「ブラインドの操作方法や機能などがいまいちよくわからない」
「ブラインドってオフィスで見かけるけど、家庭に取り入れても使いやすいのかな?」と悩んでいませんか?
ブラインドにもさまざまな種類があるため、購入する際は事前に特徴を知っておくことが大切です。
買ってから後悔しないために!
この記事ではブラインドの種類と特徴について詳しく解説していきます。
目次
ブラインドとは?
ブラインドの種類について説明する前に、そもそもブラインドとはどんなのものなのか説明しますね!
ブラインド(blind)は英語で『盲目の』『覆い隠すもの』と言う意味があります。
ブラインドは水平や垂直方向に羽根が並んでいる窓周りアイテムです。
羽根を上げ下げしたり、羽根の角度を回転させることで風通しや調光をおこないます。
ブラインドとカーテンの大きな違いは、調光と眺望を両立できること。
羽根の角度を調節することで、外からの視線を遮りながら光や風を取り込むことができるんです。
またひだのない直線的なデザインは、空間をモダンでスタイリッシュに演出してくれますよ。
ブラインドは、スラット(羽根)の向きによって種類が異なります。


羽根が横向きのものがベネシャンブラインド、羽根が縦向きのものがバーチカルブラインドです。
ベネシャン(横型)ブラインドの特徴
横型のブラインドを見ると、なんとなくオフィスをイメージする方も多いのではないでしょうか?
スラット(羽根)が横向きのベネシャンブラインドは、イタリア・ベネチアが発祥の地として知られています。
そのため、ベネチアンブラインドと呼ばれることもあります。
スラット
スラットとは、ブラインドの羽根の部分のことです。
①素材
一般的なベネシャンブラインドにはアルミ製や木製のスラットが使用されています。


アルミブラインドはシルバー色の無機質なイメージが強いですが、最近ではツートンカラーや、おしゃれな木目調など幅広いデザインが楽しめるようになってきています。
②スラット幅
アルミ製スラット幅は、15㎜、25㎜、35㎜、50㎜と幅広くありますが、最も主流なのは25㎜です。
小窓には15㎜、オフィス物件などでは35㎜、50㎜がよく使われます。
機能
横型ブラインドの機能は以下の通りです。
★ベネシャンブラインドの機能★
- 日差し・通風のコントロール
- プライバシーの保護
- 水周りに強い耐水機能
横型ブラインドは、スラットの角度を調節することで外からの日差しや風をコントロールすることができます。
また、上下からの視線を遮ることができるのでプライバシーを保護してくれる役割を持っています。
カーテンは、光を取り入れるにはカーテンを開かなければならないためプライバシーを保護するのが難しいです。
一方の横型ブラインドは、スラットの角度を調整すれば日差しを取り込めるため、プライバシーを守りながら調光することが可能です。
またスラット部分に加工を加えることで、様々な機能をつけることも可能です。
機能省エネ効果が欲しいなら「遮熱加工」、お手入れ楽々がいいなら「酸化チタン加工」「フッ素加工」がおすすめです。
製作可能サイズ目安
製作可能サイズはメーカーによって様々です。
ここでは、当社オリジナルの商品を例にサイズの目安をご紹介いたします。
★製作可能サイズ目安★
- 横幅:35-220(㎝)
- 高さ:60-260(㎝)
浴室用であれば高さの低いもの、大型ブラインドであれば高さ400㎝まで対応している商品もあります。
いずれも商品によって対応サイズが違うため、購入する前にどのくらいのサイズが必要か測っておくようにしましょう。
操作方法
ベネシャンブラインドの主な操作方法は『ワンポール式』『ポール式』の2つです。
他にも、操作方法はメーカーによってさまざまな種類があります。
①ポール式
スラットの昇降操作とスラットの角度調節をする部品が別々についているのがポール式です。
【スラットの昇降】
- 操作コードを引くとスラットが上がります。
- 操作コードを引き、外側に傾けるとスラットは途中で停止します。
- スラットを下げる時は操作コードを軽く引き、内側に傾け、手を緩めます。
【スラットの開閉】
ポールを左右に回転させるだけでスラットの角度調整ができます。
②ワンポール式
ワンポール式は、操作するポールが一つにまとまっているタイプです。
ワンポール式の方が操作方法もシンプルで、見た目もスタイリッシュです。
【スラットの昇降】
グリップの下側についているイコライザー部分を下に引くと、スラットが上がります。
イコライザーを止めるとスラットは途中で停止します。
スラットを下げる場合は、イコライザーを下に少し引き手を緩めます。
【スラットの開閉】
ポールのグリップ部を左右に回転させるだけでスラットの角度調整ができます
使用時の注意点
ベネシャンブラインドは完全にスラットを閉じた状態でも光が漏れてしまう商品もあります。
そのため完全遮光を求めている方には不向きかもしれません。
また、横向きのスラットにはホコリが溜まりやすいため、ハンディモップやはたきなどでコマメに掃除するようにしましょう。
ベネシャンブラインドは昇降に手間がかかるため、ベランダに面している掃き出し窓だと出入りが大変になります。
気になる場合はセパレートタイプのものを選ぶようにしましょう!
その他のブラインドのデメリットについては、こちらの記事をご確認ください。
おすすめ取り付け位置
ベネシャンブラインドは大小様々な窓に取付可能です。
特に、カーテンを取り付けにくい小窓や出窓などに取り付ける方が多いです。
ベネシャンブラインドは羽根の角度によって採光と目隠しを両立させることができます。
そのため、人通りの多い道路に面した窓に取り付けてもプライバシーを守ってくれますよ。
また、アルミ製のブラインドは水に強いため浴室やキッチンでもご利用いただけます。
浴室に取り付ける際は、錆びにくい素材が使われている浴室用タイプのブラインドを購入するようにしましょう。
バーチカル(縦型)ブラインドの特徴
ブラインドに縦型?と思った方もいるのではないでしょうか?
バーチカルブラインドは、羽根の部分が縦に長く伸びたスタイリッシュなデザインが特徴です。
バーチカルブラインドは北欧で生まれました。
日本には1960年ごろに輸入され、長い間オフィス用のブラインドとして普及していました。
近年窓のデザインの多様化でワイドな窓やハイサッシの窓が増えてきたことにより、一般家庭でもバーチカルブラインドが取り入れられるようになりました。
スラット
バーチカルブラインドのスラット(羽根)部分は、ルーバーと呼ばれています。
①素材
家庭用バーチカルブランドのルーバーは、ポリエステルやレーヨンなどの布製のものや、レース・ウッドなどの素材で作られていることが多いです。
風にゆらゆらとなびいて、素材感を楽しむことができます。
オフィスユースに向けた素材としては、かっちりとしたグラスファイバー、アルミ製のルーバーが多いです。
また、風にあおられてもバラつかないよう、ルーバーの下部分は紐状のボトムコードで繋がっているものもあります。
②スラット幅
ルーバーの幅は、50,75,80,90,100,127㎜が主なサイズとなっています。
機能
バーチカルブランドの機能は以下のとおりです。
★バーチカルブランドの機能★
- デザイン性
- 防汚
- 断熱
バーチカルブラインドの魅力は何といっても優れたデザイン性。
縦にスラリと伸びたシルエットは、部屋全体の印象を引き締めてくれますよね。
また布製のバーチカルブランドであれば、製品によってははっ水や防炎、消臭効果などがついている場合もあります。
製作可能サイズ目安
バーチカルブランド製作可能サイズも、ベネシャンブラインド同様メーカーによって異なります。
ここでは、当社オリジナルの商品を例にサイズの目安をご紹介いたします。
★製作可能サイズ目安★
- 横幅:30-260(㎝)
- 高さ:60-300(㎝)
バーチカルブランドは大型の窓にも使いやすいため、400㎝幅に対応している商品もあります。
購入を検討する際には事前に必要な大きさを測っておきましょう。
操作方法
バーチカルブラインドの操作方法は2種類あります。
その場でブラインドの開閉と、スラットの開閉を行える『コード式』と、
カーテン感覚でブラインドを開閉する『バトン式』です。
他にも、操作方法はメーカーによってさまざまな種類があります。
①コード式
コードを下に引くことで開閉を行うことができるのがポール式です。
コードがある側にブラインドが来るタイプと、コードと反対側にブラインドが集まるタイプがあります。
どちらもその場で開閉ができるので、大きな窓に取り付ける場合に便利です。
ベネシャンブラインドと同じようにポールのグリップ部を左右に回転させることでスラットの角度調整ができます。
②バトン式
バトン式は、バトンを左右に引っ張ることでブラインドを開閉、バトンを回転させることでルーバーの角度を調節できます。
カーテンと同じような感覚で開閉できるので使い勝手が良いですね。
また、操作バーが1本しかないので見た目がスタイリッシュになることもメリットです。
使用時の注意点
バーチカルブラインドは縦にスラッと伸びたデザインが魅力的ですが、その分風にあおられるとパタパタと音がなってしまいます。
小さな物音も気になるという方、風の強い場所で、窓を開けたまま使いたいという方は、その点も踏まえて検討したほうが良いでしょう。
また、ブラインドを横に寄せると、サイドにたたみ代が発生します。
たたみ代があると窓の一部が覆われて閉塞感があったり、出入りの際に邪魔になることがあります。
このようなデメリットをカバーするため、窓枠の内側にたたみ代が残らないよう大きめにサイズを注文しましょう。
バーチカルブラインドもベネシャンブラインドと同様、ルーバーの隙間からいくらか光が漏れてしまうというデメリットがあります。
気になる方は「透けにくいレースカーテン」と併用して使うようにしましょう。
バーチカルブラインドのデメリットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
おすすめ取り付け位置
バーチカルブランドの魅力はそのデザイン性の高さです。
リビングなどの目立つ場所にもスタイリッシュに取り付けることができます。
また、ベネシャンブラインドに比べて開閉もしやすいためリビングなどの大きな掃き出し窓にも最適です。
マンションの上階に住んでいる方で、日差しをコントロールしつつも、眺望も楽しみたい!という方にもおすすめです。
↑こちらはお客様のレビュー写真です。
掃き出し窓と小窓両方にバーチカルブラインドがかけられていておしゃれですよね。
窓のサイズに関係なく取り付けができるため、お部屋の窓まわりアイテムを統一することもできますよ。
ブラインドの取り付け方
ブラインドの取り付け方にもいくつか方法があります。
取り付け方によって注文サイズが変わってくるので、ブラインドを購入する時は一番最初にどのスタイルで取り付けるのかを決めるようにしましょう。
一般的な取り付け方は以下の4つです。
★ブラインドの取り付け方★
- 正面付け
- 天井付け
- カーテンレールに取り付ける
- つっぱり式
正面付け
正面付けは、壁の側面にブライドを取り付ける方法です。
窓枠がある場合は、窓枠を覆うように枠の外側に取り付けます。
窓枠ごと覆うため、プライバシーをしっかり保護することができ光漏れが少ないつけ方です。
窓枠より少し大きめに採寸するとよりしっかり遮光することができます。
便利なオプションパーツ
窓枠が狭くて取り付けられない、窓枠が斜めになっているためまっすぐ取り付けられないなど、ブラインドが取り付けにくい場合もあると思います。
その場合はオプションパーツを購入することで解決できます。
ご不明点があれば購入店舗に相談してみましょう。
天井付け
天井付けは、壁の上面(天井側)にブラインドを取り付ける方法です。
窓枠がある場合は、窓枠の内側に取り付けます。
窓枠の中にぴったりと収まるため、スッキリとしたシルエットになります。
カーテンレール付け
オプションの専用ビスを取り付けることで、カーテンレールに取り付けることができます。
レースカーテンなどと併用して使う場合に便利です。
また、穴あけ不要なので賃貸マンションなどにも適しています。
つっぱり式
つっぱり式は、窓枠の内側などに突っ張り棒をするような形でブラインドを取り付ける方法です。
こちらもカーテンレールの取り付けと同じように、壁に穴を開けることなく取り付けることができます。
激安!ネジ穴不要で賃貸住宅にもおすすめ!
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1cm単位でオーダーできる当店オリジナルアルミブラインド!とってもお買得です!
便利なオプションパーツ
ただし、つっぱり式は商品数自体が少ないためデザインが限られてしまうというデメリットがあります。
つっぱり式に変更できるオプションパーツもあるので、気に入ったデザインのブラインドがある方はぜひ使ってみましょう。
ブラインドの取り付け方法について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
まとめ
この記事では『縦型』『横型』ブラインドそれぞれの特徴について詳しく解説してきました。
カーテンのように揺らめくことがないので、お部屋をスタイリッシュな印象にすることができます。
横型のベネシャンブラインドは、水に強く、日光を取り入れながらもプライバシーをしっかり守ってくれます。
スラットの角度を調整することで、マンションなど斜めからの視線も遮ってくれますよ。
横型のバーチカルブラインドは何といってもデザイン性の高さが魅力。
大きな掃き出し窓にも取り付けられるので、リビングなど複数の窓があるお部屋でも統一して取り付けることができます。
それぞれのメリット&デメリットを比較して最適な窓回りアイテムを選んでくださいね。