突然がさっと落ちてしまったり、ぐにゃんと歪んでしまったり、壁に穴があいてしまったり・・・
深刻な事態を目の当たりにすると、びっくりしすぎて「えー!?今、何が起こったの」ってなりますよね。
でも、大丈夫!
ちゃんと修繕できますので、安心してくださいね。
少しの手直しなら、DIYで修繕することもできますよ。
もしも今、カーテンレールが片方だけ外れて、宙ぶらりんになっている状態なら、レールを取り外す作業から始めましょう。
被害が大きい場合には、業者に依頼することもおすすめします。
この記事では『カーテンレールが壊れたときの修理方法』について、くわしく解説していきます。
目次
カーテンレールの故障の原因
カーテンレールが壊れた。
その理由はなんでしょうか!?
それはずばり・・・
- 負荷をかけすぎた
- 経年劣化
- 施工不良
大きくわけて、この3つに分類されます。
いかがでしょうか。
この中のどれかに、心当たりはありませんか?
カーテンの壊れ方によっても修繕方法は変わってくるので、まずはどんな状況かをふり返ってみましょう。
壊れる原因① 負荷をかけすぎた
- カーテンレールに洗濯物を吊り下げた
- 猫ちゃんがカーテンレールの上にジャーンプ!
- お子さんがカーテンをよじ登った
- 転倒しそうになって、思わずカーテンを引っ張った
などがよくあるパターンだと思います。
特にカーテンレールに洗濯物を吊り下げるのは、由々しき問題です。
(でも、気持ちはよくわかります!ちょっと引っ掛けるのにちょうどいいですよね。)
カーテンレールはカーテンを吊るすための場所です。
カーテンの重みには耐えられる設計になっていますが、それ以上の負荷がかかると外れてしまいます。
壊れる原因② 経年劣化
経年劣化や力を加えたことが原因で、プラスチック製のパーツが破損してしまうこともあります。
カーテンレールのパーツには、レールに付属している輪っか(ランナー)、レールの端っこについているキャップ、カーテンについているフックなどがあります。
どのパーツも1~2個くらい壊れちゃっても、カーテンを吊るすことはできます。
ですが、カーテンのドレープが均一でなくなったり、斜めになってしまうと不格好ですよね。
特にアジャスターフック(カーテンにひっかけているフック)は壊れやすいパーツです。
カチカチと調節しているときに、バキッてわれます。
ううう・・・ショック・・・←経験あり
でもね、あなたが悪いんじゃないです。
アジャスターフックは細くて小さなパーツでできているし、紫外線で劣化したりしてたら、簡単に割れちゃいます。
壊れる原因③ 施工不良
正しい使い方をしていたのにも関わらずレールが斜めになってきたり、落下したりしたのだとしたら、施工不良の可能性が高いです。
カーテンレールは下地のある場所に取り付けられていたでしょうか?
壁の内部の構造はこのようになっています。
木枠がある場所と石膏ボードだけの場所に分かれているのです。
外側から見ているぶんにはどこでも同じようですが、石膏ボードしかない(下地がない)場所にはネジを固定することができません。
仮に一時的に固定できたとしてもジリジリと負荷がかかり、あるときが急に落ちてしまいます。
カーテンレールだけでなく、固定していた石膏ボードさえも巻き込んで、壁に大きな穴があくこともあります。
あなたのお家のカーテンレールは、正しい場所に取り付けできていたでしょうか?
タイプ別!カーテンレールの4つの修理方法
カーテンレールの状態によって、必要な修理方法は変わってきます。
4つのパターンをご紹介するので、それに照らし合わせてチェックしてみてくださいね♪
トラブル① カーテンレールがぐらぐらする
カーテンレールがぐらぐらするときは、ブラケット(取り付けパーツ)のネジがゆるんでいるのかもしれません。
ドライバーを使って、ネジをしめ直しましょう。
ネジをしっかりしめてもまだぐらぐらするときは、ネジ穴が広がっている可能性があります。
その場合には、新しくネジ穴をあけて固定し直すことをおすすめします。
まずはキリなどで下穴をあけておくと、割れを防いできれいにネジ止めができます。
※注意※ネジは必ず下地がある場所に固定してください。
市販の「下地探し」を活用したり、家を建てた工務店やハウスメーカーに問い合わせるなどして、下地の位置を確認しましょう。
トラブル② カーテンレールが落ちた
カーテンレールがめきめきバリバリ!と音を立てて落ちてしまった場合。
事態はとても深刻です。
ケガ人が出ていないといいのですが・・・
まだカーテンレールが宙ぶらりんな状態になっている場合は、すみやかに取り外してください。
★『カーテンレールの外し方』については、こちらで解説しています★
もし壁が破損している場合には、修繕する必要があります。
大きな穴の修繕には、「リペアプレート」や「補修用のパテ」が役立ちます。
カーテンレールを取り付けるときには、位置をずらして新しくネジ穴をあけましょう。
取り付け位置を決める際には、必ず下地の有無を確認してください。
下地がない場所(石膏ボードしかない場所)にネジ止めをすると、レールの脱落自己につながります。
★『カーテンレールの取り付け位置』については、こちらで解説しています★
トラブル③ カーテンレールが歪んだ
カーテンレールはあらぬ方向に力を加えたり、重たいものを吊るしたりすると、簡単に曲がります。
特にアルミ製の軽量タイプのカーテンレールだと、すぐに曲がります。
こちらの写真は解体したカーテンレールを、折り曲げているところです。↓
(※注:怪力なのではありません)
しかーし!
簡単に曲がるから元の状態にもすぐに戻せるかというと、そういうわけではなく・・・。
歪みなくまっすぐな状態にするのは、難しいのです。涙
カーテンレールが歪んだままだと、カーテンの開閉がスムーズにできませんし、見た目もよくないので、これを機に買い替えを検討してみましょう。
リーズナブルなお値段のものなら、200cm幅・1500円ほどで購入できますよ。
トラブル④ カーテンレールのパーツが破損した
カーテンレールに付属しているプラスチックパーツには、「キャップストップ」「ランナー」「フック」などがあります。
カーテンレールを丸ごと買い替えなくても、別売りで販売されているパーツが手に入れば、取り外して新しいものに交換することもできます。
▼キャップストップ
形状が異なるとかぶせられないので、販売店やメーカーに問い合わせてみましょう。キャップストップのみを別売りで購入できる場合もあります。
▼ランナーレールの形状によってランナーの種類が異なるので、販売店やメーカーに問い合わせてみましょう。
交換したランナーによっては、滑りが悪くなることもあります。
複数個セット売りで販売されていることが多いので、「1個だけほしい!」というときでもバラでは購入できないことが多いです。
交換するときには、キャップストップを外して入れ替えます。
簡単に外れます♪
▼カーテンフック(アジャスターフック)
カーテンフックはなくしたり、破損したりしやすいパーツです。
100均やホームセンターでも、気軽に購入できますよ!
1個足りないんだけど、まあいっか・・・と思って、放置しちゃってるそこのあなた!
意外とすぐに手に入るので(きっとそれだけ、カーテンフックをなくしたり破損する人が多いのでしょうね)、これを機にお店に買いに行きましょう♪
賃貸のカーテンレールが故障したとき
賃貸物件のカーテンレールを派手に壊してしまったら・・・。
不便で困るということに上乗せして「大家さんや管理会社に、なんて報告したらいいんだろう~?」と戸惑ったり、持ち家とは違う意味でのソワソワがプラスされますよね。
まずは壊れてしまった原因を整理しておきましょう。
壊れた原因を確認
まずはカーテンレールがどうして壊れてしまったのか?
その経緯をもう一度ふり返ってみましょう。
それによって大家さんとあなた、どちらにカーテンレールを修繕する義務があるのかが異なります。
もし正しく使用していたのにも関わらず、壊れてしまったのだとしたら、そのことを先方にお伝えしてくださいね。
もともと施工不良があったのかもしれませんし、以前に住んでいた人が誤った使い方をしていて、そのひずみが今になって出てきたのかもしれません。
ただし、それを客観的に証明するのが難しいので、お互いにどこで納得できるかによって変わってきます。
まずは状況を詳しく伝えて、相談してみてはいかがでしょうか?
一方で、カーテン以外のものをぶら下げたり、無理に力を加えるなど、通常の使用の範囲を超える使い方をしてしまった場合は、あなたが修繕するか、大家さんに相談して修繕費用を負担する必要があります。
なぜなら賃貸物件の借主には、退去時に原状回復をさせる義務があるからです。
つまりは「退去するときには、お部屋を元の状態に戻してから返してくださいね」という約束ごとです。
カーテンレールを壊してしまったときも、この原状回復の義務が当てはまります。
貸主側と借主側が退去時にいっしょに確認をして、お互いに納得できる状態であれば大丈夫です。
ですから、壊れたから今すぐに修理しないといけない!と焦る必要はありません。
退去のときに、元の状態に戻せていれば大丈夫です。
自分で修繕したり、業者に修繕を依頼することも選択肢に入れてもかまいません。
もしくは大家さんや管理会社に相談して、業者を手配してもらう方法もおすすめです。
(もしかすると費用は割高になるかもしれませんが、後々トラブルになりにくいです。)
もしカーテンレールが宙ぶらりんになっているのなら、そのままにしておくと被害が拡大してしまうので、まずは取り外し作業を行いましょう。
それからどう対処するかを、じっくり検討してみてくださいね。
おしゃれなカーテンレールに新調しよう
カーテンレールが歪んだり、パーツが破損してしまったときには、思い切ってカーテンレールを新調してみてはいかがでしょうか?
当店では、
- リーズナブルな価格のカーテンレール
- 窓のサイズに合わせて伸縮できるカーテンレール
- アイアン素材や天然木のおしゃれな装飾カーテンレール
など、豊富なラインナップをご用意しています。
【びっくりカーペットのカーテンレール特集】はこちら!
まとめ
この記事ではカーテンレールが壊れたときの対処方法について、詳しく解説してきました。
ちょっとネジがゆるんでグラグラしている、パーツが壊れてしまったという程度なら、DIYでさくっと解決することができますよ。
レール本体が歪んでしまったときには、新しいものに交換することをおすすめします。無理な力を加えて、壁に大きな穴をあけてしまったときには、自分で修繕するのか、業者に依頼するのかを検討してみましょう。
レールを取り付けるときには下地チェッカーなどを使用して、取り付ける場所を確認しましょう。