シェードカーテンは、コードやチェーンなどを操作することで生地を上下に開閉する窓周りアイテムです。
ヒダのないすっきりとしたシルエットが素敵ですよね。
「カーテンとお揃いのシェードカーテンに憧れるけど、使い勝手がイメージできないなぁ。」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
買ってから後悔しないためにも、使い勝手やデメリットはきちんと把握しておきたいですよね。
そこで、この記事ではシェードカーテンのメリット・デメリットと後悔しないための選び方について詳しく解説いたします。
目次
シェードカーテンとは?
ローマンシェードとも呼ばれるシェードカーテン。
シェードカーテンとは、昇降器具(メカ)を1枚布に取り付けて、ひもやチェーンで操作する窓回りアイテムです。
上下操作できる、ひだのないカーテンをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
カーテンのような布地の優しい風合いと、真っ直ぐ伸びているスタイリッシュなデザインを楽しむことができます。
カーテンと同じ生地で製作でき、スッキリした見た目で小窓に取り付けやすいことから、カーテンと一緒にコーディネートすることが多いです。
シェードカーテンは生地が真っ直ぐに垂れ下がっているので、カーテンよりも生地のデザインが浮き上がります。
シェードカーテンの6つのデメリット
シェードカーテンの基本について知ったところで、いよいよデメリットについて解説していきます。
少しでも不安要素を解消できるよう、あえて細かくデメリットを紹介しています。
なかにはちょっとした工夫で解消できるデメリットもあるので、解決策についても説明していきますね。
シェードカーテンの主なデメリットは以下の6つです。
■シェードカーテンのデメリット
- 大きい窓だと昇降が大変
- カンカンと音がする
- 値段が高め
- 窓の一部が塞がれてしまう
- ヒダがまとまりにくい
- 完全遮光が難しい
大きい窓だと昇降が大変
シェードカーテンは、コードやチェーンを使って昇降動作を行います。
上下に操作を行うので、大きい窓だと、カーテンのように気楽にシャーッと開閉するのは難しいです。
頻繁に出入りを繰り返す窓だと、毎回「よいしょっ!」とシェードカーテンを開けるのが面倒になってくることもあります。
洗濯物を干すような窓は、「毎日洗濯を干すたびにシェードをあけるのが大変じゃないか」イメージしてみてくださいね。
◆工夫できるポイント
出入りの多い掃き出し窓にシェードカーテンを取り付ける場合は、分割で取り付けるのがおすすめです。
操作しなければならないシェードの面積が小さくなるので、昇降しやすくなります。
また、コード式よりも昇降操作の負荷が小さいチェーン式を選びましょう。
「シャーッと開けられないと絶対に嫌!」という場合は、シェードカーテンよりも普通のカーテンをつける方が不便を感じなくてすむかもしれません。
カンカンと音がする
シェードカーテンの2つ目のデメリットは、カンカンと音が鳴ってしまうことです。
シェードカーテンを降ろした状態で強い風が吹くと、生地が風にあおられて揺れます。
このとき、生地の下についている重り(ボトムバー)が窓枠に当たると「カンッ!」と音が鳴ってしまいます。
シェードカーテンを降ろしながら窓を開けておきたい場合は、音が気にならないか確認が必要です。
◆工夫できるポイント
基本的に風が強い日は窓を開けないようにすれば、そこまで大きな音が鳴ることはありません。
「絶対に音が鳴ってほしくない!」というときは、窓を開けるときにはシェードカーテンをたたみ上げて置くようにしましょう。
窓を開けてシェードカーテンを使いたい方は、レース生地のカフェカーテンとの併用がおすすめです。
シェードカーテンを開けているときも外からの視線をガードしてくれますよ。
値段が高め
カーテンよりも仕組みが複雑なシェードカーテンは、カーテンよりも値段が高めに設定されています。
どのくらい値段が違うのか、当店のシェードカーテンとカーテン、ロールスクリーンの値段を比較してみました。(※2024年11月時点)
サイズは小窓に多い100×120cmで算出しています。
▼窓周り品の値段比較▼
シャープシェード (コード式) |
8,900円 | |
ローマンシェード (シングル・コード式) |
14,900円 | |
リネン混カーテン | 6,600円 | |
遮熱カーテン | 4,620円 | |
ロールスクリーン (遮光タイプ) |
11,000円 | |
ブラインド | 9,400円 |
カーテンと比べると、やはりシェードカーテンの方が値段が高い傾向がありますね。
一方で、ロールスクリーンやブラインドなど、カーテン以外の窓周りアイテムと比べると値段の差は小さくなります。
カーテンの価格イメージでシェードカーテンをつけると、「思ったよりお金がかかっちゃった!」と予算オーバーになってしまうかもしれません。
◆工夫できるポイント
シェードカーテン取り付けたいけれど、予算が心配…。
そんな場合は、取り付ける場所を絞りましょう。
シェードカーテンのメリットはカーテンとコーディネートしやすい点にあります。
カーテンを取り付ける場所と、シェードカーテンを取り付ける場所を分けてメリハリをつけてみましょう。
- 面積の大きい掃き出し窓はカーテン
- 小窓にはアクセントとしてシェードカーテン
という風にカーテンとシェードカーテンを組み合わせれば、お財布に優しく、見た目も美しく仕上がります。
予算と相談しながら、どの窓にどの窓周りアイテムをつけるか選んでくださいね。
窓の一部が塞がれてしまう
『たたみ代』とは、シェードカーテンやブラインドなどをたたんだ時にできる生地の『重なり』のことです。
シェードカーテンは、ブラインドなどと同じくたたんだ時にたたみ代が発生します。
気にならない方も多いので見落とされやすいデメリットですが、窓が狭いのが気になる方や、閉塞感を覚える方もいます。
取り付ける前には、あらかじめ「窓は全開放できない」と心の準備をしておいた方が良いかもしれませんね。
また、窓枠内に手前に引いて開閉するタイプの網戸が設置されていると、シェードのたたみ代が邪魔になり、開閉できないこともあるためご注意ください。
◆工夫できるポイント
メカの構造上、たたみ代はなくすことはできません。
シェードカーテンが窓に被らないようにするのであれば、窓枠よりも上側に本体を取り付けるようにましょう。
『窓の高さに、たたみ代を足した丈』で注文すれば、窓の部分にたたみ代が被ることを防げますよ。
ヒダがまとまりにくい
シェードカーテンは、生地によってはヒダがまとまりにくい場合があります。
例えば、厚手の生地やクラッシュ(シワ)加工された生地、伸縮しやすいリネンなどの天然素材は、美しく折りたたみ上がらないことがあります。
折り目がピシッと整っていないときになる方や、すっきりした見た目を重視される方には、これらの生地はあまりおすすめできません。
◆工夫できるポイント
たたみ代のヒダををまとめやすくしたいときは、シャープシェードカーテンがおすすめです。
シェード生地に等間隔にバーが入っていることで、たたみ代がすっきりとまとまります。
ヒダもまとまりやすくなり、シャープな窓辺を演出してくれますよ。
スッキリした見た目を重視される方は、厚手の生地、クラッシュ加工された生地、天然素材の生地は避けましょう。
洗ってもきれいなヒダをキープしたい方は、形状記憶加工付きのカーテン生地がおすすめです。
形状記憶加工とは、カーテンのヒダを美しく整えられる加工のこと。
シェードを巻き上げたときや、洗濯をした後でも半永久的に美しいヒダがキープされますよ。
完全遮光が難しい
シェードカーテンには、ピンホールと呼ばれる小さな針穴が開くことがあります。
ピンホールとは、昇降操作に必要な部品を取り付けるために必要なものです。
遮光性のある生地を選んだとしても、ピンホールから若干光が漏れてきてしまうことがあります。
小さな穴なので目立つことはありませんが、「カーテンで完全に遮光したい」と考えている方には不向きかもしれません。
◆工夫できるポイント
他の窓回りアイテムと併用して、光漏れ対策をしましょう。
シェードカーテンを窓枠外に取り付けて、ロールスクリーンを窓枠内に取り付ける方法です。
ロールスクリーンであれば、隙間なくしっかりと日差しをシャットアウトしてくれます。遮光性の高い1級遮光がおすすめです。
シェードカーテンのメリット
ここまでデメリットについて解説してきましたが、シェードカーテンにはカーテンにはないメリットもたくさんあるんですよ。
シェードカーテンのメリットは以下の通りです。
■シェードカーテンのメリット
- 見た目がおしゃれ
- 日差しの調節がしやすい
- カーテンとお揃いの生地で作れる
- インテリアの邪魔になりにくい
この章では、シェードカーテンのメリットについて詳しく解説いたしますね。
見た目がおしゃれ
シェードカーテンは、生地を上げているときも降ろしているときもスッキリとした見た目になります。
縦長の窓、小窓に取り付けるとスタイリッシュです。
またシェードは、カーテンのように生地のデザインによって印象を変えることもできます。
無地の生地ならインテリアの引き立て役に、柄物でインテリアの主役に。
インテリアに合わせて自由にお選びいただけますよ。
シェードカーテンの生地はヒダがないため、生地に描かれたデザインがよく映えます。
日差しの調節がしやすい
シェードカーテンは縦に開閉するため、室内に入る日差しの量を自由にコントロールできます。
上からの眩しい日差しを遮ったり、室内が外から見えないようにしたりと、採光や眺望のコントロールがしやすいです。
ダブルタイプのシェードカーテンなら、レース生地とドレープ生地を通常のカーテンのように使い分けることもできます。
レース生地を降ろせば外からの視線遮りつつ、日差しを優しく取り入れることができますよ。
カーテンとお揃いの生地で作れる
ロールスクリーンやブラインドにはない、シェードカーテンならではメリット。
それは、カーテンとお揃いの生地で製作できることです。
複数の窓がある部屋には、カーテンとシェードカーテンを組み合わせてみましょう。
カーテンとシェードで同じ生地を使用するので、統一感のある窓辺を演出できますよ。
開閉頻度やデザインなどを考慮して組み合わせを考えてみてくださいね。
インテリアの邪魔になりにくい
シェードカーテンを開けると、シェードの生地がきれいに折りたたまれて丈夫に収まります。
そのため、カーテンに比べて窓辺がすっきりとまとまりやすいです。
また、ヒダのないシェードカーテンは、生地を降ろした状態でも幅を取りません。
窓のすぐ前に机やテレビが置いてある間取りでも、シェードカーテンは設置することができます。
インテリアの邪魔をせず、さまざまな窓に設置しやすいこともシェードカーテンのメリットです。
シェードカーテンで後悔しない選び方
シェードカーテンはカーテンにはないメリットもあれば、デメリットもあります。
カーテンと同じ感覚で選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうかもしれません。
後悔しないためにも、何を基準に選べば良いのか知っておきましょう。
ここからは、シェードカーテンを選ぶポイントについて紹介します。
カーテン生地の枚数
シェードカーテンは1枚のシェードを取り付けるシングルタイプと、2枚のシェードを取り付けるダブルタイプにわけられます。
シングルタイプの場合は、レースカーテンにするかドレープカーテンにするか自由に選べます。
また、1枚なので全体がすっきり見えるのもメリットです。
ダブルタイプはレース生地とドレープ生地を組み合わせることで、カーテンのように眺望や採光をコントロールすることができます。
また、高級感があるため、エレガントな雰囲気がお好きな方はダブルタイプを選びましょう。
縫製
シェードカーテンは縫製によって様々なタイプがあります。
特に有名なのは『プレーンシェード』『シャープシェード』です。
プレーンシェードは一般的によく見かけるシェードカーテンのことです。
柔らかく折りたたまれたヒダが特徴で、柔らかな雰囲気となっています。
シャープシェードは、生地の裏側に水平の棒がついており、折りたたんだ時のシルエットがシャープです。
直線的なデザインが際立つため、モダンなインテリアにもよく合います。
他にも、生地がふんわりと風船のように丸いシルエットになっているバルーンシェードなど様々なスタイルがあります。
目指したいインテリアに合わせてぴったりの縫製をお選びください。
【当店オリジナル】激安!直線デザインがおしゃれなシャープシェード
『シャープシェード リネン混生地・ネジ留め式・チェーン操作タイプ』
1cm単位でオーダー可!生地は取り外して丸洗いOKのシェードカーテン リーネ使用
操作方法
シェードカーテンの操作方法は、大きく分けて2種類あります。
操作コードで昇降させるコード式と、器具内にあるドラムをチェーンによって回転させて昇降させるチェーン式があります。
チェーン式は、操作がしやすく大きな窓にも取り付けやすいです。
メカ部分にドラムと呼ばれる部品があることから『ドラム式』とも呼ばれています。
部屋での過ごし方を意識する
シェードカーテンで後悔しないか不安な時は、「お部屋でどんな風に過ごすか?」をイメージしてみてください。
確かに、操作性で見れば、シェードカーテンは大きな掃き出し窓よりも小窓の方が向いています。
けれど、その窓が…
- 頻繁に開け閉めして換気をしたい小窓だったら?
- 閉めっぱなしにしている掃き出し窓だったら?
必ずしも、小窓の方が向いているとは言えないですよね。
そうです。
窓回りアイテムを選ぶときは、窓の大きさや形、値段だけでなく、取り付けたあと快適に過ごせるかどうかが重要なんです。
買ってから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、『窓をどんなときに使うのか』『お部屋でどんな風に過ごすのか』イメージしながら選んでいきましょう。
カーテンかシェード、どっちにするか迷ったときは?
窓にカーテンかシェードかどちらを設置するべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、カーテンとシェードを組み合わせても良いですが、どの窓にカーテンとシェードをつけるのか悩んでしまいますよね。
そこで、ここではカーテンとシェード、それぞれに適している窓の特徴について解説します。
カーテンとシェードのどちらをつけるか迷ったときの参考にしてくださいね。
シェードカーテンに適してるのは以下のような窓です。
■シェードカーテンが向いている窓
- 小窓
- 腰高窓
- 開閉の少ない窓
- 窓の前に家具や家電が置いてある
カーテンのようなヒダがないため、窓がすっきりと見えます。
頻繁に開閉する掃き出し窓につけると、昇降操作がストレスに感じられるかもしれません。
小窓や腰高窓に設置すると良いでしょう。
また、掃き出し窓に設置したいときは、あまり開閉しない窓をお選びください。
シェードカーテンは窓枠内にも設置できるため、窓の前に家具や家電が置いてある場合にもおすすめです。
以下のような窓には、シェードカーテンよりもカーテンが適しているでしょう。
■カーテンが向いている窓
- 出入りする掃き出し窓
- 開閉の多い窓
- しっかり遮光したい窓
カーテンは大きな窓でも開閉しやすいことがメリットです。
大きな掃き出し窓や、開閉することの多い窓にはカーテンを設置すると良いでしょう。
当店おすすめのシェードカーテン
最後に、当店おすすめのシェードカーテンを紹介します。
当店では、シャープシェードとプレーンシェードの2種類を取り扱っています。
プレーンシェードは、カーテンと同じ生地でシェードを作製できるので、カーテンの柄とお揃いコーディネートができちゃいます。
複数の窓があるお部屋も統一感をもたせられますね。
シェードカーテンの生地として人気のカーテンはこちらです。↓
ヒダのないシェードカーテンは、カーテンの生地の柄がおしゃれに映えます。
【100サイズから選べる】お洒落な北欧デザインのボタニカル柄カーテン
『メンデス グレー』
2級遮光・形状記憶加工・ウォッシャブル。丈直し・幅直し無料の100サイズカーテン。クロスするお花がかわいいドレープ
シャープシェードは、ベルベット生地とリネン生地の2種類があります!
カーテンレールにも設置できる優れものです♪
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1cm単位でオーダー可!生地は取り外して丸洗いOKのシェードカーテン
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1cm単位でオーダー可!生地は取り外して丸洗いOKのシェードカーテン。リーネ使用
賃貸にも設置しやすいつっぱり式のシャープシェードも人気です。
【当店オリジナル】激安!賃貸にも設置できるつっぱり式のシャープシェード
『つっぱりシャープシェード リーネ生地・つっぱり式・チェーン操作タイプ』
1mm単位でオーダー可!生地丸洗いOK!壁に穴をあけないつっぱりタイプ
まとめ
この記事ではシェードカーテンについて解説してきました。
シェードカーテンのデメリットは以下の通りです。
- 大きい窓だと昇降が大変
- カンカンと音がする
- 値段が高め
- 窓の一部が塞がれてしまう
- ヒダがまとまりにくい
- 完全遮光が難しい
どの程度デメリットと感じるかどうかは人によって変わりますし、ちょっとした工夫で克服できるものもあります。
少しでも後悔が少なくなるよう、デメリットをきちんと理解したうえで購入を検討してくださいね。
シェードカーテンはデザイン性が高く、カーテンとの相性も良いので窓が複数あるお部屋におすすめです。
カーテンにはないスタイリッシュなデザインをぜひお楽しみください。