寒い冬もこたつがあれば、ぽかぽか心地よく過ごせますよね。
足元からじんわり暖をとれるので、冷えにお悩みの方にもおすすめのアイテムです。
さて、ここで気になるのは「こたつの電気代」ですよね。
- エアコンと比較してどちらがお得?
- 1か月あたりのこたつ電気代の目安は?
- こたつの電気代を安くおさえるポイントは?
などなど、気になることがいくつかあると思います。
この記事ではそんなあなたに!
『こたつの電気代』について詳しく解説していきます。
「1日単位・1か月単位でかかる電気代の目安」
「こたつ電気代の算出方法」
「こたつ電気代を節約する方法」
などなど、くわしくご紹介していきますね。
こたつを上手に活用して、寒い冬をお得&快適に過ごしましょう。
目次
こたつの電気代は高い?目安・計算方法を解説!
冬場は寒さをしのぐため、暖房費が高くなりがちです。
電気代の請求が届いて金額にびっくり!したことがある人も多いのではないでしょうか。
節約のためにも省エネのためにも、なるべく消費電力の少なくおさえられるようにしたいですよね。
さてさて、こたつの電気代は他の暖房器具と比較して高いのか?安いのか?
「目安の金額」や「計算方法」を基準にしてチェックしましょう。
※こたつの電気代は、使用環境や製品によって異なります。
このページでご紹介する金額は、あくまでおおよその目安としてお考えください。
具体的な金額の算出は、各製品の詳細を参考にしましょう。
1時間あたりのこたつ電気代
こたつの電気代の目安は次のとおりです。
【弱】設定での使用時:約2~3円
【強】設定での使用時:約5~6円
1時間使うとおおよそ「3円」くらいの電気代がかかると考えておきましょう。
実際にはこたつのサイズや使用環境によっても異なるため、こちらの金額は参考程度にとどめていただき、それぞれの製品詳細をご確認いただくようお願いいたします。
ちなみにこたつ以外のの暖房器具の電気代はどれくらいかというと・・・
「ホットカーペットは1時間あたり約9.4円」「エアコンは1時間あたり約16.9円」かかります。
こうして比較してみると、こたつの電気代はエアコンの約3分の1程度におさまることがわかります。
こたつの電気代がとても安く感じますよね。
ただし、こたつは使用範囲がピンポイントなので、エアコンのように部屋全体を暖めることはできません。
上半身に寒さを感じるときは、エアコンとこたつを併用しましょう。
こたつはピンポイントで暖をとれることがメリットなので、食事をしたり、仕事をしたり、テレビを見たり、室内で座って過ごすことの多い人におすすめのアイテムです。
1か月あたりのこたつ電気代
さてさて、こたつを1か月使用すると電気代はどれくらいになるのでしょうか。
ここでは1日あたり8時間使用すると想定して、計算してみましょう。
【こたつ電気代を計算】
約3円(1時間あたりの電気代)×8時間(使用時間)×30日(使用日数)
=約720円(1か月あたりの電気代)
こたつの電気代は1か月あたりで約1000円ほどなので「こたつを使い始めたせいで、電気代がいっきに跳ね上がった!」というようなことは心配しなくてもよさそうです。
少し使い過ぎたなと思った月でも、エアコンのようにびっくりする金額が請求されることはないのではないでしょうか。
ですが、スイッチを消し忘れて出かけてしまったり、こたつの中でうたた寝することが頻繁にあるとジワジワと電気代が上がってしまうことになるので注意しましょう。
こたつの消費電力の違い
こたつの消費電力は、こたつごとで違います。
こたつの消費電力が大きければ、こたつに掛かる電気代は高くなります。
そのため、こたつの電気代を計算するときは、必ずこたつの消費電力を確認してください。
こたつの消費電力は、そのこたつの製品詳細や取り扱い説明書、こたつのヒーター本体に記載されています。
そして、電気代を節約するなら、サイズが小さいて消費電力の少ないこたつを選びましょう。
こたつのサイズ | こたつの消費電力 |
1人~2人用こたつ | 200W~400W |
2人~4人用こたつ | 300W~500W |
6人用こたつ | 400W~600W |
この消費電力は目安ですが、こたつのサイズが小さいとこたつの消費電力も少なくなります。
また、省エネ機能の付いたこたつにすると、より電気代を節約することができます。
省エネ機能にはヒーターの熱の強弱を調節できる「温度調節機能」から、こたつに人が入ったときに自動で電源のON/OFFを切り替える「人感センサー」などがあります。
ヒーターの温度調節をすることで、200Wの1人~2人用こたつでも、弱設定にすると100W以下の消費電力でこたつを使うことができます。
省エネ稼働時のこたつの消費電力を確かめておけば、電気代を計算する精度が上がり、どれだけ電気代を節約できるのかがわかるので、こたつの消費電力を必ず確認してくださいね。
こたつ電気代の計算方法
こたつの電気料金を製品ごとに知りたいときには、次の計算式で算出しましょう。
①消費電力量(kWh)を算出する
消費電力量(kWh)=[消費電力(W)×使用時間(h)]÷1000
②電気代を算出する
電気代=消費電力量(kWh)×電気料金単価(27円ほど)
ただし、消費電力(W)として「最大出力量」しかわからない場合にはあまり参考にならないかもしれません。
最大出力量とはその製品が瞬間的に消費する最大(MAX)の数値なので、1時間あたりの消費電力量とは一致しません。
計算するときにはこの点に注意しましょう。
説明書には「消費電力量」のほかに「1時間あたりの標準消費電力量」や「1時間あたりの電気代」について記載されていることもあり、そちらを参考にするとより具体的な金額が算出しやすくなります。
こたつの電気代を節約する!5つの方法
電気代が安いこたつですが、使用環境やモーターの種類によっても金額に差が生じます。
こたつで暖まった空気をなるべくキープするように工夫したり、購入時に消費電力の少ないヒーターを選ぶことでよりお得に活用できるでしょう。
ここからは「こたつでできる電気代節約術」を5つご紹介していきます。
ポイント① 敷布団・カーペット・保温シートの併用が省エネのカギ
日本の冬の風物詩といえばこたつ。
従来は和室で畳の上に敷布団を敷き、その上にこたつを置いて使用されるのが一般的でした。
ですが、最近では床がフローリングの洋室であっても、こたつを愛用したい人が増えてきています。
洋室にもぴったりの天然木を使用した天板や、モダンな布団柄も充実しているので、こたつライフをおしゃれに楽しめますね。
さて、ここで気を付けてほしいのが床からこたつの熱を逃さないようにすることです。
特に保温性に乏しいフローリングの上にこたつを設置する際には、床から伝わる冷たい空気のせいでひんやり感じてしまうでしょう。
結果的にあたたかさが感じられず、ヒーターを【強】にして使用すると電気代が高くなってしまいます。
床からこたつの根悦を逃さないためには、敷布団・カーペット・保温シートを上手に活用しましょう。
(フローリングの場合はもちろん、和室の場合にもおすすめです。)
繊維製品には空気の層があるので、熱エネルギーをしっかりキープし、省エネにもつなげることができます。
敷布団のサイズは両サイドそれぞれに100㎝ほどの幅があると、余裕を持って座れます。
またアルミ製の保温シートはフローリングとの間にはさんで使用すると効果的です。
アルミは熱伝導率が高いという特徴があるので、使用開始直後の冷たい状態からでもすばやく暖かくなります。
ポイント② 上掛け布団は「テーブルサイズ+110㎝」を目安に
こたつの熱を逃さず、しっかり保つには上掛け布団の厚みやサイズが重要です。
特にサイズが小さかったり、形があっていない場合は隙間ができてしまうので要注意。
空気の通り道ができて、スースー冷えてしまいますよね・・・。
上掛け布団は「こたつテーブルのサイズ+110㎝以上」を基準にして選びましょう。
脚が長いこたつの場合では、基準よりもさらに大きめサイズの掛け布団が必要です。
ポイント③ ヒーターは「弱」に設定すべし
同じこたつの場合でも、暖かさの設定を「強」にするか「弱」にするかで電気代に2倍近い開きが発生します。
「弱」設定の電気代:1時間あたり約2~3円。
「強」設定の電気代:1時間あたり約5~6円。
電気代を安く抑えたいなら、なるべく「弱」設定で使用したときにも暖かさをキープできるよう工夫することが大切です。
ポイント①でご紹介したような、敷布団や保温シートを活用すると「弱」でも暖かく過ごせるのでおすすめです。
ポイント④ 電気代がお得なのは「フラットヒーター」
マイルドな暖かさと、スリムなフォルムが人気の「フラットヒーター」。
石英管やハロゲンよりも電気代が少なく抑えられるのも、フラットヒーターのメリットです。
ただし、フラットヒーターには暖かくなるまでに時間がかかったり、人によっては「ぬるい」と感じることがあるというデメリットもあります。
イメージとしてはこたつ天板の裏面に、ホットカーペットをぺたりと貼っている感じです。
「スイッチをつけたらすぐに暖かくなってほしい。」「体の芯から温まりたい。」という人には不向きかもしれません。
じんわりと暖をとりたい人や電気代を抑えたい人は、フラットヒーターを検討してみましょう。
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ポイント⑤ エアコンとのW使いがおすすめ
暖房器具は暖め方によって、部屋全体を暖める「メイン暖房」と、身体を直接暖める「サブ暖房」に分類されます。
メイン暖房:エアコン・オイルヒーター・床暖房
サブ暖房:こたつ・ホットカーペット・あんか
少ない電力で効率的に温まるポイントは、暖房器具をどれか一つに限定せず、必要に応じて組み合わせて使用することです。
メイン暖房であるエアコンなどで部屋全体を暖めながら、サブ暖房で補助的に暖をとり、メイン暖房の負担をなるべく少なくするのが得策でしょう。
たとえば、エアコンは設定温度を1℃下げると約10%の節電効果があると言われています。
こたつを併用するとピンポイントに温まるので、寒いのを我慢することなくエアコンの設定温度を下げることができますね。
メイン暖房とサブ暖房は求められる役割がちがうので、「こたつがあるからエアコンはいらない」というわけではありません。
それぞれの特徴を踏まえながら、部屋での過ごし方に合わせてバランスよく活用しましょう。
まとめ
この記事では「こたつの電気代」や「こたつをお得に使用する方法」についてご紹介してきました。
こたつはエアコンなどと比較すると、電気代が安い暖房器具です。
1時間あたり3円ほどなので気軽に使用でき、足元の冷え解消に役立ちます。
製品の詳細に1か月(1時間あたり)の電気代の目安が記載されている場合もあるので、購入する際には個別に確認しておきましょう。
厚みがあり、サイズに余裕のある掛布団や敷布団を選ぶことも、こたつの暖かさを保つためには大切です。
こたつの電気代を抑えたいなら、なるべく【弱】設定で使用できるよう工夫しましょう。