部屋の形に合わせて自由にデザインできるタイルカーペット。
クッション性があり、部分的に貼ったり剥がしたりできてお手入れしやすいことから、小さい子供やペットがおられる家庭には特に人気のアイテムですよね。
でも、いざ自分でタイルカーペットを敷くとなると難しそうな印象がありませんか?
タイルカーペットをきれいに敷きたいけど・・・ゆがみそうな予感がする!
タイルカーペットを敷いてみたいけど、不器用だから心配・・・
この記事ではそんなあなたに『敷き方のコツ&手順』をくわしく解説していきます。
目次
タイルカーペットの貼り方・敷き方の手順
一枚物のカーペットと違い、一枚一枚敷いていくタイルカーペット。
ズレたりしそうで大変なイメージがありますが、敷き方自体はそこまで難しくありません。
ここでは、タイルカーペットを敷くための8ステップをご紹介いたします。
そもそもタイルカーペットって?
1956年にオランダで生産が始まったタイルカーペット。
一辺が40~50cm四方のパネル状になっています。
空間に合わせて枚数やデザインを調整したり、家具や部屋の形状に合わせて自由にカットしたりと汎用性が高いことが特徴です。
また、クッション性が高く転倒時なども衝撃を和らげてくれます。
汚れが気になるときにも部分洗いができて、お手入れも簡単!
フローリングに敷くことで床を守る役割もしてくれる便利屋さんなんですよ。
タイルカーペットの敷き方8ステップ
タイルカーペットの敷き方は、いたってシンプル!
一度敷いても何度も貼って剥がせるので、「失敗した!」となっても安心です。
それでは、具体的な敷き方を見ていきましょう!
まずは、タイルカーペットを敷くのに必要なものをご紹介します。
タイルカーペット、掃除機、カッターナイフ、カッターマットや新聞紙
タイルカーペットさえ購入すれば、あとはご家庭にあるもので揃うと思います。
タイルカーペットをカットせず貼る場合は、カッターナイフやカッターマットも必要ありません。
続いて、タイルカーペットの貼り方を見ていきましょう!
①商品を確認する
箱からタイルカーペットを取り出し、サイズや色に間違いがないか確認します。
②床を掃除する
タイルカーペットがしっかり吸着するよう、床を掃除します。掃除機やお掃除シートでホコリやゴミを取り除きましょう。
③仮置きする
色の組み合わせや向きを決めて、まっすぐ整えて仮置きします。裏面の矢印の方向もチェックしましょう。
④フィルムをはがす
仮置きが完了したら、端の一枚を手に取りフィルムをはがします。
⑤タイルカーペットを貼る
角を合わせて元の位置に貼ります。毛並みを巻き込まないよう注意しながらゆっくりと置いていきます。
⑥しっかりと吸着させる
しっかりと吸着するよう、手で上から押さえます。
④~⑥の作業を繰り返して、すべてのタイルカーペットを貼りましょう。
⑦掃除機をかけるすべて貼り終えたら、掃除機で細かい繊維や糸くずを取り除きましょう。
⑧完成
お疲れ様でした!
底面のシールを剥がして敷いていくだけなので、あっという間に敷くことができます。
タイルカーペットもいくつか種類があり、接着したり吸着したいせず敷き込むだけというタイルカーペットもあります。
色や柄の並べ方を変えれば手軽に模様替えができるので、季節や気分に合わせて様々なアレンジが楽しめますよ。
タイルカーペットをきれいに敷く!4つのコツを解説
さて、タイルカーペットを敷くには手順通りにすることはもちろんですが、
タイルカーペットをきれいに敷くためには4つのコツがあります。
- 床を掃除する
- デザイン(向き)を決め、仮置きする
- 角を合わせて敷く
- 上からおさえて吸着させる
ここでは、それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
コツ①床を掃除する
タイルカーペットをしっかりと吸着させるためには、床を平滑にする必要があります。
まずは床の埃や砂、油などを掃除をしましょう!
掃除は掃除機やお掃除シートで床を丁寧に掃除してください。
タイルカーペットに適している下地は?
タイルカーペットを敷くときには、床(下地)との相性も気になりますよね。
タイルカーペットは下地とぴったり吸着させるため、凹凸の少ない表面が平滑な下地が適しています。
例えば、フローリングや塩ビタイル・シートなど平滑な床はタイルカーペットをに適していますが、
畳やカーペットの上など凸凹のある床はタイルカーペットには適していません。
床材に気を付けなければならないタイルカーペットですが、サイズや形にNGはありません!
フローリングなど相性の良い床であれば細長い廊下やL字や台形の部屋にも敷くことができます!
コツ②デザイン(向き)を決め、仮置きをする
タイルカーペットをきれいに敷くためには、仕上がりをイメージしておくことが大切です。
部屋の大きさを計ってレイアウトを描き、タイルカーペットをどのように敷くのか大まかな配置を決めましょう。
まずは、部分的にラグ風に敷くか、部屋全体に敷くかを決めます。
家具や柱がある場合や部屋が四角形でない場合なども、できるだけ忠実に書いておくとよいでしょう。
タイルカーペットが届いたら、実際にレイアウトに沿ってタイルカーペットを仮置きしてみましょう。
裏面のシールを剥がさずに、まずはそのままおいて配置の確認をします。
タイルカーペットには向きがありますので、注意してください。
タイルの向きってどうすればいいの?
タイルカーペットの裏側に、矢印が書いてあると思います。
実は矢印の向きはタイルのパイル(表面の繊維の束、毛の向きのこと)の方向と揃えられているため、矢印はパイルの向きを揃える目安となります。
パイルの向きを揃えたり変えたりすることで、カーペットの模様が微妙に変わってきます。
矢印の向きを揃えた貼り方を「流し貼り」、交互にした貼り方を「市松貼り」と言います。
タイルカーペットでは一般的に「市松貼り」が推奨されています。
なぜなら、市松貼りだとタイルの継ぎ目が目立ちにくくなるからです。
また、市松貼りはタイルのデザインやパイルの方向によって模様ができ、おしゃれな仕上がりになります。
コツ③角を合わせて敷く
タイルカーペットを敷くときには、隙間ができないよう詰めて敷くことを意識してください。
裏面のシールを剥がしタイルカーペットを敷くときには、角を合わせるよう注意しましょう。
ズレが生じてしまうと配置していた寸法と変わってしまったり、隙間ができたりする原因になります。
また、継ぎ目にタイルカーペットの毛(パイル)が挟まるとズレの原因になるので、敷くときにはパイルを巻き込まないよう注意しましょう。
コツ④上からおさえて吸着させる
タイルカーペットが剥がれないように敷くためには、床とタイルカーペットを吸着させなければなりません。
裏面の吸着材が床となじむように、配置したタイルカーペットを上からしっかりとおさえましょう。
丁寧にしたい人向け!+αの豆知識
ここでは丁寧に仕上げたい人向けに、より美しく仕上げるためのテクニックを2つお伝えします。
来客のある部屋などに敷きたい場合にも是非参考にしてみてください。
基準線の引き方
仮置きの際に行う、基準線の引き方についてです。
基準線は読んで字のごとく、タイルカーペットを敷いていくときに基準となる線のことです。
基準線を書くのはなぜ?
タイルカーペットを敷くとき、どこから敷いていくかご存じですか?
壁ぎわから順番に敷けばいいんじゃないの?
どうせ全面敷くのだからどこから敷いたって同じじゃない?と思われるかもしれませんが、実は違います。
タイルカーペットは中心から端に向かって敷いていくようにしてください。
台形などの部屋の場合、壁ぎわを基準にしてしまうとタイルカーペットをまっすぐ敷くことが難しくなります。
また、長方形の部屋であっても壁が直線になっていない場合もあるため、ズレや隙間が生じてしまう原因になってしまうこともあるからです。
中心から敷いていき、最後に壁ぎわの微調整をする方が美しくタイルカーペットを敷くことができます。
中心からタイルカーペットを敷いていくときに、目印となるのが基準線なのです。
事前に基準線を作ることで、タイルの余り(カット部分)を切りやすい幅に調節することができるというメリットもあります。
基準線の引き方
基準線を引くのに必要なものは、タイルカーペット、メジャー、糸の3つです。
糸で基準線の目印を作っていき、糸に沿ってタイルカーペットを敷いていくことになります。
- 部屋の床の4辺の長さを測り、各辺の中心を測ります
- 向かい合う辺の中心を糸でつなげます(糸が交差する点が部屋の中心になります)
- 窓ぎわや壁ぎわ、出入り口のタイルが10㎝以下にならないよう交差点を調整しましょう
※タイルが小さすぎると切り貼りが難しくなるからです - 糸が交差する点から糸に沿ってタイルカーペットを仮置きします
端っこを美しく仕上げる方法
部屋の寸法と、タイルカーペットの寸法がぴったりと合うことは少ないです。
そのため部屋全体に敷く場合には、端っこのタイルカーペットをカットして調整することになります。
ここでは、きれいにカットするためのコツをお伝えいたします。
- カットする前にタイルカーペットを裏返す
※表面をカットすると、毛並みが邪魔をしてまっすぐ切ることが難しくなります。
カットするときには裏返して着るようにしましょう。 - 切り込みを入れるか、マジックで印を入れる
※カット部分の端に点を書き、定規で線を引くと書きやすいです。 - 印に沿って切る
※カーペットに厚みがあるため、カッターは寝かせぎみにして数回に分けて刃を入れると切りやすいです。
パイル(毛)の切り残しがある場合は、ほつれてこないようカッターやハサミで丁寧にカットしましょう。
タイルカーペットのデザイン例
タイルカーペットは使い方もサイズも自由自在!
それ故に、どんなデザインにすればいいか迷ってしまいますよね。
ここからは、タイルカーペットの配置パターンをご紹介したいと思います。
基本的な配置パターン
ここでは、基本的な配置パターンをいくつかご紹介いたします。
タイルカーペットの定番の敷き方は、市松模様です。
3色あればトリコロールにすることもできます。
ストライプやジグザグ、ランダムは何色でも活用いただきやすい配置です。
同系色でまとまった雰囲気にするのもよし、反対色を入れてコントラストをつけるのも魅力的ですね。
プラスα柄物を取り入れて
柄物&無地のタイルカーペットと組み合わせると、リズム感のあるおしゃれな仕上がりに♪
ランダムに配置したり、外枠に使ったり模様に合わせて配置してみましょう。
プラスα用途に合わせていろんな形に
ラグのように部屋の一部に使用する場合は、柄の配置だけでなくどんな形にするかも迷いどころですよね。
「子供部屋のよく遊ぶ場所やおもちゃ箱の周辺を囲う」
「リビングをおしゃれにしたいのであればジグザグ型などユニークな形にする」
「廊下の傷防止のために細長く敷く」
など、どのような目的でタイルカーペットを敷くのかを意識して、タイルカーペットのレイアウトを決めていきましょう!
場所別!タイルカーペットの活用例
どんな場所にもオシャレに敷ける!
そんなタイルカーペットの強みを生かしたタイルカーペットの活用例をご紹介します。
ぜひレイアウトの参考にしてみてくださいね。
おしゃれなリビングに
思いのままにデザインができるタイルカーペットはインテリアとして非常に優秀です。
部屋をおしゃれにしたいなら、手軽に模様替えができる複数カラーのタイルカーペットや、風変わりな素材のタイルカーペットが特にGood!
リビングやベッド周りにも設置しやすく、部屋の雰囲気を変えるのに一役買ってくれますよ。
(多色使いでカジュアルな印象に)
(ヴィンテージな大人空間も演出できます)
ウールのようにざっくりとした素材感がノスタルジックなタイルカーペット
『アタック550 ノマギー 約40x40cm』
深みのある色調が魅力。さらっとした短めのシャギーでお手入れも簡単!
【1セット6枚】はっ水効果付き!組み合わせ次第で自由自在に床をデザインできるタイルカーペット
『ユナイト ネイビー 50x50cm』
簡単に置き換えれて気分転換にピッタリ!賃貸やご家庭にオフィスと活用できます。
子供部屋に
部分洗いができて、クッション性に優れたタイルカーペットは子供部屋にぴったりです!
最近では、子供部屋向けにキャラクターがデザインされたものや、防汚加工の施されたタイルカーペットも多数あります。
部屋全体に敷き詰めたり、よく遊ぶ中心部だけ敷いたりとお好みで大きさを調節できます。
子供が転倒した時にも衝撃を和らげてくれます。
(部屋全体に敷くことで明るいく優しい印象に)
(カラフルな色使いが可愛い!)
【1セット6枚】はっ水効果付き!組み合わせ次第で自由自在に床をデザインできるタイルカーペット
『ユナイト グリーン 50x50cm』
簡単に置き換えれて気分転換にピッタリ!賃貸やご家庭にオフィスと活用できます。
14色から選べるカットパイルのタイルカーペット
『アタック270 キャンバスファイン 40x40cm』
ペットの爪が引っかかりにくいカットパイル、気になるニオイを消臭するエアファイン加工などペットとの暮らしも快適に。
汚れやすい場所に
タイルカーペットは手軽に水洗いもできるため、キッチン回りなど汚れやすい場所に敷くのもおすすめです。
お手入れが楽になります。
(キッチンマットとしても◎)
(食べこぼしで汚れやすいダイニングにも◎)
圧倒的なはっ水力!オールシーズン使える、防ダニ・防音効果付きタイルカーペット
『プルーフ ブラウン 約50x50cm』
優れた撥水力で、お子様やペットのいるご家庭にも。お部屋に合わせて敷き詰めできるタイル型!
【1セット6枚】はっ水効果付き!組み合わせ次第で自由自在に床をデザインできるタイルカーペット
『ユナイト ボーダーアイボリー 50x50cm』
簡単に置き換えれて気分転換にピッタリ!賃貸やご家庭にオフィスと活用できます。
まとめ
今回はタイルカーペットの敷き方と、きれいに仕上げる4つのコツについて紹介しました。
ポイント付き!タイルカーペットの敷き方の手順
- 商品が届いたら確認
- 床を掃除する
- 基準線を引く
- 配置を考え、仮置きする(パイルの向きに注意!)
- フィルムを剥がす
- 床に配置(パイルの巻き込み注意!しっかり床と吸着させる!)
- 掃除機をかける
- 完成!
失敗しても何度でもやり直せるので、思い切ってチャレンジしてください!
タイルカーペットは敷き方いろいろ。
まずはサイズや色使いなどのレイアウトを考え、仮置きしてみましょう。
おしゃれな写真例を参考に、楽しみながらデザインしてみてくださいね♪