生活しているとどうしても何かをこぼしてしまうなど、カーペットに汚れを作ってしまいます。
もちろんこれらの汚れは、その性質を知ることで簡単に汚れを落とすことができます。
ここでは、汚れに合わせたシミ取りの方法をピックアップしてご紹介します。
どうしても落とすことができない、頑固なシミ汚れの落とし方もお伝えします。
目次
カーペットのシミの種類は?
生活をするうえで、様々な汚れがカーペットについてしまいます。
食事や飲み物をこぼしてしまうことでつく汚れが一番ですが、汗・皮脂・血液の汚れや泥汚れ、インクの汚れなど様々です。
ここでお気づきの方もいらっしゃることでしょう。
汚れには水に溶けやすい水溶性のものや油性のものなど様々な性質が存在しています。
中には、色素が多い汚れも存在しています。
基本的なシミ汚れの落とし方がありますが、実質は、その汚れに対応した染み抜きの方法を使わない限りキレイにすることはできません。
またカーペットの繊維との相性もあるので、セオリー通りのシミ抜きの方法だと、カーペットを傷めてしまうこともあります。
カーペットの汚れは「つけてしまったその時点で落とす」ことが大切です。
汚れがついてすぐに汚れ落としを実践することは、どんな汚れがついてしまったのかがわかっている状態です。
ですので、それぞれの汚れに対応した落とし方を意識することができます。
また、カーペット本来の風合いをそのままに汚れを落とせる一番の状態でもあります。
カーペットのシミ別・シミ取りの方法
カーペットのシミには、いろいろなものがあることをお伝えしました。
ここでは、それぞれの汚れに対する方法をまとめます。
汚れを落とす前に気をつけたいのが「カーペットの材質」です。中にはお湯や洗剤、薬剤などがNGの素材もありますので、必ずしもこちらで掲げた方法が良いとは限りません。
カーペットを購入したら必ず「汚れ落としの禁忌」について把握されることをおすすめします。
水溶性のシミ
30度程度のぬるま湯と、きれいなタオルを用意します。ぬるま湯に浸し固く絞ったタオルで汚れ面をたたき、タオルに汚れを移しとるようなイメージで落とします。
醤油などの場合、霧吹きなどで汚れを緩ませたのち、タオルでつまみ取るイメージで汚れを吸い取っていくとよいでしょう。
においが気になる場合は、中性洗剤を水で薄めたもので、もう一度仕上げの汚れ落としを行いましょう。
冷たい水や熱いお湯は使いません。水溶性といっても牛乳や血液のようにたんぱく質が含まれていることがありますし、カーペットを傷める可能性もあるからです。必ずぬるま湯をつかいましょう。
油性のシミ
ケチャップやマヨネーズ、カレールーの汚れなどがあげられます。
油性の汚れは水性よりも汚れが落としにくいため、中性洗剤(食器洗い用洗剤)や漂白剤を使ってシミを落とします。
どのように落とすのか、白色系と濃い色系のカーペット・絨毯のそれぞれで手順をご紹介しますね。
白色系のカーペット・絨毯の場合
白色系のカーペット・絨毯についた油性のシミを取る手順について解説しますね。
①.スプーン等を使って汚れをこそげ取る。
②.酸素系液体漂白剤と重曹を準備する。
酸素系漂白剤20mlに対して、重曹は大さじ1杯(15g)
③.水に濡らしたタオルを固く絞ってから電子レンジで温める。
④.カーペット・絨毯の汚れ部分に、上記②をかけて少しの間放置する。
⑤.上記③の温めたタオルを使って汚れ部分をたたく
⑥.汚れが落ちたら少し水をかけて、乾いたタオルで拭き上げて乾かす。
※漂白剤による脱色が不安な場合は、カーペット・絨毯の目立たない部分を使って事前に色落ちしないかチェックをしておくのがおすすめです。
濃い色のカーペット・絨毯の場合
濃い色のカーペット・絨毯について油性のシミを取る手順について解説しますね。
①.スプーン等を使って汚れをこそげ取る。
②.少し温度を上げたぬすま湯を含ませたタオルで拭き取る。
③.中性洗剤の原液を少量、汚れの部分にふりかける。
④.指先でつまむように汚れになじませ。固く絞ったタオルで汚れを吸い取る。
⑤.タオルでたたくように汚れを移す、もしくはつまみ取るように汚れを取る。
クレヨンやインクなどのしみ
クレヨンやインクの染みの場合、マニキュアの除光液を使いましょう。ノンアセトンタイプのものでもよいかもしれませんが、効果は若干薄れます。
汚れの部位に除光液を数滴落として、たたくように汚れを吸い取っていきます。
この作業を何度か繰り返したのちに、中性洗剤を使って仕上げ洗いをしましょう。
アセトンが含まれている除光液を使う場合は、換気を十分に行います。
コーヒーなどのシミ
コーヒーやワインなど色素が濃いタイプの汚れは、対処が早いほど汚れが落ちやすいです。
まずは、ふき取らずにこぼしてしまったその場で塩を多めに盛りましょう。
重曹でもよいと思われます。塩や重曹がコーヒーやワインの汚れを吸い取ります。
少し時間を置いたのちに、タオルを使って揉みこむようにして、塩を取り除きましょう。
塩や重曹の結晶が、カーペットの繊維が吸い込んだコーヒーやワインを揉み出してくれます。
仕上げに掃除機をかけて塩や重曹を吸い込んでおきましょう。
若干シミが残ったという場合は、コーヒーや赤ワインのシミ専用の洗剤を使ってカーペットの汚れを取り除くのも一案です。
また、時間が経ったためにシミが落ちづらい場合は、以下の方法が有効です。
①.水に溶かした重曹をふりかけてから15分ほど放置する。
②.乾いたタオルでたたくようにして、シミと水分を吸い取ってから、炭酸水を含ませたスポンジでシミを落とす
③.乾いたタオルで水分を拭き取ってから乾かす
カーペット・絨毯がどうしても染み抜きできないときは?
カーペットのシミが乾いてしまった、汚れの種類が特定できないという場合もあるでしょう。
カーペットのシミが乾いてしまった場合でも、汚れの種類が特定できれば、霧吹きで汚れの箇所を濡らした後、これまでにまとめた方法で落としていきましょう。
中性洗剤や酸素系漂白剤を使う
汚れの種類が特定できない場合は、ベンジンや除光液を使った汚れ落としから始めてみましょう。油性の汚れはこれで落とすことができます。
落とせない場合は、中性洗剤や酸素系漂白剤を使って丁寧に落としていきましょう。
ウールや絹、もしくはどちらかの混紡生地などデリケートな素材を使ったカーペット・絨毯の場合、酸素系漂白剤を使用できないので注意してください。
クリーニング店や購入店に依頼することも
カーペットの素材の問題から、ベンジンや除光液を使うことに抵抗がある場合や、汚れが特定できない場合は、クリーニング店にシミ抜きクリーニングを依頼することも一案です。
また、販売元のアフターサービスでクリーニングを受けられるブランドも存在しています。
いずれも有料になりますが、納得できる汚れ落ちが期待できるので検討されることをおすすめします。
▼カーペット・絨毯のクリーニング料金相場▼
カーペット・絨毯のサイズ | クリーニング料金 |
2畳以下 | 1,500円~2,000円程 |
2畳~4畳 | 2,000円~5,000円程 |
4畳以上 | 8,000円~ |
このクリーニング料金はあくまで目安です。
クリーニングを行うカーペット・絨毯のサイズや素材、織り方によってクリーニング料金は変化します。
特に、ウールやコットンなどの天然素材を使ったカーペット・絨毯、緞通などの特殊な製法で作られたカーペット・絨毯のクリーニング料金は高くなります。
また、カーペット・絨毯をクリーニングに出してからクリーニングが完了するまでしばらく日数が必要で、長い場合だと2週間~1ヶ月ほどクリーニング店に預けることもあります。
カーペット・絨毯のシミ取りで大切なポイント
カーペット・絨毯のシミ取りをする上で大切なポイントを5つご紹介します。
洗剤は薄めて使用する
カーペット・絨毯についたシミを取る時、洗剤を使う場合は原液を使わないでください。
必ず洗剤を水で薄めて、濃度の薄い洗剤水を少しずつ試すように使用してください。
濃度の濃い原液の洗剤をカーペット・絨毯のシミ取りに使うと、カーペット・絨毯の色が落ちてしまう危険があります。
そのため、薄めた洗剤水でも色落ちが起こらないか、カーペット・絨毯の目立たない部分で試してからシミ取りに使用してください。
シミ取りは水で薄めた洗剤をシミのある部分にふりかけてから、濡れたタオルでシミをつまむようにして拭きます。
シミ部分をタオルで強く擦ってしまうと、シミが広がってしまう危険があります。
また、毛足の長いカーペット・絨毯ではタオルで擦ると毛が抜けてしまったり生地が痛むことがあるので、できるだけやさしくシミ取りを行ってください。
ガンコなシミには掃除機を活用
カーペット・絨毯についてガンコなシミは、掃除機を使って落とす方法もあります。
ガンコなシミが付いている部分に、あらかじめ濡れたタオルを敷き、その上から掃除機でシミ部分を吸い取ります。
こうすることで、汚れをタオルに移すことができ、ガンコなシミを落とすことができます。
ガンコなシミは大まかな汚れが落ちても、若干跡が残ることがあります。
その場合は、水で薄めた洗剤水に浸したタオルをよく絞ってから、水性のシミ取り方法を試すとシミ跡もキレイに取れる場合があります。
洗える製品は洗濯機やコインランドリーで仕上げる
カーペット・絨毯で洗濯表示が「洗濯可」の物は、ご自宅の洗濯機やコインランドリーの大型洗濯機で洗うことができます。
また、サイズの大きなカーペット・絨毯をご自宅で手洗いすることもできます。
ご自宅のお風呂の浴槽に洗濯可能なカーペット・絨毯を入れてぬるま湯を張り、洗濯用洗剤を数滴垂らしてから素足で踏み洗いします。
何度か踏み洗いをした後、洗剤混ざったぬるま湯を浴槽から抜き、流水でカーペット・絨毯をすすぎます。
こうすればサイズの大きなカーペット・絨毯でもご自宅で洗濯することができます。
両性・種類不明のシミは「油性」のシミ抜きを行う
カーペット・絨毯についてシミが、水性・油性のどちらとも判別の付かない両性の汚れの場合は、油性のシミ抜きを試しましょう。
例えば、チーズやチョコレートなど水性と油性の両方の性質の汚れを持つ物がカーペット・絨毯に付いてしまった場合には油性のシミ取りを試してください。
油性のシミ取りを試してみて、汚れが落ちないようであれば、水性のシミ取りを試します。
それでも汚れが落ちないようであれば、クリーニング店にカーペット・絨毯の洗浄を依頼するか、洗濯機やコインランドリーでカーペット・絨毯を洗濯します。
水分が残らないようにしっかりと乾燥させる
シミ取りを行ったカーペット・絨毯はすすぎをしてしっかりと乾燥させてから使用を再開してください。
シミに洗剤を染み込ませたタオルを使った場合は、カーペット・絨毯の表面に少量の洗剤成分が残ります。
洗剤成分をそのまま残していると、新しいシミになったりカビやダニの餌になってしまいます。
そのため、シミ取りを行った後は濡れたタオル(洗剤を含まない)でしっかりとすすぎを行ってください。
すすぎを行った後は、カーペット・絨毯に多くの水分が残っているので、自宅の風通しが良く日陰になっている場所にカーペット・絨毯を干してしっかりと乾燥させてください。
洗濯機やコインランドリーで洗ったカーペット・絨毯でも、すすぎを行った後はしっかりと乾燥機で乾燥させてください。
ただ、乾燥機を長時間使うとカーペット・絨毯の生地に変なクセ(洗濯シワ)が残ってしまうことがあるので、カーペット・絨毯の状態を確認しながら慎重に乾燥を行ってください。
汚れが落としやすい!おすすめカーペット・ラグ4選
「ダイニングにカーペットを敷きたいけど、すぐ汚れそう」
「リビングにカーペットを敷くと、ペットの粗相が心配」など汚れやすい場所にカーペットを敷く際には『汚れが落としやすい素材のカーペット』を目安に探してみましょう。
びっくりすほど汚れが落ちる!?PTT繊維とは?
汚れが落ちやすい繊維のカーペットの1つにPTT繊維カーペットがあります。
PTT繊維は、汚れを24時間放置した後クリーニングを行い、その汚れ落ちを検査し認められた繊維です。
水性の汚れであればさっと拭き取るだけで汚れを落とすことができます。
遊び毛も出にくい繊維なので、お手入れ楽々。
ペットや子供のいる家庭や、汚れやすいダイニングにおすすめのカーペットです!
PTT繊維カーペット・ラグ3選
びっくりカーペットおすすめ!PTT繊維カーペットを4つご紹介いたします。
防汚性以外の機能性も重視しながら、お気に入りの一枚を探してみてくださいね。
まとめ
カーペットの汚れは、つけてしまったらすぐに落とすことが原則です。慌てずに対処していきましょう。
カーペットの汚れの落とし方にはセオリーがあるので、丁寧に落としていくときれいにすることができます。
ただし、大切なカーペットや時間が経過した汚れ、汚れの特定ができない場合は業者に依頼しましょう。
新しいカーペットの購入を検討しているときは「汚れが落としやすい素材のカーペット」を目安に探してみましょう。
特に防汚性に優れたPTT繊維カーペットがおすすめです。