「小窓にロールスクリーンを取り付けたいけど、自分で取り付けできるのかな?」と疑問に思っていませんか?
馴染み深いカーテンと比べると、なんだかハードルが高そうに感じられますよね。
ロールスクリーンの取り付けは、手順を知っていれば意外と簡単に設置できますよ。
ドライバーなどの工具を使用しなくても取り付けできる方法もあるので、取り付ける場所に合わせて、設置方法を考えていきましょう。
この記事では、ロールスクリーンの取り付け方法を4つのタイプにわけて解説していきます。
目次
ロールスクリーンの取り付けは自分でできる?
「そもそも、ロールスクリーンって自分で取り付けられるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
引っ越しで施工業者に頼もうと思ったらかなり高額だった!という話も聞きますよね。
結論からお伝えすると、ロールスクリーンの取り付けは自分でもできます。
自分で取り付けるほうがもちろん安くすむので、費用を抑えたい方はぜひこの機会にトライしてみましょう。
「採寸から取り付けまでプロに任せたほうが安心!」という方は、施工業者に頼んでくださいね。
【4タイプ別】ロールスクリーンの取り付け方法
ロールスクリーンには、大きく分けて4タイプの取り付け方法があります。
- 天井付け
- 正面付け
- カーテンレール付
- つっぱり式
それぞれの特徴と、取り付け方法を順に解説していきますね。
天井付け
天井付けとは、ロールスクリーンが窓枠にピッタリと収まる取り付け方法です。
窓枠だけでなく、部屋の天井に取り付ける場合もあります。
天井付けのメリット
・スッキリとしたシルエットになる
・窓枠内に取り付けできる
天井付けのデメリット
・両サイドの隙間から光漏れがある
それでは早速、正面付けの取り付け方法を順に確認していきましょう。
①取付ブラケットを設置する
天井付けは、木枠の厚みが2cm以上ある場所に取り付けてください。
取り付け場所を決めて、ブラケットを設置していきます。
ブラケットはロールスクリーン本体の両端から5cm以上内側にくるように取り付けてください。
ブラケットが3個以上ある場合は、ブラケットの間隔が均等になるに設置してくださいね。
②ロールスクリーンを取り付ける
ブラケットを取り付けたら、次はロールスクリーンの本体を取り付けていきます。
ロールスクリーン本体上部をブラケットのツメに引っ掛け、カチッと音がするまでしっかりと押し込みましょう。
ロールスクリーンの操作方法によって、押し込む向きが違います。
【プルコード式の場合】
プルコード式の場合は、手前のツメにロールスクリーン本体を引っ掛けて奥へと押し込みます。
【チェーン式の場合】
チェーン式の場合は、奥のツメにロールスクリーン本体を引っ掛けて手前に押し込みましょう。
固定できていることを確認すれば、取り付け完了です!
正面付け
正面付けは、窓枠を覆うようにロールスクリーンを取り付ける方法です。
正面付けのメリット
・光漏れを防ぐことができる
・窓を大きく見せることができる
正面付けのデメリット
・窓枠内に取り付けられない
正面付けは窓枠をすっぽりと覆うことができるので、プライバシー保護や遮光性を高めたいときに便利です。
それでは、正面付けの取り付け方法を詳しく見ていきましょう。
①取付ブラケットを設置する
正面付けと同様、まずはブラケットを設置します。
正面付けの場合は、木枠の縦幅と厚みが2cm以上ある場所にしましょう。
ブラケットは、ロールスクリーン本体から5cm以上内側になるように取り付けてください。
ブラケットが3つ以上ある場合は、ブラケットの間隔が均等になるように設置しましょう。
②ロールスクリーンを取り付ける
ブラケットを設置できたら、いよいよロールスクリーンの取り付けです。
ロールスクリーン本体上部をカチッと音がするまで、ブラケットに押し込みましょう。
操作方法によって、ロールスクリーンを押し込む向きが変わります。
【プルコード式の場合】
プルコード式の場合は、ロールスクリーン本体を上側のツメに引っ掛けて下側に押し込みます。
【チェーン式の場合】
チェーン式の場合は、ロールスクリーン本体を下側のツメに引っ掛けて上側に押し込みます。
設置できたら、ロールスクリーン本体を揺らしてしっかりと固定されていることを確かめてください。
カーテンレール付け
ロールスクリーンは、専用の金具を使えばカーテンレールに取り付けることも可能です。
カーテンレール付けのメリット
・壁に穴を開けずに取り付けできる
・カーテンレールのある窓に取り付けできる
カーテンレール付けのデメリット
・カーテンの耐荷重量より重いものは取り付け不可
・カーテンレールの形状によっては取り付けできない
ロールスクリーンの重さがカーテンレールの耐荷重量を超えている場合は、残念ながら取り付けることができません。
また、ご自宅のカーテンレールにロールスクリーンを取り付けできるかどうかは、以下の表を参考にしてください。
取付可能な カーテンレール |
取付できない カーテンレール |
「C型」「角型」の 機能性カーテンレール ![]() |
「I型」 装飾カーテンレール ![]() |
取り付けの際に注意しなければならないこともありますが、カーテンレールに取り付けできると圧倒的に便利ですよね。
それでは、カーテンレール付けの取り付け方法を見ていきましょう。
①取付金具を用意する
カーテンレール付けをする場合は、専用の取り付け金具が必要になります。
商品に付属している場合もあれば、別売りされていることもあるので購入前にチェックしておきましょう。
当店では、ロールスクリーンと一緒にカーテンレール取り付け金具を無料で送付しています。
取り付け金具は、ブラケットに仮止めしておきましょう。
②カーテンランナーを取り除く
カーテンレールの端についているキャップを取り外し、カーテンランナーをスライドさせて取り除きます。
カーテンランナーは、カーテンに付け替えるときに必要になります。
また、賃貸の場合は退去時に元の状態に戻す必要があるため、カーテンランナーはきちんと保管しておいてくださいね。
③取り付け金具を設置する
①で仮止めしておいた取り付け金具をカーテンレールに通します。
ロールスクリーンの端から4cmのところに取り付け金具を固定しましょう。
取り付け金具を3個以上取り付けるときは、金具の間隔が均等になるように固定してくださいね。
④製品を取り付ける
最後にロールスクリーン本体を取り付けます。
ブラケットのツメに、ロールスクリーン本体上部を引っ掛けて押し込みます。
カチッと音がするまで押し込んだら、取り付け完了です。
つっぱり式
つっぱり棒と同じように両端に突っ張る力を利用して取り付ける、つっぱり式のロールスクリーンも人気です。
つっぱり式のメリット
・ネジ穴を使わず取り付けできる
・カーテンレールのない窓にも取り付けできる
つっぱり式のデメリット
・製作幅が通常タイプより短め
・表面がざらざらしている場所への設置は不可
つっぱり式のロールスクリーンは、窓はもちろん、部屋の間仕切りや押し入れの目隠しなど幅広く活用することができます。
ネジや工具を使わずに取り付けができるので、DIY初心者さんもぜひトライしてみてくださいね。
①押しこみながら本体を設置
つっぱり式のロールスクリーンは、押し込むことで幅が伸縮する仕組みになっています。
突っ張り棒と同じ原理ですね。
設置面に押し込むようにして、ロールスクリーン本体を取り付けます。
③ぐらつきがないか確認
しっかり固定する前に、軽く触ってぐらつきがないかを確認します。
この時点で、しっかりと突っ張れていなかったり、スポッと抜けたりしてしまう場合はサイズ間違いの可能性があるので、きちんと確認しましょう。
④テンショングリップを回して固定
ロールスクリーン本体の端にあるグリップを回してしっかりと固定していきます。
⑤再度ぐらつきがないか確認
最後にもう一度、ぐらつきがないかを確認すれば取付完了です。
工具も必要なく、他の取り付け方法に比べても簡単ですね!
(ちなみに、当店の女性スタッフが試しに取り付けたときは、ほんの数分で取り付けが完了しました。)
場所別!おすすめ取り付け方法
ロールスクリーンは、取り付け方法によって採寸方法や注文丈が変わるので、一番最初に取り付け方法を決めておく必要があります。
そうは言っても、ロールスクリーンの取り付け方法をどれにしたら良いのか迷ってしまうこともありますよね。
どんな場所に取り付けるのか、どんなふうに使いたいのかを意識して取り付け方法を決めておきましょう。
ロールスクリーンのおすすめ取り付け方法を場所別に解説していきますね。
小窓
ロールスクリーンといえば、細長い小窓にも取り付けできるのがメリットですよね。
小窓にはカーテンレールがないケースが多いので、「つっぱり式」が一番手軽に取り付けできます。
壁に穴を開けなくて良いこともメリットですね。
当店人気NO1!遮熱・遮光機能付きロールスクリーン
『ファストシリーズ 日本製スリムつっぱりロールスクリーン 1級遮光』
1mm単位でオーダーできる!激安日本製スリムつっぱりロールスクリーン
両サイドからの光漏れが気になる場合は、「正面付け」で取り付けましょう。
当店ではネジ穴を開けずにロールスクリーンを正面付けできるオプションパーツ『ワクラクプレート』を販売しております。
ワクラクプレートは、木枠ギュッと挟み込んで使用します。
プレートのネジ穴を使ってブラケットを固定すれば、木枠に穴を開けずにロールスクリーンを正面付けできますよ。
※ワクラクプレートを使用するときは、ネジ穴を開けて固定する通常タイプのロールスクリーンをお使いください。

壁を傷付けずに正面付けができるので賃貸にもオススメ!木枠レール取付けプレート
『ワクラクプレート』
意匠登録出願中!壁にネジを打たずにロールスクリーンなどの正面付けが可能。光漏れ対策としても
※小窓や細長い窓にロールスクリーンを取り付ける方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
間仕切り
リビング階段やリビングとキッチンの間など、お部屋の間仕切りとしてロールスクリーンを活用することもありますよね。
間仕切りとして活用する場合は、壁面に取り付けるのが難しいことも多いので、「天井付け」や「つっぱり式」が便利です。
間仕切りするときは、向こう側が透けてしまわないよう遮光性のあるロールスクリーンを選びましょう。
※ロールスクリーンで間仕切りする方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
賃貸住宅の窓
賃貸住宅では壁に穴をあけてしまうと、退去するときに修繕費用がかかってしまいます。
そのため、ロールスクリーンを取り付けるときは、壁に穴を開けない「カーテンレール付け」や「つっぱり式」がおすすめです。
カーテンレール付けするときは、あらかじめカーテンレールの耐荷重量を確認しておくようにしましょう。
ネジ穴不要で賃貸にも取り付けOK!モノトーンなスリムつっぱりロールスクリーン
【ファストシリーズ】日本製スリムつっぱりロールスクリーン モノトーン柄 1級遮光タイプ
1mm単位でオーダーできる!モノトーン柄のスリムつっぱりロールスクリーン
つっぱりロールスクリーンならネジ穴不要で設置できるので、窓以外にもお部屋の間仕切りとしても活用できますよ。
※賃貸のカーテンレールにロールスクリーンを設置するときはこちらの記事もご参照ください。
まとめ
この記事では、ロールスクリーンの取り付け方法を解説してきました。
ロールスクリーンの取り付け方法は、「正面付け」「天井付け」「カーテンレール付け」「つっぱり式」の4つです。
手順さえわかれば、日曜大工初心者さんでも簡単に取り付けできますよ。
サイズの大きいロールスクリーンは、怪我や破損しないよう複数人で取り付けるようにしてください。
ロールスクリーンに求める性能や、窓の種類に合わせて、ぴったりの取り付け方法を考えていきましょう!