廊下のフローリングってどうしてあんなにヒンヤリしているんでしょう?
リビングや寝室に暖房を聞かせていると、廊下に出たとき思わず「ヒヤッ」とするほど寒く感じられますよね。
正直、冬場はできるだけ廊下を通りたくない…。
廊下はずっといるわけじゃないけれど、どこに行くにも使う場所。
ひんやり感をどうにかしたいと思いつつも、エアコンや床暖房を導入するのも難しいので、廊下の寒さ対策はしていないというご家庭も多いのではないでしょうか?
この記事では『廊下の寒さの原因』と『廊下の寒さ対策』について解説いたします。
寒い冬を少しでも快適に過ごせるよう、寒さを和らげる方法を一緒に考えていきましょう!
目次
廊下の寒さ、放っておくと危険かも…?
トイレやお風呂のために部屋を出て、廊下に出た瞬間「寒い~!」と感じることがありますよね。
部屋をしっかり暖めていると、温度差でより一層寒く感じるという方もいるのではないでしょうか?
暖房器具のない廊下はついつい寒さ対策を怠りがちです。
しかし「ちょっとくらい大丈夫!」と廊下を寒いままにしておくと、ヒートショックなど健康に危害を及ぼす危険性もあります。
★ヒートショックとは★
急激な温度変化により引き起こされる現象。
暖かいお部屋から寒い廊下へと移動し、熱いお風呂に入るなど、寒いところに行くと血管が一気に縮まり、温まることで再び緩み、血圧が大きく変動します。
こうした急激な血圧の変化は、心臓へ負担がかかり心筋梗塞や脳卒中につながることもあります。
家族の健康を守るためにも、廊下の寒さ対策はきちんと行っていきましょう。
廊下を暖かくするならこの3か所を徹底マーク
廊下って暖房やヒーターを置けるリビングなどと違い、どのように寒さ対策をすればいいのか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、廊下の寒さ対策をするときに注意すべき場所について解説いたします。
廊下の寒さ対策は以下の場所を重点的に行いましょう。
★廊下の寒さ対策重要エリア★
- 玄関
- 床
- 窓
玄関
廊下の寒さ対策で一番重要なのは、なんといっても玄関からの冷気を防ぐこと。
意外に思われるかもしれませんが、廊下が寒い要因の一つは玄関です。
頻繁に開閉を行うドアは、熱の出入りがとても多い場所。
開けたり閉めたりする度に、家の中に冷たい空気が入ってきてしまいます。
さらに築年数の古い家だと、ドアそのものの密閉性が低い場合もあるので、より一層外の寒さが入ってきやすいです。
特に玄関から真っ直ぐに廊下が伸びているような家は、廊下に冷気が入ってこないよう注意が必要です。
玄関と廊下に仕切りを取り付けるなど、入ってきた冷気が廊下にいかないように工夫していきましょう。
床
暖房の効いた部屋で過ごしたあと、冷たい廊下を歩くと体が「ヒヤッ」とすることがありませんか?
廊下に限らず、暖房をつけている部屋でも足元がひんやり感じますよね。
床が冷たく感じられるのにはいくつか理由があります。
ひとつは暖かい空気は上へ、冷たい空気は下にいくという空気の性質によるものです。
冷たい空気は床の方に集まるため、足元だけ寒いという現象が起こります。
もう一つの要因は、廊下の床材です。
本来、無垢材などの天然木は内部に多くの空気を含んでいます。
この空気が断熱材の役割を果たし、床下の冷たさをガードしてくれています。
一方、一般住宅に使われることが多い合板のフローリングは、薄く切った木を接着剤などで貼り合わせて作られています。
空気が含まれていないため、床下の冷たさがダイレクトに伝わってしまうのです。
足元の寒さを和らげるためにも、廊下は床の寒さ対策をしっかりしていきましょう。
窓
玄関のドア以外で、屋内外の熱の出入りで多いのは『窓』です。
冬場、お部屋の熱気の約50%は窓から出ていくと言われています。
窓は、天井や屋根に比べて断熱性が低いため熱の出入りが多くなってしまうのです。
廊下に限らず、窓際が寒いのもそのためです。
窓にお日様が差し込む昼間は暖かいですが、夕方になると急に冷え込んできますよね。
また窓に何もつけていない状態は防犯的にも良くないので、廊下に窓がるご家庭はカーテンなどを取り付けることをすすめます。
日本家屋のような窓の面積が大きいタイプの廊下は、ぜひ窓回りアイテムを取り付けてください!
廊下や玄関に暖房器具を設置するのはあり?
廊下はエアコンなどの暖房器具がないことが多いため、電気ストーブなどを設置することを検討している方もいるのではないでしょうか?
暖房器具が一つあるだけで、暖かさや体感温度が全然違いますよね。
冷気をシャットアウトするのであれば、熱の出入りが多い玄関付近に設置するのが効果的です。
「ただいま~」と帰ってきたときに玄関が暖かいと、なんだかほっこりしそうですね。
ただし、廊下に暖房器具を置く場合は2つ注意しなければならないことがあります。
1つ目の注意点は、設置場所です。
電気ストーブだとコンセントが届く範囲に設置しなければならないので、寒さ対策をしたい場所に設置できないことがあります。
また、狭い廊下に大型の暖房器具を置くと歩きにくいですよね。
廊下に暖房器具を設置するときは、コンセントと設置できるスペースがあるか確認しておきましょう。
2つ目の注意点は、電気代です。
廊下に出たときに暖かい状態にするためには、暖房器具の電源をつけっぱなしにすることになります。
省エネの暖房器具であっても、ずっと稼働しているとさすがに電気代がかかってしまいますよね。
廊下にいる時間と、電気代。コストパフォーマンスを意識しながら選ぶ必要がありますね。
長居することの少ない廊下は、電気を使わずスペースも取らない防寒対策をしていきましょう。
廊下の寒さ対策♪おすすめインテリアグッズ11選
スペースの問題などから、廊下の寒さ対策をはお部屋よりもできることが限られてしまいます。
廊下の寒さ対策をするのであれば、インテリアグッズを工夫するのがおすすめです。
ここからは、寒さ対策に使えるおすすめインテリアグッズを紹介していきます。
カーペットやカーテンなどであれば、ランニングコストもかからず、圧迫感なく設置ができますよね。
熱の出入りをシャットアウトできれば、寒さだけでなく夏の暑さ対策にも役立ちますよ。
廊下敷きカーペット
床のひんやり感を抑えるのであれば、カーペットなどの敷物を敷くのがおすすめです。
カーペットは繊維部分に空気の層があるため、フローリングよりも断熱性が高いです。
冬だけ敷くとなると敷き替え作業大変なので、年中敷くことを前提に選ぶようにしましょう。
毛足の短いタイプであれば、夏場もジメジメしにくいですよ。
フローリングの廊下は転倒の多い場所です。
廊下敷きカーペットは、フローリングよりも滑りにくく、転倒時の衝撃も吸収してくれるので、家族の安全対策としても活躍してくれるでしょう。
ジョイントマット
ジョイントマットやタイルカーペットはリーズナブルな価格であることが多く、廊下敷きカーペットよりも安価で敷くことができます。
クッション性に優れているため、寒さだけでなく衝撃も吸収してくれます。
転倒時のケガ予防や、歩いているときの足腰への負担軽減にもなりますよ。
汚れた部分だけ取り外して水洗いできるので、こまめにお手入れしたい方や、トイレトレーニング中のお子さまがいるご家庭にもおすすめです。
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床暖房
床暖房なら床から廊下全体をじんわりと暖めてくれます。
ストーブのように設置場所が必要ないので、廊下を広々使うことができますね。
足元が暖かいので、ヒートショックの予防にも効果的です。
後から取り付けできる床暖房なら、新築でなくても廊下に床暖房を導入できますよ。
デメリットは、施工費用と電気代がかかってしまうことです。
床暖房は長く使えるものなので、できるだけ電気代が安く抑えられるものを選びましょう。
当店の後付け床暖房だと、月々の電気代が1,752円~なので電気代を節約しながら足元を暖めることができますよ。
無料相談も承っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
遮熱カーテン
廊下の窓の寒さ対策なら、遮熱カーテンがおすすめです。
遮熱カーテンは特殊なコーティングや多層構造により、空気の出入りをガードしてくれます。
厚手のカーテンが多いので、防音対策などの機能が欲しいという方にもおすすめです。
遮光タイプのカーテンなら、フローリングの日焼け対策にもなりますね。
腰高窓の遮熱性を高めたい場合は、窓をすっぽりと覆えるように、丈は大きめサイズで注文しましょう。
ただし、ひだのあるカーテンは圧迫感があるので、狭い廊下に設置する場合は注意しましょう。
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ハニカムスクリーン
断熱性重視で窓回りアイテムを選ぶのであれば、ハニカムスクリーンが特におすすめです。
ハニカムとは「ハチの巣」という意味で、六角形の円柱が連なったような変わったシルエットをしています。
ハニカムスクリーンの特徴は、何といっても高い断熱性です。
「ハチの巣」のスクリーンにできる空気の層が、窓からの熱の出入りをバッチリ防いでくれます。
スッキリと窓辺に収まるデザインなので、幅の狭い廊下でも圧迫感なくお使いいただけますよ。
アコーディオンカーテン
つっぱり式で取り付けられるアコーディオンカーテンは玄関と廊下の間仕切りにおすすめです。
開閉動作がしやすいので、行き来することが多い廊下でも安心して設置できます。
横にシャーッと動かせばコンパクトに収まるので、使わないときも邪魔になりません。
玄関から廊下や部屋が見えないように目隠しとしても活用できますよ。
アコーディオンカーテンを選ぶときは遮熱効果のあるタイプを選ぶようにしましょう。
足元が冷えをどうにかしたい場合は、足元から冷たさが入ってこないようにアコーディオンカーテンを床まで吊り下げて使うことをおすすめします。
あったかスリッパ
一人暮らしの場合や、家族の中で自分だけ寒さが気になるときって大掛かりな寒さ対策をしづらいですよね。
手軽に寒さ対策をしたいとき、足裏の「ヒヤッ」をどうにかしたいときは、ふわふわのあったかスリッパを履きましょう。
ムートン素材など暖かさを確保できる、あったかスリッパがたくさん販売されています。
冷え性で足元を温めておきたい方は、他の寒さ対策と併用して活用してみてくださいね。
まとめ
この記事では、廊下の寒さ対策について解説してきました。
廊下が寒いとヒートショックを引き起こす可能性もあるので、寒さ対策はしっかりと行っていきましょう。
廊下は『玄関』『窓』『床』の三か所を重点的に寒さ対策を行ってください。
窓や玄関から冷気が入ってこないよう、遮熱性の高いものを取り付けましょう。
床からの寒さを防ぐにはカーペットやジョイントマットなどの敷物が効果的です。
毎日使う場所だからこそ、より快適に♪
冬も過ごしやすい廊下を目指していきましょう。