優しく光を通し、お部屋を温かな雰囲気にしてくれるリネンカーテン。
天然素材ならではのムラのある生地が、自然に光を取り入れてくれます。
ですが、「寝ているときは部屋を真っ暗にしたい」「プロジェクターで映画鑑賞したい」など、遮光性がないと困ることもありますよね。
リネンカーテンでお部屋を真っ暗にすることはできるのでしょうか?
この記事では、『リネンカーテンの遮光性』を写真で検証していきます。
また、リネンカーテンに遮光性をプラスしたいときの対処法についても解説していきます。
目次
リネンカーテンは非遮光タイプが多い
リネンはさらっとした手触りが特徴の素材です。
使えば使うほどに柔らかくなり、味わいも増していきます。
リネンカーテンの特徴
リネンを使ったカーテンは、天然素材ならではの味わいや特徴があります。
★リネン素材のメリット★
- 耐水性・耐熱性がある
- 吸水性・吸湿性・通気性に優れている
- 丈夫で長く使える
- 使っていると手触りが柔らかくなる
リネン(麻)は丈夫で通気性に優れていることから、コーヒー豆などを入れる麻袋にも使用されていますね。
一方で、水分量の変化でサイズが伸び縮みしてしまうというデメリットもあります。
しわになりやすい素材でもあるため、お手入れの際には注意が必要です。
リネンカーテンの遮光性
リネンカーテンは非遮光タイプが多いです。
天然素材のリネンカーテンは自然な光を取り入れてお部屋を温かな印象にしてくれます。
そんな素材感を生かすために、わざと薄手で作られていることが多いからです。
そのため光をほどよく通す一方で、「1級遮光」「完全遮光」と記載されているような遮光性は期待できません。
「寝室を真っ暗にしたい!」などカーテンに高い遮光性を求めている方は、リネンカーテンを購入する前にきちんと検討してみましょう。
「透ける?眩しい?」リネンカーテンの遮光性を検証!
リネンカーテンは非遮光タイプが多いですが、実際のところどのくらいまで日差しを通すのでしょうか?
百聞は一見に如かずという事で、リネンカーテンの遮光性を写真で比較してみたいと思います。
ドレープ(厚手)カーテンの遮光性
厚手のドレープカーテンは、リネンの柔らかな素材感を楽しむことができます。
寝室などにつける場合は、朝に眩しくないよう遮光性が欲しくなりますよね。
今回はこの3種類のカーテンで遮光性を比較してみました。
- リネン100%のカーテン『ピュアリーネ』
- リネン混の非遮光カーテン『リーネ』
- 1級遮光のカーテン『エコマカロン』
人気の高い「ナチュラルカラー」と、寝室などに取り入れやすい「ダークカラー」の2色で比較したいと思います。
ナチュラルカラー
ナチュラルカラーは、リネンカーテンで特に人気のカラーです。
天然素材の優しい風合いを楽しむことができます。
では早速、ナチュラルカラーリネンカーテンの遮光性を写真でチェックしてみましょう。
リネンカーテンと、リネン混カーテンの遮光性には大きな違いはなさそうですね。どちらも柔らかく光を通しています。
また、ピュアリーネは優しく光を通すことでムラのある素材感が際立っていますね。
ほどよく光を通すからこそ、リネンならではの豊かな表情が楽しめるといえるでしょう。
1級遮光のエコマカロンは、ナチュラルカラーでもしっかり日差しをガードしてくれていますね。
ダークカラー
続いては、ダークカラー(インディゴ)で遮光性を比較してみました。
書斎や寝室など、落ち着きがほしい空間に使われる色ですね。
全体の色が暗いので、ナチュラルカラーよりは日差しをガードしているように見えますね。
ダークカラーだと、リネンカーテン特有の素材感・ムラ感がはっきりと浮かび上がってきていますね。
つまり、光がそれだけ差し込んでるということになります。
一方リネン混カーテンは、色が落ち着いているとナチュラルカラーよりも日差しをガードしているように見えますね。
1級遮光レベルの高い遮光性を求める方は物足りなく感じられるかもしれませんが、「ほどほどに暗くなれば大丈夫!」と言う方であれば充分な遮光性だと思います。
リネンレースカーテンの透け感
続いては、リネン100%のレースカーテン『ピュアリーネ』で遮像性を見てみましょう。
日中レースカーテンだけで過ごしたい人は、透け感が気になるところですよね。
ドレープカーテンと同じく「ナチュラルカラー」「ダークカラー」の2パターンで透け感を検証してみました。
ナチュラルよりもダークカラーの方が透けているように見えますね。
一般的に、レースカーテンは色が濃い方が透けやすいといわれています。
ナチュラルカラーだと少し透け感はあるものの、ある程度外が見えないようになっていますね。
透け感が気になる人は、アイボリーなどの明るい色を選ぶようにしましょう。
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リネンカーテンに遮光性が欲しい時の対処法
ここからは、リネンカーテンで遮光性を高めたいときの対処法を3つご紹介致します。
カーテンを購入してからでも実践できる方法もありますので、ぜひトライしてみてくださいね。
①大きめサイズを注文する
リネンカーテンの遮光性を高めるなら、注文するときのサイズに気をつけましょう。
天然素材であるリネンは、水分量などによって生地が伸び縮みしてしまいます。
洗濯をした時だけでなく、空気中の湿度によってもサイズが変わってしまうことがあります。
ぴったりサイズで注文してしまうと、生地が縮んでしまったときに端から光漏れしてしまうかもしれません。
縮んでしまうことを見越して大きめサイズで注文することをお勧めします。
幅にゆとりを持たせることで、ひだの重なりが大きくなり遮光性も高めることができます。
丈はわざと長めにして、カーテンの裾が床につくようにするブレイクスタイル(パドリングスタイル)がおすすめです(↓)。
ブレイクスタイルは、海外で特に人気で、長いドレスの裾を彷彿とさせるエレガントなスタイルです。
これなら、丈が多少伸び縮みしても気にならないですね。
また、ブレイクスタイルなら窓をしっかりと覆うことができるので、遮光だけでなく遮熱効果も期待できますよ。
当店の100サイズカーテンは、1cm単位でオーダー可能です。
既製品並みの価格で、大きめサイズや裾の長いブレイクスタイルのリネンカーテンをご注文いただけます。
②裏地を取り付ける
すでにカーテンを買っちゃった!という方は、リネンカーテンに裏地をつける方法がおすすめです。
上の写真は3級の裏地を取り付けた時の写真ですが、外からの光をしっかりガードしてくれているのがわかりますね。
遮光性だけでなく、遮熱性や防音効果など他の便利な機能もプラスできる裏地もあります。
どんな機能が欲しいのかイメージしながら探していくのも良いでしょう。
当店の『あとから裏地』なら、現在お使いのカーテンにも取り付けることが可能です。
すでにリネンカーテンを購入されたでも、遮光性をプラスすることができますよ。
③ブラインド・ロールスクリーンと併用する
最後にご紹介するのは、ブラインドやロールスクリーンと併用する方法です。
窓側にロールスクリーンやブラインドを取り付けることで、遮光性をプラスすることができます。
ロールスクリーンもブラインドもフラットなシルエットをしているので、リネンカーテンが揺らめくのを邪魔しないのも嬉しいポイント。
ロールスクリーンなら、完全遮光生地のものもあるので遮光性を高めることが可能です。
ブラインドなら、羽根(スラット)の角度を調節することで日差しをコントロールすることができます。
リネンのナチュラルな風合いを生かすのであれば、ウッドブラインドや木目調のアルミブラインドがおすすめです。
天然素材同士の組み合わせが、優しく温かみのある空間を演出してくれますよ。
リネンカーテンと併用して取り付けるなら、ネジ穴不要で窓枠内に手軽に取り付けられるつっぱり式が特におすすめです。
遮光性重視ならリネンライク(麻混)カーテンがおすすめ
とにかく遮光性がほしい欲しい!という方はリネンライク(麻混)カーテンがおすすめです。
リネンライクカーテンは、カーテン生地にリネンが含まれているカーテンのこと。
化学繊維の扱いやすさと、リネンの優しい風合いを兼ね備えています。
遮光性だけでなく、ウォッシャブル対応や防音などの機能がついている場合もありますよ。
遮光性重視の方、手軽にリネンカーテンを取り入れたいという方は、混麻のカーテンを探してみましょう。
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まとめ
この記事ではリネンカーテンの遮光性について解説してきました。
ざっくり感のあるリネンカーテンは程よい透け感と柔らかな表情が魅力です。
その反面遮光性は高くないので、寝室など遮光性が欲しい場所には不向きなので注意しましょう。
リネンカーテンは湿度によって生地が伸び縮みしてしまいます。
サイズが縮んでも光漏れしないよう、大きめサイズで注文しましょう。
ブラインドやロールスクリーンを窓枠内に取り付けて併用する方法もあります。
その場合はつっぱり式のものを使うとネジ穴不要で窓枠内にスッキリ収まりますよ。
遮光性重視で選ぶなら、リネンライクカーテンを選びましょう。
リネン100%ではないですが、ざっくり感のあるナチュラルな雰囲気を楽しめますよ。