「和室の窓にブラインドを付けることってできる?」と思ったことはありませんか?
和室の窓と言えば障子のイメージが強いですが、子供がイタズラして破いてしまったり、張替え作業が必要だったりと少々扱いが大変な部分がありますよね。
また、和モダンスタイルにしたい、洋室風にしたいなど、お部屋のアレンジに合わせて障子以外の窓まわりアイテムを取り入れる方が増えてきているようです。
特に日差調節しながらも風通しをキープできるブラインドは、畳を敷いている和室には最適な窓まわりアイテムです。
この記事では、和室にブラインドを取り付けるメリットと、ブラインドの選び方について解説していきます。
目次
和室の窓にブラインドを取り付けるメリット
和室にブラインドを取り付ける主なメリットは以下のとおりです。
- 和室に馴染む直線的なデザイン
- おしゃれ!和モダンな空間を演出できる
- 障子のような張替え作業がいらない
- 日差しをほどよく取り込める
それぞれ詳しく解説していきます。
①和室に馴染む直線的なデザイン
和室はインテリアコーディネートする際は、直線的なフレームのデザインの方が合うと言われています。
畳や障子も、直線的なデザインをしていますね。
そのため、障子の代わりに窓装飾を取り付ける時には、ウェーブのひだがあるカーテンよりも、羽根が直線に伸びているブラインドの方が相性が良いです。
和室の風合いをそのまま活かしつつ、窓装飾だけを変えたいという方でも取り入れやすいのがブラインドの特徴です。
②おしゃれ!和モダン空間を演出できる
和室と、現代的でスタイリッシュな”モダンなデザイン”を掛けあわせた「和風モダン」なインテリアスタイルが流行していますよね。
シンプルですっきりとしたデザインのブラインドは、モダンな雰囲気にもぴったりです。
ブラインドは直線的なデザインのため、幾何学模様がよく合うモダンスタイルと相性ぴったりです。
ブラインドって、シルバーで無機質なイメージ…。という方もご安心ください。
最近では、様々なカラーのおしゃれなブラインドがたくさん出てきています。
木目調のナチュラルなブラインドや、2色タイプのブラインドもあるので、お好みに合わせてお選びいただけますよ。
③障子のような張替え作業がいらない
障子のデメリットの一つが、張替え作業が必要なことです。
障子は紙素材でデキているため、日焼けしたり破れたりしてしまいます。
業者に頼むとお金がかかりますし、自分で行うのも大変ですよね。
その点、ブラインドは羽根の部分を拭き掃除するだけでお手入れでき、張替え作業も必要ありません。
手軽に取り入れやすいところも、ブラインドのメリットですね。
④日差しを調節しながら風通しをキープできる
ブラインドの特徴の一つに、「風通しをキープしながら、日差しを調節できる」というものがあります。
和室以外でも、人通りの多い窓に取り付けられている理由がこれですね。
和室の畳、高温多湿の環境だとカビやダニが発生してしまうので、換気などが大切になりますよね。
日差しをほどよく調節しながら換気を行うことができるブラインドは、機能面でも和室に取り入れるのに最適です。
【和室】ブラインドの選びガイド!3つのポイントをご紹介
では、和室に取り入れるブラインドはどのような基準で選べばよいのでしょうか?
ここでは、大きく分けて3つのポイントをご紹介致します。
ポイント①取り付けるスペースを確認しよう
まずは、どこにブラインドを取り付けるかを決めていきましょう。
要は、ブラインド用のレールを取り付けるスペースがあるかどうかです。
カーテンレールがある窓なら、カーテンレールに直接取り付けることができます。
和室の場合は、カーテンレールがないことのほうが多いので、ブラインド用のレールを取り付けなければなりません。
ネジで止めるタイプが多いので、障子の枠(鴨居)などにに穴を開けなければならない場合もあります。
穴を開けるのが難しい場合は、つっぱり式のアルミブラインドがおすすめです。
写真(↑)のように、伸縮性のあるつっぱり棒タイプになっているので、ネジ穴不要で取り付けることが可能です。
ポイント②出入りはする?窓の使用頻度を確認しよう
次に、ブラインドを取り付ける窓の使用頻度を確認しましょう。
大きいブラインドは、昇降動作が大変というデメリットがあります。
少ない頻度で昇降する場合は大丈夫ですが、頻繁に出入りする場合は要注意です。
窓が縁側や庭につながっている場合は、どの程度の頻度で出入りするのかを今一度チェックしてみてください。
大きな窓で頻繁に窓を開閉する場合は、セパレートタイプを選びましょう。
片側だけを操作することができるので、大きなブラインドよりも昇降動作が楽になりますよ。
ポイント③アースカラー・ウッドタイプがおすすめ
和室は、畳や土壁など自然の素材を使ったもので構成されています。
そのため、ブラインドを取り付ける場合も、ナチュラルなテイストの方が馴染みやすいです。
色はビビッドなものよりも、落ち着いたトーンのほうがお部屋のイメージに合わせやすくなります。
迷った時には、グリーンやブラウンなどアースカラーをイメージすると良いでしょう。
また、素材にもこだわるならウッドブラインドがおすすめです。
温かみのある木材の隙間から日が差し込み、お部屋を優しい空間にしてくれます。
だだし、天然素材のウッドブラインドは重たく、値段も高価な傾向があります。
手軽に取り入れるのであれば、木目調のアルミブラインドがおすすめ。
木目調アルミブラインドは、アルミブラインドの軽量&安価という扱いやすさ、ウッドブラインドのようなナチュラルなデザインという両方の良さを兼ね備えています。
【和室の窓】ブラインド以外のおすすめ窓装飾
実は、和室に合う窓まわりアイテムは、ブラインド以外にもたくさんあります。
和室に合わせる窓装飾としては、紙製や木製など、障子に近い素材で作られているアイテムが人気です。
他にも、和室の直線的なデザインに合う、真っすぐ伸びたシルエットが特徴のものが多いですね。
例えば、
- ロールスクリーン
- プリーズスクリーン
- ハニカムスクリーン
などが挙げられます。
ブラインドだとちょっとイメージが違うかも…という方は、この中から探してみるとよいでしょう。
それぞれ詳しく解説していきますね。
ロールスクリーン
フラットな布一枚を、上部のロールで巻き取って上下操作するロールスクリーン。
スクリーンの素材によって、様々な味わいが楽しめるのが特徴です。
和室に合わせるなら、モダンなペーパーロールスクリーンが特におすすめです。
紙素材で作られたペーパーロールスクリーンは、ナチュラルな風合いが魅力です。
すだれ調になっていて、渋い色で透けにくいものや、人影がわかるぐらいの透け感のものなど、生地によって光の透け具合が異なります。
目指したいお部屋の雰囲気や、その他の家具との色合わせを意識しながら選んでいきましょう。
プリーツスクリーン
プリーツスクリーンとは、プリーツ加工を施した生地をたたみあげるように開閉する窓装飾のことです。
ブラインドと同じく水平ラインが描かれた、直線的なデザインをしていますね。
じゃばら状になっている生地を開閉させて操作するので、閉じているときも見た目がすっきりとした印象になります。
程よい透け感のあるすスクリーンが、光を遮りすぎず窓からの光を柔らかく優しく取り込みます。
障子と同じように、閉じている状態でも日の光をお部屋に取り込みたい方にはぴったりです。
日差しが入らないようにしたい場合は、遮光タイプを選ぶようにしましょう。
ハニカムスクリーン
六角形がならんだ、珍しいデザインをしているハニカムスクリーン。
蜂の巣という意味の『ハニカム』から、この名前が付きました。
実は、この六角形の部分はただの飾りではないんです。
六角形が連なることにより、空気の壁が生まれ高い断熱・保温効果が生まれます。
窓からの冷気や熱を防ぐことによって、冷暖房効率もアップさせることができるのです。
そのため、和室に合うのはもちろん、省エネ効果を求める方に人気の高いインテリアとなっています。
まとめ
この記事では、和室にブラインドを取り付けるメリットと、ブラインドの選び方について解説してきました。
和室にブラインドを取り付けるメリットは以下のとおりです。
- 和室に馴染む直線的なデザイン
- おしゃれ!和モダンな空間を演出できる
- 障子のような張替え作業がいらない
- 日差しをほどよく取り込める
和室の窓にブラインドを取り付けるなら、ブラインド用レールをつけられる場所があるか確認しましょう。
穴あけが難しい場合は、つっぱり式がおすすめです。
ブラインド以外にも、和室に合う窓装飾はたくさんあります。
しっかり吟味して、「これだ!」と思う窓周りアイテムを見つけてくださいね。