賃貸・マンションのお風呂が寒い!と悩んでいませんか?
浴室や脱衣所が寒いと、お風呂に入ってもしっかり温まった気がしないですよね。
身体を暖めてリラックスするために、浴室の寒さ対策を検討している方も多いのではないでしょうか?
浴室暖房の設置や床のタイル張り替えなど、お風呂の寒さ対策方法には色々ありますが、賃貸物件だとリフォームで寒さ対策をするのは難しいですよね。
リフォームはできないけれど、お風呂の寒さはどうにかしたい!
そこでこの記事では『賃貸・アパートの浴室が寒い原因』と『賃貸でもできる浴室の寒さ対策方法』を解説します。
目次
賃貸・アパートの浴室が寒い原因
そもそも、どうしてお風呂場ってあんなに寒いのでしょうか?
お風呂場の寒さ対策をするには、まずお風呂がどうして寒くなるのか知っておく必要があります。
ここでは、賃貸・アパートの浴室が寒い原因について説明します。
窓・扉から冷気が入る
窓は、室内外の熱の出入りが多い場所。
浴室の窓の断熱性が低いと、暖まった空気が窓によって冷やされてしまいます。
そのため、お湯を使っていても浴室がなかなか暖まりません。
また扉や窓の立て付けが悪いと、隙間風が吹いて浴室全体が寒くなってしまいます。
古い賃貸アパートを借りるときは、扉などの立て付けを事前に確認しておくようにしましょう。
換気扇から冷気が入る
浴室は、カビ予防のために窓や換気扇が設置されていることが多いですよね。
換気扇も外からの冷気を取り込む要因です。
入浴中に換気扇を回すと、お部屋の暖まった空気が逃げていき、外の冷たい空気を浴室に取り込んでしまいます。
特に、ドアや窓の立て付けの悪い浴室の場合は注意が必要です。
換気扇によって暖まった空気が逃げていき、ドアや窓の隙間から冷たい空気がどんどん入ってくる寒さのダブルパンチになってしまうので、入浴中は換気扇を切っておきましょう。
床が冷たい
お風呂の中でも特に冷えやすいのが床回りです。
冷たい空気は部屋の下側に集まる習性がある(コールドドラフト現象)ので、窓や換気扇からの冷気が足元にたまってしまいます。
足元が冷たいから…と、シャワーを出しっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか?
浴室に使われている床は保温効果が低く、ひんやりとした素材なので床が冷たく感じやすいそうです。
築年数の立った賃貸住宅に多い、タイル張りの床は保温性が低く冷たさを感じられますよね。
足元が冷えると身体全体の血液の循環が悪くなり、身体が冷えやすくなります。
入浴前にシャワーで床を暖めておくなど、足元が冷えないように工夫しましょう。
賃貸・アパートで寒さ対策をするときの注意点
賃貸・アパートの浴室で寒さ対策をするときは、お部屋に傷や汚れが残らない方法を選ぶようにしてください。
賃貸物件の入居者は、退去時にお部屋を元の状態に戻す(原状回復)義務があります。
そのため、浴室に暖房を取り付けるような大々的なリフォームは現実的ではありません。
ネジで固定するようなアイテムも、原状回復のときに費用が掛かる可能性があります。
賃貸・アパートで寒さ対策をするときは、浴室に傷をつけない方法で対策するようにしましょう。
賃貸OK!手軽にできる浴室の寒さ対策アイデア6選
ここからは、賃貸でもできる浴室の寒さ対策をご紹介します。
リフォームなしで簡単にできるので、できることから取り入れてみてくださいね。
★浴室の寒さ対策方法★
- 窓の断熱をする
- 入浴中は換気扇を切っておく
- 浴室内にマットを敷く
- 入浴前にシャワーを出しておく
- 湯船にしっかりつかる
- タオルを肩に掛けてシャワーを浴びる
それぞれ順番に詳しく解説します。
窓の断熱をする
浴室に窓がある場合は、まず窓の断熱をしましょう。
お風呂場の窓に布製のカーテンを取り付けるとカビが発生しやすいです。
以前、無謀にも浴室に布製のカフェカーテンを取り付けていたことがあるのですが、カビだらけになってワンシーズン持ちませんでした。(そりゃそうだ。)
手軽に窓の断熱をするなら、窓に断熱シートやプチプチを貼るのがおすすめです。
見た目を気にしないのであれば、窓にガムテープなどで貼り付けるだけで簡単に設置できます。
おすすめ商品
浴室の窓の断熱対策には、つっぱり式ロールスクリーンが便利です!
つっぱり式でネジ穴を開けずに取り付けできるので、賃貸マンションでも安心してお使いいただけます。
浴室は湿気が多いので、はっ水タイプや浴室用のロールスクリーンを選んでくださいね。
ロールスクリーンと併用して、カーテンライナーで窓を覆うのもおすすめです!
窓とカーテンライナーの間に空気の層を作ることで、高い断熱性を発揮してくれます。
閉めっぱなしにしていると湿気がこもってしまうので、入浴時以外はカーテンライナーを開いてしっかり換気するようにしてくださいね。
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※こちらのカーテンライナーは浴室専用品ではないので、取り扱いには十分注意してください。
入浴中は換気扇を切っておく
入浴中に換気扇を回している方は、換気扇を切っておくようにしましょう。
でないと、シャワーや湯気で暖まった空気がどんどん逃げてしまいます。
賃貸の浴室は湿気がこもりやすく、カビも発生しやすいので、入浴後は換気扇を回すようにしてくださいね。
浴室内にマットを敷く
浴室にお風呂マットを敷くと、床からのヒンヤリ感を防ぐことができます。
昔ながらのお風呂だと、すのこが敷かれていることもありますよね。
最近では湿気に強いプラスチック製のすのこや、お風呂マットなども販売されているので、お好みに合わせて選びましょう。
賃貸のユニットバスに敷く場合は、軽くて収納しやすい折りたたみ式のお風呂マットがおすすめですよ。
入浴前にシャワーを出しておく
シャワーって、お湯が出るまでに少し時間がかかりますよね。
「早く暖かくなって~!」と祈りながら、お湯が出るのを待つ時間は本当に辛いです。
お風呂に入ってすぐに暖まれるよう、服を脱ぐ前に暖かいシャワーを壁や床に掛けて、蒸気で浴室内を暖めておきましょう!
タイル張りの浴室の場合は、足元の冷え対策にもなります。
浴室を暖めることはもちろん、浴室に入ってすぐに暖かいシャワーを浴びることができるのもメリットです。
湯船にしっかりつかる
一人暮らしだと、水道代節約のために冬もシャワーで済ませている人もいるのではないでしょうか?
身体を暖めるためには、しっかりと湯船につかることも大切です。
シャワーは、気が付いていないだけで意外と水を使っています。
15~20分ほどシャワーを出しっぱなしにして使う場合、お風呂を沸かすときと水道代は変わらないそうです。
冬は身体や髪を洗っているときもシャワーを出しっぱなしにすることが多いので、シャワーのときもお風呂を沸かした時と同じくらいの水を使っていることになります。
それなら、お風呂を沸かして身体をしっかり暖め、浴槽のお湯で身体や髪を洗う方が、同じ水道代でも身体を温めることができますよ。
タオルを肩に掛けてシャワーを浴びる
とにかく手軽に寒さ対策をしたい方は、お湯で暖めたタオルを肩に掛けてシャワーを浴びましょう。
これは、冬もシャワーだけで済ませたいズボラな私が考え出した方法です。
肩や首周りを暖めることで血行がよくなり、身体全体が暖まりやすくなります。
しばらくするとタオルが冷えてくるので、寒くなってきたら肩にシャワーを掛けてタオルを暖めるようにしましょう。
お風呂上りには、このタオルを固く絞って身体を拭くようにすれば洗濯物を増やす心配もないですよ。
要チェック!脱衣所・洗面台の寒さ対策方法
浴室が寒いのもつらいですが、脱衣所や洗面所が寒いのも同じくらい辛いですよね。
脱衣所が寒いと、お風呂に入る前に体が冷えてしまいます。
脱衣所の寒さ対策をして、冬のお風呂の寒さを少しでも和らげましょう!
★脱衣所の寒さ対策方法★
- ヒーターで暖めておく
- コルクマットを敷く
- 窓の断熱をする
それぞれ順番に解説していきますね。
ヒーターで暖めておく
脱衣所が寒いと、入浴前に服を脱ぐのが嫌になりますよね。
そんなときは、お風呂に入る前にヒーターで脱衣所を暖めておきましょう。
持ち運びできるコンパクトなヒーターなら、浴室以外の場所でも使えて便利です。
脱衣所で使う場合は、使えるコンセントが限られています。
ヒーターにも使えるかどうか、コンセントの位置と数を確認しておきましょう。
マットを敷く
脱衣所の床が冷たいと、お風呂上りに暖まった身体が一気に冷えてしまいますよね。
バスマットなどを敷いて、足元が冷えないようにしましょう。
浴室入り口だけでなく脱衣所全体をカバーしたい場合は、コルクマットを敷くのもおすすめです。
コルクマットには厚みがあるので、床からの冷えをしっかりと遮断してくれます。
入浴のときだけでなく、朝に洗顔するときの底冷え対策にもなりますよ。
コルクマットを濡れたまま放置してしまうとカビが発生してしまうことがあります。
濡れやすい浴室入り口にはバスマットを重ねて敷いておき、入浴後はマットの水分をしっかり拭き取ってください。
たくさん濡れてしまったときは、濡れた部分を取り外して干すようにしてくださいね。
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※こちらのコルクマットは浴室専用品ではありません。取り扱いにはご注意ください。
窓の断熱をする
脱衣所に窓がある場合は、そこから冷気が入り込んでしまいます。
断熱性のあるロールスクリーンで、窓からの冷気をしっかり防ぎましょう。
ネジ穴不要で取り付けできるつっぱり式のロールスクリーンなら、賃貸にお住まいの方におすすめです。
脱衣所と廊下の間にドアがない場合も、ロールスクリーンを使えば簡単い間仕切りできちゃいます。
暖色系のロールスクリーンにすれば、脱衣所全体の雰囲気も暖かくなりますよ。
まとめ
この記事では、賃貸でもできるお風呂の寒さ対策について解説してきました。
お風呂場が寒くなってしまう主な原因は以下の3つです。
- 窓・扉から冷気が入る
- 換気扇から冷気が入る
- 床が冷たい
浴室の寒さ対策は『入浴前にシャワーを出しておく』『換気扇を切っておく』など手軽な方法もたくさんあります。
原状回復の費用が掛かることがあるので、賃貸の浴室の寒さ対策をするときは壁や床に傷をつけないように気を付けましょう。
脱衣所が寒いと、お風呂で暖まったからだが冷えてしまいます。
お風呂場だけでなく、脱衣所の寒さ対策も一緒におこなってくださいね。
寒い冬をポカポカお風呂で乗り切りましょう!