ブラインドを『正面付け』にするか『天井付け』にするか・・・。迷いますよね。
そもそも「何がどうちがうのかよくわからない!」という方も多いと思います。
基本的にはデザインの好みで決めればOKなのですが、『天井付け』を選択した方がいい場面(カーテンボックスを使用時など)もあるので要注意。
正面付けと天井付けでは、必要なサイズがちがうので途中で変更することはできません。
メリット・デメリットをよく考えて、慎重に決めましょう。
この記事では「ブラインド正面付けのメリット&デメリット」「取り付けが難しい場所で活躍する”オプション品”」についてご紹介します。
目次
まずはブラインドの取り付け方法2種類を知ろう
ブラインドの取り付けには大きく分けて「正面付け」と「天井付け」の2種類の方法があります。
ブラインドの取り付け方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
正面付け
『正面付け』は、ブラインドを窓枠や壁面に取り付ける方法。
窓枠全体をおおうので、光漏れが少ないことが特徴です。
(窓枠よりもサイズを少し大きめにしておくと◎)
天井付け
『天井付け』は、ブラインドが窓枠内にぴったりおさまる取り付け方法。
窓辺がシンプルですっきりとした印象になります。
窓枠内やカーテンボックス内・カーテンレールに付けるなら天井付け
「正面付け」にするか「天井付け」にするかは、基本的には好きな方を選べばOK!
見た目のすっきり感や遮光性、使い方(使う場所)などを考慮して、どちらがいいか決めましょう。
ただし、次のようなケースでは『天井付け』にしましょう。
- 窓枠内に取り付ける場合
- カーテンボックス内に取り付ける場合
- カーテンレールに取り付ける場合
★窓枠内に取り付ける場合
「窓枠内にコンパクトに収まるように取り付けたい」という希望がある場合は、天井付けにしましょう。
見た目がスマート!なのが、天井付けのメリットです。
★カーテンボックス内に取り付ける場合
カーテンボックスとは、カーテンの上部をおおうように取り付けられたパーツのこと。
「カーテンの上についている、箱型の屋根のようなもの」と説明するとイメージしやすいでしょうか?
カーテンボックスにアルミブラインドを取り付ける場合は、カーテンボックスの中にきれいに収まるように天井付けにしましょう。
★カーテンレールに取り付ける場合
カーテンレールに取り付ける場合には、「カーテンレール用取り付け金具」を使用して天井付けにしましょう。
(※当店のオリジナルアルミブラインドには「カーテンレール用取り付け金具」が付属しています。)
正面付けのメリット
正面付けのメリットは次のとおりです。
- 光漏れが少ない
- サイズ選びがシビアにならない
- 窓が大きく見える
光漏れが少ない
正面付けはブラインドで窓全体をおおうように取り付けるので、光漏れが少ないことが特徴です。
天井付けは窓枠におさまるぴったりサイズなのでどうしてもサイドや裾から光が入ってきてしまうんですよね。
正面付けであっても光漏れがゼロというわけではありませんが、天井付けと比べるとだいぶ少なくなります。
寝室などで使用する予定で「光が差し込むのが気になりそう」な場合は、正面付けがおすすめです。
サイズ選びがシビアにならない
もちろん、正面付けでも天井付けでも、注文時の正確なサイズ測定はとっても大切!
ですが・・・天井付けの場合は、さらにシビアです。
天井付けのブラインドは「窓枠の中におさめる、だけどなるべくぴったりサイズで。」ということなので、採寸にはなかなか気を使います。
必要サイズは、幅・丈ともに窓枠内側寸法-1cm。
指定されている数字が細かいので、ここでアバウトさは厳禁です。
それに対して正面付けのブラインドは、「窓枠よりもちょっと大きめでOK」です。必要サイズは、幅・丈ともに窓枠外側寸法から+5~10cm。(※中窓・腰高窓の場合)
と、ややおおらかなサイズ指定。
気持ちちょっとほっとしますよね。笑
★掃き出し窓(床まである大きな窓)の場合、丈は「取付け位置から床までの高さ-1cm」です。
詳しい採寸方法は、こちらの記事をご参照ください。
窓が大きく見える
窓枠の外側をおおうように取り付けるので、ブラインドを閉じた状態では窓が実際のサイズよりも大きく見えます。
大きな窓があるお家ってなんとなく憧れますよね。
お部屋の壁と窓の割合を考えたとき、どうも壁が多いなぁ・・・と感じるなら、ブラインドは正面付けがおすすめです。
窓の存在感が大きくなりますよ。
正面付けのデメリット
正面付けのデメリットは、次のとおりです。
- 窓枠より大きいサイズが必要(大き目がおすすめ)。
- 手前にスペースが必要。
- カーテンレールを取り外さないといけない場合もある。
- ブラケットスペーサー等オプション品が必要な場合もある。
窓枠より大きいサイズが必要(大き目がおすすめ)
ブラインドを正面付けにする場合、窓枠よりも大きいサイズが必要です。
腰高窓の場合、幅・丈ともに「窓枠の外側寸法から+5~10cm」を目安に注文しましょう。
光漏れをなるべく防ぎたい場合は、+10cmのゆったりサイズがおすすめです。
サイズオーダーの場合は必要サイズによってお値段が変わるので、天井付けよりも少し費用がかかるかもしれません。
★掃き出し窓(床まである大きな窓)の場合、丈は「取付け位置から床までの高さ-1cm」です。
詳しい採寸方法は、こちらの記事をご参照ください。↓
ブラインドの採寸方法
手前にスペースが必要
ブラインドを正面付けにする場合、手前にスペースが必要です。
(ブラインドをスムーズにおろせるように。)
家具を窓のすぐ前に置く予定なのであれば、手前にスペースがいらない天井付けにした方がいいでしょう。
カーテンレールを取り外さないといけないかも
アルミブラインドは、カーテンレールに取り付けることもできます。
その際には「カーテンレール取付金具」を使用し、天井付けで設置します。
もしカーテンレールは使わずに窓枠やサッシに正面付けするなら、カーテンレールは一度取り外した方がいいでしょう。開閉時にカーテンレールにひっかかってしまい、スムーズに操作できなくなる可能性があります。
ブラケットスペーサー等オプション品が必要な場合も
「窓枠の取り付け面がせまい。」「サッシが傾斜している、凹凸がある。」など、アルミブラインドの取り付けが難しいとき「うちの窓にブラインドは無理かな~。」とあきらめモードになっちゃいますよね。
ですが!そのお悩み、オプション品を使えば解消できるかもしれません。
木枠レール取付プレート
木枠や窓枠に穴を開けたくないときに使える木枠取り付け用のプレート『ワクラクプレート』。
プレートについているネジ穴にブラインドを固定することで、壁にネジ穴を開けることなく設置することができます。
壁に穴を開けられない賃貸住宅の窓にもおすすめです。
壁を傷付けずに正面付けができるので賃貸にもオススメ!木枠レール取付けプレート
『ワクラクプレート』
意匠登録出願中!壁にネジを打たずにロールスクリーンなどの正面付けが可能。光漏れ対策としても
ブラケットスペーサー
窓枠の取付面がせまいときに、役に立つアイテムです。
ブラケットスペーサーを使えば壁面と窓枠の段差を解消することができます。
オプションブラケット
「窓枠やサッシ部分に取付け穴が開けられない」「特殊な形状で取り付けが難しい(窓枠、サッシが傾斜している、凹凸があるなど)」
このような場面では、オプションブラケットが活躍します!
※取り付けについてご不明な点があるときには、お電話にてお気軽にご相談ください。
注文時に正面付け・天井付けの選択がない場合って?
注文時に正面付けか天井付けか選ばなくてもOKなケースもあります。
たとえば、当店の「オリジナルブラインド」には正面付け・天井付けの両方に対応しているパーツが付属しているので、注文時に選択項目がありません。
ですが、正面付けと天井付では必要なサイズがちがうので、いずれにしても注文する前にどちらの取り付け方法にするかは決めておかなければいけませんね。
まとめ
ブラインドには「正面付け」と「天井付け」、大きくわけて2パターンの取り付け方法があります。
今回は「正面付け」のメリット・デメリットについてご紹介しました。
正面付けのメリットは、
- 光漏れを防ぐことができる。
- プライバシーを保護できる。
- 窓を大きく見せることができる。
正面付けのデメリットは、
- 設置場所の手前にスペースが必要。
- カーテンレールを外さないと、取り付け場所が確保できないことが多い。(カーテンレールにブラインドを取り付ける方法もあります。)
- 窓枠やサッシの形状によっては、ブラケットスペーサーなどのオプション品が必要なこともある。
「正面付け」か「天井付け」かどちらを選ぶかによって、必要なサイズがちがうのでメリット・デメリットを比較しながら慎重に決めましょう。
不明な点がある場合は、事前にお店に相談しておく方が安心です。
当店では、お電話にてご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。