家事の中で「カーペットの掃除」に一番煩わしさを感じている方もいるのではないでしょうか。
ほこりがカーペットに絡まる、掃除機をかけている意味を感じないときがあるなど、主婦としてはため息しか出ないということもあるでしょう。
ここでは効率よくカーペットのほこりを取る方法と、カーペットにほこりをためない環境を作るための方法について考えていきましょう。
目次
カーペットのほこりを掃除する方法
カーペット掃除で一番難儀なのが、カーペットの毛足に絡みついたほこりです。
髪の毛やペットの毛なども、絡みつくとなかなか取りきることができません。
カーペットの毛は長短関係なく、カーペットの上を歩くときなどに起こる摩擦によって静電気が発生し、ほこりをキャッチしやすい環境が出来上がってしまいます。
カーペットの掃除をするときには、カーペットクリーナーなどの清掃用粘着テープで表面のほこりや髪の毛などをあらかじめ取り去っておきます。
ほこりや髪の毛を取り除いた後は、掃除機を使ってカーペットの毛足の奥に入り込んだほこりを吸い取ってお手入れ完了です。
今日粘着のテープは毛が抜けたり、へたったりする原因になるので、弱粘着タイプのものを使いましょう。
力強く何度もコロコロと転がさずに一定方向へローラーを動かすとカーペットも傷みません。
掃除機をかけるときは、ヘッドに内蔵されているブラシがカーペットを劣化させてしまう可能性がありますので、力を入れないようにしましょう。
また、ゆっくりヘッドを動かすことで奥深くのほこりもしっかり吸い込んでくれます。掃除機は一定方向だけではなく、縦・横・斜めというように様々な方向からヘッドを動かすと丁寧で効果的です。
効率的にカーペットのほこりを取るための道具ってある?
このほかに、カーペットのほこりを取るためにおすすめの道具をピックアップしました。
①エチケットブラシ
エチケットブラシは、毛足の短いカーペットのほこりをかき取るために大活躍してくれます。
スーツ用のコンパクトサイズのものもありますが、今ではハンディタイプの清掃用を意識したエチケットブラシが販売されています。
これを粘着テープのカーペットクリーナーと併用して使うことがおすすめです。
エチケットブラシには粘着力がありませんので、毛を傷めることはありません。
②重曹
ナチュラルクリーニングの代表といえば、重曹です。重曹は静電気を抑え、カーペットに絡みついたほこりを浮き上がらせてくれます。
また、汚れやほこりを重曹自体が吸着するので掃除の後はさっぱりします。
掃除前に重曹をカーペットの上に振りかけ1~2時間放置したのちに掃除機で吸い取るだけです。ゆっくり時間をかけて重曹を吸い取っていきましょう。
小さな子供やペットがいる家庭では、食品添加物としての重曹を使うことをおすすめします。
重曹にミントやユーカリなどのエッセンシャルオイル(精油)を含ませておくと、掃除機の排気口から出る嫌な臭いも少なくなりますし、カーペットもさらにすっきりします。
③カーペット用ゴムブラシ
太さ5mmほどのゴム製のクシ歯がついたブラシです。一定方向へカーペットにブラシをかけるだけでほこりを絡め取ることができます。
これは粘着カーペットクリーナーを極力使いたくない方に最適です。
エチケットブラシに並んで時間があるときに頻繁に使えるアイテムです。
ただし、毛足の長いカーペットなどは使いすぎるとカーペットの毛が抜けてしまうこともあるので気をつけましょう。
カーペットのほこりをためないための環境の整え方
カーペットにほこりがつかないように生活をすることは、不可能に近いです。
居住の形跡がない部屋でも、ほこりはすぐにたまってしまいます。
カーペットのほこりをためないためには逐次掃除をすることですが、掃除機などを使った大掛かりな掃除をするのは、気持ちが折れてしまいます。
そこで、「ながら掃除」ができるブラシなどを使って目立つほこりだけでも毎日とっておきましょう。
また、リビング内でほこりがたまりやすい部屋の隅やテレビの裏側などの掃除も丁寧に行っておくことも大切です。
先にも触れましたが、カーペットはふとしたきっかけで静電気が起こりやすい場所です。
静電気がほこりを呼んでしまわないように、掃除をした後は必ず静電気防止対策を施しましょう。
そこで子供がいる家でも安心して使える手作りの静電気防止グリセリンスプレーをご紹介いたします。
◇グリセリンスプレーのつくり方
材料はグリセリン5ccと水100ccです。
この二つの材料を混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れれば完成です。
これを静電気が気になるカーペットの上に軽く吹き付けておきましょう。このスプレーは、スカートのまとわりや、髪の毛にも使えるオールマイティーアイテムです。
冷蔵庫の中で保管し、早めに使い切りましょう。朝、日差しが登ってくる時間帯にスプレーを使えば、湿気がカーペットにこもることもありません。
【当店おすすめ】ほこりが出にくいカーペット3選
カーペットの性質によっても、ほこりの出やすさは変わってきます。
ここからは当店オススメ!ほこりが出にくいカーペットをご紹介致します。
ほこりが出にくいカーペットを選ぶなら
- ウールなどの天然素材
- 毛足の短いもの
- 帯電加工が施されたもの
などがおすすめです。
まとめ
カーペットのほこりは切っても切り離せないものです。
しかし丁寧な掃除をすることでほこりをためることはありませんし、お気に入りのカーペットを長持ちさせることもできます。
カーペットのほこりで悩んでいる方は、帯電防止機能がある繊維を使ったカーペットなどに変えてみてはいかがでしょうか。
定期的な掃除はもちろん必要ですが、ほこり除けの機能があるため掃除が楽になるでしょう。