引っ越しが終わって、いざ暮らし始めてから「やっぱり買っておけば良かった!」と後悔すること、ありますよね。
床暖房もそのうちの一つ。
床や足元がひんやりしていると、寒い冬は辛いですよね。
そんなときは、後から取り付けできる床暖房を検討してみてはいかがですか?
最近では、後付けタイプの床暖房も販売されているんですよ。
この記事では『床暖房を後付けする方法』について解説します。
設置するときの注意点や、取り付け費用など気になる情報を詳しく紹介していきますね。
目次
床暖房は後から取り付けできる?
そもそも、床暖房って後から取り付けできるのか気になりますよね。
冒頭に結論を書いてしまいましたが…。
基本的に、床暖房を後から取り付けることは可能です!(やったー!)
床の張り替えや、上から床暖房シートを重ねることで、床暖房を後付けすることができます。
ですが、賃貸住宅の場合や、建物の状況によっては後付けが難しいケースもあります。
後付けできるかどうかは、販売店に直接問い合わせましょう。
冬の強い味方!床暖房のメリット
床暖房は、床や足元はもちろん、お部屋全体を暖めてくれる暖房器具です。
我が家でも設置していますが、エアコンやストーブよりも優しくじんわりとした暖かさを味わうことができます。
★床暖房のメリット
- 足元がじんわり暖かい
- 電源を切ってからも暖かさが持続する
- 空気が乾燥しにくい
- メンテナンスが簡単
冷たいフローリングを歩いていると、身体全体も寒く感じられますよね。
床暖房で足元を暖めることで、お部屋の底冷えを予防することができますよ。
また、床暖房は切ってからもしばらくは暖かさが持続するので、お部屋の暖かさを長くキープすることができます。
お掃除などのメンテナンスも不要で長く使えるのも、床暖房ならではのメリットです。
ストーブやこたつのように収納スペースも必要ないので、一度導入すれば快適に暖かくお過ごしいただけますよ。
後付けする床暖房の選び方のポイント
ここからは、床暖房を後付けするときのポイントを解説します。
床暖房を後付けするときは以下の3つのポイントに気を付けましょう。
床暖房の種類
床暖房は大きく分けて『温水式床暖房』と『電気式床暖房』の2種類があります。
リフォームで取り付ける場合は、電気式床暖房がおすすめです。
それぞれの特徴と、電気式がおすすめの理由を説明しますね。
温水式床暖房
温水式は床下に通したパイプに、ガスや電気、大気熱などで暖めた水を流すことで床を暖めるタイプです。
ガスや電気で水を暖めるので、ランニングコストは比較的安く抑えることができます。
じんわ~り室内を暖めてくれる、断熱効果の高い床暖房です。
一方で、床下に配管設備を導入することになるので、施工に日数がかかり、導入費用も高くなりやすいです。
後から取り付けるとなると、少し難易度が高い床暖房と言えますね。
電気式床暖房
電気式床暖房は、床下に電熱線を組み込んだパネルを設置することで床を暖めます。
床下に電熱線を組み込んだパネルを設置するというシンプルな施工なので、リフォームでも場合によっては1日で導入できます。
比較的リーズナブルな価格で取り付けできるのもメリットです。
後から床暖房を取り付ける場合は、施工しやすい電気式床暖房がおすすめです。
床暖房の設置方法
床暖房の設置方法は『直貼り』と『張り替え』の2種類にわけられます。
それぞれメリット&デメリットがあるので、導入する際には設置方法についても考えておきましょう。
直貼り
『直貼り』とは、今ある床の上に床暖房を貼り付けて設置する方法です。
床を張り替える必要がなく、費用も比較的安く済みます。また、直貼りの場合は施工が簡単なので1-2日程度で施工できることが多いです。
床暖房の設備を手っ取り早く取り入れたい場合には、直貼りの床暖房を選びましょう。
既存の床の上に床暖房設備を設置するため、フローリングと床暖房のエリアに段差ができてしまうのがデメリット。
とくにご高齢の方や小さいお子さんがいる場合は、段差につまずいて転倒してしまう可能性もあるので注意しましょう。
場合によっては、段差をなくすための工事が必要になることもあります。
張り替え
『張り替え』は、今ある床を剥がして、暖房設備のある床に張り替える方法です。
作業が大掛かりになるため、直貼りに比べると施工日数がかかり、費用が高くなってしまうというデメリットがあります。
そのかわり、段差のないフラットな床に仕上げることができますよ。
また、畳を剥がしてフローリングの床暖房に変更するなどのアレンジも可能です。
床暖房だけでなくフローリングの張り替え、リフォームなどを検討している場合は、張り替えがおすすめですよ。
DIYするかどうか
張り替え費用を抑えるために床暖房をDIYするか検討されている方もいるのではないでしょうか?
最近では、DIYのシートのみで販売されていたり、床暖房対応のフローリング板が売られたりしているため、その気になれば床暖房を自力でセットすることは可能です。
ですが、「めちゃめちゃDIYが得意!」「大工仕事に手慣れている」という方でないと、床暖房のDIYは厳しいと思ってください。
というのも、床暖房を設置する場合は、床の張り替えや、床の下地の交換など素人では難しい作業がたくさんあるからです。
また、作業も大がかりになるので、かなりの手間と時間がかかります。
DIYになれていない方は、無理せず業者に依頼する方が早くきれいに床暖房を設置してもらえますよ。
床暖房設置のリフォーム費用
床暖房を後から設置するにあたって気になるのが、リフォーム費用ですよね。
床暖房の費用は、建物の構造や導入する範囲などによって大きく変わります。
同じ大きさ部屋でも価格が変わることがあるため、個別に見積もりを算出するのが一般的です。
ここでは、床暖房をリフォームで取り付けた場合の費用目安を紹介します。
あくまで一般的な目安ですので、参考値としてご参照ください。
温水式床暖房 | 35万~100万円 |
電気式床暖房 | 30万~80万円 |
温水式は配管設備も必要になるため、費用が高額になりやすいです。
さらに、床暖房専用のヒートポンプ(ガスや温水を生み出すための設備)を設置する場合は別途20~100万円ほどの費用が掛かります。
「床暖房を取り入れたいけど、費用が高いなぁ。」と感じる場合は、床暖房を何年使えるかも考えみましょう。
床暖房の耐用年数は約30年ほどが一般的です。
60万円の床暖房を5年しか使えなかった場合、1年あたりの費用が12万円。逆に、30年使うことができれば1年あたりの費用は2万円程度ですみます。
長く使える場合は、床暖房を導入した時の1年あたりの費用を安く抑えることができますよ。
床暖房を後から設置するときの注意点
床暖房はすべての住宅・床に設置できるわけではありません。
床暖房を設置する段階になって「実は取り付けられなかった!」とならないためにも、事前の確認をしっかりと行いましょう。
ここからは、床暖房を後から設置する場合の注意点を解説します。
床材の種類
床暖房を設置するためには、当然ながら床暖房に対応している床材を合わせなければなりません。
熱や温度変化に弱い床材などは、床暖房を使ってしまうと傷んでしまうので注意しましょう。
また、和室の場合も、畳が床暖房対応タイプでないと設置できません。
その場合は、床暖房対応の畳に張り替えるか、床暖房対応のフローリングに張り替える必要があります。
電気容量の確認
床暖房を導入する前には、ご自宅の電気容量の確認が必要です。
小ブレーカーの容量、家全体の電気容量を確認しておきましょう。
普段の電気利用量が多い場合などは、アンペア数を上げたり、電気基本契約の見直したりなど、電力会社との相談が必要な場合もあります。
家具の位置・レイアウトの確認
床暖房は家具と床の間に熱がこもってしまうため、脚のない家具や、重い家具を置けない場合があります。
床暖房を設置するときには、床暖房を設置する場所の家具についても見直しをしましょう。
どんな家具を置けるのかは床暖房の種類にもよるので、気になる方は販売店舗に問い合わせてください。
家具を置けない場合は、必要な部分にのみ直貼りにするのがおすすめです。
家全体のリフォームを検討している場合は、家具やレイアウトを変更しましょう。
マンションは管理規約に確認
マンションの場合は、『管理規約』によって床暖房の施工ができない場合があります。
床暖房を設置する前に『管理規約』に目を通しておきましょう。
フローリングの張り替えなどが許されていない場合には、残念ながら床暖房を導入することはできません。
また、賃貸の場合もリフォームが難しいため、床暖房を施工できない場合が多いです。
その場合は、ホットカーペットなど他の形で暖をとるようにしましょう。
工事期間
床暖房を設置するときは、施工日数についても知っておきましょう。
一般的に、直貼りは1-2日、張り替えは3-4日程度かかると言われていますが、設置する場所によってはもっと時間がかかる場合があります。
気になる方は、事前に販売店舗にスケジュールを聞いておくと安心ですね。
気になることは無料相談で確認!
ここまで床暖房について説明してきましたが、費用や施工日数などは建物によって左右されることが多いです。
「この広さの部屋なら費用はどのくらいかかる?」「こんな部屋にも取り付けできる?」など、気になることもたくさんあると思います。
安心して床暖房を導入するためにも、気になることがある場合は販売店に問い合わせてみましょう。
当店でも床暖房設置のための無料相談をおこなっています。
床暖房の無料サンプルもお送りできますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
この記事では、『床暖房を後から設置する方法』と『床暖房を後から設置するときの注意点』について解説してきました。
床暖房は、後付けで設置することが可能です。
床暖房には「温水式床暖房」と「電気式床暖房」の2種類があり、後付けで設置する場合は「電気式床暖房」がおすすめです。
施工がしやすいため、最短1日で設置することができます。
床暖房はメンテナンスがほとんどいらないので、設置してからは快適に暖かくお過ごしいただけますよ。
当店では、床暖房の後付け工事を承っております。
無料で問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。