大きなサイズのラグやカーペットは、自宅の洗濯機では洗えないことが多いですよね。
「せっかく洗えるラグを買ったのに、洗濯機のサイズが小さくて洗えない!」と、困っている人も多いのではないでしょうか?
そんなときに利用すると便利なのが、コインランドリーです。
コインランドリーは家庭用の洗濯機よりも容量が大きいので、布団・毛布・ラグなど大型アイテムを洗濯したいときに便利です。
洗濯機のサイズにゆとりがあると、たっぷりの水でじゃぶじゃぶ洗えるので、気になる汚れをきれいに落とせます。
そして何より、スイッチオンするだけで全自動で洗ってもらえる手軽さが魅力ですよね。
この記事では、『コインランドリーでラグを洗濯する方法』について、詳しく解説していきます。
料金や洗濯のポイントなど、コインランドリーを使うときに気になるアレコレについても解説しますね。
目次
コインランドリーでラグを洗濯!メリット&デメリットを解説
コインランドリーでの洗濯には、メリットとデメリットがあります。
その両方を把握して、実際に利用するかどうかを検討してみましょう。
ここからは『コインランドリーで洗濯するメリット&デメリット』について、くわしく解説していきます。
コインランドリーで洗濯するメリット
コインランドリーでラグを洗濯するメリットって、何でしょうか?
いろいろありますが、一番の魅力は大きな洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えることですね。
その他にもいくつかあるので、いっしょにチェックしてみましょう。
メリット① 大きな洗濯機なので、きれいに洗える
家庭用の洗濯機の容量は、7kgや10kgが一般的です。
ですが、きれいに洗濯するためには、だいたい洗濯槽の6割くらいを目安にして使用するとよいとされています。
なぜかというと、洗濯物をギュウギュウに詰め込むと水流が悪くなり、水や洗剤が十分に行き渡らなくなるからです。
ちなみに私も、自宅でラグを洗ったことがありますが、洗濯が完了して取り出したら、ラグの内側が濡れていなかったことがありました。
(当然汚れも落ちていなかったです!結局は手洗いをすることになりました。)
それに対してコインランドリーの洗濯機は、家庭よりも大容量です。洗濯機にもよるのですが、容量が10kgや16kgくらいあるものが多いようです。
ですから、自宅の洗濯機だとサイズが足りなくても、コインランドリーなら余裕で洗濯できる可能性が高いです。
「洗剤や水をたくさん使って、じゃぶじゃぶ洗いたい。(汚れをさっぱり落としたい。)」ときにもおすすめです。
メリット② 手洗いと比べて簡単!
ラグはお風呂場の浴槽で手洗いすることもできます。
手順は次のとおりです。
★ラグを手洗いする手順★
浴槽に水をはる。
→洗剤を入れて(希釈率はパッケージを参照)かき混ぜる。
→ラグを浴槽に入れる。
→足で踏んで洗う。
→きれいな水に入れ替えてすすぐ。
→足で踏んで洗う。
→きれいな水に入れ替えてすすぐ。
→ラグを浴槽の縁にかけて、水切りをする。
いかがでしょうか?
手間ひまがかかりますし、なかなかの重労働です。
(いい運動にはなります)
「自宅の洗濯機だと容量不足だけど、手洗いするのは面倒だな~」という人は、全自動で丸洗いしてくれるコインランドリーがおすすめです。
メリット③ トラブルを回避できる
ラグを洗濯するときに、コインランドリーを活用することによって・・・自宅の洗濯機の安全が守られます。
唐突すぎて「え、何の話!?」と思うかもしれませんが、実はすごく大切なポイントです。
洗濯機は高価な家電なので、大事に使って長持ちさせたいですよね。
ですが、容量オーバー気味で使用すると、洗濯機に負担がかかり、故障やトラブルにつながることがあります。
ガッタンゴットン激しく揺れますし、ひどいときには異常振動で洗濯機が破損したり、ラグが破れてしまうこともあります。
ちなみに私の家の洗濯機(縦型8kg)の説明書には、洗濯できる最大サイズは『3畳サイズのカーペットカバー』だという記載がありました。
薄手のカーペットカバーなら洗えるけど、厚みのあるカーペットは洗えないそうです。涙
このお達しに逆らって洗濯すると、きれいにならないだけでなく、洗濯機が故障するリスクが高まります。
自宅の洗濯機を危険にさらすくらいなら、コインランドリーを活用した方が賢明でしょう。
コインランドリーで洗濯するデメリット
コインランドリーでのラグの洗濯には、デメリットもあります。
デメリット① 乾燥機はNG!?運搬が大変
洗濯機でのお洗濯OKのラグでも、乾燥機NGなパターンはよくあります。
乾燥機の中は70℃以上の高温になるので、ラグの繊維が傷んだり、裏面の滑り止め加工が変質するからです。
ということは・・・?
コインランドリーでラグを洗濯しても、乾燥機にはかけられない!ということです。
つまり、濡れた状態のラグを家まで運んで、陰干しして乾かす必要があるのです。
ラグは濡れると重量がUPするので、一人で持ち運ぶのは難しいかもしれません。
持ち運ぶときに使用する、丈夫で大きい袋(もしくは洗濯かご)を用意するのもお忘れなく。
もしラグをコインランドリーで洗濯して、乾燥までかけるときは、リスクを覚悟して、自己責任のもと行いましょう。
メリットとデメリットを比較して、ラグを自宅で洗うかコインランドリーで洗濯するか選んでくださいね。
ラグ・カーペットをコインランドリーで洗濯する方法
ラグをコインランドリーで洗濯するときに、事前に知っておきたいポイントについてまとめました。
洗濯容量
コインランドリーの洗濯容量は、機器によって異なります。
洗濯機本体や店舗内のボードに「〇kg」という、容量の目安が表記されているので、そちらを参考にしましょう。
コインランドリーの洗濯機の容量は、10kg~16kgくらいが一般的です。
『ラグのサイズと洗濯容量の目安』については、以下の図を参考にしてくださいね。↓
ラグをきれいに洗濯したいなら、大きめの洗濯機を選びましょう。
水流を確保できるゆとりがある方が、洗剤や水がラグ全体に行き渡り、汗や皮脂などのしつこい汚れもさっぱり洗い流せます。
※洗濯機の容量についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
料金
ラグをコインランドリーで洗濯するときの費用は、利用する店舗や洗濯機の機種によって異なります。
次にご紹介する金額は、あくまで目安としてお考えください。
17kg~24kg:1,000~1,200円※乾燥機を使用する場合には、800~1,000円くらいの費用がプラスで必要です。
ちなみにラグをクリーニングに出す場合は、2畳サイズだと費用は4000円以上はかかります。
(手織りの高級絨毯や、ウール素材・シルク素材などの天然素材を使用しているラグは、クリーニング代が10,000円以上になることもあります。)
コインランドリーで洗濯をすると、自宅で洗濯した場合と比較すると費用はかかりますが、クリーニングで洗濯した場合と比較するとずっと安い費用でできますね。
特別なケアが必要な高級絨毯は、クリーニング店でお願いした方がいいですが、洗濯機で洗えるラグはリーズナブルに利用できるコインランドリーを検討してみましょう。
時間
コインランドリーの洗濯や乾燥にかかる時間は、洗濯機の容量や種類、ラグの大きさや厚みによって異なります。
次にご紹介する洗濯時間(乾燥時間)は、あくまで目安としてお考えください。
洗濯+乾燥:約90分
店舗によっては、離れた場所からも待ち時間を把握できるアプリもあるので、上手に活用しましょう。
失敗しない!ラグ・カーペットをコインランドリーで洗濯するポイント
「コインランドリーで洗濯するなら、洗濯槽の中に入れてスイッチオンするだけ」
「全自動で洗ってくれるんだし、お任せでいいよね?」
こんなふうに思っていませんか。
いえいえ、そうではありません。
たしかに洗濯は全自動でしてもらえますが、トラブルなく、きれいに洗うためには準備が必要です。
ここからは、ラグをコインランドリーで洗濯するときのポイントについて、くわしくご紹介していきます。
ポイント① 洗濯表示を確認する
自宅で洗濯するにせよ、コインランドリーで洗濯するにせよ、必ずしてほしいのが洗濯表示の確認!です。
これを見ると、次のことがわかります。
- 洗濯できるのか、できないのか?
- 洗濯機で洗濯できるのか、手洗いなのか?
- 乾燥機をかけられるのか、かけられないのか?
洗濯表示はラグの端っこに縫い付けられている「タグ」、裏面に貼られている「シール」、同封されている「カード」に記載されています。
コインランドリーで洗濯できるのは、洗濯機OKの表示があるラグだけです。
下図のような桶のマークや、桶に数字が書いてあるようなマークは洗濯機やコインランドリーで洗うことができます。
通常の洗濯OK | 弱い洗濯OK | 非常に弱い洗濯OK |
液温の上限40度 洗濯機で通常の洗濯処理ができる |
液温の上限30度 洗濯機で弱い洗濯処理ができる |
液温の上限30度 洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる |
出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
洗濯不可のラグはコインランドリーNG!
洗濯不可のラグは自宅の洗濯機でも、コインランドリーでも洗濯できません。
むやみに洗濯すると、色落ち、縮み、型崩れ、パイルが抜けるなどのトラブルにつながるので注意しましょう。
お手入れしたいときは、「拭き掃除」がおすすめです。
洗濯できないラグのクリーニング方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
この記事の後半でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント② 掃除機をかける&ほこり叩きをする
ラグの毛足の隙間には、ほこり、食べかす、アカなどの汚れが付着しています。
このような汚れは、水分を含む前にきれいにするのが得策です。
パラパラな状態のまま掃除機をかけたり、屋外に干して布団叩きで裏側からたたくなどして、ゴミを取り除きましょう。
水や洗剤が付着するとねっとりした汚れになり、パイルにこびりついてしまうので、洗濯する前に丁寧に掃除しておきます。
ポイント③ ラグをネットに入れる
ラグをコインランドリーで洗濯するときには、大型サイズの洗濯ネットに入れましょう。
洗濯ネットを活用すると摩擦が少なくなり、繊維の毛羽立ちや抜け毛を抑えることができます。
ラグをネットに入れる方法
ラグをネットに入れるときのポイントは、次の2つです。
- 裏表にする
- くるくる巻く
ラグの裏面が表になるように、縦長にして畳みます。
端っこからくるくる丸めて、コンパクトにまとめて、ネットに入れましょう。
ラグも洗える!大容量サイズの洗濯ネットはこちら↓
お気に入りのラグのお手入れは、拭き掃除がおすすめ
お気に入りのラグは、拭き掃除がおすすめです。
洗濯をするとさっぱりしますが、色落ちや風合いの変化を招くことがあります。
(お洋服でも、何度も洗濯していると風合いが損なわれていきますよね。ラグも同じです。)
洗濯による負担が心配なときは、拭き掃除でお手入れしましょう。
月に1回の頻度で、かたく絞った雑巾で全体を水拭きします。
このときに、薄めた中性洗剤を使用すると汚れを落としやすくなります。
洗剤の成分が繊維に残らないように、仕上げ拭き(水だけで、かたく絞った雑巾)をして完了です。
洗濯によるラグの劣化が心配なときや、洗濯不可のラグは、拭き掃除でお手入れしましょう。
※水拭きや洗剤の使用によって色落ちする可能性があるので、はじめは目立たないところ(端っこ)で試しましょう。
※自宅でラグやカーペットを洗濯する方法は、この記事でくわしく解説!
まとめ
ラグの洗濯には、コインランドリーが便利!ですよね。
自宅の洗濯機よりも大容量なので、十分な水流を確保してじゃぶじゃぶ洗えるというメリットがあります。
洗濯はOKでも、乾燥機がNGなラグも多いので注意しましょう。
洗濯による風合いの変化を避けたいときや、洗濯不可の場合には、かたく絞った雑巾で水拭きする方法もおすすめです。