冬の寝室の寒さに悩んでいませんか?
「あんなに眠たかったなのに、布団の中が寒すぎて目が覚めてしまった!」なんて経験をしたことがあるのは私だけはないはずです。
寝室が寒いと、朝起きるのもつらいですよね…。
寝室は窓や床などからも冷気が入り込んでくるので、トータル的に寒さ対策をしていきましょう。
この記事では『寝室が寒くなる原因』と『手軽にできる冬の寝室の寒さ対策』について解説します。
目次
冬の寝室の温度・湿度の目安
そもそも冬の寝室はどのくらいの温度・湿度を目指せばよいのでしょうか?
まずは、冬の寝室を快適に過ごすための温度・湿度の目安を紹介します。
冬の寝室は約20度前後が理想です。
ちなみに、夏の寝室は28度以下が理想と言われています。夏の方が薄着で過ごしているため、理想の室内温度は少し高めになるようです。
また、気温だけでなく湿度も温度管理に関わる重要な要素。
湿度が低いと実際よりも温度が低く感じ、逆に湿度が高いと実際よりも温度が高く感じられます。
寝室の理想の湿度は40~60%が目安です。
エアコンは湿度を下げてしまうため、冬は特に乾燥しやすいと言われています。
冬の寝室を暖かくするためには、温度・湿度ともに対策をしていきましょう。
寝室が寒い3つの原因
寝室が寒いと、お布団に入ってもなかなか身体が暖まらないですよね。
そもそもなぜ寝室はあんなに寒いのでしょうか?
寝室が寒くなってしまう主な原因は以下の3つです。
- 窓から冷気が入ってくる
- 冷気が床にたまっている
- 空気が乾燥している
それぞれ詳しく解説していきますね。
窓から冷気が入ってくる
熱は温かい方から冷たい方へと逃げてしまう性質があります。
暖房で室内を温めていても、外へと熱が逃げてしまえば意味がないですよね。
では、室内の熱はどこから逃げてしまうのでしょう?
壁や床などからも熱は逃げていきますが、一番熱が逃げてしまう場所は『窓』です。
窓から流出する熱の割合は全体の58%だと言われています。
お部屋の寒さ対策をするときは、とにかく『窓』を見直すようにしましょう。
冷気が床にたまっている
コールドドラフト現象も寝室が寒い要因のひとつです。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に集まる性質があります。
窓で冷やされた空気が床に集まって底冷えする現象が、コールドドラフト現象です。
ベッドは比較的低い位置にあるため、床に溜まった冷気がダイレクトに感じられます。
とくに床に布団を敷いて寝ているとより一層寒さを感じやすいです。
ちなみに、私はロフトベッドで寝ていることがあります。
そのときは、室内のフローリングよりもロフトベッドの方が暖かかったです。(朝起きて、ロフトベッドを降りるのが辛かった~!)
空気が乾燥している
空気が乾燥していることも室内が寒く感じられる要因のひとつです。
日本は冬に乾燥しやすい気候となっています。
さらに室内ではエアコンやストーブなどの暖房器具を使用するため、屋外よりも空気が乾燥しやすいです。
エアコンの設定温度が高いはずなのに暖かさを感じられない場合は、室内の乾燥が原因かもしれません。
冬に暖房を使うときは、加湿器などを併用するようにしましょう。
寒い部屋で寝ることによる健康リスク
寝室が寒いと寝つきが悪くなるだけでなく、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。
例えば…
- ヒートショック
- 免疫力の低下
- 睡眠の質の低下
などが挙げられます。
ヒートショックとは急激な気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こる現象です。
寝室が寒いと、暖かい布団との温度差によってヒートショックが発生する可能性があります。
高齢の方や、高血圧や糖尿病など生活習慣病のある方は、ヒートショックのリスクが高まりやすいのでとくに注意しましょう。
また、寒いと交感神経が活発になるため、寒い部屋だと寝つきが悪くなりやすいです。
逆に、「寝室が寒いから…」と厚着してしまうと、深部体温の調節がうまくいかず睡眠の質を下げてしまう可能性があります。
冬は寝室の寒さ対策をして、心も体もゆっくり休めるお部屋作りをしていきたいですね。
手軽にできる寝室の寒さ対策6選
寝室の寒さ対策として、二重窓にしたり、壁に断熱材を入れたりする方法がありますが、リフォームが必要な断熱対策だとお金も時間もたくさんかかってしまいますよね。
本格的なリフォームをする前に『カーテンを付け替える』『ベッドの位置を変える』など、まずは簡単にできることから寒さ対策をしていきましょう!
ここからは手軽に冬の寝室の寒さを和らげる方法を6つ紹介します。
断熱性の高いカーテンにする
寝室の熱気を逃さないためには、カーテンを断熱性の高いものに変えてしまうのが一番効果的です。
カーテンは厚手で断熱性の高いものを選ぶようにしましょう。
「遮熱断熱率〇%」「保温率〇%」と書かれているカーテンだと、保温効果の比較検討がしやすいです。
例えば当店の保温カーテン『メロウ』は保温率33%となっており、何もつけていない状態に比べて4.4度温度低下を抑えてくれます。
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また、裏地のついているカーテンもおすすめです。
裏地とカーテンの間に空気の層ができるので、保温効果が高くなります。
お手持ちのカーテンに保温性をプラスしたいときは、『あとから裏地』を活用しましょう。
今あるカーテンに取り付けるだけで、遮光・遮熱断熱機能を追加することができますよ。
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断熱性を重視するなら、ハニカムスクリーンもおすすめです。
ハニカムスクリーンとは六角形の柱が縦に並んだような窓周りアイテムのこと。
六角形の部分が空気の壁を作り、高い断熱効果を発揮します。
遮光タイプのハニカムスクリーンだと、保温効果は断熱カーテンの約2倍!寒い冬に頼もしいアイテムです。
もちろん、寝室以外での寒さ対策にもお使いいただけますよ。
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カーテンを大きめサイズにする
カーテンは保温性だけでなく、サイズも大切です。
カーテンの丈が窓よりも短いと、カーテンの裾から冷気が漏れてしまいます。
カーテンの丈を窓よりも大きくすることで、室内の熱を逃さずに暖めることができますよ。
【腰高窓の場合】
腰高窓の場合は窓枠の下から15cm程度カーテンがはみ出る状態が理想的です。
さらに長くすることで窓がすっぽり隠れ、室内の熱を逃さないようにしてくれますよ。
【掃き出し窓の場合】
大きな掃き出し窓の場合は、床から-2cmのサイズで注文します。
床までカーテンを垂らして取り付けるパドリングスタイルもおすすめです。
カーテンと床までの隙間をなくすことで、外に熱気が逃げないようにしてくれますよ。
カーテンの隙間を減らす方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
カーペット・ラグを敷く
床の底冷え対策をしたいときは、ラグやカーペットを敷き込みましょう。
カーペットはフローリングよりも断熱性が高く、足元の冷えを予防してくれる効果があります。
お部屋全体にカーペットを敷き詰めることで寝室全体のヒンヤリ感を軽減することができますよ。
断熱効果を高めるなら、断熱性が高いウール素材を使用したカーペットがおすすめです。
また、ベッドサイドにラグを敷くときは厚手のものや毛足の長いものを選びましょう。
ふかふかのラグが敷いてあることで、お布団から気持ちよく一歩を踏み出すことができますよ。
ベッドサイドだけをカバーするなら、キッチンマットのような細長いマットを敷くのもおすすめです。
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なめらかな肌触りと程よいボリューム感。願いや思いが込められた文様がポイントです。
ベッドを見直す
ベッドで寝るときに寒さを感じる場合は、ベッドの位置や高さを見直してみましょう。
窓際は冷気が入ってきやすい場所。
窓際にベッドを置いている人は、ベッドを室内側に移動することで寝ているときの冷えを予防できます。
また、冷たい空気は下に集まりやすいです。
布団やローベッドを使って寝ている方は、高さのあるベッドに変えるだけでも寒さ対策になりますよ。
高さ調節のできるベッドなら、季節や気分に合わせて自由に高さを変えられて便利です。
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暖房器具を活用する
窓や室内の断熱対策をしてもやはり限界はあります。
暖房器具を上手に活用することで、節約しながら暖まることができますよ。
エアコンは空気が乾燥しやすいため使いすぎに注意が必要です。
湯たんぽや電気毛布など、乾燥せずに使える暖房器具と併用するようにしましょう。
暖房器具は就寝前まで使い、眠るときに消すのが理想です。
お布団がぬくぬく暖かいと、スムーズに入眠できますよ。
湯たんぽや電気毛布など、お布団を温めるタイプの暖房器具はつけっぱなしにすると低温やけどする可能性もあるので注意が必要です。
どうしても寒い場合は、タイマー機能で入眠後に電源が切れるようにしておきましょう。
加湿器で湿度を上げる
加湿器を使って室内の湿度を上げれば、同じ気温でも温かく感じられます。
アロマディフューザーなら、素敵な香りでおやすみ前のリラックスタイムを演出してくれますよ。
エアコンを使っているときは空気が乾燥しやすいので、加湿器で空気中の水分を補ってあげましょう。
人は寝ている間にコップ一杯程度の汗をかくと言われています。
そのため、一晩中加湿器をつけっぱなしにすると湿度が高くなり過ぎてしまうことも…。
湿度が高すぎると結露などの原因にもなるので、就寝前に加湿器をオフにするか、タイマー付き加湿器を活用してくださいね。
まとめ
この記事では『寝室が寒くなる原因』と『寝室の寒さ対策』について解説してきました。
冬の寝室は約20度前後、湿度40~60%が理想だと言われています。
寝室が寒くなってしまう主な原因は以下の3つです。
- 窓から冷気が入ってくる
- 冷気が床にたまっている
- 空気が乾燥している
室内から出ていってしまう熱気のうち約58%が窓からだと言われています。
窓の寒さ対策をしっかりとおこないましょう。
暖かいお部屋で寝ると、寝入りが良くなり睡眠の質もアップできますよ。