シャープシェードカーテンという窓周りアイテムをご存知でしょうか?
シャープシェードカーテンとは、横向きのラインが入ったシェードカーテンのことです。
シェーパーバーが縫い付けられていることによって、プレーンスタイルのシェードカーテンよりもヒダがすっきりとまとまります。
直線的でシャープなデザインは、モダンインテリアやシンプルインテリアとも相性が良いですよ。
この記事では、窓装飾プランナーがシャープシェードカーテンについて徹底解説します。
目次
そもそもシェードカーテンって?
シェードカーテンは、生地を上下に開閉操作する窓周りアイテムのことです。
生地は蛇腹に折りたたまれて上がるため、メカの上部にたたみ代ができます。
1台のメカに対し、1枚の布(シェード)を吊るすシェードカーテンがシングルタイプ。
1台のメカに2枚の布(シェード)を吊るすのがダブルタイプです。
カーテンと一番大きく違う点は、上下に開閉できること。
好きな高さで止めることができるので、日差しや外からの視線を遮りながら調光や換気をおこなうのにも便利です。
また、カーテンのようにヒダがない分、より生地の質感やデザインを楽しむことができます。
シェードカーテンはカーテンと同じ生地で仕立てることも可能です。
複数の窓に同じ生地のカーテンとシェードカーテンを取り付ければ、統一感を演出できますよ。
シェードカーテンのスタイルの種類
シングルタイプのシェードカーテンは、裾のデザインやたたみ上げ方などスタイルによっていくつか種類があります。
■シェードカーテンのスタイル■
- プレーンシェード
- シャープシェード
- バルーンスタイル
- オーストリアンスタイル
- ピーコックスタイル
- ムーススタイル
シェードの裾部分に風船のようにふんわりと丸みを持たせたバルーンスタイルや、裾の中央から1本のコードで引き上げたムーススタイルなどがあります。
その中でも、シャープシェードはモダンなお部屋にぴったりのスタイルなんです。
シャープシェードカーテンとは?
シャープシェードカーテンとは、先ほど説明した通りシングルタイプのシェードスタイルのひとつです。
シェードの生地の裏側に細長いバー(シェーパーバー)が等間隔に縫い付けられています。
バーが入っていることにより、たたんだときにヒダがすっきりとシャープに見せることができるスタイルです。
窓辺をスタイリッシュに演出してくれますよ。
プレーンシェードとシャープシェードの違い
水平のラインが入っている『シャープシェード』に対し、水平のラインが入っていない一般的なシェードカーテンを『プレーンシェード』と言います。
プレーンシェードとシャープシェードの違いは以下の通りです。
■プレーンシェードとシャープシェードの違い■
プレーンシェード |
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シャープシェード |
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シャープシェードには細長いバーが入っているため、室内よりも外の方が明るい時間帯は横向きのラインが美しく透けて見えますよ。
一方で、プレーンシェードは縦長の窓や横長の窓、小窓などにはあまり適していません。
■シェードカーテンのヒダ部分の違い■
プレーンシェードとシャープシェードで一番違いが出やすいのが、たたみ上げたときのヒダ部分です。
実際にヒダ部分を写真で見比べてみましょう。


シャープシェードは、生地に細長いバーがあることで畳み上げたときに直線的ですっきりとしたヒダができます。
ふんわりとたるみのあるプレーンシェードに比べて、モダンでシャープな印象に仕上がるのが特徴です。
シャープシェードカーテンの魅力
シャープシェードは、プレーンのシェードとはまた違った魅力があります。
ここからは、シャープシェードカーテンの3つの魅力を紹介しますね。
水平ラインがおしゃれ
シャープシェードカーテンは、生地裏に縫い付けられているシェーパーバーが透けて見えます。
シャードの生地に水平のラインが映し出され、モダンな印象を与えてくれますよ。
夜に生地を降ろしている状態だと、外が暗いためバーが透けることはありません。
時間帯によって異なるデザインをお楽しみいただけることも、シャープシェードカーテンの魅力です。
※遮光生地のシェードカーテンは、生地に透け感がないため昼も夜もボーダーラインが見えません。
横のラインを楽しみたい方は、非遮光生地のシャープシェードカーテンをお選びください。
シャープでモダンな見た目
プレーンシェードはたたみ上げたときに柔らかなヒダができますが、シャープシェードはたたんだときも見た目がすっきりとしています。
シャープなシルエットなので、モダンインテリアやナチュラルインテリアなどと相性が良いです。
また、透け感のある直線デザインは、障子のような雰囲気も兼ね備えています。
和室のカーテン代わりとしてもお使いいただけますよ。
ドレープがきれいに重なる
窓辺をすっきりと見せたいときには、ヒダの厚みが少ないシャープシェードがおすすめです。
シャープシェードには等間隔でシェーパーバーが縫い付けられているため、たたみ上げたときにヒダが乱れにくくなります。
ヒダのおさまりも良く、たたんだときのボリュームも薄いです。
均整のとれた美しいヒダはモダンなお部屋を演出してくれますよ。
シャープシェードカーテンの選び方
ここからは、シャープシェードカーテンの選び方について解説します。
シャープシェードカーテンを選ぶ際には、以下の3点に気をつけましょう。
- 操作方法
- 取り付け方法
- 生地の種類
それぞれ詳しく解説していきますね。
操作方法
シェードカーテンは、『チェーン式』と『コード式』という2種類の操作方法があります。
窓の大きさに合わせて操作方法を選びましょう。
【チェーン式操作】
チェーン式は、文字通りチェーンを引くことで昇降操作するタイプのことです。
軽い力で操作できるため、掃き出し窓のような大きいサイズの窓の操作におすすめです。
【コード式操作】
操作コードを使用して開閉するタイプがコード式です。
コードを引くときに生地の重みが手に伝わるため、小さいサイズの窓に適しています。
比較的安価なので、費用を抑えたいときにもコード式がおすすめですよ。
取り付け方法
シェードカーテンには『正面付け』『天井付け』『カーテンレール付け』の3種類の取り付け方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どれが優れていると言うものでもありません。
取り付け場所や使用用途に合わせて、最適な取り付け方法をお選びください。
【正面付け】
窓枠の正面に取り付ける方法を正面付けと言います。
窓枠内にたたみ代が残らないため、シェードを閉じたときに開放感を演出できます。
たたみ代を考慮して、窓枠よりも少し上の位置に取り付けるのがポイントです。
また、窓サイズより大きいサイズを取り付けることで光漏れを少なくすることができますよ。
【天井付け】
天井付けとは、窓枠や部屋の天井にブラケットを取り付ける方法です。
窓枠内にスッキリと収めることができます。
窓のすぐ近くに収納の扉や家具がある場合など、シェードカーテンを壁から出っ張らせたくない場合におすすめです。
また、カーテンレールにカーテンを取り付けて併用されたい場合は、カーテンと干渉しないよう窓枠内に天井付けしましょう。
天井付けはシェードカーテンのたたみ代が窓枠内に残ってしまうのがデメリットです。
【カーテンレール付け】
シャープシェードカーテンは、カーテンレールにも取り付けることができます。
既存のカーテンレールを活用して取り付けることができるのは便利ですね。
壁に穴をあけずに取り付けできるので、賃貸住宅の窓でも安心してお使いいただけますよ。
生地の種類
カーテンの生地には光を通す非遮光タイプと、光を遮る遮光タイプがあります。
シャープシェードならではの美しいラインを楽しむなら、非遮光タイプがおすすめです。
朝方や日中など外が明るい時間帯になると、美しい横ラインの影が映し出されます。
当店おすすめ!シャープシェードカーテン
ここからは、当店おすすめのおしゃれなシャープシェードカーテンをご紹介します!
当店のシャープシェードカーテンは非遮光タイプのベルベット調生地。
ほどよく日差しを取り込み室内を明るく演出してくれます。
等間隔の美しい水平ラインは、モダンインテリアやシンプルインテリアとも相性バッチリです。
ふんわりと起毛したベルベット調の生地は、全20色のカラーバリエーション!
インテリアのテイストや、お部屋の雰囲気に合わせてカラーをお選びいただけます。
無料サンプルもご用意しておりますので、色味や風合いをぜひ事前にチェックしてみてくださいね。
まとめ
この記事ではシャープシェードカーテンについて解説してきました。
シャープシェードカーテンとは、シェードカーテンのスタイルの一種です。
シャープシェードは、生地の裏側に細長いバー(シェーパー)が等間隔に縫い付けられています。
均等に並んだボーダーラインが、シャープでモダンな窓辺を演出してくれますよ。
シェーパーがあることにより、プレーンシェードよりもたたみ代がすっきりと収まるのも魅力のひとつです。
モダンなインテリアや和室など、シンプルにまとめたい窓辺におすすめですよ。