥が残ってしまうので、洗濯しても汚れが落ちないことがあります。
ホコリや砂が残ったまま洗濯機で洗濯してしまうと、洗濯機の故障原因になってしまう危険もあります。
それに、頑固な汚れは手洗いでもなかなか汚れを落とすのが難しいというのも問題です。
また、玄関マットを洗濯すると毛並みが悪くなったり色落ちしてしまうこともあります。
玄関マットを生地の毛並みや色で選んだ方は、色落ちしてしまった玄関マットを見てショックに感じる人も…。
玄関マット不要派の人は、洗濯したくてもなかなか洗濯できない、汚れたままの不衛生な玄関マットをそのまま使うぐらいなら、玄関マットは必要ないと感じているようです。
では、この玄関マットの不満を解消することはできるのでしょうか?
お手入れが簡単な玄関マットを選ぼう
玄関マットのお手入れに関する不満が多いことがわかりましたが、お手入れの簡単な玄関マットを選ぶことで不満を解消できるかもしれません。
お手入れが簡単な玄関マットとは
- 洗濯機で丸洗いできる
- 防汚加工されている
- 洗濯の手間が必要ない
この条件を満たす玄関マットなら、お手入れの手間を減らすことが可能です。
どんな玄関マットがこの条件を満たしているのか解説していきます。
洗濯機で丸洗いできる玄関マット
玄関マットには家庭洗濯が可能なタイプの中でも、洗濯機で丸洗いできる玄関マットを選びましょう。
洗濯機で丸洗いできる玄関マットなら洗濯の手間をかなり低減することができます。
特に玄関が泥などでよく汚れる場合は、水洗いができる玄関マットを庭先で豪快に洗うことも。
洗濯機で丸洗いできる玄関マットは、洗濯表示を確認すれば一目でわかります。
上記の洗濯表示がある玄関マットはご家庭の洗濯機で洗うことができます。
また、玄関マットの汚れが酷いとき、ホコリや砂を叩いて落とした後に洗濯をしてください。
洗濯前に大まかな汚れを落とせば、洗濯槽の中で砂が溜まるのを防ぐことができます。
玄関マットの洗濯方法については、過去の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
防汚加工されている玄関マット
防汚加工されている玄関マットなら掃除の手間を減らすことができます。
玄関マットで一般的に普及している防汚加工には撥水加工があります。
撥水加工された玄関マットなら水分を含む汚れを生地の表面で弾いてくれるので、汚れが酷くなるのを防いでくれます。
撥水加工されていない玄関マットでも、市販の撥水・防水スプレーを塗布することで防汚対策ができます。
ただし、市販の撥水・防水スプレーを使った防汚対策は「とりあえずの処置」です。
製造時から撥水加工された玄関マットと比べると撥水・防汚効果は薄くなるので、すでに撥水加工が施された玄関マットの使用をおすすめします。
洗濯の手間が必要ない玄関マット
洗濯の手間が必要ない玄関マットとは、玄関マットの表面が塩化ビニル樹脂でコーティングされた繊維を使っていないシート状の玄関マットです。
フロアシートや床保護シートと呼ばれることもあります。
このタイプの玄関マットは、そもそも洗濯を必要としません。
塩化ビニル樹脂でコーティングされているので汚れたら雑巾でサッと汚れを拭き取れる玄関マットです。
もしも、玄関マットの表面に頑固な汚れが残ってしまっても、シートを新しい物に張り替えて汚れた物は使い捨てにすることが可能です。
玄関をおしゃれに出来る!玄関マットのメリット
玄関マットは洗濯やお手入れが面倒というデメリットがあることがわかりました。
では、玄関マットにはどんなメリットがあるのかというと…。
「玄関をおしゃれに見せることができる」です。
日本では、昔から「玄関は家の顔」と呼ばれるぐらい、玄関を重要視してきました。
ご自宅にお客様を招いたとき、最初に目に入る場所が玄関です。
清潔でおしゃれな玄関だと、訪れた人が「歓迎されている」という気持ちになります。
それに、外から家に帰ってきたとき、おしゃれな玄関に迎えられると気分が良いですよね?
玄関をおしゃれにすることで、家の印象が良くなり、生活に彩を加えることができます。
では、どのようにおしゃれな玄関にコーディネートすればいいのかというと、「北欧デザイン」と「風水」がおすすめです。
玄関をおしゃれにコーディネートする方法
それでは、玄関をおしゃれにコーディネートするおすすめの方法として、「北欧デザイン」と「風水」を取り入れた玄関のコーディネートについてご紹介します。
北欧デザインの玄関マットでおしゃれにコーディネート
北欧デザインは日本の住宅に合わせやすいコーディネートのひとつとして人気があります。
動植物をモチーフにした北欧柄とナチュラルカラーを使ったデザインは、建材に多くの木材を使う日本の住宅によく合います。
玄関のフローリングや壁紙が明るいホワイトやベージュが多く使われているなら、薄い茶色や緑色などのアースカラーを使った玄関マットを敷くとおしゃれにコーディネートできます。
または、黒白のモノトーンでモダンな玄関でも、黄色やくれない色といった少し明るい色の玄関マットを使うことで、よりおしゃれな北欧モダンの玄関を作ることができます。
風水で運気がアップする玄関にコーディネート
日本ではインテリアコーディネートに風水の考えを取り入れるのが人気です。
風水的に玄関は気を家に取り入れる重要な場所という考えがあります。
そのため、玄関から良い気を取り込むためには整理整頓をして清潔な状態を保つのが良いとされています。
また、玄関がどの方角に向いているかによって良い気を呼び込む色や柄が決まっています。
東向きの玄関:青緑色、青色、赤色
西向きの玄関:アイボリー、ベージュ、黄色
南向きの玄関:紫色、赤色、緑色
北向きの玄関:ベージュ、ピンク、オレンジ
東西南北で玄関の向きによって良い気を取り込みやすい色はそれぞれ違います。
風水を玄関に取り入れようと思ったとき、玄関マットなら色を自由に変更することができるので、コーディネートがやりやすいです。
玄関マットの色と柄に風水の考えを取り入れて、家に運気を呼び込む玄関にコーディネートしてみてくださいね!
おしゃれな玄関マットおすすめ4選
では、これまで解説したお手入れの手間が少なく、おしゃれなデザインの玄関マットを4つご紹介したいと思います。
北欧柄の玄関マットで洗濯機で洗うこともできます。
デザイン性が高いだけでなく、表面の生地はなめらかで、厚みもあって底付き感も少ないのでおすすめです。
植物の葉をモチーフにした北欧柄が美しい玄関マットです。
ナチュラルカラーの玄関に合わせやすいデザインなので、木材を多く使う日本の玄関で違和感なく使えるのが魅力です。
北欧柄の玄関マットはバリエーションも豊富なので、自分好みのデザインを探すのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。
玄関の形はご家庭によって違います。
上がり框が斜めになっている場合もあるため、既成の長方形カットの玄関マットでは合わせるのが難しい場合があります。
そのような場合は、好みの形にカットできるこちらのカーペットを玄関マットとして使用するのがおすすめです。
撥水加工もされているので、汚れに強いというのも玄関マットとして使うのに適しています。
玄関マットには毛足が詰まったタイプもおすすめです。毛足の詰まった玄関マットなら汚れが絡まりにくく、お手入れの手間を減らすことができます。
フロアシートなら汚れても張替えが簡単でお手入れがぐんと楽になります。
玄関マットとして使うだけでなく、玄関に繋がる廊下に敷き詰めることで廊下敷としても利用することができます。
汚れたら張り替えればいいので、お子さんがいて玄関の汚れが激しいご家庭などにおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?玄関に玄関マットを敷くか悩んでいる方は、お手入れに悩みを持つ方が多いようです。
でも、選ぶ玄関マットによってお手入れの悩むは解消することができます。
それに、玄関マットは玄関をおしゃれにするアイテムとして使用することもできるので、玄関マットを敷いてみてもいいのではないでしょうか?
私は結構ズボラな性格なので、玄関の掃除は手抜きをしがちです。
個人的には張替えが出来て汚れにも強いクッションフロアやフロアシート、撥水機能の付いた玄関マットがおすすめだと思います。
お手入れが簡単な玄関マットは、家族で暮らす人だけでなく、私のように一人暮らしの男性にもピッタリだと思うので、この機会に玄関マットを新調してみてはどうでしょう。