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リネン素材の特徴を解説!麻との違いやメリット・デメリットについて
インテリア

リネン素材の特徴を解説!麻との違いやメリット・デメリットについて

びっくりカーペット

丈夫でサラッとした手触りのリネン生地。

衣類やインテリアによく使われるので比較的よく耳にする名前ではありますが…

「どんな特徴があるの?」
「麻とリネンって同じじゃないの?」

などなど、意外と知らない部分も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では『リネン素材の特徴』『麻とリネンの違い』について詳しく解説します。

リネンとは?

リネンの布

リネンは、フラックスと言う亜麻科の植物から作られる植物繊維のことです。
日本では亜麻と呼ばれることもあります。

リネンのもともとの原産地は、ユーフラテス川などの小アジア付近です。
現在では、フランス北部やベルギー、ロシアなど比較的寒い地方で栽培されています。

サラッとした手触りや吸湿性・通気性の高さから、リネンは夏物の衣類によく使われていますね。

リネンと麻の違い

ジュートのラグ

麻にはいくつか種類があり、「リネン(亜麻)」だけでなく「ラミー(ちょ麻)」「ヘンプ(大麻)」「ジュート(黄麻)」なども含まれます。
つまり、リネンは麻の一種ということなんですね。

リネンやラミーは衣類などの布製品によく使われる素材です。
また、ジュートはコーヒーを入れる麻袋や敷物に使われています。

ちなみに、繊維製品の「家庭用品品質表示法」では、「麻」に含まれるのは「リネン」と「ラミー」の2つのみです。
それ以外のジュートやヘンプなどは「植物繊維」に含まれます。

出典:消費者庁HP.「家庭用品品質表示法」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/

リネンの歴史

リネン素材

リネンの歴史は非常に古く、人類最古の繊維とも言われています。
紀元前8000年頃のチグリス・ユーフラテス川では、リネンが確認されているそうです。

また、古代エジプト文明でも亜麻は栽培されていました。
古代エジプトでリネンはミイラを巻く布、神事などにも使用されていたそうです。

その後、8世紀に地中海にイスラム国からイタリア、スペインを経てヨーロッパ全域に広まっていきます。

優れた機能性を備えたリネンは、やがて衣類や家具など多くの布製品に使われるようになりました。
現在でも、「ベッドリネン」「テーブルリネン」など生活に密着するアイテムに「リネン」という単語が使われていますね。

リネンの特徴!4つのメリット

リネンの布

機能性の高さから、リネンは様々な布製品に使われています。

リネン素材の特徴・メリットは以下の通りです。

  • 素朴でナチュラルな風合い
  • 吸湿性・発散性に優れている
  • 汚れにくく丈夫で長持ち
  • ソフトな手触りでオールシーズン快適

それぞれ詳しく解説していきますね。

素朴でナチュラルな風合い

リネンは素朴でナチュラルな風合いをしています。
自然素材ならではの温かみのある雰囲気に、魅了されている人も多いのではないでしょうか?

発色が良いので、ナチュラルカラーはもちろん、鮮やかな色を選んでも品のある仕上がりに。
ファッションやインテリアになじみ、落ち着いた大人の空間を演出してくれます。

また、リネン素材は「ネップ」と呼ばれる繊維のかたまりが生地の表面に出てくるのも特徴です。
このネップが独特の雰囲気を表現し、無地でものっぺりとせず、むしろ味わい深い魅力となってくれます。

流行に左右されることなく、長く使い続けても飽きることのない豊かな風合いをぜひお楽しみください。

吸湿性・発散性に優れている

リネンは吸湿性・発散性に優れた素材です。

リネン繊維は中が空洞の『中空構造』になっていて、空洞の中にたっぷりと水分が染み込みます。
なんと、コットンの約4倍、シルクの約10倍の吸湿性があるそうです。

また、吸い取った水分を素早く発散し、すぐに乾いてくれるので手触りがサラッとしています。

吸湿性・発散性に優れていることから、汗をかきやすい夏にもおすすめの素材です。

汚れにくく丈夫で長持ち

化学繊維には帯電性があるためホコリがつきやすですが、リネンは帯電性が低いためホコリがつきにくいです。

カーテンやカバーとして使用するときも、軽く払うだけでホコリを落とせるのでいつでも清潔♪
小さいお子様やアレルギーのある方、衛生面が気になる方におすすめの素材です。

また、リネンは天然繊維の中でもトップクラスの耐久性を誇る素材です。
長く使い込むほどに柔らかくなり、風合いも増していきます。

長く清潔に素材の風合いを楽しむことができるのも、リネンの魅力のひとつです。

ソフトな手触りでオールシーズン快適

リネンの繊維にはペクチンという成分が含まれており、チクチクせずサラッとソフトな手触りです。

また、吸湿性・発散性にも優れていることから、汗によるベタツキも抑えてくれます。
リネン繊維の中に空洞あるため、冬は空気を含んで暖かく過ごせるのも特徴です。

オールシーズン快適に使い続けることができるのも、リネンならではのメリットですね。

リネンの特徴!3つのデメリット

リネンの布

ここからは、リネン素材のデメリットを解説します。

リネンのデメリットは以下の通りです。

  • 湿度で伸縮する
  • シワになりやすい
  • 黄ばみ・色移りがある

それぞれ詳しく解説していきますね。

湿度で伸縮する

リネンは調湿性に優れた素材ですが、湿気によって生地が伸縮すると言う特性も持っています。
そのため、洗濯して水に濡れると縮んでしまう可能性があるんです。

また、カーテンのように吊るして使っていると湿気で伸びたり縮んだりすることがあります。

リネン生地を使うときは、生地が伸縮することを想定して、あらかじめ少し大きめサイズを選んでおくのがおすすめです。

また、洗濯をするときには、洗っても大丈夫な生地なのか事前に確認しておきましょう。

シワになりやすい

植物繊維であるリネンは変形してから元に戻る力が弱いため、シワになりやすい素材です

洗濯のときに揉まれたり、折り曲げられたりするとシワになってしまいます。

また、脱水のかけすぎもシワの原因になるので注意しましょう。

黄ばみ・色移りがある

リネンの繊維に汗や洗剤が残っていると、酸化して黄ばんでしまうことがあります。

汗をかいたり、汚れてしまったときはすぐに洗濯するようにしましょう。

また、リネン生地は色落ちすることがあり、他の洗濯物と一緒に洗うと色移りしてしまうことがあります。
色移りが落ち着くまで(2~3回程度)、他の洗濯物と分けて洗うようにしましょう。

リネン素材を洗濯するときのポイント

洗濯機で洗えるラグはお手入れが超楽ちん

リネンは水分や油分を吸い取り、水にも強い素材です。
一方で、洗濯や水に濡れることによってシワができたり縮んでしまう特性も持ち合わせています。

「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、リネン素材は正しい方法で洗いましょう

ここからは、リネン素材を洗濯するときのポイントについて解説します。

洗濯表示を確認

リネン製品は家庭での水洗いができますが、製品によっては水洗いできない場合もあります。

洗濯する前には洗濯絵表示を確認しておきましょう。

洗濯機OK 手洗いOK 水洗い不可
洗濯表示
桶のマーク
手洗いできる
桶と手のマーク
洗濯不可
桶と×のマーク

出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html

桶に×のマークが書かれている場合は「水洗い不可」なので、ご家庭での洗濯は控えてください。

また漂白剤は使えない場合が多いので、お手入れ前に洗濯絵表示で確認をしておきましょう。

低めの水温でしっかりすすぐ

リネン素材は、水温が高いほど縮みやすくなります。
洗濯するときは、ぬるま湯や水で洗濯するようにしましょう。

また、生地に洗剤が残っていると黄ばんでしまう可能性があります。
洗剤が残らないよう、しっかりとすすぎをおこなってください。

脱水は短めにする

脱水作業はリネン素材にシワがつきやすくなります。
脱水時間はできるだけ短くするようにしましょう。

シワが心配な場合は、乾いたバスタオルではさみ軽く押さえて脱水する方法がおすすめです。

もともとリネンは速乾性に優れた素材なので、軽く脱水でも十分に乾かすことができますよ。

乾燥機は生地を傷めてしまう可能性があるので使用しないようにしてくださいね。

シワを伸ばしてから干す

シワができたままリネン生地を干してしまうと、そのままシワが戻らなくなってしまいます。

脱水後は、軽くシワを伸ばしてから干すようにしましょう。

お手入れ重視ならリネン混がおすすめ

ナチュラルなリネンの風合いを楽しみつつ手軽にお手入れしたい場合は、リネン繊維に化学繊維を組み合わせたリネン混製品がおすすめです。

化学繊維の扱いやすさと、リネン本来の豊かな風合いの両方を楽しむことができますよ。

さらりと快適!リネン製品でナチュラルな毎日を

リネンのブランケット

ここからは、当店おすすめのリネン製品を紹介します。

インテリアにリネン素材が加わると、自然で親しみやすい雰囲気になりますよ。

リネンのカーテン

リネンカーテンを使ったおしゃれな韓国風インテリア

リネンの素朴な風合いを生かしたカーテンは、窓辺をナチュラルに演出してくれます。
柔らかく光を取り込んでくれるので、お部屋が明るく穏やかな雰囲気になりますよ。

また、冬は結露に悩まされたり、梅雨はジメジメしたり、窓周りは湿気のこもりやすい場所。
吸湿性・発散性に優れたリネンカーテンは、湿気の多い窓周りにも最適です。

リネンの風合いと、化学繊維の扱いやすさを兼ね備えた『リネン混』カーテンもおすすめです。
ご家庭で洗濯できるので、手軽に天然素材の風合いをお楽しみいただけます。

リネンのブランケット

リネンのブランケット

リネン100%のブランケットは素肌に優しく、子どもから大人まで安心してお使いいただけます。

通気性・保温性にも優れているのでオールシーズン通して愛用いただけますよ。

リネンのクッションカバー

リネンのクッションカバー

クッションカバーは比較的サイズが小さいので、水洗いできるタイプも多いです。

上質な風合いと肌触りを存分にお楽しみください。

リネン混ラグ

リネン混のラグ

リネン混のラグは、サラッとした手触りで夏にも使いやすいです。

自然ならではのナチュラルな風合いをお楽しみいただけますよ。

まとめ

この記事では『リネン素材の特徴』と『リネンと麻の違い』について解説してきました。

リネンとは麻の一種で、遥か昔から衣類や寝具などに活用されてきた素材です。

吸湿性・速乾性に優れており、ジメジメと暑い夏にもサラッと快適にお過ごしいただけます。
汚れにくく、耐久性も優れているため、長くお楽しみいただくことができますよ。

リネンは水に濡れると伸縮したり、シワになったりすることがあるので注意しましょう。
お手入れする前に、洗濯絵表示を確認し指示に従ってくださいね。

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たおちゃん

この記事を書いたのは…

窓装飾プランナーの資格を取得しました。
コラムを通して、ライフスタイルに合う素敵な住まいづくりをお手伝いします。

可愛い雑貨が大好きで、お店に行くと何時間でも眺めていられるタイプです。笑
車のシート用に座布団サイズのギャッベを購入したので、遠出のドライブに行きたい今日この頃。

シアタールームを作って、ポップコーンを食べながら、大好きなディズニー映画を見るのがひそかな夢です。
憧れのマイシアター、いつか実現したいと思います!

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