マンションや賃貸住宅でペットを飼っていると、階下や近隣へ音が響いていないか心配になりますよね。
猫は物静かな動物だと言われていますが、それでも無音と言うわけではありません。
とくに、足音や鳴き声は騒音トラブルを招いてしまうこともあるのでしっかり防音対策をしておきましょう。
この記事では、猫の足音や鳴き声の騒音対策方法と、おすすめの防音アイテムを紹介します。
目次
意外に多い?猫の騒音問題
猫は狩りをしていた名残から、あまり足音立てない動物です。
肉球がクッションの役割を果たし、歩いたときやジャンプしたときの音を吸収してくれています。
「気が付いたら愛猫が後ろについてきていた!」なんて経験をされたことがある方もいるかもしれませんね。
ですが、まったく音がしないと言うわけではありません。
遊びに夢中になっていると、つい足音を立てたり勢いよく転んでしまう事もあります。
また、ペットとして飼われている猫は狩りをする必要がないため足音を立てて歩いている子も多いそうです。
騒音トラブルを防ぐためにも、マンションや集合住宅で猫を飼われている方は、階下に音が響かないよう気をつけるようにましょう。
要注意!猫との暮らしで起こりやすい騒音
猫はもともと静かな動物ですが、それでもやはり音がすることもあります。
ここでは、猫との暮らしで発生しやすい騒音を3つ紹介します。
飛び降りたときの着地音
子猫やアクティブな猫なら、キャットタワーや家具の上から大ジャンプをしてしまう子もいますよね。
猫は大人になると3~10kgぐらいになるため、高いところから飛び降りるとやはり音が響いてしまいます。
食いしん坊の猫や、身体の大きな猫だと「ドンッ!」と大きな音が響いてしまうこともありますよね。
また、心配なのが深夜の猫ちゃん大運動会。
みんなが寝静まる夜遅くにキャットタワーで遊び始めてしまうと、階下に響きやすいので苦情にも繋がってしまいます。
キャットタワーの下にはしっかり防音用のマットを敷き込んでおきましょう。
ドタバタ!走り回る足音
猫は基本的に静かに歩く動物ですが、他の猫とじゃれているときや、おもちゃで遊んでいるときに興奮して足音を立ててしまうことがあります。
気になるものがあるとドタバタと音を立てて走ったり、おもちゃに夢中でステーンと転げまわったり…。
何事にも興味津々の活発な猫ちゃんや子猫のいるご家庭だと、とくに振動が階下に響きやすいですよね。
またフローリングなどの硬い床の上では、猫の爪があたって音が響いてしまうこともあるそうです。
猫の鳴き声
ゴロゴロと喉を鳴らしたり、ミャーミャーと鳴いたり。
飼い主さんからすると可愛い猫の鳴き声も、近所の人からはうるさく聞こえてしまうかもしれません。
とくに、夜中や明け方など外が静かな時間帯は音が響きやすいので注意が必要です。
日中でも、飼い主さんが留守にしている時間帯に寂しさから大声で鳴いてしまう子もいますね。
猫の高い鳴き声は階下だけでなく、左右や上の部屋にも響いてしまうので、マット以外の防音対策をしておくようにしましょう。
猫の防音対策におすすめ!ラグマット選びのポイント
ここからは、猫の防音対策に使えるラグマット選びのポイントについて解説します。
防音性
騒音対策のためにラグマットを選ぶときは、防音性・遮音性に注目しましょう。
ラグの防音性を知るときに便利なのが『遮音等級』です。
カーペットやラグをはじめとした床材は△L等級(L値)と呼ばれる遮音等級をもとに比較をします。
【L値による遮音等級】
遮音等級は「△LL-2」のようにあらわされ、数字が大きくなるごとに防音性が高くなります。
(※旧表示の推定L等級の場合は「L-55」のような表記で、数字が小さいほど防音性が高いです。)
高いところから飛び降りる着地音など、大きな音を防ぎたいときは△LL-5以上のラグマットを選びましょう。
ただ、この数値はあくまで目安にすぎません。
遮音等級がついていないラグでも、防音性が高いものもあります。
遮音等級が掛かれていないラグを選ぶときは、できるだけ厚みがあるものを選びましょう。
もっちりとした厚手のウレタンラグなら、猫がジャンプしたときの衝撃を吸収してくれますよ。
お手入れのしやすさ
普段はお利口さんな猫でも、病気や年齢によって粗相や嘔吐をしてしまうこともありますよね。
また、ラグの上におやつやごはんの食べかすがこぼれてしまうこともあると思います。
猫との暮らしで使うラグは、汚れる&ニオイが付く前提で選びましょう。
お手入れしやすいラグなら、猫が床を汚してしまったときも「大丈夫だよ~!」と余裕をもって声をかけてあげられます。
お手入れしやすいおすすめの機能は以下の通りです。
- 洗える
- はっ水
- 防汚
- 抗菌・消臭
- 防ダニ
「洗濯機で洗える」ラグなら、手軽に丸洗いできていつでも清潔にお使いいただけます。
大きなサイズのカーペットは洗えないものが多いです。
洗えないカーペットは、拭き掃除が簡単なものを選びましょう。
「はっ水機能」や「防汚機能」付きのラグなら、汚れが毛足に染み込みにくく汚れをサッと拭き取ることができますよ。
滑り止め
滑り止めのないラグだと、猫が走ったりジャンプで着したときにラグがズレてしまうことがあります。
猫用のラグを選ぶときは、滑り止め付きラグや滑り止め下敷きを活用すると安心です。
防ダニ機能や防音機能が付いた下敷きも販売されているので、お部屋での過ごし方に合わせてお選びください。
クッション性が欲しいときは、厚手の滑り止め下敷きもおすすめです。
丸洗いできる薄手のラグのラグと組み合わせると、お手入れのしやすさとクッション性を両立させることができます。
ラグにボリュームと強力滑り止めをプラス!優しいタオル生地を使った手洗いできる防ダニ下敷き
『ピタリプラス』
極厚約20ミリ!お気に入りのラグに防音と滑り止め機能をプラスできる人気のすべり止めクッションマット
毛足の種類
猫の防音対策でラグを選ぶときは、毛足の形状にも注目しましょう。
ラグの毛足は大きく分けて2種類あります。
毛足がふさふさした『カットパイル』と、毛足が輪っかになっている『ループパイル』です。
輪っかになっているループパイルは、猫が爪を立てたときに引っ掛かってしまう可能性があります。
猫の爪が引っ掛かりにくいカットパイルのラグを選びましょう。
ドタバタ足音解消!猫の騒音対策におすすめのラグ・マット7選
※こちらはお客様からのレビュー写真です。
ここからは、猫の騒音対策におすすめのラグを紹介します。
防音ラグ・マット
階下への音を軽減するなら、防音ラグがおすすめです。
遮音性の優れたラグなら、階下にほとんど足音や生活音が響かないレベルまで音を遮ってくれますよ。
ここでは、防音性バッチリ!遮音性最上位クラスの遮音等級△LL(Ⅰ)-6のラグを紹介します。
低反発ウレタンラグ
※こちらはお客様からのレビュー写真です。
クッション性の高いウレタンラグも猫との暮らしにおすすめです。
衝撃を吸収してくれるので、高いところからの着地音も防いでくれます。
猫の足腰への負担も軽減してくれますよ。
極厚ウレタンで防音機能をプラス!手洗いできるふわふわロングシャギーラグ
『シフォンプラス ミルクティ』
手洗いOK!極厚ウレタンで遮音性に優れ柔らかい手触りが人気のあったかシャギーラグ
遊びスペースに敷きやすいミニサイズのラグもおすすめです。
お部屋全体に敷き詰めできる大型サイズ(4.5畳、6畳、8畳)ラグもあります。
【はっ水&低反発】全3色!もちもち厚手ウレタン入り洗える低反発の大判サイズラグ
『ホリデープラス』約261x352cm(江戸間6畳)
ビッグサイズ!お手入れ簡単!家族を笑顔にするはっ水&低反発ラグ【全3色】
タイルカーペット
お手入れのしやすさ重視で選ぶなら、タイルカーペットがおすすめです。
タイルカーペットなら、汚れた部分だけ取り外して洗うことができますよ。
また、自由に形を決められるのもタイルカーペットの魅力。
廊下やキャットタワーの下など、限られたスペースにも敷き詰めやすいですよ。
防音・防ダニ・消臭・抗菌機能付き!カットパイルのタイルカーペット
『アタック270 キャンバスファイン 40x40cm』
ペットの爪が引っかかりにくいカットパイル、気になるニオイを消臭するエアファイン加工などペットとの暮らしも快適に。
ざっくりしたカットパイルの素材感がおしゃれ!防音・防ダニ・消臭・抗菌機能付きのタイルカーペット
『アタック550 ノマギー 約40x40cm』
深みのある色調が魅力。さらっとした短めのシャギーでお手入れも簡単!
鳴き声対策に!手軽にできる猫の騒音対策
防音ラグは猫の足音や着地音に効果的ですが、鳴き声にはあまり効果がありません。
隣家に鳴き声が聞こえないか心配なときは、防音マット以外の騒音対策を検討しましょう。
ここからは、リフォームなしで手軽にできる猫の騒音対策を紹介します。
防音カーテンにする
猫の鳴き声対策におすすめなのが、防音カーテンです。
防音カーテンは、特殊なコーティングや複層構造にすることによって防音性を発揮します。
防音カーテンにどのくらい効果があるのか、当店の防音カーテン『エマ』で遮音性試験をしてみました。
実験の結果を見てみると、特に高音域で防音効果を発揮してくれていることがわかりますね。
ゴロゴロ音は別ですが、基本的に猫ちゃんの鳴き声は高めの音域です。
とくに子猫の鳴き声は高くて響きやすいので、防音カーテンでしっかり対策しましょう。
【100サイズから選べる】完全遮光・遮熱・防音・形状記憶の高機能カーテン
『エコマカロン チャイ』
全22色!豊富なカラーが揃ったお洒落で上品な光沢のヘリンボーン織り柄ドレープカーテン
ケージやタワーを隣室から離す
壁にぴったりとケージやキャットタワーが引っ付いている状態だと、音だけでなく振動も伝わりやすくなります。
また、猫ちゃんが過ごすスペースが隣室の壁際だと、鳴き声がお隣まで響いてしまう可能性があります。
ケージやキャットタワーを隣室の壁から離し、隣室から遠い場所に猫のスペースを作るようにしましょう。
ですが、これはあくまで応急処置。
隣室に音が届きにくくなりますが、防音効果があるわけではありません。
騒音対策と言うよりは、防音アイテムを購入するまでの非常手段だと思ってください。
また、隣室への防音対策なので、階下への騒音を防ぐことはできないので注意しましょう。
防音シートを貼る
壁が薄いと、猫の鳴き声が隣室に響きやすくなります。
鳴き声が響いていないか心配なときは、お部屋の壁に防音シートを貼り付けましょう。
防音シートには吸音シートと遮音シートの2種類があります。
吸音シートは音を吸収することで、音の反射を減らすことができるシートです。
対して、遮音シートは室外に音が漏れないように、室内に音を反射せる効果があります。
防音効果を高めるためには、吸音と遮音どちらの機能も兼ね備えたシートを探してみましょう。
賃貸住宅のお部屋で使う場合は、貼って剥がせる防音シートをがしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、猫の騒音対策におすすめのマットについて解説してきました。
猫はあまり音を立てない生き物ですが、高いところからの着地音や走り回る音が階下へ響いてしまうことがあります。
防音性の高いラグやマットを敷いて、騒音対策をしておきましょう。
毛足がふさふさしているカットパイルのラグだと、猫の爪が引っ掛かりにくいですよ。
跳んだり走ったりする元気な猫ちゃんには、滑り止め機能があると安心です。
防音以外だけでなく、洗濯OKやはっ水・防ダニ機能などお手入れのしやすさも重視して選んでくださいね。