自動で動いて、床に落ちているホコリやゴミを吸い取ってくれるロボット掃除機。
お仕事や買い物で出かけている間にお部屋を掃除してくれて便利ですよね。
できることなら、フローリングだけでなく、ラグやカーペットの掃除もルンバに任せたいですよね。
そもそも、ラグやカーペットにロボット掃除機を使っても大丈夫なのでしょうか?
この記事では「ルンバでお掃除できるラグの特徴」について解説していきます。
目次
ラグってルンバで掃除できるの?
結論から言います。
ルンバが掃除できるかどうかは、ラグとルンバの種類や相性によって変わります。
何ともすっきりしない言い方ですみません。
というのも、ルンバは種類によって乗り越えられる段差や毛足の長さが違うことがあるんです。
そのため、全てのラグをルンバで掃除するのは難しいんです。
これからロボット掃除機を購入される方は、無料レンタルを活用してラグとの相性を見ておくとよいでしょう。
掃除ロボットを使えるラグの特徴
ここでは、ロボット掃除機を使用できるラグの選び方を解説します。
ロボット掃除機を使えるラグの特徴は以下の通りです。
★ロボット掃除機を使えるラグの特徴★
- 厚さ2cm以下
- 毛足短め
- 遊び毛が出にくい
- すべり止め付き
こちらの特徴は、あくまでも一般的な目安です。
ルンバの種類によっては、厚さ2cmでも段差に引っ掛かってしまったり、長めのシャギーラグも掃除できたりします。
実際に活用するときは、事前に取り扱い説明書で掃除できるラグの種類を調べておきましょう。
厚さ2cm以下
ルンバの取り扱い説明書には、越えられる段差は2cmと表記されていることが多いようです。
ラグやカーペットを敷くときは、2cmより薄いものを選ばなければなりません。
フローリングとラグの間に2cm以上の高さがあると、ルンバが『壁』と認識してしまいラグに登ってくれないことがあるからです。
ぶ厚いウレタンが入ったラグや、ボリューミーなラグの場合は注意しましょう。
◇ルンバ小話◇
実は、我が家にもルンバがおりまして…。
行き倒れる(?)まで懸命に掃除してくれる姿に愛着が湧き、「ルンちゃん」と呼んでいます。
以前は、冬用のぶ厚いラグを敷いているときも平気で掃除させていたのですが、ある日ルンバがラグに引っ掛かったまま空回りし続けてしまいラグの毛足がかなり傷んでしまいました。それ以来、我が家では冬はルンバをお休みさせています。
無理にルンバに掃除させると、ラグやルンバが故障・破損する可能性があるので注意してくださいね。
毛足短め
ルンバは段差が苦手ですが、毛足の長いものも苦手です。
長い毛が絡まってルンバの動きが止まったり、故障したりすることがあります。
ラグの毛足も傷んでしまうので、ラグの毛足の長さはおよそ2cm程度までにしましょう。
また、ルンバはフリンジなどの房飾りも苦手です。
※フリンジとは写真(↓)のようなラグの端の装飾のことです。
長めのフリンジだと、ルンバに絡まってしまうこともあるので、フリンジ付きのラグを敷いているときは注意しましょう。
遊び毛が出にくい
新品のカーペットは遊び毛が出ることがあります。
遊び毛とはラグやカーペットの使い始めによく見られる、綿ぼこりのような繊維のことです。
遊び毛は、毛足の長さを均一に揃えるときに発生した細かい繊維が、カーペットの毛足に入り込んでしまうことで発生します。
遊び毛が発生した状態でルンバを使ってしまうと、ダストボックスがすぐにいっぱいになってしまうことがあります。
そうなると、ルンバが掃除を途中でやめてしまうこともあるので注意しましょう。
ラグを買って2~3か月はルンバの使用を控えるか、ナイロンやポリプロピレンなど遊び毛が発生しにくい素材のラグを選ぶようにしましょう。
すべり止め付き
薄手のラグだと、ルンバがラグめくってしまったり、ラグの下に潜り込んで連れて行ってしまうことがあります。
倒した洗濯カゴから大量の洗濯ものを連れて行ってしまうこともありますよね。
ラグが動かないよう、薄手のラグや軽量ラグの時はスベリ止め機能付きのものを選びましょう。
ご家庭のラグにスベリ止めがない場合は後から購入することもできますよ。
ラグめくれないように、ラグの端をしっかりガードできるものを選びましょう。
【当店おすすめ】ルンバでお掃除できるラグ10選
ここからは、ルンバで掃除しやすいラグを種類別にご紹介いたします。
★ルンバで掃除しやすいラグの種類★
- 薄手・毛足短めラグ
- セミシャギーラグ
- 毛足のないラグ
- 全面敷カーペット
- タイルカーペット・フロアタイル
ぜひお気に入りの一枚を見つけてくださいね!
薄手・毛足短めラグ
薄手で毛足が短いラグは、お掃除ロボットもすいすいと通ってくれます。
迷ったときは薄めのラグを選ぶようにしましょう。
セミシャギーラグ
ラグのふんわりとした手触りがお好きな方もいると思います。
ですが、ボリュームのあるシャギーラグは毛足が絡まってしまいそうで心配ですよね。
ルンバを使えることと、豊かな毛並みを両立させたい方にはセミシャギーラグがおすすめです。
セミシャギーラグとは、毛足が短めのシャギーラグのこと。
毛足が短いセミシャギーラグなら、このようにルンバも引っ掛かりにくいです。
セミシャギーラグは、シャギーラグ特有のふんわりした手触りや風合いとお手入れのしやすさを兼ね備えた、オールマイティなラグです。
デザインの幅も広いので、どんなインテリアにも合わせやすいですよ。
毛足のないラグ
ゴブラン織りやキルティングラグなどの毛足がないラグは、ルンバとの相性が良いです。
ルンバに毛が絡まる心配がなく薄手なので、ルンバもスイスイと進んでいきます。
ただし、軽いものが多いので、ルンバが動かしてしまわないようスベリ止め付きのものを探しましょう。
どうしてもスベリ止めのないラグの場合は別売りのスベリ止めシートやシールを活用してくださいね。
全面敷きカーペット
お部屋全体にカーペット敷くことで、ルンバが引っ掛かる段差を減らすことができます。
ラグが上り下りすることがないので、しっかりした厚みのある生地でも敷けますね。
また、カーペットが敷居や沓摺り(くつずり)などの段差を埋めてくれるので、ルンバの部屋間での移動がスムーズになります。
ルンバは進むよどこまでも~♪というわけです。
タイルカーペット・ジョイントマット
タイルカーペットやジョイントマットもロボット掃除機との相性が良いです。
床にぴったりとつけるのでロボット掃除機でズレてしまうリスクが少なく、全面時期にしていればロボット掃除機が引っ掛かる心配はほとんどありません。
また、クッション性に優れているため転倒時のけが予防や防音対策としても活躍してくれます。
汚れがひどい部分は取り外して部分洗いもできるので、赤ちゃんやペットがいて頻繁に床が汚れそうな方には特におすすめです。
素足で歩きたくなる柔らかな肌触り♪おしゃれなジョイントマット
『さらり』30x30cm/単色9枚set
汚れたところは外して洗える!階下の防音対策や床のキズ防止に便利なジョイントマット
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ルンバを使うときは繊維の巻き込みに注意
ルンバはホコリやゴミをしっかり吸い込んでくれるのが魅力です。
しかし、吸引力が強すぎて、時々まだラグに生えている繊維まで吸ってしまうことがあります。
特に高級カーペットはデリケートな作りのものも多いので、表面が剥げてきてしまうこともあります。
毛足の傷みが気になる方は、バーチャルウォールを活用してラグが入らないようにするか、ルンバのパワーを弱~中にセットするようにしましょう。
ロボット掃除機でラグを掃除できないときの対処法
ここからは、ロボット掃除機でラグを掃除できなかった時の対処法をご紹介します。
★ロボット掃除機が使えないときの対処法★
- ラグだけ自分で掃除する
- バーチャルウォールを活用する
- 季節でラグを敷き替える
ロボット掃除機が使えないときは、掃除機やコロコロを使ってご自身で掃除をするしかなさそうです。
ルンバが絡まってしまいそうな毛足長めのラグがあるときは、バーチャルウォールで進入禁止エリアを指定しておきましょう。
夏の薄手ラグの時だけルンバを活用するなど、季節によって使い分けてみるのも良いかもしれません。
ルンバの特性を理解し、上手に付き合っていきましょう!
まとめ
この記事ではルンバに対応しているラグ選びのポイントについて解説してきました。
ラグの掃除にルンバを使えるかどうかは、ルンバの種類とラグとの相性によって決まります。
ルンバでお掃除できるラグを選ぶポイントは以下の通りです。
★ロボット掃除機を使えるラグの特徴★
- 厚さ2cm以下
- 毛足短め
- 遊び毛が出にくい
- すべり止め付き
デリケートなカーペットは、繊維を傷めてしまうことがあります。
ラグが侵入しないように、バーチャルウォールなどを設置しましょう。
ルンバの特徴を正しく理解し、ルンバとの共同生活を快適にしていきましょう!