「エアコンの温度を下げているのに全然お部屋が涼しくならない!」
「家に帰ると、お部屋が冷え切っていてエアコンではなかなか暖まらない!」とエアコンの効き目に悩んだことはありませんか。
ちょっとした工夫でお部屋の温度を快適にできるかもしれません。
この記事では、エアコンの効率的な使い方について解説していきます。
設定温度を変える前に是非一度トライしてみてくださいね。
目次
エアコンを上手に使うポイント
エアコンの使い方を工夫するだけで、体感温度は大きく変わります。
ここでは、エアコンの上手に使うポイントは以下の3つです。
- ON/OFFよりも、風量で調節する
- 熱の出入りを最小限にする
- 窓からの熱の出入りを抑える
ON/OFFよりも、風量で調節
電気代節約のために、適温になると電源を切っている方もいると思います。
実はそれ、大きな間違いなんです!
エアコンは運転中より、運転開始時にエネルギーを使います。
そのため、電源のON/OFFを繰り返すと、かなり電力を消費してしまうんです。
お部屋にいる間は継続して運転する方が、節電できますよ。
適温になれば風量を『弱』にするとよいでしょう。また、自動モードがあればそちらもおすすめです。
熱の出入りを最小限にする
エアコンを使用しているときは、熱の出入りが最小限になるように気を付けましょう。
ドアを開けたり窓を開けたりすると冷えた(暖まった)空気が逃げてしまいます。
せっかくエアコンをつけているのにもったいないですよね。
吹き抜け階段などの場合は、そこから空気が逃げてしまいます。
ロールスクリーンなどで間仕切りをして、エアコンを効かせたい場所を限定しましょう。
窓からの熱の出入りを抑える
お部屋の熱は、ほとんどが窓から出入りしています。
夏は外の暑さが進入し、冬はお部屋の熱が窓から逃げてしまうのです。
窓からの熱の出入りを抑えるだけで、冷暖房効率をぐんとアップさせてくれますよ。
遮熱性の高いカーテンなどを活用して、窓からの熱の出入りを少なくしましょう。
【季節別】エアコンの省エネ効果をアップする方法
エアコンを効率良く使うには、季節に合わせた工夫が必要です。
次は、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすための方法を解説していきます。
夏の場合
冷房を上手に使うポイントは、以下の3つです。
- 空気を「上」に循環させる
- 直射日光を遮断する
- 除湿機で体感温度を下げる
それぞれ詳しく解説していきます。
空気を「上」に循環させる
「冷房をつけると、足元だけ寒くなってしまう」なんてことはありませんか?
実は、冷たい空気は下に溜まりやすいんです。
お部屋の温度が一定になるように、空気を上に循環させましょう。
扇風機やサーキュレーターがあると便利です。上向きに風を回し、空気を循環させてくださいね。
直射日光を遮断する
夏の屋外から室内に侵入する熱の約70%が、窓から入ってきていると言われています。
カーテンを閉めて、窓からの熱をシャットアウトしましょう。
レースカーテンだけでなく、ドレープ(厚地)カーテンも閉める方が効果的です。
緑のカーテンやすだれを使うと、見た目も涼やかになりますよ。
除湿で体感温度を下げる
蒸し暑い日だと、日陰でもジメジメと暑いことがありますよね。
湿度が高いと、それだけで熱く感じやすくなります。
クーラーの温度を下げてもお部屋が涼しくならないときは、吸湿性に優れたい草ラグを敷いたり、エアコンの除湿機能を使ったりして湿度を下げると良いでしょう。
冬の場合
暖房を上手に使うポイントは以下の3つです。
- 空気を「下」に循環させる
- 昼間はカーテンを開けて太陽光を取り入れる
- 加湿器で体感温度を上げる
順に解説していきますね。
空気を「下」に循環させる
暖かい空気は上に溜まりやすいので、冬は空気を下に循環させましょう。
エアコンの風向きを工夫したり、サーキュレーターを使うと効果的です。
昼間はカーテンを開けて太陽光を取り入れる
暖房を効率良く使うには、エアコンだけでなく、カーテンを開けて太陽の暖かさも取り込みましょう。
UVが気になるときは、紫外線カットのレースカーテンを使用してくださいね。
加湿器で体感温度を上げる
空気が乾燥していると、お肌がカサカサになるだけでなく、体感温度も下がってしまいます。
特にエアコンを使用していると、空気がより乾燥してしまいます。
加湿器などを使って湿度を上げましょう。
省エネ効果◎冷暖房効率UPできるインテリアグッズ9選
エアコンが古くなってくると、どうしても効き目が悪くなってしまいます。
快適に過ごそうとすると電気代がかかってしまうけれど、わざわざ買い換えるのはちょっともったいないですよね。
そんなときは、遮熱カーテンなど省エネ効果のあるインテリグッズを併用してみましょう!
エアコンを新しく買い換えるよりも手軽に、冷暖房効率をアップすることができますよ。
ここでは、エアコンと併用するのにオススメなインテリアグッズをご紹介いたします。
遮光・遮熱カーテン
お部屋の熱の出入りはほとんどが窓からだと言われています。
遮熱カーテンなら、窓からの熱の出入りをシャットアウトしてくれます。
下のグラフは当店の遮熱カーテンを「エコカクテル」で効果を実験をした結果です。
窓際の断熱率は約55%!約20度も温度上昇を抑えてくれました。
遮熱・保温効果により冷暖房効率が良くなるので、エアコンの設定温度も弱めることができますよ。
ハニカムスクリーン
遮熱性最優先で窓周りアイテムを選ぶなら、ハニカムスクリーンがおすすめです。
ハニカムスクリーンは、ロールスクリーンのように上下操作によって開閉を行います。
蜂の巣のような、六角形が重なったような形状をしています。
この六角形が空気の壁を作ることで、外気を防ぎ省エネ効果をアップさせてくれるのです。
また、空気の層があることで防音効果も期待できます。
遮熱カーテンと同じように、ハニカムスクリーンの遮熱効果を実験してみました。
その結果、遮光タイプのハニカムスクリーンの断熱率は約74%、非遮光タイプで約34%だということがわかりました!
遮光タイプは、遮熱レースカーテンよりもさらに遮熱効果が高いんですね。
直線的なデザインなので、和室の障子代わりに使うのにもおすすめです。
カーテンライナー
「わざわざカーテンを買い換えるのはちょっと…」という方には、カーテンライナーがおすすめです。
カーテンライナーとは、カーテンと窓の間に取り付けるシートのようなものです。
窓やカーテンの隙間から伝わる熱気・冷気をカットしてくれます。
UVカットもしてくれるので、昼間は窓を開けて過ごしたいという方にも最適です。
採光タイプのカーテンライナーなら、外の光を取り込み室内を明るくしてくれます。
熱の出入り防ぐなら、床につくほど長く垂らす使い方がおすすめです。
ハサミでカットもできるので、「長過ぎるかも…」となってもお好みのサイズに調整できますよ。
アルミ基布ラグ
冷暖房効率をアップできるのは、窓周りアイテムだけではありません。
最後にご紹介するのはアルミ基布ラグです。
ラグの基布にアルミを塗布することにより、温度伝達を良くしています。
そのため、冬はホットカーペットや暖房の暖かさ、夏は冷房の涼しさが素早くラグに伝わります。
季節問わず快適に過ごすことができるスグレモノです。
一枚でオールシーズン使えるので、面倒なラグの衣替えも必要なくなりますよ。
まとめ
この記事では、エアコンの効率をアップさせる方法を紹介してきました。
エアコンを上手に使うためのポイントは、以下の3つです。
- ON/OFFよりも、風量で調節する
- 熱の出入りを最小限にする
- 窓からの熱の出入りを抑える
また、熱い空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすいです。
季節に合わせてエアコンの風向きも工夫していきましょう。
遮熱カーテンやアルミ基布ラグなど、インテリアグッズと併用することで冷暖房効率アップする事もできます。
エアコンよりも手軽に変えられるので、ぜひ活用していきましょう。