働きやすく心地よいオフィス環境は、生産性や社員のモチベーションを高めるために欠かせない要素です。
既存のスタイルにとらわれず目的シーンにあわせたインテリアをコーディネートは、組織全体に好循環をもたらすことを期待できます。
オフィスの空間をデザインする方法としておすすめなのがラグの導入。
モノトーンカラーで無機質な印象になりがちなオフィスに、おしゃれなラグを1枚敷くことで彩りのある優しい空間に仕上がります。
この記事では『オフィスへのラグ導入がもたらす生産性』『目的シーン別のおすすめラグ』『オフィスラグを選ぶときの留意点』について、ご紹介します。
目次
『クリエイティブ・オフィス』を目指そう!
『クリエイティブ・オフィス』という言葉を知っていますか?
クリエイティブ・オフィスとは、”組織の創造性を最大限に発揮する、働き方に適した場”という意味で、経済水産省が中心になって推進している「働き方改革」のひとつです。
これまでのオフィスは機能性・効率性を重視したものでしたが、クリエイティブオフィスでは社員が「健康的に働けること」や「知的創造を発揮しやすいこと」を基本にしていることが特徴。
つまり・・・
- 「オフィスとはこういうもの」という既存のスタイルをうちやぶろう。
- 働く人にとって心地よい、理想の空間を追求しよう。
- 環境を整えて、生産性や創造性をアップさせよう。
ということです。(※個人の解釈です。)
オフィスの代表例である無機質なデスクやチェアは過去の産物!?になる時代も、そう遠くはないかもしれません。
心地よい環境を提供することに注力しましょう。
ラグ導入でオフィス空間をデザイン
心地よく効率的に働ける空間をつくりたいと考えたとき、どのような方法が思い浮かびますか?
- 床をおしゃれカフェのような天然木のフローリングにはりかえる?
- 壁の色をやさしいクリーム色にぬってみる?
もちろんこれもいいアイディアなのですが、これじゃあオフィスの全面的なリフォームですからそれなりの費用と計画、覚悟が必要です。
正直そこまでやるのは「敷居が高い」と感じるのではないでしょうか。
まずは、もっと手軽にできる模様替えの方法からとりいれてみましょう。
リラックス効果の高いインテリアである『ラグ』をオフィスに導入することをおすすめします。
日本では「オフィスにラグ?」と意外に思うかもしれませんが、海外ではオフィスの空間デザインを高めるために古くから活用されてきたアイテムなんです。
オフィスラグが活躍する4つのシーン
- オフィスの休憩室をあたたかい雰囲気にしたい。
- 応接室をラグジュアリーな空間に演出したい。
- 開放的な空間で会議の活性化をはかりたい。
- キャスターチェアの下の床材を保護したい。
このようにお考えなのであれば、『ラグ』の導入がおすすめです。
仕事の目的やシーンにあわせて、最適な色味、デザイン、機能を選びましょう。
ラグが活躍する4つのシーンとおすすめラグをご紹介します。
休憩室を憩いの場に!
- 始業前の静かなコーヒータイム。
- 和気あいあいと会話がはずむお昼休憩。
- 1日の仕事をふりかえる、帰宅前のひととき。
ラグやカーペットなどの敷物を目にすると「気持ちがほっとする。」「心が和む。」「あたたかいと感じる。」などの印象を抱きますよね。
ラグ(カーペット)はフローリングに比べて「リラックス度が高い」とされており、科学的にも実証されています。
(出典:http://carpet.or.jp/publics/index/73/)
ということで、ほっと一息つきたい社員の憩いの場である休憩室にはラグを敷きましょう。
あたたかい色調や草花をモチーフにしたラグを敷くことで、優しい空間に仕上がります。
緊張が続く仕事のあいまにホッとひと息ついて気持ちをリフレッシュできる空間を提供することで、一人ひとりの生産性アップをはかりましょう。
社員同士のコミュニケーションが活性化したり、部署の垣根をこえたチームワークをやしなうためにも、魅力的な休憩室づくりは大切です。
会議室を開放的な空間に!
- 重苦しい空気がただよい、活性化しない。
- 型にはまった意見しか出てこない。
- 若手の発言が消極的。
このようなお悩み、会議で抱えていませんか。
無機質なデスクとチェア(オフィス家具の代表例?)に山積みになった書類。
もしかして、モノトーンのうす暗い会議室ではありませんか?しーんと静まりかえってしまうのも無理ないことかもしれませんね。
そんな状況を打開すべく、明るくモダンなデザインラグを1枚プラスしてみましょう!
外資系企業などではリゾート地で戦略会議を開催することで、議論の生産性を高めているそうです。
会議室で話すより大胆なアイディアがうまれ、忌憚のない意見の交流が期待できるからというのがその理由。
リゾート地開催はさすがに敷居が高いけど、この考えにならって会議室の内装を明るく開放的な空間にする工夫はできそうですよね。
大胆なアイディアや活発な意見交流を目指して、彩りの美しいデザインラグの導入がおすすめです。
思い切ってデスクをとっぱらい、コの字型にソファを並べてみてもいいかもしれません。
会議に参加するメンバーの積極的な発言、クリエイティブなアイディアの創出をめざしましょう!
イエローは気持ちを明るくエネルギッシュにする心理的効果が期待できます。
遊びのある切り替えデザインがおしゃれ!カジュアルな高機能ラグ
『シェップ イエロー』
大胆な構成の中に複雑な小柄デザイン。防ダニ・防音など多機能を兼ね備えた高機能ラグ
ブルーは心を落ち着け、集中力を高めてくれる効果があります。
建設的な話し合いをする場に適している色です。
『レモド ネイビー』
強力!撥水性と防汚機能で汚れ知らずのカットパイル100サイズカーペット。
応接室をワンランクアップ!
大切なお客様をお迎えする応接室は、企業の顔。
自社のサービスや商品にポジティブな印象を持ってもらうためにも、明るく高級感のある雰囲気を演出しましょう。
応接室を会社のアピールポイントの一つとしてとらえることで、ビジネスチャンスが大きく広がります。
人が何かに印象を抱くとき、もっとも大きな判断材料は”視覚”から得られる情報だといわれています。
ということは、顧客に求められる人物像を意識して身なりを整えるように、求められる組織像を意識して応接室のインテリアコーディネートすべし!ですね。
応接室には革製のソファー、アンティークデザインのローテーブル、独創的な間接照明、そして足元にはセンスが光る高級輸入ラグを敷いて、イメージ戦略にトライしてみてはいかがでしょうか。
「高級感があって上質なデザインラグ」や「シックでモダンな個性派ラグ」がおすすめです。
洗練されたモダンな雰囲気が光る1枚。落ち着いた色味ながら、あたたかく遊び心のあるデザインです。
『ダビド ベージュ』
しっかり目のつまったウィルトン織ラグ。本場ベルギーの、大理石のような上品なデザインが素敵なラグです
優雅な空間をプロデュースする、海外製ラグ。気品があり豪華なデザインが、応接室をワンランク上の上質な空間に仕上げます。
『アンカラ ライトブルー』
優雅な空間をプロデュースする。洗練された海外製高級ウィルトンラグ
チェアラグで床材を保護!
オフィスで一般的に使用されているローラーつきチェアですが、摩擦をくり返すことで部分的に床材をいためてしまうというデメリットがあります。
床材を保護するためには、あらかじめチェアの足元部分にラグを敷きこんでおく必要があります。
さらに、ラグを敷くことで椅子を動かしたり物を落下させたときに発生する振動や音をおさえる効果もあり、仕事時の集中力UPにもひと役かいます。
耐久性・耐摩耗性抜群のナイロン素材を使用した『防音』カーペット。
サイズオーダーも可能なので、敷きたいスペースにぴったりのものを注文できます。
『ミルネ ミルクベージュ』
しっかりとした踏み心地のループパイル100サイズカーペット。
キャスターチェアーの移動がスムーズにできる、フロアタイル。
汚れてきたらモップでゴシゴシこすってきれいにできるのも、うれしいポイントです。
『ストーンタイル 吸着タイプ 12枚入り ロッキング』 正方形 約45.72cm
撥水加工・滑り止め付何度でも剥がせる!キズに強いタイルカーペット。
オフィス向けラグを選ぶ、3つの留意点
オフィス向けのラグを選ぶときに、ちょっと気にかけておきたいのが次の3つのポイントです。
①防炎
防炎とは「燃えにくい」性質のことを意味します。また、火災時に着火しにくく燃え広がりにくいように繊維に改良をくわえたものを『防炎加工商品』といいます。
オフィスは多くの人が集まるので、そのぶん火災発生のリスクが高い場所。いざというときに備えて防炎加工がほどこされたラグを選んでおくと安心です。
逃げ遅れによる火災事故から、社員を守りましょう。
また、高さ31メートルを超える建築物(高層建築物)や地下街にもうけられたオフィスには、火災時の被害拡大を抑制するため防炎対象物の使用が義務付けられています。
(※詳しくは、地域の消防署をはじめとする専門機関にご確認ください。)
②耐久性&耐摩耗性
オフィスの中でも「歩行頻度が高い場所」や「土足で使用する場所」「デスクチェアの下に敷くラグ」は、耐久性や耐摩耗性をそなえたものがおすすめです。
そもそもオフィスと自宅では、使用条件が大きくことなります。
オフィスは人が多く集まる場所ですし、土足での使用が基本だと思うので、ラグにとっては傷みやすい環境だといえます。
傷んできたら模様替えをかねてチェンジする!でもかまわないと思うのですが、少しでも長持ちさせたいなら耐久性や耐摩耗性の高いタイプのアイテムがおすすめです。
③毛足の長さなど
毛足の長いふわふわのシャギーラグって魅力的だけど・・・オフィスでの使用にはあまりおすすめできません。
キャスターチェアが毛足にひっかかってスムーズに動かせなかったり、ヘタってぺしゃんこになってしまったり、ゴミが毛足の底にたまってしまったりするからです。
このあたりのことを考えると、毛足短めでノット数(繊維の密度)が高いものがオフィスでの使用にはおすすめです。
まとめ
オフィス空間をおしゃれに快適にデザインすることは、”心地よい””おしゃれ”という印象をもたらすだけにとどまりません。
組織全体の生産性をアップさせるために、欠かせない視点でもあるのです。
オフィス環境の改善をお考えなのであれば、リラックス効果の高い『ラグの導入』がおすすめです。
仕事の目的やシチュエーションにあわせて色味やデザイン、機能を選びましょう。
また、空間を気軽にチェンジすることができるので、そのときどきのトレンドやめざしたい雰囲気にあわせて上手に活用するといいですね。