浴室の目隠し対策として人気の『浴室用ブラインド』。
水に強く、ネジ穴をあけずに取り付けることができるため、お風呂場で大活躍の窓周りアイテムです。
そんな浴室用ブラインドですが、買い替えやお手入れをするときには窓から取り外さなければなりません。
でも、浴室用のブラインドってどうやって外せばよいのでしょう?
- 取扱説明書を捨てちゃって、取り外し方がわからない!(←これ、私です)
- そもそもブラインドって自力で取り外せるの?
など、たくさんお悩みが出てきそうですよね。
この記事では、『浴室用ブラインドの取り外し方』について解説いたします。
DIYが苦手!!という方でもわかりやすいように、図や写真を使って説明していきますね。
目次
浴室ブラインドはつっぱり式が主流
そもそもお風呂に使われているブラインドはどんな種類のブラインドなのでしょうか?
ずばり、浴室ブラインドによく使われているのは『つっぱり式ブラインド』です。
★つっぱり式ブラインドとは?
内側から外側に圧を加えることで固定するロールスクリーンのこと。
イメージとしては”つっぱり棒”のような感じです。
◆ネジ穴不要!工具不要!で取り付け簡単
つっぱり式のブラインドは、内側から外側につっぱる力で取り付けるブラインドです。
ブラインドを窓枠の内側に設置して、すっきりおさめたいときにもおすすめです。
外へとつっぱる力で取り付けるので、ネジ穴をあける必要もありません。
タイル壁のバスルームや壁に穴を開けたくないところに取り付ける場合にも安心ですね。
また、ブラインドさえ購入すれば取り付け可能なので、工具などを使わなくても手軽に取り付けられるというメリットもあります。
◆水に強く、丸洗いしやすい
つっぱり式のブラインドは取り外すときも工具不要です。
また、通常のブラインドは錆びる可能性がありますが、浴室ブラインドは水に強い素材でできています。
そのため、汚れが気になるときには取り外して、水で丸洗いすることも可能です。
お風呂場なら、汚れが気になったときにその場で水をかけて洗えるので便利ですね。
【お風呂場用】つっぱり式ブラインドの外し方5ステップ
では早速、ブラインドの取り外し方をレクチャーしていきましょう。
この記事では、浴室ブラインドの中で最も主流なつっぱり式ブラインドの取り外し方をご説明いたします。
1.羽根(スラット)を上部にたたむ
ブラインドの羽根(スラット)が下に降りた状態では、ブラインドを取り外すのが難しいです。
まずはスラットを上部までたたんでいきましょう。
操作方法がいくつかあるので、当店の浴室ブラインドで取り扱っている2つの操作方法をご紹介します。
ポール式
ポール式は、スラットの昇降はコードで、回転はポールで行う操作方法です。
スラットが水平になっていることを確認し、昇降コードを下に引っ張りましょう。スラットがどんどん上がっていきます。
一番上までたためたら、コードを外側に引っ張って固定しましょう。
コードに手を添えた状態でゆっくりと手を放し、スラットがロックされていることを確認してください。
ワンポール式
ワンポール式は、スラットの昇降と回転を1本のポールで操作する方法です。
スラットが水平になっていることを確認し、ポールから出ている持ち手(イラコイザー)を下に引っ張りましょう。
一番上までスラットがたたまれたら、手を放し、スラットがロックされているかを確認してください。
2.左右のレバーを操作する
次に、ブラインド上部(ヘッドボックス)にあるレバーを操作します。
まずは、ヘッドボックスの左右端についているカバーを内側に動かします。
その後、ヘッドボックス上部についているレバーを外側に操作してください。
左右忘れずに行うようにしましょう。
3.左右のダイアルを緩める
左右の端にあるダイアルを均等にゆっくりと緩めていきます。
この時、ダイアルが緩むとブラインドが落下する可能性があります。
本体がガタンッ!と落ちないように、手でブラインドを支えながらダイアルを回していきましょう。
4.プレート受けからブラインドを外す
ダイアル操作が完了したら、いよいよブラインドの取り外しです。
つっぱり部分をプレート受けから外して、ブラインド本体をを取り外します。
足場が不安定な場合は、ブラインドを外す人と、外したブラインドを受け取る人に分かれて複数人で行うと作業が楽ですよ。
5.プレート受けの両面テープを外す
最後にプレート受けを取り外します。
プレート受けの下部に伸びている両面テープの部分を引っ張ると、プレート受けを取り外せます。
プレート受けを外すときは壁と水平方向にゆっくり引っ張るようにしてください。
無理やり垂直に引っ張ったり、勢いよく引っ張ると、テープが破れたり、壁紙が剥がれてしまう可能性があります。
なかなか剥がれない場合には、一度に剥がそうとせず、何度か引っ張って少しずつ剥がしていくようにしましょう。
ブラインドを取り外すときの注意点
では、ブラインドを取り外すときにはどんなことに注意しなければならないのでしょう?
ここではブラインドを取り外すときの注意点をご紹介します。
※しっかりと足場を確保する
お風呂場の窓は、浴槽の近くや、高い場所など足場の悪い場所についていることが多いです。
浴槽の縁に足をのせたり、逆にお風呂が邪魔で斜めの体勢になったりと、無理な姿勢で取り外さなければならないこともあると思います。
その上、ブラインドは布製のカーテンやロールスクリーンと比べて重量があります。
取り外した時に、「思ってたより重い!!」と重量に負けて転倒してしまうと、怪我につながるので危険です。
浴室のブラインドを外すときは、足場を確保してから行うようにしましょう。
重たいものを持つのが苦手な方は、手伝ってもらって2人以上で取り外し作業を行ってくださいね。
※ブラケットパーツの汚れを取り除いておく
アルミブラインドの取り付け部分は、経年劣化やホコリなどの汚れが固まることにより動かしにくくなることがあります。
この場合はシャワーでぬるま湯をかけるなどして、汚れを取り除いてから動かしましょう。
※再度取り付けるときは販売店に問い合わせよう
ブラインド自体は取り外しが可能ですが、プレート受けの両面テープは剥がすと使えなくなってしまいます。
一度外してもう一度取り付ける場合は、販売店に問い合わせ、両面テープを手配するようにしてください。
掃除などでもう一度取り付ける予定がある場合は、プレート受けはそのままにしておくのも一つの手ですね。
【ネジ穴必要】一般的なブラインドの外し方
続いては、ネジ穴が必要なブラインドの外し方について解説していいきます。
浴室ではあまり使われないタイプですが、もしネジ穴やカーテンレールに取り付けたという場合は、こちらをご覧ください。
メーカーが違っていても同じタイプのブラインドであれば、共通している作業工程もあるので、是非参考にしてください。

メーカーや商品が違うと、取り外し方が違っている部分もあります。
取り外し方がわからない時には取扱説明書で確認するようにしましょう。
◆プッシュ式
最も一般的なのが『プッシュ式』です。
プッシュ式は、ボダンを押すことでヘッドボックスを取り外すことができるタイプです。
プッシュ式の取り外し方は以下の通りです。
1.ブラインドのスラットをたたむ
つっぱり式と同様、しっかりロックされているか確認しましょう。
2.ブラインド本体を外す
取り付けパーツ(ブラケット)のスイッチを押しながら、ブラインド本体を下へ引っ張って外していきます。
ブラケットのスイッチはいくつかあるので、順番に押して、ひとつずつ取り外していきましょう。
ブラインドが急にガタンと落ちることもあるので、ブラインドを支えながら慎重に行ってください。
3.壁についている取り付けパーツ(ビス)を外す
壁の取り付け部分を、ドライバーを使って取り外します。
◆スライドロック式
続いてはスライドロック式です。
スライドロック式は、取り付け部分がスライド式で取り外せる仕組みになっています。
スライド式の取り外し方は以下の通りです。
1.ブラインドのスラットをたたむ
つっぱり式と同様、しっかりロックされているか確認しましょう。
2.スライドロックを操作し、Aを回転させる
スライドロックの部分は2段階引き出せるようになっています。
2段階分引き出したアロ、ヘッドボックスをAの方向に回転させましょう。
3.ブラケットから本体を取り外す
ヘッドボックスをBの方向に引き上げながら、ブラインド本体を取り外しましょう。
◆はちまき式
最後にご紹介するのが『はちまき式』です。
はちまき式は、金属の部品がはちまきのようにブラインドをぐるりと取り囲んでできています。
はちまき式の取り外し方は以下の通りです。
1.ブラインドのスラットをたたむ。
つっぱり式と同様、しっかりロックされているか確認しましょう。
2.ブラケットのプレートAを、プレートBから外す
ブラケット部分のプレートAのツメ部分を下の方向に引っ張り(①)、プレートBから取り外します。
3.ブラインド本体を取り外す
今度はプレートBを手前に引き出し(②)、ヘッドボックスを下方向に引っ張って(③)ブラインド本体を取り外します。
※ブラインドをサイド取り付けるときは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、浴室ブラインドの取り外し方について解説してきました。
水に強く、ネジ穴不要で取り付けられる浴室用ブラインドは、取り外すのも簡単です。
工具なども必要なく取り外せるので思い切ってチャレンジしてみましょう。
取り外したブラインドをもう一度取り付けたい場合は、販売店に問い合わせて両面テープを手配するようにしてくださいね。
浴室は足場が悪く、滑りやすいです。
ブラインドを取り外す前に足場を確保し、怪我をしないよう気を付けて作業を行ってくださいね。