キャスターや机による傷から床を守ってくれるチェアマット。
どうせ購入するなら、「キャスターの動く音が気にならない」「スムーズに動く」などそのほかの機能も気になりますよね。
機能面を重視してチェアマットを選ぶなら、チェアマットの素材も厳選して選びましょう!
この記事ではチェアマットの素材について詳しく解説していきます。
目次
【4種類】チェアマットの素材を解説
チェアマットを選ぶ際には、チェアマットの素材が持つ特性を知っておくことが大切です。
チェアマットでよく使われるのは以下の4種類の素材。
- ポリ塩化ビニル
- ポリカーボネート
- EVA
- カーペット素材
ここでは4種類の素材について、それぞれ解説していきます。
素材①ポリ塩化ビニル(PVC)
ポリ塩化ビニルは、チェアマットによく使われるプラスチック系素材です。
「塩ビ」や「塩化ビニール」と呼ばれることもあります。
ノートに使う『下敷き』のような、半透明や透明のチェアマットや、
タイル柄などが印刷されたチェアマットなど様々あります。
耐久性・リーズナブルな価格が魅力です。
特有のにおいがあるというデメリットがありますが、使っているうちに徐々に薄まってきます。
薄手のチェアマットで迷ったら、ポリ塩化ビニルにするのが無難でしょう。
【おすすめチェアマット】
素材②ポリカーボネート
ポリカーボネートは非常に頑丈なプラスチック系素材です。
プラスチックの中で最も耐衝撃性があると言われており、同じ厚みのガラスの200倍の強度だそうです。
頑丈なので、チェアマットとして使用するとしっかり床を守ってくれます。
品質は高いですが、他のプラスチック系素材に比べて値段が非常に高くなってしまいます。
予算に余裕のある方におすすめの素材です。
素材③EVA
EVAとは合成樹脂の一種です。
薄くてゴムのような柔軟性があり、ビーチサンダルの底やバスマットなどにも使われている素材です。
価格はリーズナブルですが、
耐久性が高くないためゲーミングチェアなど大型の椅子に使うのには不向きです。
また、薄手の商品が多いためスムーズなキャスター移動や防音対策にも不向きな素材です。
素材④カーペット
カーペットをチェアマットとして敷きこむという方法もあります。
毛並みや風合いが豊かで、インテリアの一部として取り入れることもできます。
リビングの一角を在宅ワークスペースにされている人でも、部屋の雰囲気を崩すことなく敷けるのが魅力。
防音・寒さ対策におすすめ!カーペット素材の4つの魅力
(※当店のお客様レビュー掲載写真より)
チェアマットの最大の弱点ともいえるのが、足元の冷え。
冬の時期は特にツラい方も多いのではないでしょうか?
暖房をつけて上半身は暑いのに足元は冷たい!という事もありますよね。
ポリ塩化ビニルのチェアマットだと足が冷える!と感じる方はカーペット素材のチェアマットがおすすめです。
カーペット素材のチェアマットなら、肌触りも優しく足が冷えにくいため、年中通して快適に過ごせますよ。
ここではカーペット素材のチェアマットの4つの魅力についてご紹介いたします。
魅力①厚みがあるため防音・冷え対策に
ポリ塩化ビニルやEVAのチェアマットの厚みは、1.5-3㎜前後の薄型のチェアマットが多いです。
薄型のチェアマットだと、床の冷たさがダイレクトに伝わるため足元が冷えてしまいます。
また薄手のチェアマットだと、キャスターを動かしたときの”ゴロゴロ”音が階下に響いてしまいます。
それに比べてナイロンは、5㎜以上の厚さのカーペットも少なくありません。
厚みのあるカーペットがクッション材となり、『音』や『冷え』を遮断します。
集合住宅で階下への音が気になる方、底冷えで冬場ツラい方には特におすすめです!
魅力②畳に敷いても◎
カーペットタイプのチェアマットは凹凸があるスベリ止めが多いため畳に敷けることが多いです。
カーペット素材のチェアマットはある程度通気性もあるため、畳に敷きやすい素材だといえるでしょう。
★素材と畳の相性★
ポリ塩化ビニルやEVAなど、カーペット素材以外のチェアマットは吸着タイプが多いです。
吸着タイプは床にピタッとくっつけられますが、畳など凹凸のある床にはうまく敷けないことがあります。
また、ポリ塩化ビニル、EVA、ポリカーボネートのチェアマットは食べ物や飲み物をこぼしても拭き取るだけでOKでお手入れ楽々!
しかし、それは裏を返せば「通気性がよくない」という事。
こまめにお手入れをしないと湿気がこもってしまい、「畳にカビが生えちゃった!!!」なんて事態が発生してしまうかもしれません。
畳にチェアマットを敷く場合は素材同士の相性にも気をつけましょう。
もちろん、畳にカーペット素材のチェアマットを敷くときも湿気対策には注意しましょう。
特に全面にカーペットを敷きこむ場合は湿気がこもりやすいので注意が必要です。
↓詳しくはこちらの記事をご参照ください。
魅力③「部分敷き」も「全面敷き」もOK
- 机や椅子が大きくて良いサイズが見つからない
- 本棚など椅子や机以外の家具からも床を守りたい
- 部屋の一部に敷くと見栄えが良くない、など
なかなか丁度良いサイズのチェアマットが見つからないこともありますよね。
カーペット素材であれば、部分敷だけでなく部屋全面に敷くことも可能です。
作業スペースが広い場合や、子ども部屋などで机が2台あるときにも便利です。
鮮やかな色のカーペットを敷きこむことで、部屋全体の雰囲気を明るくすることもできますよ。
魅力④おしゃれに敷ける
チェアマットと言えば、黒や透明でノートに挟む下敷きのような素材ですよね。
機能的ではあるのですが、部屋に敷くとちょっと無機質な感じがしてしまいますよね。味気ないというか…。
その点、カーペット素材であれば豊かな毛並みを楽しめるのでインテリアとしても取り入れられます。
ラグだとなかなか手が出せないカラフルなものも、小さなチェアマットならアクセントカラーとして気軽に取り入れられますよ。
お部屋の雰囲気がお洒落になると、お仕事や勉強へのモチベーションにもなりそうですね!
チェアマットに向いているカーペットの選び方のポイント2つ
カーペットの魅力をお伝えしてきましたが、チェアマットに向いているカーペットには特徴があります。
チェアマットに不向きなカーペットを選んでしまうと、キャスターが滑りにくかったり、すぐにへたってしまう可能性があります。
「キャスターが滑らない…泣」とならないためにも、カーペットの選び方をしっかりマスターしましょう。
ここでは、チェアマットに向いているカーペット選ぶときの2つのポイントについてご説明いたします。
ポイント①耐久性に優れたナイロンがおすすめ
カーペットがへたってしまうと、キャスターが沈み込んでしまいスムーズな動きができなくなってしまいます。
チェアマットは長時間にわたって座ったり、椅子を前後させたりしているため歩いている時以上に床に負担がかかるため注意が必要です。
カーペットを選ぶときは摩擦に強く、へたりにくい素材を選びましょう。
おすすめの素材は『ナイロン』です。
ナイロンは合成繊維の中でも、ずば抜けて摩擦強度が高く、へたりにくい素材だといわれています。
その優れた耐久性からホテルや商業施設のカーペットとして使われているほどです。
他の素材より少し値段が高くなりますが、そのぶん長く使用できる丈夫な素材です。
またナイロンはダニやカビの侵食を受けにくく、お手入れしやすいことも大きな魅力の一つです。
長くチェアマットとして愛用するなら、ナイロン素材のカーペットを選びましょう。
ポイント③キャスターに巻き込まれない毛足
多くの事務椅子には脚の先にキャスターが付いています。
キャスターを転がした時にカーペットの毛が絡みついてしまうと、スムーズに動けなくなってしまいます。
そのため、シャギーのような毛足の長いカーペットや、ふかふかした低反発のカーペットもキャスターが動きにくくなってしまうためおすすめしません。
カーペットを選ぶときは、キャスターに巻き込まれないよう毛足の短いものや、毛足がギュッと詰まった密度の高いカーペットを選ぶようにしましょう。
パイルについて
パイルとはカーペットの毛足のことです。
毛先がふさふさとしているものを『カットパイル』、毛先が丸く輪っかになっているものを『ループパイル』と言います。
キャスターとの相性重視の方はループパイルがおすすめです。
毛先が輪っかになっているため、毛先とキャスターが絡まる心配がなくスムーズに動かせます。
優しい手触りや毛並みを楽しみたい方はカットパイルを選びましょう。
ただ、毛足が長すぎるとキャスターに毛が絡まってしまうので気を付けてください。
↓実際に使っていたチェアマットの写真です。
カットパイルのものですが、このくらいの長さの毛足ならキャスターに毛が絡まらずスムーズでした。
チェアマットに最適!おすすめナイロンカーペット3選
当店でも、丈夫でチェアマットに最適なナイロンカーペットを多数ご用意しています。
好みのサイズにカットできる!100サイズカーペット
当店ではチェアマットのようなコンパクトサイズから部屋全体に敷ける大型サイズまで、お客様のご希望に合わせて無料でカット加工をしております。
1㎝単位でカット可能!
50㎝×50㎝から1㎝単位で無料でカットできます。
- 最小限のT字幅のチェアマットが欲しい
- L字の机に合わせて横長のチェアマットにしたい
- 部屋の柱に合わせて端を切ってほしい
- 楕円形の可愛いデザインがいい!など
理想に合うサイズ・形のチェアマットがなかなか見つからない!という方にもおすすめです。
オンリーワンのチェアマットを作ることができますよ。
丈夫で摩擦に強い!おすすめナイロンカーペット3選
ここからは、当店オススメ!
丈夫で摩擦に強いナイロンカーペットを3つご紹介いたします。
全て100サイズカーペットになっておりますので、ご希望のサイズでご注文くださいね。
↓質感やキャスターとの相性が気になるときは、サンプルを注文しましょう。
『ズレ』が気になるときはスベリ止めで対応しよう
せっかくチェアマットを敷いても、簡単にズレてしまうようでは床に傷が付きやすくなってしまいます。
チェアマットを購入するときは、裏面にスベリ止め加工がついているか確認するようにしましょう。
特にカーペット素材のチェアマットは、スベリ止めが付いていない場合が多いです。
もしスベリ止めが付いていなければ、スベリ止めシートやスベリ止めシールを購入して活用しましょう。
まとめ
この記事では、チェアマットの素材について解説してきました。
手軽に部分敷きするなら塩化ビニールがおすすめ!
お手頃価格で耐久性に優れています。
防音や防寒などの機能をつけるならカーペット素材がおすすめです。
カーペット素材なら部分敷にも全面敷きにも対応できます。
摩擦に強くへたりにくいナイロン素材のカーペットがおすすめです。
キャスター移動か、踏み心地か、お好みに合わせてパイルを選びましょう。
当店なら、1㎝単位でお好みの大きさを注文できます。
あなたにぴったりのチェアマットを探してみてくださいね。