何か新しく物を買うときって、勇気がいりますよね。
特にギャッベは値段が高額ですし、インテリアの主役として長く愛用するものなので、「よし!コレにしよう」と決められるまで、きっとたくさん迷うと思います。
ギャッベを選ぶときに大切なのは、”ぶれないこと”です。
そのためにも、はじめに「どんなギャッベが欲しいのか?」「ギャッベを敷く部屋で、どんな暮らしがしたいのか?」について具体的なイメージを膨らませておきましょう。
さらに、買ってから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないように、ギャッベならではのデメリットやお手入れ方法をあらかじめ知っておくといいですね。
この記事では『失敗しない!ギャッベ選びのポイント』や『ギャッベのデメリット&対策方法』について、詳しく解説していきます。
目次
買って後悔するのは、どんなとき?
あなたが買い物で「ああ~失敗した・・・!」と思うのは、どんなときですか?
たとえばギャッベの場合だと、
- ほかの家具と色が合わない。
- もっと大きいサイズにすればよかった!
- 遊び毛(ほこり)やにおいが気になる。
などなど、実際に使い始めてから後悔しそうなことが、いろいろ出てきそうですよね。
ですが、大きい括りで捉えてみると・・・
思い描いていた『理想』と、実際に使ってみたときの『現実』にギャップがあるとき、なのではないでしょうか?
理想>現実
この構図になっちゃうと、不満が残りがちです!
せっかくギャッベを買うのですから、心から「これにしてよかった」と思えるものを選びたいですよね。
そのためには「理想と現実の隙間」をあらかじめ埋めておくことが大切です。
後悔しない!ギャッベ選びの2つの秘訣
ギャッベを選ぶときには「理想と現実の隙間をうめる」べく、次の2つのポイントを心がけてみましょう。
- 『理想のギャッベ』をイメージする
- 信頼できる店舗をさがす
まずは「どんなギャッベが欲しいか?」を明確にしてから、その次に信頼できるお店を探すステップへとうつりましょう。
秘訣①『理想のギャッベ』をイメージする
ギャッベは高価ですし、長く愛用するものなので、「よし!コレにしよう」と思える1枚に出会えるまで、きっとたくさん悩むと思います。
目移りして迷い出すとだんだん、ループにはまっていってしまいますよね。(私もそうです。涙)
「値段は?」「グレードは?」「ブランドは?」などなど、いろんな情報に惑わされ、いつの間にか本来の希望から遠のいてしまってることもあるでしょう。
そして、いざ勢いで買ってみると「あれ、思ってたのと違う・・・」ってなっちゃうんです!涙
こんな失敗を防ぐためには、
はじめに「どんなギャッベが欲しいのか?」について、じっくり思いを巡らせることが大切です。
さらに「そこでどんな暮らしがしたいのか?」
について、具体的にイメージを膨らませておきましょう。
たとえば・・・
「深いグリーン。ハンドメイドのラグがほしい。」と思ったとします。
ここからもう少し掘り下げて、
「どうして、グリーンがいいのかな?」
「ハンドメイドがいいのは、なぜ?」
と考えてみましょう。
そうすると「手仕事のあたたかさを味わいながら、穏やかな気持ちで過ごしたい」という、これまで隠れていた本当の希望が見えてくるかもしれません。
ここがはっきり定まっていると、実際に商品を選ぶときにぶれることが少なくなり、ギャッベ選びが楽しくなりますよ。
いろんな条件で迷ったり、頭でっかちになってるなと感じたときには、ぜひ「ギャッベを買って、どんな暮らしがしたい?」かを自分に問いかけてみてくださいね。
『値段』『産地』『素材』『サイズ』などの細かい条件は、イメージが膨らんでくるにつれておのずと上がってくると思うので、書き出してメモしておきましょう。
秘訣② 信頼できる店舗をさがす
ギャッベはウール(羊毛)を使い、現地の職人さんが1枚ずつ手仕事で織りあげたものです。
現地の人にとっては、先祖代々から伝わる技術を受け継ぎ、心を込めてつくる宝物のような存在。
つまり、とっても贅沢な敷物なのです。
そして、手仕事つくるお品であるがゆえに価格が比較しにくいのです。
価格の設定はそのときの需要によっても、職人さんによっても、品質によっても、製造方法によっても、業者や店舗によってもちがいます。
ですから、どれくらいの価格が適正なのか?ということは、一般の方には判断が難しいのです。
(ギャッベの世界は奥が深いので、にわか勉強だけでは、有益な情報にはなかなかたどり着けません。涙)
そこでギャッベ初心者の方に是非おすすめしたいのが、『信頼できるお店探し』です。
ギャッベにまつわる知識は自分で調べるだけではなく、専門家とコミュニケーションをとりながら深めていくことも大切です。
言葉を交わしていくうちに、自分では気づかなかったこだわりや意外な好みが浮き彫りになってくることもありますよ。
ギャッベを買うときには、自分の中だけで「ああでもない、こうでもない」とグルグル考えるのではなく、ぜひ専門家との対話を楽しみながらワクワク気分で選んでくださいね。
実店舗のあるところなら、ぜひ実際に足を運んでみましょう。
専門の通販サイトなら、電話をかけて問い合わせしてみましょう。
店員さんにギャッベのことを尋ねつつ、コミュニケーションをとりながら、そのお店を信頼できるかも含めて見極めていくといいですね。
できれば1店舗だけでなく、いくつか複数の店舗で比較してみるのもおすすめです。
いろんな専門家の話を聞いているうちに、だんだんと目利きの精度が高まってきますよ!
また、これが欲しいと思ったときには、すぐに決断せずに少し寝かせてみることも大切です。
数日寝かせてみたけど、やっぱりこのギャッベがいい!と思えるなら、それが『買いどき』かもしれませんね。
ギャッベのデメリット!?後悔する3つのパターン&対策方法
「ギャッベって、遊び毛(ほこり)がたくさん出るの?」
「ウール(羊毛)100%だから、ダニが気になる」
「臭いが大丈夫か、心配~~」
などなど、気になっていませんか?
特にはじめてギャッベを買う方は、いろいろと不安に思うことも多いですよね。
ここからは『ギャッベにまつわるお悩み&解決策』について、ご紹介していきます。
遊び毛(ほこり)
ギャッベの素材はウール(羊毛)なのが一般的です。
ウールは短い繊維を束ばねて1本の糸になっています。
(『紡績糸』という糸の構造をしています。)
つまり、何が言いたいかというと・・・
「遊び毛(ほこり)は出ます!」ということです。
これはウール製の敷物である限り、宿命ともいえるので、ギャッベの質の良し悪しで左右されることではありません。
ふわふわ繊維が舞うからといって、不良品なわけではないのです。
遊び毛(ほこり)の対策方法
遊び毛(ほこり)は実際に使い始めた直後に、一番よく発生します。
ですが、時間が経過するごとにだんだんと落ち着いてくるのが特徴です。
また、繊維の密度が高くぎゅっと詰まっているギャッベの方が、繊維の1本1本にかかる負担が和らぎ、比較的遊び毛の発生が少なくなるとされています。
繊維の密度をはかるには、実際に触って確かめてみることをおすすめします。
「通販で販売されているギャッベだから、さわれない~!」というときには、ギャッベの『目付量』や『ノット数』を参考に比較してみましょう。
におい
「においにすごーく敏感」という方には、ギャッベはあまりおすすめできません。
なぜなら、ギャッベはウール(羊毛)素材を使用した敷物だからです。
もちろん織り上げる前に清潔にはしていますが、もともとが羊の毛なので、動物のたんぱく質ならではの『におい』をまとっているのです。
においの対策方法
ギャッベのにおいが気になるのは、開封直後です。
梱包している間に、においがこもってしまうのが理由なので屋外に陰干しして、空気を通すようにしましょう。
湿度の影響を受けやすい特徴もあるので、お部屋の換気をよくしておくことを心がけると軽減されますよ。
ギャッベ特有のにおいは使用しているうちに、だんだんと落ち着いてきます。
ダニ
ウール(羊毛)100%のギャッベだからこそ、「ダニは大丈夫かな?」という心配もありますよね。
ダニは普通に暮らしている以上、あらゆるところに生存しているので、発生そのものを防ぐことはできません。
対策として大切なのは、大量に繁殖させないように工夫することです。
ダニの対策方法
ギャッベのダニが気になるときには、『ダニとりシート』を積極的に使うことをおすすめします。
ギャッベと床の間に一枚挟んでおくだけで、ダニの繁殖を抑えることができます。
その他のダニ対策として有効なのは、
- 定期的に掃除機をかける
- 陰干しをする
- 裏面から、布団叩きで軽くたたく
などの方法も有効です。
一点もの!本場イランギャッベ2選
イランギャッベは自生する植物を原料にした「草木染め」で染め上げています。
温かみのある色彩は色あせることなく、時間とともに美しく変化していきますよ。
本場イランのギャッベは、手織りでひとつひとつ織り上げるため2つとして同じものはありません。
あなただけの1点もののラグをぜひ探してみてください。
①イランギャッベ
可愛らしい草花が咲き誇る、春の野原のような一枚。
ギャッベを手織りしている遊牧民族たちが暮らすのは、砂漠や山岳地帯。
厳しい自然環境の中で暮らしている彼らにとって、緑が芽吹く「春」は憧れの季節。
春への想いをぜひ感じ取ってみてください。
②イランギャッベ
モザイクタイルのようなユニークなデザインのイランギャッベ。
ギャッベには、鹿や山羊など遊牧民族たちにとって身近な動物たちがたびたび登場します。
草木染めならではの色の「ゆらぎ」をぜひお楽しみください。
ギャッベ入門に♪おすすめインドギャッベ選
ギャッベ初心者の方には、比較的安価な『インド製ギャッベ』がおすすめです。
本格的なペルシャギャッベの半額以下のお値段なので、はじめてでも挑戦しやすいですよね!
それでいてウール(羊毛)を贅沢に使用しており、手仕事ならではのあたたかみも堪能することができます。
びっくりカーペットのインド製ギャッベは、現地の織子さんが1枚1枚丁寧に織り上げています。
男性がぎゅぎゅっと力を加えながら、はた織り機を使用して高密度に仕上げているので、品質が安定していることも特徴です。
鮮やかなカラーバリエーションやほっこりする伝統文様に、ギャッベならではの魅力をたっぷり感じてお楽しみいただけますよ。
ソヨカ
愛らしい模様が散りばめられたインドギャッベ『ソヨカ』。
ギャッベに描かれている鹿や生命の木の模様には、ひとつひとつ意味や願いが込められているんですよ。
海のような深みのあるブルーに思わず心惹かれますね。
インテリアのアクセントカラーにぴったりの一枚です。
ホノカ
ギャッベには珍しいパステルカラーが魅力の『ホノカ』。
お部屋になじみやすく、インテリアに優しく彩をそえてくれます。
両端に模様がついているシンプルなデザインなので、ギャッベ入門にピッタリです。
天然羊毛を1本1本染め上げているため、無地の部分にも自然な濃淡がついています。
天然素材ならではの「ゆらぎ」をお楽しみください。
スミカ ブラウン
こちらは無染色のウールを使用したギャッベ『スミカ』。
染め上げていないため、耐久性や調湿性などウールのもつ特性が色濃く残っています。
無染色ならではのナチュラルな風合いをお楽しみください。
明星
モダンなインテリアに合わせたいスタイリッシュなデザインのギャッベ『明星』。
アクセントのオレンジカラーがパッと目を引きますね。
柔らかな細番手のウールを使用することで、織り目が細かくギュッと詰まっています。
もし疑問に思うことがあれば、専門スタッフがいつでもお答えしますので、お気軽にお問合せくださいませ。
びっくりカーペット自慢の、『おしゃれなギャッベ特集』はコチラ!です。
まとめ
この記事では『ギャッベ選びで失敗する理由』について、くわしくお伝えしてきました。
ギャッベ選びに迷ったら、お店のスタッフに色々と質問してみましょう。
高価な品なので1店舗だけで決めようとせずに、何社かを比較してみることをおすすめします。
ギャッベは織子さんが手作業で、時間をかけて1枚ずつ丁寧につくっています。
現地の方にとっては、何百年も前から受け継がれてきた『宝物』のような存在なのです。
つくり手の想いを感じながら、ウール(羊毛)の贅沢さを味わいながら、ぜひギャッベのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。