海外で「ジャパンディ」というインテリアスタイルが人気です。
ジャパンディを簡単に説明すると「日本×北欧」の2つのインテリアテイストを融合させたスタイルのことです。
北欧インテリアを調べていると一度はジャパンディテイストのインテリアに出会うと思います。
今回は、どうすればジャパンディスタイルに部屋をコーディネートできるのか、インテリアコーディネートの見本とポイントを解説しますね。
目次
ジャパンディとは
近年、海外で話題になっているインテリアコーディネートで「ジャパンディ」というスタイルがあります。
ジャパンディとは、日本風のインテリアテイストと北欧風のインテリアテイストを融合させた最先端のインテリアコーディネートを指す造語です。
Japanese(日本の要素)とScandinavian(北欧の要素)をミックスしたインテリアスタイルであり、海外でも注目を浴びています。
日本を表す「ジャパニーズ」と北欧テイストを表す「スカンディ」が混ざって「ジャパンディ」と呼ばれます。
ジャパンディは、日本の和風テイストを北欧風のインテリア家具と一緒にコーディネートしてシンプルで落ち着きのある空間を演出します。
ただ、和風テイストと北欧テイストをどの程度の割合で混ぜるかは明確に決まっていないので、コーディネートする人のさじ加減が重要になります。
日本では北欧デザインの人気が高く、北欧のシンプルなデザインに機能性を重視した家具は文化の違う日本人にも受け入れやすく、その下地のおかけでジャパンディにも注目が集まっています。
そこで、和風と北欧スタイルを融合させたジャパンディスタイルにコーディネートの見本とポイントを解説しますね。
ジャパンディスタイルの見本
まずは、ジャパンディスタイルにコーディネートした部屋がどんな見た目なのか、ジャパンディスタイルの見本をご紹介しますね!
どのようにコーディネートすれば部屋をジャパンディスタイルにできるのか参考にしてください。
天然素材のインテリアを使ったジャパンディスタイル
ジャパンディスタイルではラタンや竹などの天然素材を使ったインテリアでコーディネートします。
リビングのソファやテーブル、チェストに使われる素材を統一するとより洗練されたジャパンディスタイルの部屋にすることができます。
背の低いインテリアを使ったジャパンディスタイル
畳のある和室をジャパンディスタイルでインテリアコーディネートしたいとき、背の低いインテリアを使うのがおすすめです。
ジャパンディスタイルならシンプルで清潔感のある和室にコーディネートすることができます。
寝室をジャパンディスタイルのインテリアでコーディネート
寝室は、フレームに木材を使ったベッドや清潔感のあるホワイトのシーツでシンプルデザインのジャパンディスタイルにコーディネートできます。
アクセントに北欧テイストの幾何学模様が描かれたラグを寝室の床に敷いたり、枕やクッションなどのファブリックにアースカラーのカバーを使うのもおすすめです。
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『ベッドフレーム 棚付き BE-02 ナチュラル シングル/セミダブル/ダブル』
シンプルだけどスタイリッシュ。棚やLEDライト付きのヘッドボードが機能的なフロアベッド
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ジャパンディスタイルにコーディネートする5つのポイント
ジャパンディスタイルの見本で、漠然とですがジャパンディスタイルがどんな見た目の部屋か想像できたと思います。
ジャンパンディスタイルは、ただ和風のアイテムと北欧風のアイテムを混ぜるだけではおしゃれにコーディネートできません。
次は、上手にジャパンディスタイルに部屋をコーディネートするポイントを解説しますね!
1.シンプルな無彩色をベースにコーディネートする
ジャパンディスタイルでは、配色にあまり派手な色は使いません。
部屋のインテリアは全体的に薄く、目立つ色を使わずに無彩色をベースにします。
▼無彩色の見本▼
無彩色とは、ニュートラルカラーとも呼ばれる色で、ホワイト・グレー・アイボリー・ベージュなどの色が該当します。
部屋の広い面積を占める壁紙や床、窓のカーテンに無彩色を使うのが一般的です。
ただ、賃貸住宅やマンションでは、壁紙や床材の張り替えが難しいと思います。
その場合は、張り替えが簡単な後で剥がせる壁紙シートやフロアシートを使うのがおすすめです。
2.直線デザインを取り入れる
ジャパンディスタイルでは直線的なデザインを取り入れるのがコツです。
線が細く直線的なデザインのインテリアは、ベースカラーの無彩色とも相性が良く、スッキリした雰囲気の部屋にコーディネートできます。
特に、窓回りに無彩色の直線的デザインのインテリアアイテムを使うのがおすすめです。
窓に取り付けるカーテン等のインテリアアイテムなら賃貸住宅やマンションの部屋でも簡単に模様替えできます。
直線的なデザインの窓回りアイテムには、ブラインドやバーチカルブラインド、ロールスクリーンなどがあります。
当店で取り扱っているジャパンディスタイルにおすすめの商品をいくつかご紹介しますね。
ジャパンディにピッタリ!無彩色のウィンドウトリートメント
100サイズから選べる!1級遮光+防炎+遮熱+ウォッシャブル既製カーテン
『フローラ シーシェル』
1級遮光・防炎・遮熱・形状記憶加工・ウォッシャブル。サイズ調整無料の100サイズカーテン。40色から選べる無地ドレープ
3.インテリアの差し色にアースカラーを使う
ジャパンディスタイルに使う差し色は、アースカラーがおすすめです。
アースカラーは自然の中にある色で、森林の深い緑色や海や湖の青色、土の茶色のことです。
無彩色の部屋に差し色を入れることで、より洗練させた部屋にコーディネートすることができます。
差し色はアクセントカラーとも呼ばれ、部屋の雰囲気を作る重要な色です。
ジャパンディスタイルの差し色には和テイストのアースカラーがおすすめです。
▼和テイストのアースカラー▼
また、ジャパンディスタイルではベースの無彩色に合わせて差し色に淡い色を使えば部屋の雰囲気を統一することもできます。
例えば、ペールカラーやライトグレイッシュカラーを無彩色と組み合わせることで、清潔感のある空間を演出することができます。
▼ペールカラーとライトグレイッシュカラー▼
差し色に使うアイテムには家具やファブリックだけでなく、部屋に置く観葉植物でも代用できます。
ジャパンディスタイルに似合う観葉植物には、エバーフレッシュやミリオンバンブーなどがあります。
他にも日本らしい苔玉や盆栽などを置いて、植物の緑色をジャパンディスタイルの差し色として使う方法もあります。
4.インテリアの数を減らし余白を意識して配置する
ジャパンディスタイルでは、物を減らし余白(スペース)を意識して家具を配置します。
部屋に配置する家具の数を極力減らして、家具同士のスペースをワザと大きくすることで、部屋がスッキリとした雰囲気になります。
日本には「侘び寂び」という日本特有の美意識があります。
侘び寂びとは、簡単に解説すると質素な物(または景色・見た目)に風情を感じることです。
この侘び寂びの美意識をインテリアに取り入れることでジャパンディスタイルの部屋を趣のある空間にします。
どれくらいのスペースを空ける必要があるかというと、人が余裕を持って通ることができる60~90cmほどのスペースを家具と家具の間に作ります。
ただ、この60~90cmのスペースはあくまで目安です。
例えば、リビングのソファに座って、テーブルの上に置いたコーヒーの入ったカップに手を伸ばしても届かない程のスペースを作る必要はありません。
普段の生活に支障が無い範囲で、インテリアの数を減らして家具と家具の間にスペースを作るようにしてください。
5.天然素材を使った家具を揃える
ジャパンディスタイルでは、天然素材を使ったインテリアを揃えましょう。
無垢材のフレームを使ったテーブルやソファは北欧スタイルのインテリアとしてだけでなく和テイスト(畳や襖のある和室)の部屋にも使えます。
天然素材には日本家屋で昔からよく使われるヒノキやスギ、竹やラタンなど、他には麻や水草などの天然素材を使った布製品があります。
逆にステンレスやアイアンなどの素材を使った工業的デザインのインテリアはジャパンディスタイルに合わせるのが少し難しくなります。
手軽にジャパンディスタイルにコーディネートするなら、自然素材のインテリアで揃える方がやりやすいです。
また、日本では床上に直接座って過ごすことも多いので、背の低いインテリアを揃えるのがおすすめです。
特に、畳が敷かれた和室をジャパンディスタイルでコーディネートするときは、木製フレームのテーブルやソファ、チェストはロータイプの物に統一しましょう。
ジャパンディと和モダンに違いはあるの?
ジャパンディと似たインテリアテイストに「和モダン」があります。
ジャパンディと和モダンの違いが気になった方もいるのではないでしょうか。
実は、ジャパンディと和モダンに明確な違いはありません。
海外では、北欧テイストのインテリアに和テイストが混じっていればジャパンディというイメージがあります。
そのため、日本でもジャパンディと和モダンの明確な違いはなく、自由にコーディネートすることができます。
ジャパンディは比較的新しいインテリアスタイルなので、コーディネートの自由度が高いのも特徴のひとつです。
ジャパンディスタイルにピッタリのインテリアアイテム
ジャパンディスタイルにコーディネートするとき、コストなどの都合で大型家具(ソファやテーブルなど)を全て取り替えるのは難しいですよね。
そこで、大型家具と比べて低コストで部屋の雰囲気を変えることができる窓や床のインテリアアイテムがおすすめです。
ジャパンディスタイルにピッタリのインテリアアイテムをご紹介しますね!
プリーツスクリーン
プリーツスクリーンとは、蛇腹状に加工されたスクリーンのこと。
生地を折りたたんだり、開いたりすることによって開閉します。
和紙のような優しい質感のスクリーンが使われているため和室に合わせることも多い窓周りアイテムです。
スタイリッシュな水平ラインは、ジャパンディスタイルにも相性ピッタリですね。
人通りの多い窓に設置する場合は、シースルー生地と不透明な生地を使用したツインスタイルを取り入れましょう。
ハニカムスクリーン
ハニカムスクリーンはハチの巣のような六角形が連なった、ユニークなデザインのスクリーンです。
プリーツスクリーンと同様、和紙のようなスクリーンの風合いをお楽しみいただけます。
ハニカムスクリーン最大の特徴が高い断熱・保温性。六角形が空気の層を作ることで高い断熱性を発揮します。
機能美に優れている点も、北欧インテリアに通ずる部分がありますね。
断熱・遮熱性を求めるなら遮光タイプ、和紙のような透け感を楽しみたい方は非遮光タイプを選びましょう。
賃貸の窓に設置するなら、つっぱり式のハニカムスクリーンがおすすめです。
バーチカルブラインド
バーチカルブラインドは縦にルーバー(羽)が並んでいるのでスッキリした見た目で部屋に開放感を与えます。
清潔感のあるジャバンディスタイルのインテリアとしておすすめです。
ウッドブラインド
ウッドブラインドなら窓にも天然素材を使ってジャパンディスタイルにコーディネートすることができます。
ウッドブラインドは木材独特の温もりと木漏れ日のような太陽の光を部屋の中に取り入れることができます。
ロールスクリーン
窓には無彩色のロールスクリーンを取り付けてスタイリッシュにコーディネートすることができます。
つっぱり式のロールスクリーンなら、窓枠に穴を開けずに取り付けることができるので、賃貸マンションで一人暮らしの方でも気軽にロールスクリーンを設置できます。
ラグ・カーペット
ジャパンディスタイルのアクセントに北欧デザインのラグ・カーペットを床に敷くのがおすすめです。
幾何学模様のデザインは垢抜けた雰囲気もあって、モダン風のジャパンディスタイルにコーディネートすることができます。
まとめ
北欧デザインと和テイストが融合したジャパンディスタイルで部屋をおしゃれにコーディネートしましょう。
ジャパンディは天然素材を使ったインテリアスタイルなので、畳のある和室にも相性の良いスタイルです。
また、配色は無彩色をベースにして、差し色のアクセントカラーにアースカラーやペールカラー・ライトグレイッシュといった淡い色を差し色として使います。
ソファやテーブルなど、大型の家具を入れ替えなくても、比較的簡単に模様替えできるカーテンやラグを使ってジャパンディスタイルにコーディネートすることができます。
人気のジャパンディスタイルで部屋をコーディネートしてみてくださいね。