「古いこたつを捨てたいけど、どうやって処分すればいいの?」と迷っていませんか。
ごみ回収のルールはお住まいの地域によって異なりますが、一般的にこたつは”粗大ごみ”に分類されます。
- どれくらいの費用がかかるの?
- どこに申し込めばいいの?
- 重たくて持ち運べないときは、どうすればいい?
など、いろんな疑問が湧いてきますよね。
この記事では『こたつの捨て方(処分方法)』について、くわしく解説していきます。
目次
こたつの寿命は約10年
そもそもこたつを正常に使用できる期間は、どれくらいなのでしょうか。
ずばり、こたつの寿命は約10年だと言われています。
(ヒーターの種類、使用環境や頻度、保管状況よっても異なるため、目安としてお考えください。)
長期間使用している場合には、こたつの買い替えやヒーターの交換を検討してみましょう。
また次のような症状がある場合には、ただちに使用を停止してください。
- 電源プラグや電源コード、本体が以上に熱くなる。
- 「弱」でも異常に熱くなる。
- 本体から煙や異常なにおいが出る。
- 異常な音がする。
- 電源コードを動かすと、通電したりしなかったりする。
※傷んだプラグやコードは絶対に、交換、分解、修理、改造をしないでください。
こたつに異変が生じたときには、メーカーや販売店に問い合わせしましょう。
購入してから10年近く経過しているのであれば処分して、新しいこたつへの買い替えをおすすめします。
こたつを『粗大ごみ』として処分する方法
こたつの捨て方で一番ポピュラーなのは、『粗大ごみ』として回収してもらう方法です。
回収費用はお住まいの自治体によって異なりますが、多くの場合は無料~数百円程度でおさまります。
そのほか廃品回収業者に依頼する方法もありますが、高額な金額を請求されることがあるので、できれば自治体のごみ回収を利用する方が安心ですね。
自治体に回収してもらう場合は、インターネットや電話で申し込み、粗大ごみシールを貼り付け回収指定場所まで持っていきます。
なお、回収手順も自治体によって異なるためご注意ください。
ここからは『こたつを粗大ごみとして出す方法』について、詳しく解説していきますね。
粗大ごみの料金
粗大ごみの料金は、お住まいの自治体によって異なります。
詳しくは自治体のホームページを参照するか、担当窓口に問い合わせて確認しましょう。
自宅近くまで回収してもらう場合と、ゴミ処理センターに持ち込む場合では料金が異なるケースもあります。
以下にいくつか具体例を掲載しますので、料金の目安にしてくださいね。
東京都練馬区
こたつ(板あり)回収費用:収集手数料400円、持込み手数料200円
※自分で持込む場合は、収集料金が半額になります。
大阪府高槻市
こたつの回収費用:無料
兵庫県西宮市
こたつ【小】の回収費用(長さ1メートル未満・天板含む):300円
こたつ【大】の回収費用(長さ1メートル以上・天板含む):600円
京都府京都市
電気こたつ①(天板の2辺の合計が2m以上のもの)の回収費用:800円
電気こたつ②(天板の2辺の合計が2m未満のもの)の回収費用:400円
福岡県北九州市
こたつの回収費用: 300円
手続き方法
粗大ごみの手続きは、自治体のごみ回収ルールに従うのが鉄則です。
自治体からの配布物や公式ホームページから、詳細情報を確認しましょう。
ここでは『よくある粗大ゴミの手続き方法』について「①事前の申し込みが必要な場合」と「②事前の申し込みが不要な場合」の2パターンにまとめました。
具体例① 事前の申し込みが必要な場合
- 粗大ごみ受付センターに申し込む。
- 有料粗大ごみ処理券を購入する。
- 有料粗大ごみ処理券に必要項目を記入し、貼り付ける。
- 収集または持ち込み。
有料の場合は事前に申し込みをしてから、処理券を貼り付けて回収場所に出す流れが一般的です。
処理券はコンビニ、清掃事務所、市役所などで購入できるシステムです。
回収場所についてはいつも利用しているごみ収集所と同じケースもあれば、自宅前まで取りに来てもらえるケースもあるので、申し込みの際によく確認しておきましょう。
こたつはサイズが大きくて重量があるので、自宅前まで回収に来てもらえると助かりますよね。
具体例② 事前の申し込みが不要な場合
事前の申し込みが不要な場合は、月1回の粗大ごみの日に所定の場所に出しておきます。
面倒な手続きがいらないので楽です♪
ただし、通常のゴミ出しと同じルールで回収しているので個別に対応してもらうことは難しいでしょう。
- ごみ収集所まで運ばないといけない。
- 受取日まで日数が空く。
などのデメリットもあるので、この点についてはご注意ください。
ごみ収集所まで少し距離があると、重たいこたつを運ぶのは骨が折れますよね。
1人で持ち運ぶのが難しいときには、事前に家族やご近所の方に協力を依頼しておきましょう。
また引っ越しまでに処分したいのに粗大ごみの日がまだまだ先・・・という状況だと悩ましいですよね。
回収日が月に1回しかないので、土壇場になって慌てないように早めに計画しておくことをおすすめします。
どうしても急いでいる場合には、自分でゴミ処理センターまで持ち込めないかを検討してみましょう。
こたつを粗大ごみに出すときのQ&A
こたつは家具であり、家電製品でもあります。
ちょっと特殊なカテゴリーなので、「こういうとき、どうすればいいの?」と迷うことも多いでしょう。
ここからは、こたつ特有のちょっぴりマニアックな疑問にQ&A形式でお答えしていきますね。
①こたつ板(天板)は自力でカットするとお得?
自治体によってはこたつ板(天板)と本体で、それぞれ別に収集料金が必要なことがあります。
つまり、こたつ板400円+こたつ本体400円=800円ということになり、約2倍の金額になってしまいます。
うーん、なんだかちょっと・・・損した気分。
そこで「こたつ板をカットして普通ゴミに出せないかな」と思う方もいらっしゃるようです。
ですがこのやり方だと時間と手間がかかりますし、どこまで小さくすれば回収してもらえるのかもわかりません。
こたつの天板は分厚いですし、電動のこぎりなど特殊な道具がなければカットするのも容易ではありませんから、たとえ費用が余分にかかったとしても、粗大ごみ回収を依頼した方が得策かもしれませんね。
②こたつのヒーターやコードは危険ゴミ?
不燃ごみの中でも電球や電池など、電気系統のものは『危険ゴミ』に分類されることが多いですよね。
こたつにもヒーターやコードがついているし、発火などのトラブルにつながらないか心配になるかもしれません。
「分解して危険ゴミに出すべき?」という考えもよぎりますよね。
ですが特別に案内がなければ、丸ごと粗大ごみに出して問題ありません。
これはこたつに限ったことではないのですが、ごみ出しのルールに沿っていないと判断されると、回収されずに残っていることがあります。「ごみに出したら終わり」ではなく、無事に回収されたか見届けるように心がけましょう。
③自宅からの運び出しができないときは、どうすればいい?
こたつはサイズが大きく、重量がありますよね。
ごみ回収に出したいけど「自宅からの運び出しができない!」とお困りではありませんか。
まずは家族や友人にお願いして、力を貸してもらいましょう。
どうしても難しい場合は、市町村のごみ回収担当窓口に相談することもできます。
1人暮らしの高齢者の方や障害をお持ちの方には、事情を考慮して特別に対応してもらえることもあるようです。
特に階段の昇り降りなどは危険なので、無理をすると転倒や落下などの事故につながる恐れがあります。
運び出しが難しい場合には、誰かの協力を仰ぐようにしましょう。
④自分でゴミ処理センターまで持ち込んだ方がお得?
自治体によっては、ゴミ処理センターにこたつを直接持ち込むこともできます。
回収に来てもらうよりも手間がかかりますが、急いで処分したいときや、少しでも料金を安くしたいときにおすすめの方法です。
特に引っ越しシーズンでは粗大ごみ回収に申し込みが殺到するので、引き取りにきてもらえるまで日数がかかることがあります。
その場合は、自分で持っていった方が早く処分できるかもしれないので検討してみるといいですね。
その他のこたつ処分方法
こたつは自治体のゴミ回収を利用して、粗大ごみとして処分する方法が一番おすすめです。
ですが、今はいろんなサービスがある時代!
こたつの処分ひとつとってもいろんな方法があるのです。
例えばまだ新しいこたつなら、捨ててしまうのはもったいない。
リサイクルショップやフリマアプリを活用すれば、中古品として販売できるかもしれませんよね。
ここからは粗大ごみとして出す以外の、こたつの処理方法をご紹介していきます。
①リサイクルショップに持ち込む
- 使用してから日が浅く、見た目がきれい。
- 天然木を使用した高価なもの。
- 「ニトリ」や「無印良品」など、人気のお店で購入した。
- 秋口まで(シーズン手前まで)処分を待てる。
このような場合には、リサイクルショップでの買取を検討してみてもいいですね。
こたつの状態や需要、持ち込む時期によっても買取価格は異なりますが、うまくいけば数千円くらいになるかもしれません。
粗大ごみとして出すと回収費用がかかりますが、中古品として買い取ってもらえると収益になるのがうれしいですよね。
ただし、実際に買い取ってもらえるかどうかわからないので、持ち込む前にリサイクルショップに問い合わせをしておきましょう。
②不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者の車から「ご自宅に不用品はありませんか?」「無料でお引き取りに伺います」という放送を聞いたことはありませんか。
業者さんの車に声をかけると、すぐに家まで来て対応してもらえます。(回収の日数は先になることもあります。)
不用品回収業者を利用するメリットには、
- 手続きが楽でスピーディー。
- 自宅からの運び出しもお願いできる。
などがあります。
ですが、こたつを高値で買い取ってもらえるケースはレアかもしれません。(※あくまで経験談です。)
中古品として価格がつくことはあまり期待せずに、無料で回収してもらえたらラッキー♪くらいに思っておきましょう。
回収業者の中には高額な処理費用を請求するところがあります。
また「無料で回収する」という話だったのに、後から費用を請求する業者もいます。
このような被害を未然に防ぐためにも、なるべく自治体による粗大ごみ回収を利用することをおすすめします。
③こたつの下取りサービスを利用する
こたつの販売店舗の中には、新品を購入したときのサービスとして「こたつの下取り」を提供しているところもあります。
こたつの他にも「エアコンの下取り」「洗濯機の下取り」など、大型家電の下取りサービスは人気がありますよね。
こたつの買い替えを予定しているなら、下取りサービスを実施している店舗の中から新品を購入するのも一つの方法です。
ただし、サービスを実施している店舗は少ないので、商品の選択肢が狭まることがデメリットです。
だけどもしお気に入りのこたつが見つかれば、いらないこたつを簡単に処分できるし、新しいこたつは買えるし一石二鳥!ですよね。
④フリマアプリを活用する
もしもこたつを買い替えたいけど捨てることに躊躇しているなら、フリマアプリの活用がおすすめです。
まずはどれくらいの価格で販売できそうか、相場をチェックしてみましょう。
こたつの場合は送料が高くなるので、利益になる可能性はあまり高くありません。
ですが、もし「捨てるのが勿体ない」「誰かに使ってほしい」という思いがあってなかなか手放せないのであれば、是非使ってみてくださいね。処分するハードルがぐんと下がります。
地元の人同士で譲り合うサイト(『ジモティ』など)を活用するのもおすすめです!
自宅まで引き取りにきてもらえるように条件を設定しておき、協力して運び出すのもおすすめです。
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まとめ
この記事では、こたつの捨て方(処分方法)についてご紹介してきました。
一番おすすめなのは、粗大ゴミとして捨てる方法です。
費用や必要な手続きはお住まいの地方自治体によって異なりますが、数百円で自宅の近くまで回収にきてもらえます。
事前にインターネットや電話での申し込みや粗大ごみ処理券の購入が必要な場合もあるので、手続きをよく確認して行いましょう。
※ここでご紹介しているごみ回収の内容は、あくまで一般的な例です。
ルールの詳細はお住まいの地域によって異なるので、公式ホームページを閲覧したり窓口に問い合わせるなどして正しく把握しましょう。