シェードカーテンは、コードやチェーンなどを操作することで生地を昇降させる窓周りアイテムです。
「カーテンとお揃いのシェードカーテンに憧れるけど、使い勝手がイメージできないなぁ。」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
買ってから後悔しないためにも、使い勝手やデメリットはきちんと把握しておきたいですよね。
そこで、この記事ではシェードカーテンのデメリットについて詳しく解説いたします。
「これはちょっと困るな」「このくらいなら気にならないかな~」と、実際に生活するところをイメージしながらチェックしてみてください。
目次
シェードカーテンとは?
ローマンシェードとも呼ばれるシェードカーテン。
シェードカーテンとは、昇降器具(メカ)を1枚布に取り付けて、ひもやチェーンで操作する窓回りアイテムです。
上下操作できる、ひだのないカーテンをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
カーテンのような布地の優しい風合いと、真っ直ぐ伸びているスタイリッシュなデザインを楽しむことができます。
カーテンと同じ生地で製作でき、スッキリした見た目で小窓に取り付けやすいことから、カーテンと一緒にコーディネートすることが多いです。
シェードカーテンは生地が真っ直ぐに垂れ下がっているので、カーテンよりも生地のデザインが浮き上がります。
シェードカーテンの種類
シェードカーテンは、大きく分けて2種類です。
1枚のシェードを取り付けるシングルタイプと、2枚のシェードを取り付けるダブルタイプにわけられます。
シングルタイプの場合は、レースカーテンにするかドレープカーテンにするか自由に選べます。
ダブルタイプの場合は一枚はドレープカーテン、もう一枚をレースカーテンにするのが一般的です。
操作方法
シェードカーテンの操作方法は、大きく分けて2種類あります。
操作コードで昇降させるコード式と、器具内にあるドラムをチェーンによって回転させて昇降させるチェーン式があります。
チェーン式は、操作がしやすく大きな窓にも取り付けやすいです。
メカ部分にドラムと呼ばれる部品があることから『ドラム式』とも呼ばれています。
シェードカーテンの
6つのデメリットを徹底検証!
シェードカーテンの基本について知ったところで、いよいよデメリットについて解説していきます。
少しでも不安要素を解消できるよう、あえて細かくデメリットを紹介しています。
なかにはちょっとした工夫で解消できるデメリットもあるので、解決策についても説明していきますね。
シェードカーテンの主なデメリットは以下の6つです。
シェードカーテンのデメリット
- 大きい窓は昇降が大変
- カンカンと音がする
- 値段が高め
- たたみ代が発生する
- ヒダがまとまりにくい
- 完全遮光が難しい
デメリット①大きい窓だと昇降が大変
シェードカーテンは、コードやチェーンを使って昇降動作を行います。
上下に操作を行うので、大きい窓だと、カーテンのように気楽にシャーッと開閉するのは難しいです。
頻繁に出入りを繰り返す窓だと、毎回「よいしょっ!」とシェードカーテンを開けるのが面倒になってくることもあります。
洗濯物を干すような窓は、「毎日洗濯を干すたびにシェードをあけるのが大変じゃないか」イメージしてみてくださいね。
◆工夫できるポイント
出入りの多い掃き出し窓にシェードカーテンを取り付ける場合は、分割で取り付けるのがおすすめです。
操作しなければならないシェードの面積が小さくなるので、昇降しやすくなります。
また、コード式よりも昇降操作の負荷が小さいチェーン式を選びましょう。
「シャーッと開けられないと絶対に嫌!」という場合は、シェードカーテンよりも普通のカーテンをつける方が不便を感じなくてすむかもしれません。
デメリット②カンカンと音がする
シェードカーテンの2つ目のデメリットは、カンカンと音が鳴ってしまうことです。
シェードカーテンを降ろした状態で強い風が吹くと、生地が風にあおられて揺れます。
このとき、生地の下についている重り(ボトムバー)が窓枠に当たると「カンッ!」と音が鳴ってしまいます。
シェードカーテンを降ろしながら窓を開けておきたい場合は、音が気にならないか確認が必要です。
◆工夫できるポイント
基本的に風が強い日は窓を開けないようにすれば、そこまで大きな音が鳴ることはありません。
「絶対に音が鳴ってほしくない!」というときは、窓を開けるときにはシェードカーテンをたたみ上げて置くようにしましょう。
窓を開けてシェードカーテンを使いたい方は、レース生地のカフェカーテンとの併用がおすすめです。
シェードカーテンを開けているときも外からの視線をガードしてくれますよ。
デメリット③値段が高め
カーテンよりも仕組みが複雑なシェードカーテンは、カーテンよりも値段が高めに設定されています。
実際にどのくらい値段が違うのか確かめるために、『遮熱カーテン』『北欧カーテン』『シェードカーテン』の価格を比較してみました。
※ドレープカーテン生地のみの値段で比較するため、今回は『シングルコード式』のシェードカーテンを対象としています。
カーテンの最小単位である100cm×100cmサイズで比べてみると、カーテンよりもシェードカーテンの方が値段が高くなってしまいますね…。
見た目や機能性に優れているシェードカーテンですが、その分しっかりお値段も高くなることを覚えておきましょう。
◆工夫できるポイント
シェードカーテン取り付けたいけれど、予算が心配…。
そんな場合は、取り付ける場所を絞りましょう。
シェードカーテンのメリットはカーテンとコーディネートしやすい点にあります。
カーテンを取り付ける場所と、シェードカーテンを取り付ける場所を分けてメリハリをつけてみましょう。
- 面積の大きい掃き出し窓はカーテン
- 小窓にはアクセントとしてシェードカーテン
という風に取り付ければ、お財布に優しく、見た目も美しく仕上がりますよ。
デメリット④たたみ代が発生する
『たたみ代』とは、シェードカーテンやブラインドなどをたたんだ時にできる生地の『重なり』のことです。
シェードカーテンは、ブラインドなどと同じくたたんだ時にたたみ代が発生します。
気にならない方も多いので見落とされやすいデメリットですが、窓が狭いのが気になる方や、閉塞感を覚える方もいます。
取り付ける前には、あらかじめ「窓は全開放できない」と心の準備をしておいた方が良いかもしれませんね。
◆工夫できるポイント
メカの構造上、たたみ代はなくすことはできません。
シェードカーテンが窓に被らないようにするのであれば、窓枠よりも上側に本体を取り付けるようにましょう。
『窓の高さに、たたみ代を足した丈』で注文すれば、窓の部分にたたみ代が被ることを防げますよ。
デメリット⑤ヒダがまとまりにくい
シェードカーテンは、生地によってはヒダがまとまりにくい場合があります。
例えば、厚手の生地やクラッシュ(シワ)加工された生地、伸縮しやすいリネンなどの天然素材は、美しく折りたたみ上がらないことがあります。
折り目がピシッと整っていないときになる方や、すっきりした見た目を重視される方には、これらの生地はあまりおすすめできません。
◆工夫できるポイント
また、たたみ代のヒダををまとめやすくしたいときは、シャープシェードを使うのもおすすめです。
シェード生地に等間隔にバーが入っていることで、たたみ代がすっきりとまとまります。
ヒダもまとまりやすくなり、シャープな窓辺を演出してくれますよ。
スッキリした見た目を重視される方は、厚手の生地、クラッシュ加工された生地、天然素材の生地は避けましょう。
洗ってもきれいなヒダをキープしたい方は、形状記憶加工付きのカーテン生地がおすすめです。
形状記憶加工とは、カーテンのヒダを美しく整えられる加工のこと。
シェードを巻き上げたときや、洗濯をした後でも半永久的に美しいヒダがキープされますよ。
デメリット⑥完全遮光が難しい
シェードカーテンには、ピンホールと呼ばれる小さな針穴が開くことがあります。
ピンホールとは、昇降操作に必要な部品を取り付けるために必要なものです。
そのため、遮光性のある生地を選んだとしてもピンホールから若干光が漏れてきてしまうことがあります。
◆工夫できるポイント
他の窓回りアイテムと併用して、光漏れ対策をしましょう。
シェードカーテンを窓枠外に取り付けて、ロールスクリーンを窓枠内に取り付ける方法です。
ロールスクリーンであれば、隙間なくしっかりと日差しをシャットアウトしてくれます。遮光性の高い1級遮光がおすすめです。
窓周りをできるだけシンプルにさせたい方は、オーニングなどを活用して部屋の外から日差し対策をしていきましょう。
おすすめ!おしゃれなシェードカーテン生地9選
シェードカーテンを購入するなら、当店びっくりカーペットがおすすめ!
カーテンと同じ生地でシェードを作製できるので、カーテンの柄とお揃いコーディネートができちゃいます。
複数の窓があるお部屋も統一感をもたせられますね。
※シェードカーテンを注文するときは、カーテンの商品ページから使いたい生地をお選びいただきます。
カーテンの商品ページで生地名をコピーし、シェードカーテンの注文ページに入力してください。
カーテンの生地名を間違えないよう注意してください。
▼『生地名をコピーする』ボタンを使うと便利です
北欧柄
真っ直ぐなシルエットのシェードカーテンは、生地の柄をはっきりと見せることができます。
おしゃれな北欧柄は、シェードカーテンにぴったり♪
カーテンだとヒダに隠れてしまう大きな柄も、タペストリーのように美しく映えますよ。
インテリアのアクセントとして、小窓に取り付けてもかわいいですね。
100サイズから選べる!お洒落な北欧デザインの花柄カーテン
『トレミエ イエロー』
2級遮光・形状記憶加工・ウォッシャブル。丈直し・幅直し無料の100サイズカーテン。北欧フラワー柄ドレープ
100サイズから選べる!空間がお洒落に華やぐウォッシャブル花柄カーテン
『イハナ レッド』
可愛い北欧柄。2級遮光・形状記憶加工・ウォッシャブル。サイズ調整無料の100サイズカーテン。大胆な花柄タイプ全6色
形状記憶加工
シェードカーテンのお手入れが心配な方は、シワになりにくい形状記憶加工のカーテン生地がおすすめです。
美しいウェーブをキープできるので、ピシッと整ったヒダに仕上げたい方におすすめです。
さらにスッキリとした見た目に仕上げたい場合は、シングルタイプのシェードカーテンを選びましょう。
大きな花柄と落ち着いたカラーで北欧レトロな窓辺空間に!日本製遮光ドレープカーテン
『ルフラン イエロー』
遮光・ウォッシャブル・形状記憶加工。100サイズから選べる北欧レトロドレープカーテン
天然素材混
フラットなシルエットのシェードカーテンは、天然素材のムラや風合いも存分に味わえます。
ナチュラルテイストがお好きな方は、リネンやコットンなど天然素材を使ったカーテン生地を選びましょう!
天然素材100%だと生地が伸縮しやすいので、シェードの幕に歪みが出てしまうことがあります。
天然素材の風合いと、化学繊維の扱いやすさを兼ね備えた天然素材混のカーテンがおすすめです。
シェードカーテンで後悔しないためにできること
シェードカーテンで後悔しないか不安な時は、「お部屋でどんな風に過ごすか?」をイメージしてみてください。
確かに、操作性で見れば、シェードカーテンは大きな掃き出し窓よりも小窓の方が向いています。
けれど、その窓が…
- 頻繁に開け閉めして換気をしたい小窓だったら?
- 閉めっぱなしにしている掃き出し窓だったら?
必ずしも、小窓の方が向いているとは言えないですよね。
そうです。
窓回りアイテムを選ぶときは、窓の大きさや形、値段だけでなく、取り付けたあと快適に過ごせるかどうかが重要なんです。
買ってから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、『窓をどんなときに使うのか』『お部屋でどんな風に過ごすのか』イメージしながら選んでいきましょう。
まとめ
この記事ではシェードカーテンについて解説してきました。
シェードカーテンのデメリットは以下の通りです。
・大きい窓は昇降操作しにくい
・カンカンと音がする
・メンテナンスが大変
・ひだがまとまりにくい
・値段が高め
・たたみ代が発生する
どの程度デメリットと感じるかどうかは人によって変わりますし、ちょっとした工夫で克服できるものもあります。
少しでも後悔が少なくなるよう、デメリットをきちんと理解したうえで購入を検討してくださいね。
シェードカーテンはデザイン性が高く、カーテンとの相性も良いので窓が複数あるお部屋におすすめです。
カーテンにはないスタイリッシュなデザインをぜひお楽しみください。